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10月湘南研修会

10月12日(木)

曇り空のですが、平塚は少し晴れ間もみえ穏やかです。

平塚市民会館にて湘南研修会が開かれました。

今日は、講義からはじまりました。

1・切脈一葦 木村先生

P452 6行目より

脈證と合せず、或いは證と證と合わせざる者は、其真なる者を主とし、其假なる者を客とすべし。・・・

意訳:脈と證とが合わず、或は證と證とが合わない者は、その真なる者を主として、その仮の者を客とする。

證を主として、脈を客をする時は、證を取って、脈を捨てる。

脈を主として、證を客とする時は、脈を取って、證を捨てる。又

證と證の合わない者は、主證を取って、客證を捨てる。

病毒がある者には、仮虚あり。病毒がない者には、仮実がある。これ脈と證とが合わない者を診察する時の例である。

病毒がある者で、実證にして、虚脈を見わす時は、仮虚の證である。

病毒がある者で、虚脈を見わし、虚證を見わしているけれども、形気が勃勃として、実病の情がある者は、仮虚の脈證である。

病毒がない者で、虚證にして実脈を見わす時は、仮実の脈である。

病毒がない者で、虚脈にして実證を見わす時は、仮実の證である。

病毒がない者で、実脈を見わし、実證を見わすと雖も、形気沈沈として例えば煩熱して、脈が微弱であるように、

実證に虚脈を見わす者は、病毒に痞塞されている時は、證を取って脈を捨てる。

精気が虚脱している時は、脈を取って證を捨てる。

下痢をして脈が洪滑のような場合は、虚證であるのに、実脈を見わしている者である。

病毒に痞塞されている時は、脈を取って證を捨てる。精気が虚脱している時は、證を取って脈を捨てる。

これが脈證取捨の法則である。蓋し病毒の有無は瀉形を以て(全体的に)診察すべし。

質:仮というのはとりあえず実ですよ、虚ですよという事で良いのか?

答:病毒があって本当は実を現すのにそれが毒で塞がれて出てこないがために虚脈を出している場合には、脈が仮ですということ。

降圧剤、アレルギーの薬など内服している時は、薬で抑え込まれて表面に出てこないことが多いので、このように診ていかないといけない。

西洋薬の内服やその他で脈と証があわないことが臨床では多いのですが、この時代にもがんなどで塞がれて

実ではあるがそれがでてこないなどというようなことがあったのでしょう。

2・傷寒論真髄 海野先生

前回の続きより 388章四逆湯、389章通脈四逆湯、390章通脈四逆加猪胆汁湯

応用『漢方古方要方解説』『類聚方広義』から各湯液の解説

四逆湯(漢方古方要方解説)

・発汗して後、自汗出て、虚熱あり、腹筋孿急するも之を按ずるに軟弱、その脈虚なる証。

・手足厥冷し、自汗出て、胸内苦悶あり、或は痛み、或いは乾嘔し、其の脈細なる証。

・慢性胃腸カタル等にして、久しきを経るも治せず、脈弱にして四肢厥冷を発する証。

四逆湯(類聚方広義)

四逆湯は、厥を救うの主方也。然れども傷寒熱結の裏に在る者、中風卒倒し、痰延沸湧する者、霍乱未だ吐下せずして、

内に猶毒在る者、老人の食鬱(鬱症の一種、気機不利により食滞して消化しないためにおこる)、及び諸々の卒病、閉塞して

開かざる者の如きは、たとえ全身厥冷し、冷汗、脈微なるも能くその症を審らかにし、白虎、瀉心、承気、紫円、備急、走馬の

類を以って、その結を解し、その閉を通じる時は、則厥冷治せずして自ずから復さん。若し誤り認めて脱症と為し、にわかに

四逆、真武を用いるは、猶経を救わんとして足を引くが如し。〜

鍼道発秘

痢病、泄瀉「是は天枢、気海、中脘を刺すべし、重くして渋るものは、痞根、陰陵泉をとる。」

霍乱   「はやく吐きはやく下るを佳とす。痞根、章門、足に引くべし。・・・」

このふたつの違いはなんであるのか?あえてふたつに分けてるのはどうしてなのか?

痢病、泄瀉の方は、下痢がとまらないものを止めるように治療をするが、

霍乱の方は出す、吐かせる治療をする。下痢を促進して出させる。

初期の場合の霍乱は、毒がまだ出きってないからそれを上からも下からも出させるように治療する。

痢病、泄瀉は、下痢が止まらなくてお腹が痛み、弱っていく。重くして渋る急はく様の疼痛、もう出るものがないのに

腸が出そうとしているひっ迫した状態、それを止めるのが痺根(もしかしたらうつぶせの深鍼)、陰陵泉。

霍乱の場合は、同じく痞根を使うがこの場合は、横向き又はあおむけのお腹の深ばりではないか、そして章門、

足に引く(手足の引きばり)と鍼の仕方の違いを説明していただきました。

3・実技 

主訴:後頚部に何の前触れもなく発汗する.

脈:右>左

  右:寸関浮  左:尺が弱い

腹:胸に熱、下腹部に冷え、両鼠径部附近の圧痛、右胸脇少し張りあり

背:胸骨4から7まで圧痛あり、胸骨3番辺りに冷え、胸骨12番の辺りにもピンポイントで冷えがある

さて、どの様に治療するのが良いでしょうか?

主訴をふまえ、邪毒はどこにあるのか?治療のポイントはどこなのか考えます。

横で先生方が治療されていました。

☆湘南研修会は、傷寒論の勉強はもとより、治療の勉強が細かくできます。

日頃疑問に思っている事、治療のあれこれなど質問でき、丁寧にご指導いただけるとても有り難い研修会です。

しかしながら、平塚市民会館で行えるのはあと2回となっておりますので

皆さま奮ってご参加くださいませ。

次回は、11月8日(木)13時30分からです。

文責:牛尾

| ◇湘南研修会 | 15:42 | - | -
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