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1月 東洋医学と養生の会

1月28日、京都の心耳庵にて、東洋医学と養生の会が開催されました。

 

第一部: 『養生訓』輪読

 

 ●月経時には髪の毛を洗うべからずと書かれてます。

『傷寒論』の「熱入血室」にも通じる、 昔から伝えられている養生の知恵かと思ったのですが、

参加された女性4名にうかがったところ、そのようなことは聞いたことがないとのこと。

 

一般には知られていないことだったのか、何世代か前で失われた知恵なのか。

 

女性はしばしば髪の毛が長いですし、今のようにドライヤーも無いので、

「神田川」の如く「洗い髪が芯まで冷えて」風邪を引いてしまうことも多かったのではないかと思います。

 

●風呂は毎日入らない方が良い、髪の毛も風呂に入るたびに洗わない方が良い、 とも書かれています。

 

これについて参加者の方からは、

毎日お風呂に入るのが当たり前になっていて、お風呂に入らないなんて考えられない。

風邪でもお風呂には入りたい。

入らなかったら自分の体臭が気になってしまう。

というご意見がありました。

 

現代において「当り前」のことが、命にとって本当に必要なことなのか、

自分の生活のなかの一つ一つの事柄の本来の意味を問い直していく時間も必要なのかもしれません。

 

第二部: ヨガ・気功

 

伸ばそうとすることより、感じることが大事、と再三の指導がありました。

 

「これだけ伸ばせた」という成果を性急に求めてしまうのは、なぜなのか。

 

今のありのままの事実をそのまま見つめることを疎かにして、

頭に思い描いた結果の方ばかりに意識が向いて、

思い描いたようにならないことでイライラしたり落ち込んだりやる気を失ったり。

 

ただ、愚直に継続すること。

その根底にはまず「信じる」ということが必要なのかもしれません。

先人の示す道を信じること、自分の命の働きを信じること。

 

第三部: 治療体験

 

一般参加の方3名を、初伝・中伝の鍼灸師が治療させていただきました。  

 

技術の継承には、「現場」が必要との思いでこのような場が続けられています。

 

自分の臨床の場をもたない方が多かった頃には、

勉強し稽古したことを、実際の患者さんで試して、

現実には手も足も出ず、どうしていいか分からない、

という事実に直面することが学びにおいて大事なことの一つだと考えてきました。

(そのため、敢えて治療に行き詰るまで指導者は手を出さずに放任する、という場合もありました)

 

指導者としては、上手くいかなくなってしまった時に、

バトンタッチして治療をして、何とかその場を収めて、

一般参加者には少しでも良くなって帰ってもらえるようにしなければならない、という責任がありました。

(冷静を装いながらも内心冷や汗をかきながらのことも沢山ありました)

 

一年以上続けてきて、自分の臨床の場を持つ方も増えてきて、

「一般参加者への治療」の意味も変化してきているように感じます。  

 

自分の治療院で一人で治療しているときには、体験できないような何か、

がこの場で起らなければならない、と思っています。

 

そして本人にはまだ気付けていない、その人なりの長所を見ていくこと。

それが伸びていくのを手助けすること。

指導者の果たすべき役割は重いとようやく思い知るようになりました。

 

次回は2月25日、心耳庵にて開催予定です。

(文責: 村田)

| 東洋医学と養生の会 | 12:19 | - | -
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