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1月関西支部研修会
2019年1月13日(日)高槻芸術劇場にて、平成最後年の今年初めての関西支部研修会が行われました。

新年おめでとうございます。
本年も、いやしの道・関西支部をどうぞ宜しくお願い申し上げます。


研修会は、いつものように穏やかに始まりました。






○自主稽古




○講義 「経絡流注講義」玉水先生
「病気のメカニズム」に基づく説(117項)〜是動病(118項)所生病(120項)〜陽経と陰経との所生病の相違について(121項)を詳しく解説して頂きました。



第一段階から第三段階の初期までに相当する是動病について、患者さんを例に様々な様子に対して、治療で対応するやり方を教わりました。
患者さんによっては経過説明を詳しくする必要があったり、対応の仕方もそれぞれ。

ここまでの段階では、主には気の変動であり、毒性にはまだほとんど変化が見られない段階という事だか、肩こりやギックリ腰を治療する時でも、どの段階にあるのかを見極めて治療することが大切。
所生病は、第三段階の中期から第四段階に相当する
内攻した邪気が沈静化した毒に到達し、そこに入り込んである期間去らなければ、しだいに毒は質的に変化してくる。 是動病は気なり、とは目に見えないはたらきの異常、所生病は血なり、とは実態の異常を象徴している。

読み進めながらも、実際の患者さんをどう治療するかをイメージしながら、様々な話をしていると頭がこんがらがってくるが、細かな部分に引っかかりながら読む事で、より内容を理解できる気がしてきます。

○稽古「腹診」
型の稽古の腹診部分を、じっくり稽古する時間です。



○講義 「傷寒論真髄」 村田先生
二五二章〜二六三章を解説して頂きました。



大承気湯で、とにかく急いで下すの章。
二五二章
ポイントは、目の症状に注目すること。とは言え、目眩や表症ある少陽病とは違って陽明病である。傷寒六七日、目がぼんやり、はっきり見えない自覚症状ある。目に力と動きがない状態。表症なく奥の方から蒸し出されるような熱ある。腹中に邪があり、急な便秘。繰り返した便秘により腸管内に沈静化した邪毒あり胃実。
とにかく急いで下す。
二五三章
尋常でない汗出ていて寒気のない熱=表証ない。
とにかく急いで下す。
二五四章
発汗させても治りきらない。張った腹痛。腹診すると邪が暴れている。
とにかく急いで下す。
二五五章
腹満あり大承気湯で下すも、マシになるがまだ腹満、という場合は冷えているので温めるが良い。
腹満で、抑えて痛くないのが虚で、痛がるのが実という見方もある。
二五六章
陽明と少陽の合病。陽明の症状が強いなら大承気湯を、少陽の症状がつよければ、大柴胡湯を使う。

二六〇章〜二六三章

黄疸の章で、胸や腹の熱をさばいて、小便を出させて、奥の湿熱による皮膚症状を改善する。
金匱要略には黄疸だけの章もあるそうで、黄疸にも色々レベルがあり、使う薬方も様々。
新生児黄疸の場合は、「マクリ」によって胎毒を下したり、昔は「梔子」(クチナシ)で染めた産着を着せて予防したりしていたそうです。



○講義「いやしの道しるべ」玉水先生

初伝入門講座が、講義の時間に机を離して行われています。
この寒い時期ですから、体調不良でお休みの方もありました。マンツーマン講義の熱い質疑応答の様子が離れていても伝わってきます。




○稽古「基本の型・チェックシート」
基本の型が身についているか??チェック!






○丹田呼吸と身体づくり
座るときの形、意識、心持ちなど、村田先生の具体的な説明を受け始まります。すぐに良い気が一面に充満してきます。

○講義「方伎雑誌」井上先生



本日より「方伎雑誌」が始まりました。江戸時代に活躍された偉大なる漢方家である尾台榕堂先生が私的に書き溜めておかれたものを、お弟子さん方からの要望で、尾台榕堂先生が亡くなるのと同じ年、明治三年に本にされたもの、という事になっている。全三巻。
巻一(一〜九)
尾台先生は五十年来、傷寒論を主軸とし参考にして治療をしてきた。
張仲景先生以後、他にも数々漢方を解き始めているが、いくら才気あり博識ある医者とはいえ、あれこれ用いて何を選べば良いのか分からなくなってしまい、方則もたたぬのは、それらを濫用するからである。
薬能を知りたいという者は、尾台榕堂先生の師匠の師匠である、吉益東洞先生が書かれた、「薬徴」「類聚方」「方極」「類聚方講義」を読むべし。
これが良いという事は、自信を持って言える、と。
傷寒論の薬方は多くて七〜八、主従がシンプルである。故に薬方と症状が合えば、効能も分かりやすい。それに比較し「備急千金要方」「外台秘要」は多味なので、何が効いたのだか分かりにくい為、活用し難い。
病の診断が出来たとしても、それに合う薬方が分からなければ、病という敵の首は取れない。

薬方も鍼も同じで、あれこれ継ぎ接ぎの知識を持つよりも、一つを学び深めて臨床を重ねることが、よい治療家になる近道のようです。


○稽古「治療と課題の発見」
実践の治療形式での稽古です。




○振り返りの会
年末年始の慌ただしさや、新年を迎えて心構えなど、皆それぞれの想いと今日一日を振り返りました。
京都八坂神社の御神饌を皆で頂き、縁起良く関西支部研修会の一年が始まりました。


来月は2月10日(日)10:00〜18:00
高槻市現代劇場3階303室にて行われます。
どうぞ奮ってご参加ください。
お待ちしております。
(文責:田原)
| ◇関西支部 | 14:17 | - | -
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