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9月杉山真伝流勉強会

『杉山真伝流』勉強会 第155回 平成30年9月22

              講師 大浦慈観先生

◆◆◆シリーズ:『杉山流三部書』から(14)◆◆◆

今回のテーマ:『療治大概書』(喘急・翻胃)

『二十一手術』より(塊催術・勇鍼術)

現在学んでいる「療治大概書」は杉山和一検校が京都在住の折

「砭寿軒」よりこの書を譲られ江戸に戻り鍼灸教育の塾を開くに

あたりテキストとするため病名や穴名を漢字に変えて編纂し直し

たものです。31期も引き続き「療治大概書」を学びます。

お知らせ 1010日NHKBSプレミアム水曜日夜8時の

「偉人たちの健康診断」という番組に五代将軍綱吉の健康に治療

をした杉山和一の鍼をする手と道具だけですが大浦慈観先生が撮影

に収録されましたご覧ください。杉山和一をテレビで取り上げて

くださり喜んでいます。綱吉に関しては、生類憐みの令の犬公方と

かお犬さまといわれそこばかり印象に残っていますが、江戸前期

は関ケ原の影響が残り辻斬りがあり喧嘩が多く乱れていましたが、

文化政策も取り入れ人道主義的な立場でいろいろな政策があり世の

中の乱暴さもなくなり文化発展が大きく広がり栄えて行きました。

喘急

大浦先生の患者さんの例があった。元来喘息もちの患者さん尿量少

なく、夏でも汗をかきにくい、エアコンを嫌い掛けずに熱中症に

なった。体内に水分がたまってしまう。発作が起きやすくなる。

汗を掛けるように肩甲幹部に散鍼をして汗を出す。お腹には胃内

停水があり水毒が上って行って痰になり、発作の前兆である。

心窩部や季肋部が硬くなるので和らげお灸をして、胃や臍回りを

温め水毒をさばけるようにする。気管の炎症部位は胸部の散鍼、

天突から邪を抜き取り背部から胸中の邪熱を抜く。喘息になる時は、

季節の変わり目や冷え・精神的ストレス・気圧の変化などで発症

する。会場に喘息の方がいました。今年は気温が高く急に9月は冷え

て台風も多く身体で気象状況を周りに知らせるほど。また別の人は

柴朴湯で治した。 風邪は葛根湯で治すが、それが治しきれず長引

いて中に熱がこもった時、小柴胡湯で胸中の熱を取る。精神科の

先生も柴胡朴湯を使う。精神疾患の患者さんで表面はひんやりして

いても胸に熱がこもっている場合があり、柴胡系で胸中を楽に

させている朴は詰まりを取る。梅核気に使う。天突、合谷、

(喉の気を引く)三里(消化系を元気にまた上逆を引き下ろす)

章門(お腹に向けて消化系統を助けている)巨闕(心窩部・季肋部

方さを緩めている)上脘、中脘は単純に刺すのでなく刺鍼転向を

しながらお腹の広い範囲を緩める。養生的に三里や腹部のお灸も

したい。

杉山真伝流の中之巻第三(治験例4、喘急)長期にあちこちの医者

の治療を受けたが治らず呼吸の急迫がひどく一旦は断ったが、本人

の強い希望の為治療を引き受けた40代の患者さんの例である。

”池・風府より肩、背糠鍼を(急迫がとまる)手の十指間に

久捻(気に巡り良く)足の十指間にも久捻(血の巡りよく)五指の

井穴から血を取る。足も同じ。⇒眛浮腫平常喘急癒え上気せず。

その日は百会から少し血を取る。陽経の三里に大熱の補陰経の

復溜に小熱の補と交信に海火の補。L斉行き診ると上逆益々癒え、

食事益々よく、気分は平生。ぃ検9日後四華穴14壮、肺兪、い譆

魄戸も同じ養生に左記穴に7日間お灸し大いに効果あり。

“作が起きている時◆〕遒礎紊い浸M楡犬了の灸の方法と

段階の治療が解る。そのほか真伝流臨床指南の(治験例7小児喘息

参照してください。命門に7壮7日間と臍中に7壮7日間のお灸で

治療して治している例です。翻胃(膈の事)消化不良で吐く病

吞酸 すっぱい水が胃から喉元まで上がり再び下がる。ストレスで

胃を犯す。膈噎 呑みこむ時咽がふさがる感じ。胃癌、食道癌、

食道狭窄、食道痙攣治療は^瀋欧瞭きをよくする。詰まりをとる。

中脘から邪熱をとる。三里は気を下げる食べた物を下げる。それで

だめなら天突を使う。端座流では天突から長鍼をしていた。今のよう

に薬や捕食できない昔は食べられないことは死であるとだったので

何とか食べられるように考えられた。太白、肺兪の穴をつかっている。

「二十一術」より

塊催術(3)硬結を催くことを目的とした術である。

勇鍼術(4)浅い部位から深い部位まで幅広い層にわたって

邪熱、瘀血、水毒とともに気の結ぼれがあった場合に浅層、

中間層、深層へと刺鍼転向し大きめな雀啄を施す術。

次回は10月20日です。

(市川友理)

| 杉山真伝流勉強会 | 20:39 | - | -
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