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8月杉山真伝流勉強会

講義日程の変更のお知らせ

9月の講義は第4土曜日9月28日です。

 

『杉山真伝流』勉強会 第166回 令和元年8月17日(土)

           講師 大浦慈観先生

◆◆◆シリーズ:『杉山流三部書』から(25)◆◆◆

今回のテーマ:「撰鍼三要集」(補寫迎髄を論ず)、21術のまとめ

前書き「療治大概書」を編纂後「類経図翼」に強い感銘を受けた杉山和一は自らの序文

と跋文を加えて、「撰鍼三要集」を著した。1682928日、杉山流鍼治学問所が正式

に開校すると、「療治大概書」と「撰鍼三要集」の2冊がテキストとして暗誦された。

私杉山和一は黄帝内経を全体的に考えてみるに、内径の何を引用しているかというと

内径を読んでみるに非常に幽玄微妙で奥深く本当の意味を理解しにくいものである。

先ずは霊枢第一編である。(霊枢九鍼十二原篇の引用文)鍼で虚実に対しての要点は

九鍼の操作が最も妙である。補瀉の時の瀉に於いて鍼を持って切皮をして刺入して何

かをしてパンと放つように鍼を出す。そうすると陽(皮膚の表面)を開いて鍼を抜き

去ると邪気は自然に洩れる。鍼を抜くとき穴をしっかり押さえながら鍼を抜いて、

しかり閉じれば血も出ず気散ずることもなく中に気血も漏れることない。(内温と言

い十八術はここよりきている。・・・鍼をよく捻り気血を集め温め鍼を抜くとき押手で

親指と人差し指を交互に穴にふたをする。)補法である。九鍼十二原の為に内温術は生

まれた。補法は意(こころ )をのったりゆったりする。気血を巡らし軽く押し蚊やあぶ

がそっととまるがように、抜くときは気を漏らさないように弓つるを引くようにぱっと閉

じる。また曰くは霊枢の五乱篇のことでゆっくり入れて、ゆっくり抜く補法をいっている。

世の中に今他の説に補瀉を論じている。鍼を呼の時左回転してひねり、抜く方に鍼を抜い

て閉じないこれを瀉という。呼吸の吸に右に捻り入れる方に力点を入れ、鍼を抜いたあと

鍼穴を閉じるは補法。捻転補寫は明代いろいろの説があった。誠に一里あるが用いても用

いなくても良い。なぜかといえば難経に補寫の法は呼吸に従い鍼を入れる、出すのみに

あらずと言っている。鍼を熟知しているものは左(押し手)を信じて運鍼するが、鍼の

未熟者は右(刺し手)だけに気を取られ刺手だけで操作する。鍼を刺すときにあたり押手

で鍼するところを柔捻し、爪で皮膚を押して切皮痛を和らげ、はじいて気を集め動脈が脈

打つようになる。鍼を経絡の流れに従うように鍼を刺し、鍼を押して中側に入れるこれが

補法。刺入して得気して鍼を動かして気を引っ張るようにするは瀉法という。それでも気

得れられない時男は外、女は内に。(解釈はいくつかあるが、陽は外、陰は内にする。

気を得なければ男性は浅めに、女性は深め

にまた捻りを加えたり。このようにしても得気しないときは死んでしまうよ。

入江豊明先生は左右の補瀉を左半身を瀉そうとするとき親指を内の方に引く方に。右半身

は時計回しに引く捻転の補寫を言っている。お弟子さん(杉山和一のお弟子さん)問う。

難経の本位は補瀉呼吸を用いるべきではないとするのですか。あるいはそうではないので

すか。私、杉山和一がいいました。呼吸を用いないということではない。何故なら素問の

真邪論を案ずるに、吸うとき切皮も鍼刺入もして気を得て(瀉法)、静かに留め邪を散ら

ばらないようにする。息を吸ったとき鍼を転じて(捻って)気の得気がでてきたのをもって

効果が出てきたと判断して、息を呼した時鍼を抜くと、体表面に気がのびていくので鍼を

抜き邪気を漏らす瀉法。これは呼吸の補瀉でしょう。真邪論に言っていますよ。難経では

呼吸出内の鍼のみにあらずと言っているのは、それは必ずしも補瀉を否定しているんじゃ

ないですよ。捻りの補瀉も言っています。(補寫は…鸛淙簽蹇平啄)開闔補寫 

G嬰省簽蹇´じ撞枴簽軼ある。)必ずしも呼吸補寫だけではないと難経ではいっている。

必ずという字が一番大事です。いかんとなれば呼のとき入れ、吸のとき出すは補。吸う時

鍼刺入して、呼の時鍼をだすは瀉となするに 呼吸補瀉のみでない。呼吸補瀉だけを

もって終わりだと言っていないのが内経の真意だ。

かつ楊氏(楊玄操さんで難経註解の著者)虞氏(虞庶さんで難経註の著者)注釈家でそう

いう人が補瀉呼吸法を論じている。難経は呼吸補瀉を否定しているわけではない。

呼吸も考えた方が良いよ。ゆえに経に曰く(九鍼十二原)気の流れに逆らいそれを滞ど

こうる気をうばうならどうして気が虚していかないことがあろうか。実している状態な

らば気の流れに逆らいあまっている気を奪うようにすれば、実している気が少なくなって

いかないことはない。追いかけてこれを救うは実なきを得ん。虚している時は反対に少な

くなっている気を追い求めてあつめてたすけて、どうして気が実してきて戻ってこないと

いうことがあろうか。必ずなりますよ。と言っている。九鍼十二原の補法瀉法の有名な

言葉が書かれている。三陰三陽を論ずるに、手の三陰のごときは臓より手に走り。

手の三陽は手より頭に走り、足の三陰は足より腹に走り、足の三陽は頭より足に走る。

その気に流れに逆らを迎となし之を寫となす。その気を従うっを髄となし補となす。

流注の補寫を言っている。流注に従い補法瀉法をすればよい。

実技は二十一術のおさらいで全ての術を一つ一つ実演した。

大浦先生の打診の槌や鍼を実際に見て手にとらせてもらう。

次回9月28日第四土曜日

(市川友理)

| 杉山真伝流勉強会 | 02:27 | - | -
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