いやしの道協会ブログ

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5月 東京月例会

新緑がまぶしく 鳥たちのさえずりやこどもたちの賑やかな声がきこえるなか 東京月例会が 5月20日(日)根津 七倉会館に於いて おこなわれました。

 

1.静坐
身・息・心の調和のため 20分ほど 静かにすわりました。

 

2.講話
堀雅観先生「境涯といやし 秘教から学んだいやしの本質」

秘教について本格的にお話をされるのは初めてということで 堀せんせい御自身 新しい試みにわくわくドキドキ の心境のなか お話しいただきました。

3月月例会講話・・・関西の村田せんせいの「禅」のお話
4月月例会講話・・・朽名せんせいの「境涯や人間性」に深く関わるお話

「今月の私の話しもそういうテーマで、学術道でいったら道に関する講話が3ヶ月連続に。意図せずしてこういう巡り合わせになりましたが、どの道から行っても、同じところにたどり着くものだと思っています。禅を通じてそこに行く方もいらっしゃるでしょうし、それとは違った道で同じところに行く方も。そこは正解がないものかなと思っています。私なりの探求の仕方です。」

・鍼道発秘余論
鍼道発秘の最後に書かれている、葦原検校の鍼をする上での心持ちに関する奥義といっても過言ではない、3つの和歌をご紹介いただきました。

 仏にも 神にも人は成るものを など徒に持つ 心なるらむ

 迷いにし 心一つの開くれば 知恵も情も 有明けの月

 為せば成る 為さねば成らず 成る物を 成らぬは己が 為さぬなりけり

観風せんせいの解説のなかでは、この和歌のこころは道を歩んで行くなかで我々ひとりひとりが見つけ出すもの、として宿題となっているということです。
堀せんせいが秘教について実体験を伴った学びをすすめて行くと、葦原検校が言っていた様なこのうたの意味するところと一致してくるような気がし、御自身なりの答えということで、そこをまとめて、ダイジェストでお伝えくださいました。

堀せんせいが秘教を学ぶことになった経緯

堀せんせいが鍼灸師になられた初期は、西洋医学的な勉強一辺倒をされていたそうです。

2000年 鍼灸師になる
2009年 『バイブレーショナル・メディスン』に出会う
2010年 いやしの道入門、秘教について学び始める

『バイブレーショナル・メディスン』・・・目に見えるもの以外に、目を向ける大きなきっかけとなった本
リチャード・ガーバーというアメリカ人のドクターが書いた本で、解剖学的からだとエネルギーとしてのからだが重なって人間は存在しているというお話を、この本で初めて知ることとなったそうです。
東洋医学で言っていることは全部本当なんだ、と この本を読んで納得することができ、それから東洋医学を勉強しようと、いやしの道に入られたそうです。
いやしの道の勉強と平行して、『バイブレーショナル・メディスン』の中にあった「秘教」というワード、(この本の元になったのが『秘教』という本)これを読み解いていくと鍵があるのでは、と 秘教について学びはじめ、学びを深めるなかで、秘教の実践的な体現者であるサイ・マーという方(女性のインドの聖人、サイ・ババの弟子)との出会いがあり、秘教というものを実体験を持って学ぶことができたということです。

そして、秘教の教えについてのお話に入っていきます。

・全てはエネルギー
この宇宙に存在する、全ての物質・全ての現象はエネルギーである、ということを解説していただきました。

大きく分けて二つのエネルギー、波動の高いエネルギー(愛と愛から派生したもの)と、波動の低いエネルギー(恐れと恐れから派生したもの)があり、全ての物質はエネルギーが凝縮してあるものであり、起こっている全ての現象はエネルギーの交流の結果であるということです。

・人間は多次元的存在
人間とはどういう存在か ということを解説していただきました。

この宇宙に存在する全てはエネルギーであり、神であり、愛であり、すべて一体であるので、それ以外のものがなく、必然的に人間というのも本質的には神であり、神という一体の大きな存在があるとして、そのひとかけら、ぽんと外れた小さな塊が「魂」、そしてその魂が人格とからだを備えて地球に降り立った存在であるということです。

複数のエネルギーのからだが重なって人間というものが存在しており、肉体の周りには、内側から順に、エーテル体、感情体、メンタル体、コーザル体、スピリチュアル体、という様に、気のエネルギーのからだが存在するそうです。
*それぞれのもつ機能
肉体:我々が通常知っている解剖学的なからだ。
エーテル体:肉体の鋳型。中に肉体の設計図の様なものが全部含まれていて、エーテル体がきちんと機能すれば肉体がきちんと維持される。
感情体:感情が貯蔵されている。
メンタル体:思い浮かべたことや考えたことがある。
コーザル体:カルマを貯蔵している。(カルマ:前生や今生で自分が行ったこと)
スピリチュアル体:生まれる前の魂の状態のときに、こんど地球に生まれたらやろうと決めている契約を貯蔵している。

・法則と規定
宇宙の法則と地球のルールについて 解説していただきました。
1)引き寄せの法則(宇宙全体の法則)、2)カルマの法則(宇宙全体の法則)、3)自由意思(地球限定の規定)

宇宙の法則には、引き寄せの法則(共鳴する波動のエネルギーを引き寄せる法則)と、カルマの法則(ある行動を取ったら同じ行動が自分に戻ってくるという法則)があるそうです。
自分が覚えていないカルマは沢山あり、地球で取った行動に対するカルマは、地球にいる間にしか解消できないというルールがあるため、人間は何回も地球に転生してきているといわれているそうです。
我々は普段、自由意思にもとづいて行動しており、これは人間に与えられた特権で、どんな聖人や神様であってもひとりひとりの人間の自由意思というのを侵害することは絶対にやらないということになっているそうです。

・人間の営み
こういった法則に基づいた地球での人間の生活というのはどういうものなのか ということを解説していただきました。
1)誰もが創造主(引き寄せの法則により、本人の意識が現実を創造している)、2)認識できずに創造してしまう人生(自分で認識している顕在意識と、意識全体の9割ほどを占めている自分が認識していない潜在意識)、3)病気の原因(波動の低い思考と感情(内因)・物質的要因(外因・不内外因)・カルマ・魂の課題)

望む人生を創造するには、潜在意識にどのようなエネルギーがあるのかを認識していくことが重要で、瞑想や座禅など、行を積んでいくと、そういう潜在意識がみえてくるのではないか、ということです。
そして、病気はどういう風に起こるのか。
一番大きな要因が、波動の低い思考と感情であり、現代人の病気の原因の大部分が感情体に起因すると秘教のなかでは言われてるそうです。
潜在意識に怒りや不安など、波動の低いエネルギーがあり、それに基づくエネルギーが引き寄せられ、更にそういった感情が度々増大、すると、感情体やメンタル体がひび割れたり欠損ができ、外側のエネルギー体から内側の方にエネルギーが順番に下りてきて、最終的にエーテル体や肉体の方にもだんだん障害が出始めてくる、というメカニズムになっているということです。
傷寒論的に考えると、エネルギー的なからだに滞りが生じ、気が滞ったところに邪や毒が生じる。見えないからだから、見えるからだに、病気がだんだん具現化していく、そういう構造があるのではないか、と仰っていました。
物質的要因は、一般的な病気の原因、けがやオーバーユース、生活の中の疲労によるもの、化学物質や放射能の影響、食品添加物や農薬を摂取することによるもの、食べ過ぎ、睡眠不足、房事過多、天候の影響など、いろいろ。ただ、これらも、自分が引き寄せない限りは影響を受けないというのが、法則の側の立場での考え方ということです。

・多次元的ないやし
これまで話した人間観に基づいていくと、「いやし」というものがどういう形になっていくのか、ということを解説していただきました。
からだの状態を見極め、問題が大きい要素にそれぞれに合ったアプローチしていくことが大事ではないか、と仰っていました。
*アプローチの主な仕方
肉体:西洋医学
エーテル体:万病一風的治療(疾医の鍼)。寒熱虚実、邪毒に対してそれを目標に鍼をやっていく。
感情体:感情との関わり方の提案(見えざる一鍼)
メンタル体:考え方の提案(見えざる一鍼)

*会場から*
・秘教では、輪廻転生が大前提としてあるが、他の宗教では転生しないという考え方もある。
ターミナルケア等に関わっていくときに出てくる問題なので、自分がどう思うのか、各自それぞれ考えることが大事。
・病気や怪我で、肉体だけに問題がある場合はあるか?
→あまりないと思うが、ごくわずかな割合で肉体が原因の病気等がある、というのが秘境の中ではある。
ただ、引き寄せの法則を前提にすると、自動車の追突事故でうしろからぶつけられた場合でも、純粋な被害者ということが無くなる。自分で転ぶにしても、なにかそうなるエネルギー的な下地があってそういう現象が起こるのではないか。
・いまのはなしを受けて、本人は全く悪いと思っていないが追突事故をされた患者の方、被害者意識が強く、その後の人生も全てあそこを起点に始まった、と、そこから屈折していってしまうということがあったときに、その本人に自分が引き寄せたいうことを納得してもらうのはなかなか難しい作業だと思うが、その辺りはどう考えているか?
→本当に難しいと思う。人に言われて納得できるようなことでもない気がする。だから、今この人に言っても到底受け入れられないだろうという人には言わない。鍼禅あれこれの中で、「啐啄同時(そったくどうじ)」、という言葉があったが、たまごがあって内側からこんこんと破るのと、親鳥がこんこんというのが同時でないと、そこは難しいと思う。
・昔きいた話しだが、歩いていたら、ゴルフボールか何かが飛んできて頭にぶつかった。いてっ、といった時に、どう判断するか。そのときに、この野郎、といって怒るのか、これは相殺だったのかな、と考えるのか。他にも、エレベータに乗ろうとしたら向こうからぶつかってきた。このやろう、といって怒り言葉で発し殴るのか、そのときにどうするのかが一番大事だということ。
その本では、ぶつかった時に、いてっあたりだ、と、そのときに笑って、消えたと。現象が起きたときに、ちきしょうって、なるか、その人がどう受け止めていくのかが大事だ。

話は尽きず、資料の解説は途中となりましたが、

引き寄せの法則という、意識が現象をつくっていく法則の中で、鍼を持って施術をする、癒やしをする、肉体の修繕だけではない、いやしの道が目指しているいやしということをやろうとしたときに、その鍼というものはどういうものなのかを考えること。
治療者がどのような意識で治療の場にいるか、患者さんと共にあるかということが、そこから先に起こっていくことに、大きな影響を及ぼすことになること。
良い現実を創造していくためには、本日お話しした要素が大事なのではないか、と、秘境文献に基づいてはいるが自分自身が実感していることだ、と結ばれました。

再び、鍼道発秘余論、
ここの観風せんせいの解説が、全てを物語っていると思うと、最後にお話くださいました。

「この図(鍼道発秘余論に掲載されている図)の大いなるもののところは、秘境の中では神となっていますが、仏であったり、アッラーと言ってもいいし、何が入ってもいい。
自分の、医者の波動というのが、一旦高い波動のところまで高まるとその高い波動の世界では、もう、我も神も仏もみっつ差別無し、というのが最初の詩のなかの解説にありましたけれど、そういうところに行くと思うんですね。そうすると患者さんの人間性の根っこの部分というのが共鳴されるので、そこら辺が朽名せんせいの仰る、からだがあってお腹同士のつながりのような、そういったところとも通じるのではないかなと私は受け止めている。そんなところが、現時点で私が考えて居るいやしの本質についてのお話です。
また機会があればこのお話をするかもしれないし、引き続き勉強したいと思っています。」

 

3.臨床検討会
福嶋青観先生「ドクターショッピングする保護者の説得」

母親のこどもへのケアが良い方向に作用していない可能性がある 小児のアトピーの症例を 発表していただきました。
保護者への見えざる一鍼について 検討をおこないました。

【はじめに】早く治してあげたい親心なのだろうが、時として周りを振り回すばかりで、必ずしも患児の為になっていないのではないかと危惧される保護者が、アトピーの患児の保護者に多い。現在進行形の症例を元に、保護者への見えざる一鍼を検討したい。
【患者概要】一才四ヶ月、男児。普通分娩。体つき・体重:やや小さめ。(抱っこひもで来院。背骨の形状がまだC型。八ヶ月くらいに見える。)。栄養:人工乳及び離乳食三回。母:花粉症。父:アレルギー無し。母育児休暇中。四月から保育園(我が子に目が行き届かないのが不安な為、我が子への対応希望書を提出し、2時間かけて園長と担任に説明した。)
【主訴】アトピー性皮膚炎。痒がって寝れない。
【現病歴】生後六ヶ月、離乳食を始めた位から、症状が出始めた。ステロイドを塗ったらすぐ綺麗になったが、薬が怖いので止めたら症状がひどくなり、別なドクターへ。そこでもステロイドを出された為、食事療法へ(静岡県のドクター)。人工乳は一切やめて「味噌」を中心とした和食。しかし、改善しないので、別な医師のアレルギーテストを受けたら、味噌が遅延アレルギーと出る。新たな食事療法(長野県のドクター)へ。離乳食をやめ、人工乳を主食とする。現在も人工乳が主食で、離乳食は、肉を中心としてたんぱく質を多く取る。症状は小康状態で、一才過ぎて、再び、別なドクターに行くと、さほど症状はひどくないからと「様子を見ましょう。」と言われるだけで、何も薬が出なかった。一番症状がひどい時(九か月味噌療法の頃)は、頬・首・肘・手首にかさぶたと口の周りのただれ。ネットで京都の鍼灸師が我が子に毎日小児はりをしたら良くなった記事を見つけ、連絡を取り、その鍼灸院から当院に紹介された。薬・保湿剤等一切使用していない。夜中痒がって二、三度起きる。その際、布団をはいでいるので、布団をかけなおしている。中々寝付けず、両親とも寝不足が続いている。
【他に気になる症状】ウンチが出ていると肌は綺麗になるが、二、三日出ないと、悪化。硬水を飲ませるとうんちが出やすい(というより下痢っぽい))
【初診所見】長いメールが三通。京都の鍼灸師さんの賛美・予防接種に関する質問・当院の場所予約時間など。患児は玄関先から怖がって泣いているが、声に力が無い。症状は拍子抜けするくらい軽い。右手首のしわに赤味、左前腕陽経に輪染みのような円形のかさぶた。口の周りの赤味。目の下にクマ。ヨダレが出るからと数分ごとにウエットティッシュで口を拭う。通常、子どもは大人より服一枚少ないのが一般的だが、異常に着ぶくれている。
腹診:腹部全体的に力が無く、手がずぶっと入る感じ。左鼠経部は硬い。皮膚は、新生児のごとく、薄くて柔らかい。ほぼ全身の皮膚が弛緩して、下の筋肉層と遊離し、タルタルな状態。耳周りにスジ張り数本。
【診断】(最初の診断)虚弱な素因に、日常の刺激の多さ、睡眠不足で、患児はかなり疲労状態にあり、受け入れられる刺激量はわずか。アトピーに関しては、最初からミルクで初乳を飲ませていないことから、胎毒の排出がされておらず、かつ、離乳食の進行状況が患児にとってタイミングが早すぎた、又、便がうまく輩出できず、便毒が創成されたと思われる。
【治療方針】上に上っている邪気を瀉し、気を巡らせてお腹の力をあげる。
【治療及び経過】
・第1診(平成30年3月5日)
母と二人で来院。「こんなに泣いていやがるんじゃ余りに可哀そうなので、通うの止めた方が良いですよね?」「小さな子どもは泣くことで意思表示しています。又、泣くと腹筋が鍛えられ、肺活量も増えます。それに何回か来れば、慣れます。」大師流小児はりにて、側頭部、特に耳周りのスジ張りを切るようにさする。頭部の施術時は泣き声が止む。他は、指頭で触れるとのけぞって嫌がる。「腹部の力無く皮膚は超過敏状態で、今日はこれ以上、身体が刺激を受け止められませんので終了します。」と説明。当面、週三回通ってもらうこととする。空振りも入れつつ、施術時間三分位。施術後、体温が上がった為か、首を掻こうとするが、その度、母が子どもの手を勢いよく振り払う。水を飲ませると落ち着いて掻かなくなる。

・第2診(3月7日)
前回施術後、ウンチがたっぷり出て、良く寝て、翌日は肌の調子が良かったが、今朝はまだ、ウンチが出て無い。施術部位は頭部のみ。見た目の症状は変わらない。玄関先でぐずるが、母が歌を歌うと大人しくなる。
・第4診(3月12日)
長野の食事療法へ行って帰ってきて又、ウンチが出ず、かゆがって夜泣きがひどく、家族三人ほぼ寝ていない。「三ヵ月で治してくれるなら、仕事を休んで毎日通います。京都の鍼灸師の先生も、毎日じゃないと効果無いと言ってたし。」「電車で一時間かけて来るのは大変ですし、余り無理せず、週三回ペースで続けていきましょう。気候やイベントなどさまざまな要因で一時的に悪くなることもありますが、少しづつ良い方向に向かうと思いますよ。」
・第5診(3月14日)
百会を中心とした頭頂部、側頭部、左後谿、右足臨泣に小児はり。背中はまだ弛緩している。腹部はほんの少しながら力が出てきたように思える。施術が終わるとベッドにつかまり立ちで歩き回る。

・第6診(3月17日)
母は、「父一人で通うのは絶対無理」と言っていたが、問題なく来院。玄関で泣く。普段はこもったような泣き声だが、この日一瞬、声が通る。お腹に力がついてきている。「妻は行動力と体力があるので、行き過ぎる所があります。それを止めるのは僕の役割かもしれません。」母と来る時は、アンテナを立てている感じだが、父と来るとリラックスしている。
・第9診(3月24日)
背筋がピンと伸び、足つきが変わっていて、背が伸びたように感じ、父も同様に感じているという。
・第11診(3月26日)
前夜、全然寝ず、夜泣きがひどかった。腹部がガスでパンパンに膨れている。鍼前と鍼後にお腹を触ってもらいガスが下がったのを確認してもらう。しばらくして、臭いオナラが出た。(ガスの原因は、現在の食事療法の玉ねぎスープで、夜飲ませるのを辞めたら、ガスが無くなったと母談)
・第15診(4月4日)
慣らし保育一時間中、泣きっぱなしだった。左腕の輪染み様の輪のふちが消えてきて三日月状になっているのを母と確認。
・第16診(4月7日)
前日、風邪を引き、鼻水・咳・発熱(37度5分)で保育園を休んだが、治療を受けても良いかとメール。「再び、発熱が無ければ来て下さい。」
胸に熱。普段は触れるとのけぞるが、右膏肓の施術にはうっとり。帰り、靴下を履くのを嫌がり、一度脱いでしまう。

・第17診(4月9日)
来るなり、自分から手をつなぎに来る。前回後ぐっすり寝て、翌日、肌がピカピカだった。口の赤味殆ど無し。右手のしわ部の赤味もほぼ無し。左手の三日月は更に薄く小さくなった。帰り、母の手を振り切って、治療院に戻ってくる。食事の様子が前はむさぼるように食べたが今はスマート(腸の吸収が悪いと本能で飢餓感を感じ、年中なんでも食べようとしたが、今は好みを見せたり、食べ方が綺麗になっている。

・第18診(4月11日)
保育時間が午後二時までに延長。「うちの子だけ泣いている。」若干、赤味が増していて、「痒みがひどい。」「小児はりの効果、まだ、全くありませんね。」
(次の日、メールでウンチがたっぷり出て、肌がつるつるの由。)

※その後、4月末までは治療継続、GWも予約が入っていたが、5月に入り患児がRSウィルスに罹患し来られず、「食事療法で様子をみる」という主旨のメールが届いた後、治療には来ていないということ。
【考察】薬を辞めた直後など、ひどく症状が出ているタイミングで来院されたケースほど、初期の症状改善が目に見えやすいが、本症例の患児の症状は薬・保湿剤無しでわずかな症状を残すのみであり、それもちょっとしたストレスや暑さなどで体温が上昇するとかゆみが増す為、症状は一進一退で少しづつの改善となった。経済力・行動力あり、知識も豊富、が、むしろ、患児や家族を疲弊させ、結果的に、より患児を過敏にさせていると思われる。最初の診断では、虚弱な体質と思っていたが、母親からの過剰な刺激による疲労により胃腸の機能低下で便秘が原因と考えるならば、敏感ではあるものの決して、虚弱ではないのではないかという気さえしている。

 

*会場から(一部)*
・カウンセリングの話しで、「自分がみる患者の方のどこか好きになるところが見つけられなければみるな。他の人に紹介した方がお互い幸せだから」ということがある。合う合わないというのがあって、合わないひととうまくやっていくというのも技術のひとつだが、自分が苦しくなるかんじであったら、あまり抱え込まず他の人を紹介するというのも手。
・治療院の環境(緑が沢山ある、昆虫がたくさんいる、等、こどもが好きな環境)も見えざる一鍼として機能する。
・笑うことをたくさんするように(母親に助言)すると、気が発散されてこどものアトピーに一途になりすぎずいいのではないか。
・母親にとってはこどものアトピーはノイローゼになってしまうくらいのできごと。
・否定せず頑張りすぎている母親には60点くらいでいいというようなことが伝わるように言葉の端に付け足す。
・母親をもっと知ることをしていくといいのではないか。
・治療者の考えを、すぐに踏み込んで患者の方(この場合は母親)に伝えるか、信頼関係を築くことができるまで待つか。難しい課題である。
・(母親は)もうすこし年を重ねて、自分の頭では無くからだの声をきくことができるようになるきっかけがあれば、変わっていくのではないか。

 

4.実技稽古
指導者・中伝者・初伝者の組に分かれ 実技の稽古をおこないました。

 

来月は 6月17日(日)14:00〜 開催されます。

 

 

(文責 小池)

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