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4月杉山真伝流勉強会

『杉山真伝流』勉強会 第150回 平成30年4月21

             講師 大浦慈観先生

◆◆◆シリーズ:『杉山流三部書』から(9)◆◆◆

今回のテーマ:『療治大概書』(淋病・消渇・赤白濁)・端座流

『十四管術』より(細指管・気拍管術)

現在学んでいる「療治大概書」は杉山和一検校が京都在住の折「砭寿軒」よりこの書を

譲られ江戸に戻り鍼灸教育の塾を開くにあたりテキストとするため病名や穴名を漢字に

変えて編纂し直したものです。

本日の淋病・消渇・赤白濁はともに下の尿に関する病です。淋という病に今回は淋菌だ

で起きる病ではなく小便が⓵窮迫(我慢できず出てしまう)短(少ししかでない)

(しばしばの意味で何回もトイレに行く)そ臓塀个砲い)ツ法癖尿に痛む残尿

感があり、結石で尿道に炎症が関係していることもある。)尿の病証について問題とし

ている。「初期は湿熱が結聚して膀胱に流注して起こることが多い。」とあるのは、

色々な病態が考えられるが腎臓で尿酸やコレステロールが集まって結石となったものが

尿管を傷つけて炎症が起き、血が混じって、赤い尿となったり、初期ではないが糖尿病性

の腎症になり腎臓の糸球体がボロボロになり、蛋白尿や糖尿など腎の機能低下が起こって

くる。また腎炎が進んでネフローゼ症候群になって蛋白尿になっているのも湿熱が腎臓

から膀胱にまで影響しているという概念に入れているかもしれない。長く癒えなかったり

、老人・虚弱な人は内臓(特に胃腸)下垂したり、腎も下垂し腎の機能低下から(慢性

腎炎等による)尿の出の悪起こる。治療は熱のものは(膀胱炎・尿路結石による炎症が

起きているものは)冷まし。渋るようなものは膀胱にたまった尿が出にくい(尿道を圧迫

するまた尿道そのものの海綿体力なく出にくい前立腺肥大)年配者は腹直筋も細く力が

なくなっているのでお腹を元気にしてやることで尿の出をよくする。陥なるもの(内臓が

下がっているもの)内臓が上がるように臍の周りに鍼をして灸を多層するとお腹が動く音

と共に上がってくる。虚なるものは補的に補う。鍼で元気にしてお灸で温めると夜のトイレ

回数も減じ、一回の尿量も多くなる。次に淋を5に分け説明している。気淋・石淋・血淋・

膏淋・労淋 中医学漢方薬が主流で漢方での説明をしているので鍼灸ではどのように

治療するか読みかえていく。「湧泉」「三陰交」「関元」「石門」「腎兪」

治療としたら局所に炎症があったら(膀胱炎など)熱を瀉法的に寫し、足の陰経(脾経、

腎経)を補的に鍼をし、陰器をまとう肝経から瀉血をしてよし。背中側の腰部や仙骨部を

鍼・灸で緩め、三方向から治療を考えてやる。石門、関元を使っているが他では気海や

中極など最も反応の出ているところを治す。老人の虚して起きているものには真伝流の

「髄鍼術」で気を集めて元気にしてやりお灸を多層してやる。石淋は筋肉の問題ではない

で鍼をしても痛みがぶり返してしまう。

消渇とは喉が渇く病。多飲・多食・多尿の症状を特徴とする病証をさす。上消・中消・

下消に病機・症状・病状の進行段階の相違にもとずき分けているが糖尿病をさしている。

治療は滋陰(じいん)潤燥(じゅんそう)降火(こうか)を主とする。糖尿も遺伝性の

ものもありそういう糖尿病は食べ過ぎとは違い虚証に属する。実証を考える場合、

遺伝的因子もあるが膵臓の周り、上腹部に熱を持つ。進行していってしまうと熱っぽさが

目立たなくなるが、胃から十二指腸あたりの上腹部が盛り上がり熱感とがでる。また脾兪

のあたりに盛り上がりが出来る。熱感を取り除こうと水が飲みたくなる。血液に糖が溢れ

るので多飲になる。「人中」「脾兪」「中脘」「足三里」「腎兪」(人中の穴だけ効果が?)

糖尿病の人に治療をすると血糖値が下がることは事実で低血糖を引き起こさないように

注意。また飲食のコントロールはほとんどの患者さんが難しい人が多い。しかし全身的に

問題がでてくるので例えば、筋肉が硬く皮膚がかさかさ。腰痛もあるし、血管もボロボロ

になり従って目の網膜や、腎の糸球体もボロボロになり、足の神経痛も起き症状が多発す

るので鍼灸が有効である。

赤白濁(小便の濁る病)

尿をのむ民間療法があった。今は聞かない。炎症があると尿は濁る。(腎炎や膀胱炎など

の感染症)尿で作られていた蓮見ワクチンがあったと会場の看護師さんからお話しが

あった。尿が濁るときは下脘、章門、気海  下脘の寫(水分ねらいであったか?)

をつかっている。スポーツを過激にして血尿になる。筋肉断裂して血が混じる。

章門がこの本は多く使っている。章門の向かう方向で治し方が違う?課題。

端座流

傷寒の針 すて骨と一の骨との間を1寸5分ずつ去って深さ1寸5分2寸ばかりたつ。

頸をなぞり一番初めの骨を捨てるがゼロ番とはいわないからほかにもくびの骨はある。

咳の出初めや喉や気管の入り口ぐらいの時に使う。2、3日ぐらいの時に効く。

胸虫の針(じりじりつきあがってくるような逆流性食道炎のような症状)

上脘に3本、膝頭から3つ伏せ下膝蓋骨 指3本内外(陰陵線、陽陵泉)を内のひら

より外のひらへ皮膚を突き抜けない。(鍼先が大切)要は下方向に強烈に引き下ろし

ている。大浦先生は鳩尾の際に直接2センチぐらい刺鍼すると手にじゃーと熱感が来

るのでゆっくり引き抜く。胃下垂の人は特に胃内低水もあり噴門部がゆるんでいるので

逆流性食道炎になりやすい。

胸虫の引き鍼

足の大指の折り目の内の平の折り目止まりに、少し立つるなり。脾経 通うすと効果 

脾経は胸まで行っているので。

「十四管術」より細指管術、気拍管術

細指管術は「表之巻第三」に13件、「中之巻第二」に7件、「中之巻第三」に40件と

色々の症に使用されています。例 風の引き始め、汗もかけず感染を開いてやる。

面積の広く浅さい層に。気拍術 浅い層に鍼を置きまわりを管で叩く広くゆるみ柔ら

かく振動伝わる広がり振動に乗って緩む。

30年4月22日 西東京市の公民館において、ヒューマンワールド主催の「腹診の見方と

真伝流の刺鍼」の説明と実技が行われました。鹿児島、新潟、房総、我孫子、大宮と

遠方より、熱心でした。 次回は5月19日です。(市川友理)

| 杉山真伝流勉強会 | 19:01 | - | -
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