いやしの道協会ブログ

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関西支部研修会
10月14日日曜日
高槻 市の生涯学習センターにて、関西支部研修会が行われました。
この数日急に寒さが増しました。写真を撮り忘れて残念ですが、今日はとても気持ち良い秋晴れです。

○自由稽古

それぞれが今の課題に向き合って、お互いに治療しあったり、指導者の先生に教えて頂いたり、ここから研修の一日が始まります。






○腹診・背候診

今日は、まず背中を良く観察して探り、図にして→お腹の状態を想像して図にしてみました。想像するのは、思った以上に難しく、いくつか当たり、ほとんどハズレ、でした。
当てものゲームではありませんが、逆から考えることで、普段はお腹を見て背中を見て、それで精一杯ですが、腹診と背部の様子は同時に想像することが必要なのだ、と改めて思いました。




○講義
傷寒論真髄 村田先生


237章 抵當証、238章239章 大承気湯を解説して頂きました。


237章 抵當証
しばしば忘れっぽい陽明症の人は、必ず元々腹部に瘀血がある、と。
そのココロは、沈静化していれば静かにしている瘀血に邪が入り、暴れて頭に突き上がり、忘れっぽいのである。
大便硬いが出るのに苦労はない。そして、色は必ず黒い場合はコレにて下すべし。
〈瘀血の鑑別〉
邪が入る前の瘀血は下腹硬く冷たい。
邪が入り暴れると熱を帯びる。
陽明症の場合、象徴的に胃家実を含む為、瘀血の有無を大便の通りやすさと色の黒さよりみる。
また、太陽症の場合は小便自利なら瘀血、不利なら水毒と考える。

238章 大承気湯
心中懊憹、虚実の鑑別。
腹中に燥屎あって邪を発し、腹堅満あったり脈も実の場合、大承気湯。
この場合は、攻めて下せば胸もスッキリする。
心中懊憹といえば梔子し湯だか、こちらは腹も脈も虚の、虚煩の場合。
もし、更に冷えも虚も強ければ、人参湯や四逆湯を用いる。

239章 大承気湯
臍周りが痛く、一定の時間置いて煩燥発作ある場合。その他、日哺潮熱、黄苔、手足がしっとり濡れてくる等の場合も実証で、大承気湯を用いる。



○初伝入門講座
「東洋医学と養生の会」に参加されている学生さんがご入会されました。
一対一でのレクチャーは、時々楽しい笑い声も起こりながら…教わる方も教える先生も真剣です。


○基本の型


型通り、基本に忠実に稽古する時間です。



○T先生がお手製甘酒を朝から仕込んで持って来てくださいました。
身体と心にあったかくて優しい甘味が沁みました。



○講義
鍼道発秘講義 井上先生
380頁 四章 諸考察、を解説して頂きました。

「なぜ、鍼灸の分野においては、今まで瞑眩が問題にされなかったか」
瞑眩を普段からどのように気をつけているかや、経験談など話しあった。
「瞑眩と誤治」
汗吐下和した後に、病状が明らかに回復しているか否か。
気も毒も移動するものであり、陰陽変転するもの。よく傷寒論など湯液に関する文献を学ぶこと。
「西洋医学への一つの示唆」
水毒は寒であり、体の邪熱を追って水毒が熱を冷やしに集まるが、水毒他、瘀血や気の異常も西洋医学の検査では発見できない。
「瞑眩を起こす様に治療すぶきなのか」
わざわざ起こす必要はない。
大切なのは、治療の後、患者の状態がどの様に変化するかを、徹底して観察することである。
瞑眩が起こるのを目指すのではなく、毒が排出されるよう治療する。
「鍼薬一如」
瞑眩は湯液や鍼灸のみに起こるのではない。温泉、断食、食養、整体、その他多くの手段によっても起こる。
病気を治すのは命そのものであり、あらゆる手段は、その手伝いをしているだけ。故に、手段や道具を使いこなせる事が重要である。
「瞑眩の本体」
毒を排出されれば、同じ症状は起こらない。毒が動けば気が動く。
「心身一如」
単に肉体的苦痛を取り除くだけでなく、患者との対話を深め、同時に何らかの精神的導きにより、こころの平安を取り戻せる方法を工夫すべき…
これが本当に難しい。いかに受け入れる態勢を作るか、患者様の心が安らぐため、各々の治療家の個性に合わせて工夫が必要。
「安心感」
汗吐下和の一時の苦しみあれど、命にとっと悪いものを体外に出す、有り難い働きであり、体自身が治すために起きることに無駄な事は無い。



○引き続き、この時間も隣卓では、入門講座が行われました。




○丹田呼吸と身体づくり

いろいろな想いは浮かびますが、出来るだけ頭の中を空にして座ります。座り方はそれぞれです。






○治療の課題の発見
基本の型が音楽の基礎だとしたら、ここではジャズのようにと。
肩の力を抜いて、自由な気持ちで目の前のカラダに向き合います。







振り返りの会

今日一日を振り返って一言。
一人でも学ばなければいけないのだけれど…一人では難しく、やはり此処に来ないと、と言うようなコメントが、口々から出ました。
鍼灸師としては皆個人での活動になりますが、経験したこと、悩んだこと、それらを正直に言葉に出せること、先輩先生方に素直に尋ねられること、などなど、かけがえの無い場所があることの幸せを、改めて心同じくした一日でした。


○来月11月は日程が変更になります。お間違えないようご注意くださいませ。

日時→11月25日第4日曜、10:00〜18:00
場所→京都市南青少年活動センター

http://www.f-machi.jp/searches/detail/656
(文責: 田原 )
| ◇関西支部 | 13:34 | - | -
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