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8月 杉山真伝流勉強会

『杉山真伝流』勉強会第142回 8月26日
   講師:大浦慈観先生

◆◆◆シリーズ:『杉山流三部書』から(1)◆◆◆

今回のテーマ:『療治大概書』(補瀉・押手・撚り)、玉立術・25術まとめ

今回から、杉山和一著とされる『杉山流三部書』をテーマに講義がスタートします。

そこで、大浦先生による『杉山流三部書』の成り立ちについて、説明がありました。


『杉山流三部書』は、「療治大概書」「撰鍼三要集」「医学節用集」の三部からなります。
この三部は、杉山和一が書いたものとされていますが、実際には「療治大概書」は

元になる原典(鍼灸大和文)が有り、「医学節用集」は和一の死後、二代目総検校となった

三浦安一によって、和一の講義録として編集して作られたものです。残りの「撰鍼三要集」

には和一の書いた序文と跋文があり、和一自身が書いたものということが分かります。
大浦先生の説明によると、三代目総検校 島浦検校が、これら三冊を『初巻三部之書』として

各地の出張稽古場に配布し、「奥之書」(=杉山真伝流)は「真伝」と呼ばれ、島浦和田一

家邸宅の杉山真伝流鍼治御用学問所のみにて、指南伝授されるようになったとのこと。
当時の盲人達の学習法は、ひたすら暗唱させることなので、本を丸々、頭の中に入れること

だったそうです。当時の勉強に対するひたむきさと努力がしのばれます。

今日は、まず「療治大概書」から。
補瀉、押手、撚り、四季の針、男女の立て様の事、折鍼、鍼をした後の痛むときの対処法、

鍼をしてはいけない人について、解読と説明がありました。
「療治大概書」の元となった砭寿軒圭庵著『鍼灸大和文』は、素問・霊枢・難経をもとに書かれ、

エッセンスを上手にまとめています。また、当時は鉄鍼のため、刺入した際に、

中で折れてしまうことがありました。そこでの対処法も書かれています。現在は

ステンレス製が主流ですが、当時はよくある事故だったようです。

『端座流当流鍼書』の解読は、「産後の血の滞りの鍼」「淋病、消渴の鍼」
どちらも、へその下の穴を、三寸ばかりと深く、また複数穴用いたようです。

杉山真伝流のデモンストレーションでは、「二十五術」より玉立術と、

二十五術について総まとめを行いました。
玉立術は、刺入した鍼と押手の周りを、刺手の示指・中指・薬指に加え、

母指とつまむような形で叩き、振動を加える「副刺激法」です。

臨床例は少なく、あまり使われなかった術なのかもしれません。

(林 弘観)
☆日程変更のお知らせ
9月は、会場の都合で下記の通り、日程が変更

  第4土曜日 9月23日 17時です。

| 杉山真伝流勉強会 | 22:53 | - | -
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