いやしの道協会ブログ

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4月 東京接心会

 

4月も後半、夏のような暑い日もある東京です。

4月28日、駒込の勝林寺さんにて、東京接心会が行われました。

近頃、建て替えられて、モダンで素晴らしいお寺の進化型建築に生まれ変わりました。

      

 

 

 

 

○実技

いつも熱気むんむんの実技風景。

一般の患者役のみなさまのご協力に感謝ばかりです・・。

 

 

 

○講義 朽名宗観先生

 

朽名先生の後方のお軸は、平林寺先代住職の作とのことです。

 

先月に引き続き、喘息の治療

何回かに渡って、喘息の治療について講義をして頂きます。

横田観風先生の「古方漢方を学ぶ会・講義録(漢方養生談)」(『機関誌 いやしの道 第5号』)から抜粋した資料と

『類聚方広義』などから解説していただきました。

 

 

今月も勝林寺さんから、ハーブティの差し入れを頂きました。

 

喘息に使用する漢方には小青竜湯や柴朴湯などがある。鍼灸施術的には

大きな違いはないが、前者は太陽病、後者は少陽病であり鑑別が必要とのこと。

熱は表位にあるのか?外位か?胸脇苦満はあるか?そういうところをチェック

する。

 

以前、「類聚方広義」(吉益東洞先生が書かれた「類聚方」を尾台榕堂先生が解説

したもの)を題材に学習していたそうで「麻黄湯」の部分を解説していただいた。

・・外感から来る者は麻黄湯、麻杏甘石湯、大青竜湯に宜し。飲食或は大便不利に

因りて発する者は先ず陥胸丸、紫圓等を以て吐下を取り宿滞を疏蕩し、後に

対症方を用いるを佳と為す。・・

観風先生の解説と合わせてみていく。「外感より・・」は、すでに邪の侵入ルートが

出来ているため、風邪を引いたか引かないうちに喘息症状が出る。「過食」については

病気のメカニズムの「内より迎え」の段階を過食が作る。

観風先生の治療の目の付け所は右側の季肋部付近と膈兪の辺り。凝りが強かったり、

痛かったり、熱かったりする部分が生きたツボ。水分代謝の悪い人が多いので

腎兪辺りを探ってもいい。喘息が起きる人は気に敏感な人が多く、浅鍼で効く事が多い。

また、お腹が膨れている人で心下が硬い人は喘息になりやすい。

 

小児喘息は必ず胎毒が元。昔は初乳を与えてカニババを出させた。マクリ(三黄瀉心湯加紅花)

を飲ませても胎毒が出る。予防接種をしなければ、小さい頃にいろんな病気にかかって、

だいたい皮膚病になる。麻疹など皮膚に発疹し脱落して胎毒が出ていく。

発熱時、漢方では表位に邪があれば発汗して治すわけだが、今は解熱剤や抗生物質で

抑え込んで胸に内攻してしまう。治療をしているとこの胎毒が皮膚表面に出て来て

アトピーになる。小さい子は必ずアトピーと喘息を行ったり来たりする。昔、刺絡したら

中の毒が出て来て皮膚にアトピーが拡がったことがある。患者に説明してからやらないと

驚く。

 

「漢方養生談」によると、慢性の人が麻杏甘石湯を飲む場合には一日三回に分けて飲むが

「発作を一時的に抑える」場合にはオチョコに入れて少しずつ飲む。麻杏甘石湯に

桑白皮を加えたものを五虎湯という。

薬味にはそれぞれ「薬徴」の主治症というのがある。薬味おのおのの薬能をみれば

薬の全体像がみえてくる。桑白皮の薬能は「熱を除き、気を下し水をめぐらし嗽を止める」。

麻杏甘石湯より咳を止める力が増すとイメージできる。

 

はしか(麻疹)、百日咳のあとで喘息の発作を起こすようになり季節にかかわらず発作を

繰り返すようになったものは、神秘湯を持続して用います。

神秘湯の成分から麻杏甘石湯+半夏厚朴湯+陳皮+柴胡というものがみえる。

呼吸困難が主訴で比較的痰が少ない喘息、気鬱の神経症を兼ねる。精神的に悩み事があって

喘息になる。ある面では小柴胡湯証を普段持っている人に用いる。

 

上記、内容が盛り沢山でかなり端折った文章となっております。

喘息の様々な証を「類聚方広義」「漢方養生談」「古方漢方を学ぶ会講義録」を通して

解説していただき、より深く理解できる内容でした。

漢方はちょっと・・と悩まれている皆さんの参加をお待ちしております。

講義はまだ序の口で、これから「気管支喘息」へと進んでいきます。

 

 

 

○坐禅

 

本堂に移動して、坐りました。

静寂の中に啓策の音が響きます。

白隠禅師坐禅和讃を唱えました。

 

〇次回予告

 

完全復帰!次月より山野先生の講義が始まります!

山野先生が感銘を受けた「原初生命体としての人間 野口体操の理論」野口三千三著

をテキストにするそうなので、読んで予習をすることをお勧めします!

 

 

 

 

 

 

ノスタルジックなお寺の内装も素敵です。

 

来月も勝林寺さんにて、5月26日土曜日、17:30から行われます。

どうぞご参加ください。

 

(文責:伊藤)

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