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12月杉山真伝流勉強会

『杉山真伝流』勉強会 第170回 令和元年1221

              講師 大浦慈観先生

◆◆◆シリーズ:『杉山流三部書』から(29)◆◆◆

今回のテーマ:『撰鍼三要集』(腹の経穴)、『十八術』より(屋漏術)

腹の経穴 お腹の穴のことで、どういう使い道があるか整理していく。

’ぬの穴巨闕が上脘の上1寸半となっている、出典が分かっていない

ので分からない。任脈の穴をどう使っているか代田文誌薯「鍼灸治療学」を調べてみて

資料に書いた。澤田流なので殆が灸対応である。

★曲骨 泌尿器系の病気に使う。病名の中で膀胱麻痺という記述があるが神経のコント

ロールが取れなく膀胱の機能の低下による尿の垂れ流し状態の意味だと思う。尿が出た

いときは前立腺肥大が掲載されているので。

★中極 「重要穴」5ヶ所程病名が書かれているが*膀胱関する疾患、その内膀胱結核

がある代田文誌のころには(昭和初め頃)お灸で治していた。長崎県雲仙愛野町に宇和川

義瑞先生は国内のみならず朝鮮、台湾、上海の各港から愛野町に患者さんが押し寄せ、

結核、カリエス患者さんをお灸で治していた。下腹部の虚寒の状態に使う灸と鍼は補法で。

*また婦人科疾患のすべてに効果ある。*腎臓炎 *座骨神経痛、下肢リュウマチ、頭重、

腹膜炎*小児の夜尿症に灸。

★関元 小腸疾患(小腸の募穴)、頻尿、下腹膨満感、子宮筋腫、月経痛、月経不調、

子宮内膜炎、子宮痙攣腹膜炎、急性関節リュウマチに小腸兪と共に鍼をして効果あると、

多分下肢に出てきているものと思われる。気に留めて試したい病名である。リュウマチの

関節部分は熱があっても、下腹部や大腿部は冷えて滯ってしまっている。

★石門 古来は禁鍼穴とされていた。しかし使います。

★気海 「重要穴」下焦元気の不足に使う。(虚寒)腸疾患,虫垂炎,慢性腹膜炎,腎臓疾患

膀胱疾患、神経衰弱、夢精、陰委、淋疾、夜尿、男女生殖器疾患、不妊症、子宮筋腫、

腰痛、脚部冷感、応用無限。虫垂炎は気海に20壮〜50壮すえると激痛が頓挫し軽傷ならば

治ってしまう。全て臍下の疼痛に効果ある。灸を多壮することにより白血球が増えて治って

しまうと思われる。潰瘍性大腸炎も鍼で邪熱を抜いた後灸をして治す。

★陰交 大体気海と同効。

★神闕 代田文誌は殆用いたことが無いが古来塩灸で激しい腹痛、中風の人事負省、

激しい下痢、赤痢、淋疾、小児消化不良、腹水、脱肛、流産癖などに用いられた。片倉

鶴陵は小児の臍風撮口(細菌感染)に臍帯を切断してその傷口に大灸をすえ死児回生を

せしめた。彼は西洋医学も学んだ人で江戸末期の人。

★水分 利水を主る。胃内停水・胃下垂症・小便不利・腎臓病・下痢・水瀉性下痢・腹膜炎

腹水に必須。遺尿にも。腹水のあまりにもパンパンなものは無理があるが軽いものであれば

使ってみる価値はある。膝関節や顔の浮腫みに水分穴と気海穴とさらに天枢も含めてセット

で使う。水分代謝をよくする穴で少し深めにして小腸の働きを良くし更に灸を使うと浮腫み

は減じ、使い方はたくさんある。

★下脘 下焦の病を主る。臍以下の病、腎臓病・男女生殖器・腸疾患・下肢の病・胃下垂症

腰痛の反応が現れやすく腰痛に使われる。

★建里 下脘と大体同じ。胃潰瘍・胃下垂症。

★中脘 重要穴中焦の病を主る。^瀋法Π焉框察Π瀋掾隋Π澑蝓Π濟晴畭疹鼻Π潺▲肇法

胃下垂症・胃内停水・食欲不振・消化不良・胃疾患を治する。胃癌に効ある但し症状の進ん

だものには対症療法に止まる。膵臓の病の糖尿病には須要穴。糖尿病の初期は上腹部に熱感

がありそんな時期であれば効く∋匍楔絛・子宮左屈などの子宮位置異状の整復に効く。

いわゆる内臓下垂の為に位置異状がおこる、胃腸に活を付けることで内臓が持ち上がり内臓

の位置異状を治し、下焦に力を満たす。悪阻にも効果。多くは左の陽池と中脘でまた巨闕を

併せ用うる要がある。(澤田流派はよくこれを使う)

C脘は中焦を主治すると伴に上焦も下焦も治する一身の枢要点である。胃を中心に中脘は

効きやすいが下にも効き元気になるとガスも消え、横隔膜の緊張も胸の苦しさも楽になる

ご梁 γ税垢覆匹僚疾患に用うる。

★上皖 上焦の病を主る。胃痛・胃痙攣・胃酸過多・胃潰瘍・胃炎・神経性心悸抗進症・

喘息・瞑眩・肋膜炎・肋間神経痛(背中の凝りを鍼をして灸で温めて治した例)。

★巨闕 心臓疾患を主る。心痛・心悸亢進症・心臓弁膜症・狭心症・気管支炎などの呼吸

器病・胃酸過多症(逆流性食道炎)びりびりしたものを感ずるので心下部に鍼後灸をし、

背中の凝りも治するとよい・胃痙攣・食道狭窄・喘息・咳唽頻発は心下部が張ってくる

鳩尾の処でも出てくるが凝りが強く出るので横隔膜の過緊張を緩めることにより呼吸が深

くなり邪を出す力もでてくるので鍼をし、冷えを灸で温め血流を良くし呼吸を楽にする

神経痛・リウマチの上肢挙上不能・手足の引き攣れるもの(運動学的に連動がある?)

腰曲がりで伸びないもの(曲がることで心窩部が詰まっている)。

★鳩尾 一般には禁鍼穴とするが安全であろう。胃酸過多症の診断上役に立つ。

⊃娵亰亰蠅亮膽

★横骨 膀胱炎・尿道炎・淋病・膀胱麻痺など泌尿生殖器疾患に効く。 

★大赫 横膈と同じ。膀胱炎や尿道炎で尿意頻数の時、尿道の方にひびく痛みあり署効を

奏する。男子性器神経症・陰萎症・女子不感症・月経痛・子宮筋腫にも効く。

★気穴 ★四満 ★中注は配布資料参照。

★肓兪 腎臓病関係が記述されているが本当か?大浦先生の例として、足が極端に冷えて

小指のレイノウ病のような人に小指の末端に10壮ほど灸をしたが熱感なく、更に10壮

灸をしたところ刺すような痛みがあり良くなってきたら足底に痛みあり湧泉に灸をしたとき

次に肓兪が痛いと言われたとき腎経ここに上がってくるの?に経験をして鍼をして灸をした

ところ治り腎経の大事な穴に気付き認識した。低血圧症(伊藤瑞鳳先生)

★商曲 主治の記載なしであるが今の経穴本には{参考}商曲と盲兪との間を2寸となって

いるが水分の傍ら5分に経穴の反応があらわれること多く日常大事な穴として使う「経穴

彙解」(原南陽著、1807年刊)に「内経に云く、鳩尾の外を挾む各半寸。臍に至って寸

ごと一と。蓋し古必ず幽門より肓兪に至って七穴あり。甲乙経以来已に之を闕くなり。

云々。古意を生かして水分の左右に1穴加うべきである。この穴しばらく無名穴としておく。

★石門 主治の記載なし。★陰都 ★通谷 胃疾患を主る。

★幽門 嘔吐・咳嗽・肋間神経痛・気管支炎・咽頭炎など鳩尾の両脇を使っている。

0澤亰亰蝓⓸脾経経穴、ッ牲亰亰 資料を参考に経の横並びの穴の内容を参考にして

ください。屋漏術は天人地の三段階ごとに「久捻と荒い抜き刺し」を5,6呼吸の間ずつ

おこなう術

次回は1月18日土曜日です。

市川友理

| 杉山真伝流勉強会 | 18:11 | - | -
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