いやしの道協会ブログ

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11月湘南研修会

小春日和の11月8日、平塚市民センターにて

湘南研修会が行われました。

1・基本動作

 

・調和息

曲げる、伸ばす、落とす、これを繰り返します。

続いて腹式呼吸、逆腹式呼吸。次は手を合わせ、気の操作。

さらに、鍼を持って練習です。

 

2・総稽古

ー臍覆郎孤┐猟砲漾(内側)

筆者がモデルです。

今年の7月から左膝の内側の痛みがあり、

緩解と増悪を繰り返してきました。

整形外科的には問題がなく、加齢によるものとの回答。

歳のせいと言われるものです。

治療院にもこのような症状の方は来られると思いますが

それではどの様に治療するのが良いのでしょうか?

経過を聞きながら、現在の膝の状態を把握します。

膝のどこが痛むのか、どのような動きで痛みが出るのか、

半月板、側副靱帯などの損傷はないかを調べ、

どこに問題があるのかを細かく探していきます。

仰臥位で膝を曲げて一鍼、うつ伏せで一鍼、

最後は円皮鍼を一つ貼って終了です。

そうすると痛みがとれ膝の屈曲も楽です。すごい!

 

⊆臍覆蓮途中覚醒と腰痛です。

風邪気味とのことで、葛根湯を内服されて来たそうです。

脈診:浮、細、右関緊

腹:暖かい、下腹部力ない、首から胸にかけて熱、両胸脇部やや膨満。

胸の熱の原因は?

ここで痰症と肝症の違いを説明していただきました。

(冷えと熱の違いがあること、鍼の仕方にも違いがあります。復習が大切です。)

治療は、先表後裏。

熱のある後頭部の散鍼、背中も散鍼

(*肝症の治療は、肩背を多く刺す)肩甲間部の圧痛点に鍼。

腰は、痛みのある所が腸骨稜であったため、

うつ伏せではなくお祈りの姿勢で鍼をします。

     ↓

足に引き鍼、しかし脈は整わずさらに手に引き鍼。

 

指導の先生方も、相互治療です。

 

*お待ちかね、おやつタイム。

今日のおやつは和です。もうひと頑張りしましょう。

 

3・講義「切脈一葦」 木村先生

P454.5行目から

本文:傷寒の毒、少陽に轉じ、陽明に轉じ、或は停食気滞。・・・・

意訳:傷寒の毒が少陽に転じ、陽明に転じ、或は停食気滞。

或は痰飲撰疝積。或は瘀血蚘蟲等の諸々の病毒が、

心腹に結聚する者を病毒という。

此の病毒が脈道を塞ぐ時は実證であっても、虚脈を見わす。

或は結促代、及び七死の脈を見わす事もある。これを仮虚の脈という。

此の病毒が陽気を閉じ込めて、表に達する事ができない時は、

実脈であっても、手足が厥冷し、或は風を悪み、寒を怯れる等の

證を見わす事がある。これを仮虚の證という。

此の病毒が陽気を閉じ込めて、脈道を塞ぐ時は、

脈と證が倶に、虚脈證を見わす事がある。これを仮虚の證という。

此の三脈證は、内に必ず苦満・拘孿・実満・急痛等の実證がある。

これを真実仮虚という。

これは切脈と寫形を以て決断する所である。

治療法は當に陽病のそれに従う。

寫形とは・・・

 

4・傷寒論真髄 海野先生

393章 大病差後、労復者、枳実梔子湯主之。

梔子豉湯証にして胸満する者を治す。

大病をした後回復したが、疲労などでまた病気になった。

これはベースに虚があり、身体が治っていなかったことから

邪に入られ自分の弱い所に邪が入った。

 

〇胸満:胸満には数種類あり(凸凹円)、

腹診すると実していて、胸中に毒があり、満している。(長沙腹診考)

胸満には、枳実、呉茱萸、厚朴の胸満がある。

・呉茱萸の胸満

呉茱萸湯の胸満ー腹中に強い虚寒があり、胃内停水もある。

下焦の虚より上衝が起こり、それが胸を衝いて胸満が、

消化器に影響し嘔が、頭を衝いて頭痛が起こる。

ポイントは冷え、死にそうなほどの頭痛、嘔吐。

下焦が虚して、お腹が冷えて、水毒がたまって、心下が引きつっている。

◎鍼灸治療におけるポイントと鍼道発秘 大寒、霍乱の手法。

陰病の頭痛と陽病の頭痛の治療法の違いは→

陽病:両の手に引く、百会、刺絡

陰病:首の横(三焦携帯)響くところ、首の横、背の七、九、深くめぐらす。

吐かせた方がいいのか?吐き気を止めた方がいいのか?→

毒を出すための嘔吐ではない。冷えていて消化機能が落ち、

上逆することで吐き気がある。この時は止める。

・枳実の胸満  

枳実梔子湯:普段から胸中に気の結ぼれがある。

(梔子豉湯証よりも強い気の結ぼれ)が虚気上衝により胸を突き

激しい心中懊悩と胸満が現れる。

下焦に虚、胸中に熱(心中懊悩、胸満)。

鍼灸治療におけるポイントと鍼道発秘 放心

虚:(気海を久しく留め、陰陵泉に引く)

胸中の邪熱:痞根(側臥位)、章門の辺を深く刺して(瀉法で熱を引く)

手足に引く(実熱を引く) 

肩、背中、項を軽く刺す。(浅く、多く熱を取る。)   

・厚朴の胸満

半夏厚朴湯:胸部から心下にかけて結滞した水毒がガスを発生し、

胸満や咽中炙臠、胸中痺(塞がり、痛み)、

肩甲間部のこりや痛みがある。

鍼灸治療におけるポイントと鍼道発秘 痰症

胸部から心下の水毒・ガスに対して寒の治療

肩、背をゆるめ、七、九、十一を深く刺して気を巡らし手足に強く引く

横腹を深く刺して留める。ー水毒体質で痰症の場合の治療法(寒の手法)。

*痰動じた物に対する刺法は?痰+邪 毒性化が増大したものはどうするのか?

→まず、痰症が原因とわかるか?

過去の症状、体質から毒が飛んで出ている症状なのか見極めることが大切。

熱、冷え、邪がどうなっているのか、傷寒論から考えていく。 

☆次回は、12月13日(木曜日)13時30分より平塚市民センターにて

今年最後の湘南研修会となります。どうぞ皆様ご参加くださいませ。

 

文責:牛尾

| ◇湘南研修会 | 09:54 | - | -
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