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10月杉山真伝流勉強会

『杉山真伝流』勉強会 第156回 平成301020

              講師 大浦慈観先生

◆◆◆シリーズ:『杉山流三部書』から(15)◆◆◆

今回のテーマ:『療治大概書』(諸虫門・口中門)

『二十一手術』より(筋血術・勇鍼術)

現在学んでいる「療治大概書」は杉山和一検校が京都在住の折「砭寿軒」よりこの書を

譲られ江戸に戻り鍼灸教育の塾を開くにあたりテキストとするため病名や穴名を漢字に

変えて編纂し直したものです。31期も引き続き「療治大概書」を学びます。

本日のテーマは虫の話と口の中の病です。

諸虫は胃や腸の湿熱に生ずる。「外台秘要方」には(唐代中期)虫に九色(九種類)

あり人の臓腑を食うとある。今の人は全く見たことも聞いたこともない虫の世界ですが、

大浦先生は横田観風先生の助手当時、患者さんのお腹の塊を治療された横田先生に翌日

たくさんの回虫が下ったと患者さんから報告があったとのこと。

”虫(王様のよう)だけでどんな虫かわかりません。長さ四寸 「諸病源候論」では

四分 どの本をもとにして訳しているか?蚘虫(かいちゅう)長さ一尺程。(?)

長虫ともいう。蚘虫(かいちゅう)が人体に寄生して発症する。別に心中病とか蛟蛕

(こうかい)ともいう。生冷甘肥あぶら、不潔な野菜や果物を雑食しておきる。回虫が

十二指腸から胆管に入ると胆道蛔虫症と言って黄疸を起こす。「外台」には蚘虫が心を

貫けば人を殺すとある。大浦先生が中国に行っていたときは病院内でこの病の会話が

されていたとのことと教科書にも掲載されていたとか。蛔虫が癪となって動いて腹痛が

起きる。G鮹(寸白ともいう)(サナダ虫のこと)長さ四五尺(原文は長さ1寸に

して色白く、形小偏。人の精気を損し、腰脚疼へなへなとなる。この虫が生長なるとき人

を死なせる。多くは感染した牛肉や豚肉を生で食し感染する。症状は腹痛・復脹・泄瀉・

白色節片を瀉出する。) 東京医科歯科大学名誉教授の藤田紘一郎先生は過去サナダ虫を

お腹に飼っていたとかおっしゃっていたことを思い出しました。て虫ただれた杏の様

デ拊蚕のようΠ瀉、蛙のようЪ綯遏うりざねのよう、別にはウリのへたとか中子

ともある。人を多睡(眠らせる)させる╂崔生肉のよう。腸鳴る蟯虫これは腎虫病

ともいう。小児に多く夜間肛門が痒く睡眠に影響する。心にまで行ってしまう虫もいる。

糸のような虫と言うが時には人を死なせることもある。

具体的に虫をどう下したらよいか穴が書いてありますがすべてお腹の穴を言っている。

(章門、不溶、中脘、天突胸につかえている時下ろす、巨闕心窩部の使えに神闕に灸、

大横大腸狙い、大赫キン腫れるによい上行結腸、横行結腸、下降結腸に心窩部の詰まりに。

江戸時代の鍼灸重宝記をみると虫は下におろすべきだという考えに足の穴が書かれている。

口中門 脾胃の司るところ唇も同じ。々≡には天突、委中、合谷、少商8血取る)

風邪が勝時は唇が神経に侵されてように震え動く。冷えが勝るときは唇がめくれる。

熱があるとき唇は裂けてしまう。気鬱するときの鬱はうつ病の鬱ではないが脾の方に邪熱

と気が治りきらず瘡が(できもの)生ずる。邪熱だけでなく水毒、瘀血も関連して腫れて

ただれてくる。それでは、舌は心の司るところなり。(心の萎えと言われる)何故心と

関係するか。舌は毛細血管が豊富で血流導体とすぐに現れるところで胸に熱気が籠り内熱

があると場合には「いちご舌」のように舌の乳頭が赤くなる。

心臓病を患っている人は循環が悪くなりうっ血して舌の色が青紫色になる。

これが風寒に中るときは言語不利になる。重舌(小舌)心脾に湿熱があり風邪に感染して

邪気が経に沿って上昇して、舌に結し舌下の血脈が腫れあがり小さい舌の様になり紅や紫色

になり蓮花のようになる。症状は潮熱(夕方熱が出る)頭痛項強し嚥下困難、言語の不明

よだれを流す。長引くと潰瘍がつぶれて腐乱する。中国では三稜鍼で金津・玉液の2穴

出血させて治している。日本では江戸時代咽の治療に長い三陵鍼で喉をつく治療があった。

(扁桃腺の腫れ)の治療江戸時代の尾台榕堂さんは得意としていた。

歯は骨の余り腎の司るところ也。精気が強いときは健固。衰えると歯は虫歯になったり

抜けたり折れたりして透く。昔子沢山のお母さんの歯がボロボロだった。

腎が骨と関係あるとは?経験的に東洋医学では腎は骨を司るというが、

骨ってなぜで硬くなる?]大浦先生が読まれて本からなるほどと思うところを説明を

してくれた。骨のところのコラーゲン繊維の中にカルシウムとリンを過度に飽和状態に

させることで結晶を生じる。これらの結晶が骨にその硬さと非圧縮性をあたえることで

骨として沈着してくる。この結晶はビタミンD、カルシウム、リン、腎臓からでる

コルチゾールの濃度により、溶液から骨が結晶化したり骨が溶解したりする。カルシウム

やリンの濃度をコントロールしているのが腎臓である。腎臓から出てくるホルモンなどを

コントロールしている。骨と腎は同じエネルギーを共有している]といことがはっきり

認識できましたね。

歯痛は(歯茎の痛み)胃の腑が盛んな時。虫食い痛むときは大腸胃腑の中に湿熱がある

とき。昔は歯磨きがなかったので口の中の病は多かった。

咽が腫れて痛むときは瘡を生じ咽がはれて喋れないときは熱痰火なり虫食い痛むときは

大腸胃腑の中に湿熱があるとき。喉がふさがり(細菌やウイルス感染で)話しにくい

ときは風熱痰火也。治せないと死すとあるが、食べられなくなると漢方薬も飲めず死ぬ

ことになるので。

治療穴 

痺には天突、委中、合谷、少商 喉痛 天突、耳門、8熱 頬車そ点紂‥畦

セ、両頬痛 人中、合谷上の歯痛 頬車、合谷、大迎Р爾了痛  頬車、陽谿

虫食い歯  頬車、列缺、犢鼻、耳の根(翳風)

今日の真伝流の手技は『二十一手術』より(筋血術・勇鍼術)

筋血術 抜鍼後鍼痕をたたいて邪を抜いて楽にする。

雲井術 鍼先を5から9ミリ円に回しながら刺入中間層は直に刺入目的部位近くまで鍼尖

を進め残り5ミリは0,5ミリほど進めたら2本の管先で叩く。筋の麻痺や攣れに。

次回は11月17日

 (市川友理)

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