いやしの道協会ブログ

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10月関西支部研修会
10月13日日曜日、高槻市現代劇場の集会室にて、関西支部研修会が行われました。




◯腹診と背候診の対応



腹診に集中してみれると、細かな部分に気がいきます。同じ寒熱でも、この場合は腹から鍼する方が良いか、背からが良いか、様々比較しました。

◯入門講座 玉水先生



今月からの、新メンバーが増えました!


◯講義・傷寒論真髄 村田先生





318章〜四逆散方、319章〜猪苓湯方、320章〜大承気湯方、323章〜四逆湯方について解説して頂きました。


318章〜四逆酸方。
四逆散を臨床で使わなかった漢方家吉益東洞、上手く使えなかった漢方家有持桂里、使いこなした漢方家和田東郭・尾台榕堂・浅田宗伯、などの解説も。
胸脇苦満が中心まで及び、心下痞塞になるなど、胸に邪毒邪熱が存在している。
胸や腹が結実し流れ悪く邪熱鬱滞していることから、顔や手足まで熱が回らず貧血顔貌や下肢寒冷になる。
とにかく朝夕様子が違ったり、症状の出方も病態は随時変動する。
319章猪苓湯方。
本来陽明病に用いる薬方を少陰病で使う症例。
口渇、発熱あるが、下利や、小便不利或いは淋瀝などあり、津液亡失するが水ん飲みたがらない。腹内虚状と下焦の邪熱の混在。こういう場合、猪苓湯を与え下焦邪熱がとれると腹中の虚が残る。そくをケアするため四逆湯類を与えるとよい。

320章・321章・322章大承気湯方。
急ぎ之を下せシリーズ。
こちらも、少陰病の章で、陽病に用いる薬方を検討。
少陰病の人が、一時的に陽病のような症状になっていると考えると自然か。
記述にあるよう、喉と口の渇きだけで実際に下剤をかけるとは考えにくいが、不大便の状況が今後硬化し毒性増大するか、又はそれを予測できた時には使う、ということ。
このような状態をそのままに、グズグズしていたら体液枯渇し危篤状態になるので、急ぎ大承気湯を与え、後の変化をみるがよい、と。
なかなか鍼灸では見ないレベルの状態です。
323章・324章四逆湯方。
吐きたいけど吐けない、パターン。
手足冷えていても、胸に邪ある場合は実と考え、瓜蒂酸で吐かせるとよい。
しかし、手足冷え胸に毒ある症状は同じでも、寒冷の痰飲(水毒)腹中に陰寒甚だしい故に胸中に及んでいる虚気上逆の場合なので、とにかく急ぎ四逆湯で温めること。











(飲んで、見て、どれが何?じっくり観察させて頂きました。)

◯実技 基本の型




15分間で基本の型をし合います。
時間を測ると、回を重ねる毎に少しづつですが手が速くなります。
まずはスピード感覚を付け、その上で丁寧にできるように練習です。


◯講義・刺絡聞見録 井上先生






皆が古典に馴染めるようにと、今月より、「刺絡聞見録 」を解説して頂きました。
三輪東朔先生の論説・治験を伊藤大助先生が記述された刺絡解説書。(1817年江戸時代)
全ての疾病は血液の瘀濁より生じ、瘀濁の悪血を去れば、全ての病気は治る、湯液より万病に効果ある、と論じている。
血が出ることで患者さんに嫌がられる場合もあるが、そんなことに左右される治療家や、本ばかり見て怖がってる治療家は、本気度が足らず努力が足りない、と。
患者さんが治ったという事実を多く言われているのだから、やってみない手はない。何事も、慣れるか慣れないか、だけであり、恐怖する者は、ただ慣れていないだけである。

とは言え、怖い気持ちがありそれを払拭したいと思っていたとき、刺絡を極めた人に出会った。
湯液では治せないものを、刺絡で治していた三輪東朔先生と出会い、この本を書く事が出来た。
もし刺絡を怖がっている患者さんあれば、これを読んでもらえば良い、と。
とにかくこの本を、世の役に立つよう知らしめたい。

反例(この本の使い方)
・毒は一つであっても、出る症状は様々である。
・世の中には湯液を使う医が多く、医が刺絡を怖がる故、患者はこれを怖がる。全ての医は万病を治すあらゆる方法は知っておく方がよい。
・よくわかっていない人も、この本を見れば分かるよう、何より正しく伝えたい為、中身が煩雑になり細かくなるが、致し方ない。
・大変な病にかかっているとか、患者さんも周囲の人にわかってしまう事で不便もあるかもだが、他の治療と何も変わらず同じである。区別なく、治療するのみ。
・刺法など分かりにくい事あるかもだか、刺す場所など細かな記述をみれば、ある程度わかるはずだろう。
治したい心あれば、学べらるはず。中国の哲学者・菅子も言うように「死ぬ気でやれば、何でもやれるだろう」
・刺法など詳らかにしていないが、ふくべ(吸い玉様)を使う方法や、縛らずやる方法や縛る方法やら記述ある。ものによっての浅深については、先に決めることは出来ないが、経験により分かってくる事もあるだろう。 つづく…




◯講義・入門講座 玉水先生




参加者やる気満々で、玉水先生に、質問の嵐。隣で講義を聞いていても熱気が伝わってきます。


◯丹田呼吸と身体づくり





ただ静寂の中に坐るのもよし、治療の時を思い浮かべて、身体全体に気を満たすように呼吸してみたりするのもよし。各々、自分と統合のひととき。


◯実技・相互治療と課題の発見

ここでは、とにかく治すために何をするか。真剣に自由に治療します。








◯振り返りの会





本日の感想のメインは、広島から乙重先生が参加して下さった事と、新しいメンバーが増えた事でした。
指導者先生が増えると学べることが深く広くなって嬉しい、新メンバー入って下さると新鮮、今日は体調悪かったけど治療で治ったから元気になった、来るまで緊張するけど終わったら毎回来て良かったと思う、などなど、皆一言づつ話しました。

◯指導部 打ち合わせ





より良い関西支部にしていこうと、いくつかの議題が上がりました。忘年会の話題も。一年はあっという間です。

次回は11月10日第二日曜日
場所は同じく高槻現代劇場の集会室です。
奮ってご参加ください!

外に出たらすっかり暗くなっていました。会場隣の神社での秋祭り、舞台と炎が闇に浮かんでいました。






(文責:田原)
| ◇関西支部 | 11:43 | - | -
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