いやしの道協会ブログ

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6月 東京接心会

6月23日、梅雨空の中、勝林寺さんにて東京接心会が行われました。

 

◯実技17:30〜

朽名先生、山野先生、伊藤先生に指導して頂き、稽古です。

一般の方にも治療しています。

 

◯講義19:20〜

朽名先生による喘息の治療の講義です。

横田観風先生の「古方漢方を学ぶ会・講義録」『いやしの道機関誌 第5号』を解説して頂きます。

子どもの喘息が終わって、今回は気管支喘息。

 

「一般的には発作の時がきまっていて、夜半から明け方にかけておきやすく、精神状態が緊張しているときにはおきないもの。

発作をおこす原因は様々あり、ひどい心配事や、肉体的疲労、気圧、光、熱、寒冷などの物理的変化、煙、何かのにおい、花粉、潮風に吹かれたり、ある場所にいくと反射的に必ず発作がおきるというもの、かぜをひくと発作をおこすもの、妊娠、出産、メンスの時におきる内分泌型、また消化不良や食べ過ぎが原因でおきるものもあります。・・」(『漢方養生談』より抜粋)

喘息の毒は、典型が鍼道発秘でいう痰症にあたる。

風邪などを引いたときにすぐに治らずに表位の邪が内攻して胸の中に入り、お腹に冷え、水毒がある人は、胸の中の邪熱を冷やそうと水毒が胸の中に入り、邪熱と結びついて痰という毒に変化する。そういったことを繰り返すうちに痰という毒を常に持った体質となる。痰症の人に何かの気の変動がおこった時に鎮静化している毒がゆさぶられて発作をおこす。

治療としては二種類あって、一つは状態を鎮めるということ。もう一つはからだの中の毒を出すということ。

観風先生によると、普通は基本的に状態を収める治療をしているが、瞑眩現象として毒が出ていくことがある。その治療によって、熱が出たとか、よく小便が出たとか、ある場合やなくて収まる場合もあり、激しい症状は出ないのが普通だが、一回目で瞑眩が起きる人もいれば、二か月・三か月と治療をしていてある日突然瞑眩が起こるということもある。身体の方がだんだん活性化されて、毒を出そうとする力が出てくるからだと思うと言われています。

『漢方養生談』によると、喘息という病気は、1)ある特定のものに過敏症である。2)多分に神経的のものである。3)気管以外の全身症状、たとえば鼻とか婦人科疾患とか体の他の所に表れている症状に目を向けてそれを治さなくてはいけない。4)食生活を改めなくてはならない。

喘息をおこす人に使う漢方として、小建中湯が出てきます。

小建中湯は、『漢方常用処方解説』には、「桂枝加芍薬等に膠飴を加えた薬方でさらに虚証向き。病位は太陰病で、脾虚あるいは気血不足するものの腹痛(虚労・裏急)に用いる。あるいは胃腸の弱い虚弱児の体質改善など特に小児には応用範囲が広い。脈は浮濇、あるいは沈でやや弦。舌は淡白色、薄或は無苔のことが多い。」とあります。

観風先生の解説には、胸腺リンパ体質といって小さい頃からよくカゼをひいたり病気になるタイプの太れないで顔が青白い人の体質改善によく使っている。腹直筋が攣急している人が多く、心下のスジバリに伴って、腹直筋が棒のようになっている。スジバリはお腹でしか確かめられないが、肋骨の中を通って胸の中に行っているはずで、気管や肺、肝臓に影響を及ぼしている。傷寒論によると心下の痞は下焦の虚による。鍼する時は心下にいきなり刺さないで下焦に一・二本しっかり打つとそれだけで半分緩むとあります。

その他、喘息に使うものとして、大柴胡湯、大承気湯、葛根湯、甘草乾姜湯、半夏厚朴湯、麻杏甘石湯の特徴などを学びました。

喘息の講義はまた次回に続きます。

 

たs

 

 

◯坐禅20:50〜

本堂に移動して坐ります。

最後に、白隠禅師坐禅和讃を唱和しました。

帰りには、雨が上がってきれいな月が出ていました。

 

次回は、7月28日土曜日17:30〜です。

どうぞご参加ください。

 

(文責:坂井)

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