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6月 東洋医学と養生の会

6月24日(日)上賀茂、村田邸にて、6月の東洋医学と養生の会が開かれました。

 

傷寒論の素読     小倉

あらたに参加された鍼灸師の方に、鍼灸師が傷寒論を学ぶことの意味について、

玉水先生の話を交えながら、素読と書写をおこないました。

傷寒論が各自の中を通過する一助になればと思います。

 

貝原益軒「養生訓」     村田先生

梅雨晴れの日差しの下、夏の養生の項から。

【夏の養生】

夏は肌膚大いに開き、外邪入りやすし。涼風に久しくあたるべからず。

また夏は伏陰とて、飲食の消化する事おそし。多く飲食すべからず。

温なる物を食ひて、脾胃をあたたむべし。

冷水を飲むべからず。すべての生冷の物をいむ。


 

 

養生は心が基となります。

【心の養生】

1)養生の術はまず心気を養ふべし。心を和にし、気を平らかにし、

いかりと慾とをおさへ、うれひ思ひをすくなくし、心をくるしめず、

気をそこなわず、ただ心気を養う要道なり。

 

2)人ただ心の内の楽を求めて、飲食などの外の養をかろくすべし。
 

3)心は身の主なり。しづかにして安からしむべし。

身は心のやつこなり。うごかして労せしむべし。

 

4)飲食の欲、好色の欲、睡臥の欲、あるいは怒、悲、憂をもって身をせむ。

これらは皆我身の内よりおこりて、身をせむる欲なれば、内敵なり。

 

5)内敵に勝つには、心つよくして、忍の字を用ゆべし。忍はこらゆるなり。

心つよくこらえて、ほしいままにすべからず。

 

6)外敵に勝つには、畏の字を用て早くふせぐべし。風寒、もっとも恐るべし。

 

9)気は一身体の内にあまねく行わたるべし。胸の中一所にあつむべからず。

いかり、かなしみ、うれひ、思ひあれば、胸中一所に気とどこほりてあつまる。

七情の過ぎて滞るは病の生ずる基なり。

 

10)心は楽しむべし、苦しむべからず。身は労すべし、やすめ過ごすべからず。

およそ、わが身を愛し過ごすべからず。

美味をくい過ごし、芳醞を飲み過ごし、色をこのみ、

身を安逸にして、おこたり臥す事を好む。

皆これわが身を愛し過ごすゆえに、かへつてわが身の害となる。

 

11)12)〈中国の隠棲の読書人たちのような、清貧高雅の生活のすすめ〉

 

13)心をしづかにしてさはがしくせず、ゆるやかにしてせまらず、

気を和にしてあらくせず、言をすくなくして声を高くせず、高くわらはず、

つねに心をよろこばしめて、みだりにいからず、悲をすくなくし、

かへらざる事をくやまず、過ちあらば、ひとたびはわが身をせめて二度悔いず、

ただ天命をやすんじてうれへず、これ心気をやしなふ道なり。

 

14)万(よろず)の事、皆わがちからをはかるべし。

ちからの及ばざるを、しゐて、其のわざをなせば、気へりて病を生ず。

分外をつとむべからず。〈自分のちからを知る〉

 

16)およその事、十分よからんことを求むれば、わが心のわずらひとなりて楽なし。

禍(わざわい)もこれよりおこる。

又、人の我に十分よからん事を求めて、人のたらざるをいかりとがむれば、

心のわずらひとなる。〈100パーセントを求めない〉

 

一般参加の、子育てや家事、仕事と、忙しく毎日を送っている方たちの、

生活者の実感と説得力ある養生訓への感想を、聞くことができました。

 

  


参加者の子供たちを引受けていただいている

村田伸子さん、いつもありがとうございます。

今日の子たちは4人、プラス村田家2人。

お母さんと一緒だった赤ちゃん1人でした

 

気功と座禅     玉水先生

身体とこころをゆるめて、気のとおりを良くし、丹田に気をおさめて、

静かに深く息をしてゆきます。

 

おとなたちの世界のそばに、こどもたちの世界がひろがっています。

ふだんお母さんにいわれつづけているのでしょうか、お母さんそっくりの口まねで、

じぶんよりも小さいこどもをさとす声がきこえてきたりします。

二つの世界はつながって、往き来します。

 

 

実技 (一般参加者の治療)

 

一般参加の方が増えてきました。そして鍼灸師もまた増えました。

指導者がそばにいて、初学者のいやしの道の治療がすすめられます。

目の付け所、治療のポイント、姿勢、ことばかけ、など、

そうした時間が初学者のなかに沁みてゆきます。

幽かだった感覚は、ある時はっきりしたものとなり、

少しずつ自信や世界が広がって行きます。

そこでは、うまく行かなかったこともまた糧となります。

 

一般参加者の信頼によって、鍼灸師が育てられています。ありがとうございます。

 

反省会

 

それぞれの治療風景をそばで感じ合っているなかで、

それぞれが何を感じ考えたのか、言葉の中にたがいに感じるものがあります。

 

次回 東洋医学と養生の会は

7月22日(第4日曜日) 栖賢寺でおこないます。

午前中開始、作務もあります。観音堂での座禅はまた格別です。

どうぞ、ふるってご参加ください。

 

(文責:小倉)

 

| 東洋医学と養生の会 | 12:22 | - | -
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