いやしの道協会ブログ

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2月関西支部研修会

2月10日(日)

高槻市現代劇場の和室にて関西支部研修会が行われました。

寒さの中に春の気配が感じられます。

 

自由稽古

学生の方が2名、3回の参加を経て入会されました。

今日の自由稽古は、風邪とノドの痛みの被験者を稽古台に、

ノドや胸などの診かたを学んでいるところです。

学生さん達の真剣な眼差しに、私たちの背筋も伸びます。

     ※   ※   ※

その横の仕切られた空間では、初伝終了実技試験が行われています。

静かな張りつめた緊張感が伝わってきます。

 

腹診

腹診を続けていると、ある時、これはこうかな・・・と感じられる時が訪れます。

それとはまた逆に、できていると思っていたことが、実はできていなかったと気付くこともあります。

心身の雑音が減り、力が抜けるに従って、世界が広がるように感じます。

 

方伎雑誌(10〜18)   井上先生

【10】 東洞先生診腹の法

・病人の診察をうける姿勢

・術者の姿勢

・胸の診かた 何を診るか

  (胸膈の脹満・陥下、虚里の動の亢静、痰の昇降する響き)

・腹の診かた 何を診るか

心下 (気痞、鞭満、痛否、悸動、水飲の滞留等、按じて肩背・腹部への攣及)

季肋、脇下 (鞭軟、凝結、攣痛、水毒の滞留等)

臍上 (腎間の動の静躁) 臍の左右 (微結、凝滞、蓄水、拘攣)

少腹 (血塊、拘急、攣引、水毒による麻痺・膨脹)

【11】 水腫の小便閉

・膀胱の満急する者 (カテイテルを使う) ※満急しない者には使わない。

・満急せざる者 (的(適)症の利尿剤を使う)

・利尿剤にて通ぜぬ者 (腹証を詳らかにして、大黄牡丹皮湯、桃核承気湯、大黄甘遂湯、大承気湯を撰用すべし) 腹証を精診すること、治療の要道なり。

【12】 腹証の診かた

・手指に余り力を入れるべからず。(羸弱人は腹内動揺)

・心を用い、穏やかに伺い取るべし。(肩背・手足・腰股に患があれば、しっかりと診る)

【13】 12か所を診る  病人の診察時の姿勢の大事

・胸膈・心下・大腹・小腹 × 左・右・中 = 12か所

これ簡略のようなれども、診候に熟す時は、疾の所在が明らかに知るるなり。

・必ず病者を平生に仰臥させて診すべし。これ肝要なり。

【14】 名人芸の限界と医術の受け伝え

・「規矩の都」と呼ばれた三稜鍼の名人は、年を取り、自分一人で出来る治療には限りがあると嘆いた。

・私も医術に長く従事し、いささか得たところもあった。弟子たちは修練と造詣を深めて、私の得た物を受け継いで伝えて行って欲しい。

【15】 病に吊り合った薬剤と服数が大事

【16】 「医経」「経方」共に研究・通習すべし

【17】 【18】 古典の話。『井観医言』『橘黄医談』に詳述している

尾台榕堂先生は幕末と明治を生きた方です。

文中の「カテイテル」という言葉に驚きました。西洋医学にも目配りされた方のようです。

いつもは、講義のなかで議論があったり、寄道の話題が出たりして、簡単に進むわけではないのですが、前回は(関西支部的には)不思議なほどスムーズに(議論や寄道もさほどなく)講義が進みすぎたという印象がありました。

今日は、村田先生から問い掛けが多く出され、議論や寄道もあり、いつもにもどって講義は活性化?されました。

立ち止まってみんなで話している中で、文章はくっきり立ち上がって、ことばの向こう側が見えてくるように思えます。患者の受診時の姿勢についての異論、刺絡する部位や「腎間の動」などの議論がありました。

 

いやしの道しるべ   玉水先生

少し離れて、いやしの道の手ほどきの講義が行われています。和やかな雰囲気と笑い声、そして真剣さが伝わってきます。

 

昼食休憩

炊事設備の無い部屋なので、お弁当の方、外へ出る方など、それぞれです。

 

基本の型・チェックシート

基本の型、そして各自のチェックシートの課題に取り組みます。

3組に分かれ、それぞれに指導者の先生が付きます。

 

傷寒論真髄     村田先生

263章、266章、267章

少陽病に入りました。1年で1回りする予定は無理でしたが・・・それでも、それなりに来ました。

今日1日で、少陽病は通過です。

263章

口苦、咽乾、目眩は、軽微であっても、下から波及したもの。太陽病では無くなっている。

胸脇苦満、往来寒熱、舌白苔と言った主症状が出ていないか確かめる。

266章

小柴胡湯証 胸脇苦満は胸肋部に熱感をともなう。症状が重くなるにつれ、下へ範囲が広がる。胸脇背部にも症状が出る。

267章

壊病 16章参照。「その脈証を(心に)観て、いずれの逆を犯せるかを知り、証に随って之を治す」

《観風先生》

『観るとは、こころの鏡にただ無心に写し取ること』

『何らかの東洋的な「行」を修する必要がある』

『頭の中の腹診図に書き込め → この人の体でなにが起こっているかイメージする → 臨床力』

横田先生の言葉にいつも帰ってゆきます。

 

丹田呼吸と身体づくり

鈴(りん)の音が響きます。井上先生の音色は少し控えめですが、過不足なく、澄んだいい音です。

音は空間を浄化し鎮めてゆきます。 静かに坐ります。

 

治療と課題の発見

私自身の課題に集中していて、このコーナーの写真を撮り忘れました。

ほぼ、終わりに近いころの風景です。緊張の中に、笑いが入る関西支部的風景です。

濃密な追究の後に、緊張から解放される一とき。

 

振返りの会

タイトな時間割がダダ押しで、部屋の退出時間が迫り、

振返りの会は各自の心の中で、それぞれ行われることとなりました。 

それぞれの声を聴きたかったのですが、それはまた次回に・・・

濃密な1日の余韻を味わいながら三々五々帰路につきます。

 

次回の関西支部研修会は 3月10日(日) です。

高槻市現代劇場 3階 304号室 お隣の部屋となります。

 

[関西支部研修会]毎月第2日曜日 ※ 8月のみ第3日曜日

4月14日、5月12日、6月9日、7月14日、8月18日、9月8日、10月13日、11月10日、12月8日

 

[東洋医学と養生の会]毎月第4日曜日

会場:心耳庵(京都 上賀茂)または栖賢寺で開催予定です。

2月24日、3月(休み)、4月(休み)、5月26日、6月23日、7月28日、8月25日、9月22日、10月27日、11月24日、12月(休み)

参加希望、問い合わせは玉水先生までメールをして下さい。

 

(文責:小倉)

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