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5月杉山真伝流勉強会

『杉山真伝流』勉強会 第151回 平成30519

              講師 大浦慈観先生

◆◆◆シリーズ:『杉山流三部書』から(10)◆◆◆

今回のテーマ:『療治大概書』(水腫・脹満・積聚)

『十四管術』より(内調管・遠覚管)

現在学んでいる「療治大概書」は杉山和一検校が京都在住の折「砭寿軒」よりこの書を

譲られ江戸に戻り鍼灸教育の塾を開くにあたりテキストとするため病名や穴名を漢字に

変えて編纂し直したものです。31期も引き続き「療治大概書」を学びます。

30616日より第31期開講 指導:大浦慈観先生

◆日時:毎月第3土曜日。PM5:00800

◆場所:(上野)七倉会館2階 (台東区池之端2547 七倉神社境内)

    地下鉄千代田線・根津駅南口下車、徒歩2分。

    JR上野駅・公園口下車、徒歩15分。

◆会費:3000円(但し、5回前納の場合は10000円)

◆主催:日本古医道研究所/主催:いやしの道協会

水腫 総身腫れての書き出しは全身に及んでいる水腫をいっているので時として重篤な

内臓からきている浮腫もあり、心性、腎性、肝性水腫(肝硬変がひどくなると)や栄養

不良の水腫などの疾患を含んでいる。実証の多くは外邪の侵入により肺が不調で汗を

かいて水分を巡らせられず、三焦の決続力がなくなり膀胱の気化が失調しておこる。

従って停滞している水を通利させ、入り込んだ風邪をどこかに散らせてしまう。肺の機能

を元気付ける。虚証は脾腎の陽虚(冷えてしまっている)により水湿を運化出来なくなって

いる腎を温め、脾を健やかに陽気を巡らす。ここでは慢性的な虚証の、脾腎の虚を考えた

方が良い。重篤な患者さんは治療院にはあまり来ませんが、このような患者さんは来ます。

心性浮腫の人です。心臓の機能が低下しているので左の肩甲骨周辺は異様に張っているので

緩め、基本的には心の働きを助けるため季肋部も緩めたり、手足の浮腫も出てくると多くは

膝の屈伸が出来なくなったりするので日常生活がしやすいようにしてやる。但し気を付ける

ことは、急に浮腫みを体幹部に押しあげない。心臓に負荷がかかり危険なこともあるので

注意が必要。肝硬変で昔は水を抜いたが極端に弱る。お腹がパンパンに張り邪熱に苦しんで

いるので、横隔膜や頸肩など接触鍼で楽にしてやるか、糸状灸をしても良い。また以上の

ようなことでなく、もっと体調不良からの脾腎の虚と言っても良いが水腫が出てきている

ことを考えると療治大概書では脾虚と書いている。脾が虚し水を運ぶことが出来なく、

皮膚の方に溢れてきて洩れて腫れる。中心的には脾と尿で出す腎の二つを助けると良く

なる。冬冷えると浮腫みが気になる。温める工夫をして解消する。大事なことは腎とか腰

ばかり考えないでお腹中の治療である。腸で水分を吸収始めると急に巡りだす。水分穴・

気海を使うと良い。本では水分・気海・百会・上脘・三陰交・足三里

穴の使い方で百会の使い方にどんな作用があるか、どんなタイミングで使うか、会場からは

知熱灸をよく使う。水の動きの失敗が無いように足の方からスタートさせ水分穴へそれから

腰を使う。またリンパの腫れや帝王切開の人への治療の仕方の質問があった。

脹満基本的にはガスのことを言っている。実満とは食べた物や便や瘀血など中身が物とし

いっぱい詰まっている状態をいう。虚満は押すと力なくぼよぼよしてガスが張っているよう

な状態なので腹脹と同じである。腹脹とか腹満蠕動運動が弱りあちこちでガスが張っている。

気海、足三里、三陰交、上脘、中脘 ガスが張っている状態で穴を使う。

ガスは「げっぷ」で出すか、「おなら」で出すかであるが浅めにやればよい。腸管内に

たまっているようなのは消化管の筋緊張があるので腹直筋ならそのガスの張っている

ところに突っ張りがでるので鍼をしてお灸をする。 

消化管の外にガスがある人もいる。消化管が弱ると張ったままで「げっぷ」や「おなら」

で出せずそのまま残ると体液に溶け込み、消化管の外側に行き腹腔内に風船のように張り

横隔膜を突き上げるように膨らむガスは動きだすと良い。お腹の張っている人は脊柱

起立筋も張っているので膈兪、肝兪あたりを緩めると噴門部も緩みガスが動く。逆流性

食道炎の人も大体胃下垂で噴門部の締まりがなくじりじりとしていてガスが張る人が

いる心窩部の邪熱を抜き少し深めに鍼をして膈兪肝兪も緩める。会場より2000年

腹腔内遊離ガス「気腹症」として消化管外にあるガスのことが証明されている。

積聚 五積定まるところあり(塊がある)六聚は定まるところも形もない(ガス)

陰は物 陽は発散して散らばるもの(陽の男はふわふわしていてよい?男性は浮気して

ふわふわしていくもの)会場の女性から一声にブーイング。(大笑い)撤回します。

でまた大笑。難経56難は臍を中心にして書かれている。

脾気の積は胃を中心に考えている。心積の伏梁は臍の上の横隔膜下が詰まっている。

肝臓の悪い人は右横隔膜下に積が硬くなり出たり少し調子が良いとま引っ込んだりする。

下降結腸からS状結腸に(鼠径部)瘀血の塊 これが足の内転筋の方まで攣り痛ませて

股関節痛まで起こしている。更年期以降起きてくることが多いので肝という見方もある。

脾の積は胃痙攣をおこすと塊が出来て苦しい。また臍回りのが硬くなる人、

水毒や瘀血が絡んでいる。冷たい塊になっている。この塊は消えにくい。くよくよ思う

性格的なこともありむずかしい。鍼と灸が良い。右お腹の積で右顔面麻痺の例 を聞く。

鍼道発秘講義書かれているが、いきなり積を刺すことは良くない。腹痛になり失敗する

ことあり。胃であれば先に三里を緩めるか背中を緩めたら積を刺す。足が冷えて

下腹部が攣って絞るように痛くなるのを奔豚という。暖めることが一番である。

江戸時代にはよく聞いた病。今は暖房があるのであまり聞かない。

端座流  喉の渇きの針(糖尿病) 小児のよつはりの針(夜尿症) とぎゃくをとむる針

次回は6月16日  (市川友理)

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