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9月 東洋医学と養生の会

9月22日(日)京都上賀茂、心耳庵にて、『東洋医学と養生の会』が開かれました。

北山は台風の余波で、にわか雨もある曇り空の一日です。

 

経絡流注講義      玉水雲観先生

○手の少陰心経の流注と病症。経脈篇にいたるまでの変遷。

○後世に付け加わった病症(経穴の重視。心脈は単独でなく他の臓器と密接に関連)

生きたツボの鍼の効果。ツボの浅深と鍼の深さ。置鍼の効果と考え方。

○横田観風先生の闘病体験は、変転する病症も、古典に対応していた。

  ・細いスジへの一鍼  ・神門穴の主治症と気の停滞  ・気の停滞を除く

玉水先生の講義は、学生の方へ大事なポイントに絞って、生きたツボや置鍼が人体でどう作用するか、観風先生の闘病体験など、臨床の話に笑いも織りまぜて進んでゆきます。

この本は、その人のその時々の在りようで、響く所も響き方も、また違ってくるように思います。

 

貝原益軒『楽訓』    村田底観先生

今日は上巻の三つの章を読み進めました。

○天地に風雷の変あれども和気を失はず、人に患難ありとも和楽を失ふべからず。

・・・天命を安んじ、心を自ら寛くすべし。・・・・うき世に住めば、心にかなわざる事多し。是世のならひなり。・・・・

益軒先生は実際に多くの苦難に耐えて、道を開き、道を楽しまれた方なので、ことばにも力が籠っていると感じられます。

○もしこの理(ことわり)を知れらば、身の上につきて楽しみ、ほかを願うべからず。・・・・坐(おる)には坐の楽しみあり、立(たつ)には立の楽しみあり、行(ゆく)にも、臥(ふす)にも、飲食(のみくらう)にも、見るにも、きくにも、ものいふにも、楽しみあらずといふ事なし。・・・・理くらければ楽しみを知らず、欲ふかければ楽しみを失う。

『坐る』では、心耳庵に通うAさんがご自分の座禅の話をされ、『立つ』では鍼灸師Bさんが、また『楽しみ』について鍼灸師Cさんが、クライアントの老夫婦の奥さんが入院され、残された85才になる旦那さんが何を見ても何をしても楽しめなくなったという話をされて、皆で話をしました。

こうした話の広がり、違った見かた、それぞれが何を考え感じているのか、シェアーできることはこの講座の眼目でしょう。『楽訓』は喚起力のある書物です

○人もし暇(いとま)あらば、心のどけく閑(しずか)にし、日を永くして、いそがわしかるべからず。

・・・・時節の過(すぐ)ること殊(こと)に早ければ、時刻を惜しみて、一日をもって十日とし、一月をもって一年とし、一年をもって十年(ととせ)として楽しむべし。楽しまずして・・・後(のち)に悔ゆべからず。

原文の言葉には独特のリズムと力があって、声にだして読むと気持ちのいい文章です。現代文に直すとそれが失われます。

 

気功と座禅     玉水先生

丹田での呼吸を意識して、大地へ息を吐き、大地から息を吸って、丹田に収めます。

静かに坐ります。(三十分坐りました。長く感じた人、短く感じた人、辛かった人、楽しめた人)

 

実技(一般参加の方の治療、鍼灸師相互の治療)

三組の治療が並行してすすみます。

それぞれの気配が潮騒のようにきこえます。

治療の中で無音へ入って行きます。

ポツポツ、そして烈しく、雨が降り注ぎます。心の中の景色がうごきだします。

雨がやんで、治療もおわり。身繕いをして後をかたずけます。

会計の集金のあとは、輪になって座り、今日一日を振り返ります。(ありがとうございました)

(文責:小倉)

| 東洋医学と養生の会 | 10:14 | - | -
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