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7月湘南研修会
7月14日木曜日松原公民館にて湘南研修会を行われました。

梅雨明けはまだですが、平塚駅から公民館へ向かう道中、色とりどりの夏の花が咲いていました。





○調和息


今日はあえて照明を点けず暗いまま…
ちょっといい雰囲気でスタートです。

基本動作

腹式呼吸
(呼気でお腹を凹まし、吸気で膨らます)

部屋が暗いと気持ちが早く落ち着くように感じます…

間息

逆腹式呼吸
(呼気でお腹を膨らまし吸気で凹ます)

両手の間に気を練る。


鍼を持って気を操作する。
(手で持ってみたり、自分の身体に当ててみたり、自由に試みる)

ここまで写真が暗いと…切絵の様です。
全く見えないので、明るい写真をもう一枚。


○実技(組稽古・総稽古)

今日の組み合わせは、あみだクジで決まりました。


各々の課題に向き合い、稽古が始まります



たっぷり時間を実技稽古に当てて頂いているので、始めのペアから組み合わせが自然と変化し、練習がどんどん広がっています。



真面目に楽しく、今日も盛り上がっています。


☆今日のおやつ
海野先生の菜園より、美味しい朝採れトマト
あれ、さっきまで山盛りだったのに…
撮影するのが遅かった…

お待たせの一口羊羹の甘さに癒されたら、さあ後半へ。


○講義「切脈一葦」木村先生

陰陽二脈の続きを解説して頂きました。

陰陽二脈の形容を考えてみると、書物によってすべてが同じではない。
傷寒論での陰脈陽脈や、王叔和以来の脈書などより七表の脈や九道の脈の陰脈陽脈との分け方に、小さな違いがある。
これはすべて陰陽二脈に分けて論したからである。
それならば、陰陽を分けて論じる事は分配家や理論派の脈法だと言っても、古人の脈法と異なる事はないと言える。
形容した字を用いるのと、脈の名に用いるとの違いがあるのみであるならば、脈を形容するときの文字は、すべて脈の名前とするべきだろうか?

毎回、古い言葉を分かりやすい言葉に直し、現代文に訳して下さっています。
その訳文を理解するにも、東洋医学の知識だけでなく国語力が足りないっ…

陰陽二脈は、次回も続きます。


○講義「長沙腹診考」堀先生

胸部所見の総まとめを解説して頂きました。


勉強した内容を診察や診断に活かせる様にと作って下さったのは、胸部所見のある代表的な証を比較する表。
主たる自覚症状や他覚所見のを表にすることで、明確な定義が一目瞭然で記憶しやすく、実際の診察や診断に活かせる。
また、その患者様の現在只今の身体の状態は、どの様な発症メカニズムを経て病症が現れたのかが分かり、鍼灸治療にも活かせる知識となる。
例えば、心煩なのか心悸なのかを迷ったとしたら、心悸の一番のポイントである動悸の有る無しを診れば、どちらなのかをはっきり選べる。

胸部所見の発症メカニズムを検討し、それを念頭に置いた上で、胸部、心下部、腹部、背部、陰陽、現病歴、生活状況を確認する事で、明確なイメージを描く事が出来て、無駄のない治療が出来るようになる。
出来る事は尽くした、と自信を持って治療出来るか否かは、とても重要である。



胸部所見について、中伝の方も初伝の初学者も、それぞれがしっかり理解出来るように、臨床に活かす事が出来るようにと、毎回様々な切り口でもって、文章やビジュアルで説明をして頂いています。
どの様に表現すれば、どの立場の人も理解出来るだろうか、知識の深さの違いにより同じものでは勘違いをさせないだろうか、ああでも無い、こうでも無い、云々と、先生方が真剣に論議されているのを目の前にして…
知らない事わからない事が沢山あるのに、深く考えず曖昧にしている勉強不足を反省します。

今年9月の合宿にて、これまで長い時間を費やして頂いた胸部所見のダイジェストを、症例も合わせて発表して下さいます。

○講義「傷寒論真髄」海野先生

前回より続きまして、
316章 少陰病、二三日不己、至四五日、腹痛、小便不利、四肢沈重、疼痛、自下利者、此為有水気、其人或咳、或小便利、或下利、或嘔者、真武湯主。

今回より、
317章 少陰病、下痢、清子穀、裏寒、外熱、手足厥逆、身反不悪寒、其人面赤色、或腹痛、或乾嘔、或咽痛、或利止、脈不出者、通脈四逆湯之主。

について解説して頂きました。

316章 真武湯
少陰病の代表的な真武湯と附子湯、四逆湯に共通する薬味は附子のみ。
附子の薬効は水毒と冷え、又は痛み。

四逆湯は虚寒で、もともと水毒無い人が何らかの原因で陰病になり、後から水毒が発生したもの。

身体の深いところの水毒に邪が入っておこるものに真武湯は良い。

真武湯と附子湯は、もともと水毒ある人が冷やして痛みが出たような状態。
日本人は水毒の人が多いので、真武湯と附子湯をよく理解して鍼治療の方法を頭に入れておくと臨床に使える。

臨床応用として、漢方処方解説、類聚方広義、漢方古法要方解説、鍼道発秘
より解説して頂きました。

317章 通脈四逆湯
通脈四逆湯は四逆湯とそう変わらないが、四逆湯は虚寒のみが強いと言え、それがもう少し慢性化して、冷え症状も強く水毒が溜まってきた状態が通脈四逆湯。
この二つは薬味の内容が全く同じ(甘草、乾姜、附子)だか、通脈四逆湯の方が乾姜の分量が多い。

少陰病で虚寒の状態ということなので、通常なら冷えると考えるけれど、寒極まって熱ある時もある。
表症や陽症と間違って刺絡をしない様に注意するように、との事でした。



次回へ続きます。
また、318章へと進みます。



松原公民館は、平塚で行われる七夕祭りの飾り付けコンクールで毎年入賞。
今年も一等賞だったそうです。
七夕飾りの写真がありました。

一瞬ギョッとしましたが…
隣の真っ暗な部屋に、七夕の写真の中で空中を飛んでいる織姫と彦星がいました。

8月は、11日木曜日16:00〜20:00松原公民館にて行われます。
当日は山の日(祝日)ですので、通常木曜日お仕事で参加が難しい皆さんも、是非ご参加下さいませ。

(文責:田原)


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