いやしの道協会ブログ

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11月 関西支部研修会

11月19日(日) 大阪高槻市芥川東部会館にて関西支部研修会が行われました

空は雲に満たされて、寒くなりました。今年も残すところ、あと一月です。


2階では、自由稽古 先生がたの治療がつづいています。


 

1階では、経絡流注講義の自由参加の講義です。


 

つづいて、入門講座   石部先生


 

背候診
2階では背候診の診かたです。
どこを、どのように診るのか、
脊柱。背骨の間隔の詰まり、凸凹、違った感覚のところ、気の通らないところ、
押えると痛むところ、角度、方向を変えてみる。
脊柱の骨際。夾脊穴。太い筋肉の内側の細いスジバリ。太い筋肉の外側のスジバリ。
力なく陥下しているところ。等々
背中のそれぞれの部位を押えながら、手に感覚をおぼえ込ませてゆきます。


傷寒論真髄   村田先生

太陽病(下)

条文と薬方からその患者の状態を知り、鍼灸の治療を考える講義です。

144章

婦人中風。小柴胡湯

来られている患者さんで、月経時に風邪を引いたら、月経がすぐに止まって、ここにあるように、悪寒と発熱がくるような方がおられました。胸脇部の熱を取る。膈兪から脾兪のあいだに変なところはないか、膈兪右側に出るひとが多い。頸の横のスジにも出ていることが多い。

145章

婦人傷寒の重いパターン。
風邪を引いたら、まだ月経の時ではないのに、来てしまった。昼間は普通だけれど、夜になると意識がおかしくなる人は、婦人科系に邪が入ってしまった。うわごとを言うからといって、胸に熱があると考え(吐かせたり)、便毒があると考え(下したり)、頸肩の(表位の熱を捌こう)としてはいけない。血毒があばれている。2つの図がありますが、肝(心下、胸脇部)と子宮(下腹)に血毒がありますが、血毒のある所を治療しましょうと言うことです。

精神症状が出ているので、頭の熱も取ってあげる。

 

146章

柴胡桂枝湯

頸肩に邪熱もあるけれど、胸の方にも症状が出ていて、どちらかというとメインは胸の方、いままで治療の順番が大事だといってきましたが、この場合は、両方一辺に治療しましょう、ということです。

柴胡桂枝湯は良く使われるようで、感染症のたぐいと、消化器系の症状、肝炎とか、胆石とか、胸脇部の裏側の腎炎とかネフローゼでも使われることが有るようです。

特徴的なのは神経症状、ノイロ−ゼ、ヒステリー、神経衰弱、癇症とか、また風邪がなかなか治り切らずに1か月2か月たってしまっているときにも使います。

風邪がなかなか治らない人には胸の辺りと、心下をよくしてあげるといいと思います。

147章

柴胡桂枝乾姜湯

身体の状態は、胸に心煩(熱)が有って、心下に寒(水毒)がある。模式図にはありませんが、虚のところから上に矢印、上衝があるとイメージすれば良いと思います。

首から上、頭に汗をかくのは、上衝(東洞)、胸が詰まっている(宗伯)といわれていますが、われわれが診る時は、胸を診つつ、気を降ろすような治療をすればいいと思います。

頭に汗をかく。大陥胸湯証。梔子豉湯証。茵蔯蒿湯証。

149章

もともとの体質があって、´↓になったりする。△諒楪砲呂気錣蕕覆ても痛いこと。かなり危ない状態。もともとあった毒と外から入った邪が胸で大暴れしている。鍼灸師の友人の患者さんで、お腹がこうした状態で2、3日後に心筋梗塞で亡くなられた方がいたと聞いています。になる人もいる。下痢などの水毒メインの人と、胸の熱がメインの人がいます。――胃腸の弱い患者さんに相談されて、忘年会の前に半夏瀉心湯を飲んでもらったら、お腹を壊さずにすんだことがあります。

152章

ここでは、悪寒せざる者ということで、裏の治療になっていますが、表証が残っている場合は、桂枝湯で表を治し、服用後、少し汗が出て、脈が沈に変われば、裏を攻める。

心下痞鞕満はミゾオチを押すと右か左の脇腹(脇下)に響く。腹診考に「この証(十棗湯)、多くは項背強急の証を兼ぬ。故に葛根湯とその腹証前後相い表裏す」とあるので、項背強急で肩コリがあるかもしれない、模式図の心下痞鞕満は胸にも広がって、脇腹のスジは胸の中も通っているとイメージします。この証では、熱の無い、水毒の引きつれが肩くびにあって、そこからくる頭痛。熱の無い頭痛に出会った時、思い出してください。

 

昼食

玄米・雑穀・南瓜のお粥に、竹ノ上さんの煮豆、それと卵焼きです。

シンプルで滋味のある味わい、美味しくいただきました。


 基本の型・チェックシート

普段おろそかになっている、その人の癖に気付き、良い所は伸ばして行く。

基本の型をその人のものとしてゆく。

 

『杉山真伝流臨床指南』  玉水先生

 

杉山真伝流皆伝の巻〕鍼法撮要

「気察 第七」を音読し、臨床でどの様に応用するのか?

『腹診による「毒」と「邪気」の診察と鍼灸治療』を参考にして「三刺」と「気至る」について検討しました

 

〇三刺について

「表層の陽邪をさばいて、まだ奥に邪が残っている時に深く刺して陰邪を出す。」ということは、臨床でよくされているようです。

「極めて深く之を刺し、以て穀気を下す。」これについては、

「骨にへばりついているような堅い固まりに気を至らせる。」ということではないか?「邪を抜いたあと、補いたいときは灸でやる。」等の意見が出ました。

 

〇「鍼刺の要は、至気を以て、有効の時と為す」

「気が至れば効果が出る。」といっている。では、気が至るとはどういうことか?

 

〇「気至る」とは?

(横田観風先生)
「気至る」っていうのは体の中の命の状態が変化した時。例えば熱があったのが熱がとれてきたとか、元気がなかったのが元気になったとかのこと。ひびきかたの方は、その前にひびいていますから、大筋から言えばひびきが先ですね。で、そうやっているうちに気が至る。ということです。ほとんど同時のこともあります。(「いやしの道」第5号)

 

(大浦慈観先生)

「気至る」(狭義)― 「得気」「気来る」「気聚る」「気を得る」「気機す」と同義。    

「気至る」(広義)― 「得気」した後に病所の気の状態が改善されるだけでなく、「気至りて効有り。効の信は、風が雲を吹き明らめるが若く、蒼天を見るが若し」と表現されるように、患者が病態から解放され身体全体の気血のめぐりが改善されたことを意味する表現。

 

(安田無観先生)

「得気」― 術者が感得する「ひびき」

「気至る」― 「ひびき」が邪毒のある所へ到達すること。(「いやしの道」第5号)

 

(― 横田先生、大浦先生、安田先生の捉え方の違いは、気至るの物差しの違いから来るように思います)

 

〇「気至る」を感得するためには?

・まず生きたツボに的確に鍼をあてること。

・力を抜くこと。

 『鍼灸求道録』より

  雪底老師に「鍼の極意はな、力を抜くことじゃ。患者が力を入れてもいかんが、打つ方が力を   入れたら患者も疲れるぞ」と云われた。

  体の力を抜くことは簡単にできるが、心のリキミを抜くことは容易にできるものではない。

・鈍感なツボには、適当な手技をおこなう。

・「気」を感得する訓練   『腹診による「毒」と「邪気」の診察と鍼灸治療』P89〜 

 

「気至る」について、先生方のくりだされるお話に毎回聞き入っています。

私が研究会に初めて参加したころは、感覚もさほどはっきりしていなかったと思います。治療の最後の引き鍼は、講義にあるように、ツボに的確に鍼を当てないと、うまく引けません。だんだん、感覚がはっきりしてくるように感じています。(小倉)

 

                 

今月の漢方 

桂枝加朮附湯+応鐘散料(別名芎黄散)

二つの組み合わせは、東洞先生のよく使われた処方ということです。

 

丹田呼吸と身体づくり

短い時間ですが、毎月どこかしら違って感じられ、坐るたびに新鮮です。


 

治療と課題の発見

基本の型でも、その人なりの課題があるわけですが、ここでは実戦的な臨床モードに入って時間が過ぎて行きます。

 

振り返りの会

今日の研修会のこと、最近気になっていること、研修会への提案、等

振り返り、気付き、反省、感謝、笑い



〔関西支部研修会〕 12月17日(第3日曜日)

研修会のあと、同じ部屋で忘年会を予定しています。鍋をします。飲み物、アテは各自持ち寄りです。どうぞ奮ってご参加ください。


 

2018年の予定(毎月第日曜日)となります。ご注意ください。 

1月14日(日)、2月11日(日)、3月11日(日)、4月8日(日)、5月13日(日)、6月10日(日)

7月8日(日)、8月12日(日)、9月本部合宿のため休み、

10月14日(日)、11月11日(日)、12月9日(日)

 

〔東洋医学と養生の会(京都自主研修会)〕  会場:心耳庵(京都 上賀茂) 

※参加希望、問い合わせの方は玉水までメールして下さい。

12月は休みです。   2018年も毎月第4日曜日(12月は休み)変わりません。 

 

(文責:小倉)
 

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