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8月湘南研修会

少し慣れてきたものの・・今年は暑さの夏休みはないのかしら?と
思うほど酷暑が続いています。
台風一過後のカンカン照りの本日、平塚にて湘南研修会が開催されました。


調和息から気を練ってエアー鍼へ〜湘南研のいつものルーティーン。
今日は学校が夏休みということでFさんが遊びに来てくれました。


今日の実技のモデルはFさん、首肩の凝りが主訴。
治療者はMさんです。
写真をご覧ください。あちこちから、いろいろ注意されています。
総稽古のようですね。





治療すべきポイントは?核心は海野先生と、石井先生は一致。
触診や刺鍼のテクニックや経験からくる素早い判断は流石としか
言いようがないです。
こういう場面を間近でたくさん見られる事が、各々の臨床力を高めます。
湘南研は少人数で実技時間も多いので、思いっきり実技、稽古したい
方に向いています。

あとは組になって稽古。


木村珠雄先生による「切脈一葦」の解説。

 

意訳
陽病で脈が大、浮、数、滑で、病が未だに癒える兆候なくして
沈、しょく、弱、遅、微と為る者は、精気が脱するの候である。
陽病で脈が大、数、動、滑で、病が将に癒えようとしていて、
沈、しょく、弱、微と為る者は、邪気が除かれるの候である。
陰病で脈が沈、しょく、弱、遅、微で、病が未だに癒えようとする
兆候なくして、大、浮、数、動、滑と為る者は、邪気が進む兆候である。
陰病で脈が沈、しょく、弱、遅、微で、病が将に癒えようとしていて、
大、浮、数、動、滑と為る者は、精気が回復する兆候である。
これまた陰病に陽脈をあらわし陽病に陰脈をあらわす者の例を以て
論ずるべからず。これらは皆な脈証の時を以て論ずる者である。
是れを活眼を開いて文字を活用して読むという。若し徒りに文字を
守って、位と變と時との差別のある事を知らない時は、必ず掌を返す
が如きの誤りあり。読者は深く心を用いるべし。

陽病時の陰脈、陰病時の陽脈の時は上記のような傾向になるという。
めずらしく分かりやすい内容でした。

 

 

 

海野流観先生による「傷寒論真髄」の講義。



387章「吐利止、而身痛不休者、当消息和解其外、宜桂枝湯小和之。」
吐利止みて、身痛休まざる者は、まさに消息してその外を和解すべし。
宜しく桂枝湯にて小しく之を和すべし。
※消息とは、「事情をくみ取る」という意味とのこと。

桂枝湯の正証は
「太陽病、頭痛、発熱、汗出、悪風者、桂枝湯主之。」
下腹部に力なく腹直筋拘攣、頭頂部・肩背部に熱感、
皮膚はうっすらと湿り気のある諸症状に処方。

前回、五苓散と理中丸の講義だったがそれと合わせて読む。
まず、霍乱に対して五苓散(表位に熱、腹に水毒、口渇、
小便不利)を飲ませたら、吐利は止んだが身痛が残った。

簡単そうで、細かくみると疑問点が出てくるそうで。
「而身痛不休者」とあるが、どこに痛みがでるのか?
桂枝湯の薬味をみると、桂枝、芍薬、生姜、甘草、大棗。
このうち生姜を除く四つが痛みを主治する
もともとの体質、沈静化した水毒からの痛みなのか?
桂枝の皮膚表面の痛みなのか?

この他にも水毒に関わる様々な話(朮が効く日本人の体質、痰飲、
細胞への水分の取り込みに関与するアクアポリンなど)で理解を深めました。

次回は388章へ進みます。

 

毎月第二木曜、13時30分より平塚市民会館・和室にて

開催しております。詳しくは海野先生まで!

 

(文責・伊藤)
 

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