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4月金匱要略勉強会
4月20日関西支部研修会の後、石部先生宅で金匱要略勉強会が行われました。

参加者は石部先生、村田、乙重の三名。カフェオレを飲みながら。

今回は「胸痺心痛短気病脉證治第九」より

胸痺とは、心臓病や胃病からくる胸痛のこと。

西洋医学では心筋炎や心内膜炎は、上気道炎から心内膜などに病原微生物が沈着し、疣贅を形成し、疣贅の中で病原性微生物が繁殖し、弁膜などを破壊していくというメカニズム。

胸痺は胸部や心下の結毒や水毒によるのではないかということ。
邪熱によるだけでなく、寒性の水毒や、ガスなどによるもの。

また、議論は金匱要略の意義に及びました。
金匱要略は傷寒論と違い、病を時間的にとらえるのでなく、一つの症状をバリエーションでとらえるので、病のイメージが深くなります。
古方派も傷寒論だけで治療していた訳でなく、きちんと金匱要略を勉強しているとの指摘が。
村田さんによる詳しい分析は、次回の九州の勉強会で聞けるはずです。

金匱要略には第五段階はない?
毒性化がかなり増大していても、沈静化している状態が0段階としてあるので、所生病が是動しているような状態ではないか。
金匱要略には附子や牡丹皮・当帰などの薬味が多く、凝固して容易に動かない水毒や血毒による症状が多い様に感じます。
また傷寒論と違い、丸薬も結構含まれます。

体のどこでも、毒性化増大は起こる?胸腺で毒性化増大したら、自己免疫疾患が起こるのではないか。
虚気上逆は免疫力低下している部分の上衝。免疫力低下が色々な症状を引き起こしている。邪は外から入らなくても、日和見菌や、ウイルスは体の中に存在している。腸内細菌は悪玉菌も必要で免疫力を調整している。
などなど色々な話が出てきます。


食事をしながら今後の金匱要略勉強会の方針を決めたりしました。

こうして金匱要略を勉強していると、自然に薬味の薬能を覚えたりしていますが、きちんと薬能を覚えることも、診察の助けになるのではないかと思います。
我こそは!という意欲ある方。ぜひ、金匱要略勉強会にお越し下さい。ちょっと大変かもしれませんが、大変だからこそ、勉強になるのだと思います。

(文責・乙重)
| 金匱要略勉強会 | 11:26 | - | -
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