いやしの道協会ブログ

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10月東京接心会

10月も最終週で朝晩の寒さが身にしみる季節となりました。

本日も勝林寺さんの本堂をお借りして接心会を行いました。

 

いつ行っても季節のお花が飾ってあります。

ご住職のお母さまが用意してくださるハーブティが絶品です。

 

【実技】

一般の治療希望のモデルさんの治療をしたり、後輩の指導をしたり・・。

要所で朽名先生のフォローが入ります。

 

和気あいあい&真剣に稽古中。ヘザーさん来日中です(勉強熱心で頭が下がります!)。山野先生のサービスショット付き。

 

 

【講義】

朽名宗観先生

 

以前講義いただいた鍼道発秘講義「浮腫」の症例の解説が終わっていなかったとのことで、復習も兼ねてお話しいただきました。

「浮腫」は実証と虚証に分けられる。

実証は外邪の侵入があり、肺、三焦、膀胱経が目の付け所となる。虚証は脾腎の陽虚。

「小便」の刺法と同じ。

‥百会、肩井、肩を刺してとあるが、表位に邪があり機能失調が起きている為である。自律神経が失調している。気海にごう鍼を‥は下焦が、腎が虚している。

実証タイプは治しやすく、虚証は治しにくい。虚証は腫れた皮膚を押しても戻ってこない。朽名先生が担当した方で余命3か月の膵臓癌の患者さんの浮腫は尿が出ると顕著に減ったそうだが、手足の浮腫が強く正座も出来なくなると鍼灸での対応は難しかったそう。

実証の浮腫に使われる防風通聖散は最近誤った使用法で販売されており、「痩せたい人のため」とあるが陰証タイプが飲むと余計に冷える。

体力ありがっちりした人の浮腫に効く。

「脾腎の陽虚」であれば脾腎経、肺や三焦に問題があらば肺、腎経の経穴を使うとよいが「鍼道発秘」などを利用して治療経穴の目星をつけておくと良い。

     黄疸と肝腫大と浮腫に茵ちん五苓散を用いた症例

     小児ネフローゼに五苓散を用いた症例。

     心臓性喘息と腹水の治療として木防巳湯を用いた症例

     ネフローゼに防巳黄耆湯を用いた症例。

以上の症例を解説していただきました。

 

 

山野鵬観先生

 

先月に引き続き「交差症候群」(2017,2月医道の日本掲載)における姿勢と湯液との関連性についてご講義いただきました。

 

「交差症候群」とは

姿勢の崩れの研究をしていくと硬くなる筋肉と弱ってくる筋肉がある。

人体を横からみると、それら筋肉の相関が丁度クロスしてみえる。

良い姿勢がどうして崩れてくるのか研究されたのがチェコのヤンダ博士。

山野先生は傷寒論の腹症に当てはめてみたそう。

 

山野先生は 傷寒論真髄の31章桂枝加葛根湯の

「・・余は、葛根湯を以て亀背の証を治すに効有りとす。東洞先生、項背強急する者は、葛根湯、小柴胡湯、大承気湯の類ありとす。葛根湯は上衝して項背強急す。小柴胡湯は胸脇苦満して頚項強す。・・・

これらの諸症は大同小異なり。腹候を詳かにして治を施すべし」を読んでしびれたそう。

 たとえば

小柴胡湯は横隔膜あたりのうっ滞を解消する薬。

小柴胡湯の薬味である大棗は腹直筋奥のスジバリ=大腰筋に作用する。

横隔膜と大腰筋は筋連結がある。

横隔膜の動きが悪くなると大腰筋の動き悪くなる。

またその逆もある。

下部交差症候群の特徴と一致している。

小柴胡湯症を繰り返していると段々姿勢が変化してくるのではないか?

と考えられたそうです。

※因みに、こういう姿勢だから何証だという指標ではないとのことです。

 

他にも

大陥胸湯や大承気湯などでも模式図でみれば腹直筋連急とはないが

薬味をみれば、あることがわかる。

腹腔を詳らかにして単に肩凝りと思わず姿勢も見るとよい。

前鋸筋は強制吸息筋 肩甲骨動かし呼吸補助筋としても働く。

お腹の呼吸ができる人は前鋸筋が働く。

 横隔膜と大腰筋が健全ということはインナーユニットの働きが良いということで、丹田まで気が落ちている。

などなどお話しいただきました。

 

PTでもあり鍼灸師でもある山野先生の身体の診方はとても興味深く、今後の更なる発見に期待してしまう内容でした。

 

【坐禅】

毎月、遅い時間にもかかわらず、ご住職より

坐禅のご指導をいただけます。

 

毎月第四土曜17:30より駒込(巣鴨)の勝林寺さんにて勉強しています。

初学者も丁寧に指導していただけますので、気軽にお越しください。

(文責・伊藤)

| 東京接心 | 21:31 | - | -
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