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3月 金匱要略勉強会
3月16日、関西支部研修会のあと、
芥川東部会館にて金匱要略勉強会が行われました。

今日は第7章の「肺痿肺癰咳嗽上気」と第8章の「奔豚気」について議論しました。

そこで出た疑問点


1)喘息について

尾台榕堂は田舎の人には少なく、都の人に多いから、粗食に変えさせる必要があると指摘しています。
荒木正胤も、食事の問題を指摘しています。
現代西洋医学の本を見ても、喘息は発展途上国にすくなく、先進国に多い。
また発展途上国でも都市化が進むにつれて、喘息が多くなるそうです。

それでは、食事に問題があるとして、
食事と喘息とは東洋医学的にどのようなメカニズムで関係しているのでしょうか。

参加者からは、食滞が血中の熱を生み、
それがアレルギー症状を引き起こすのではないか、という説が出されました。


2)古典以前の湯液治療について

傷寒論・金匱要略以前の古代、植物の皮や根を、おそらくは単味で用いていた時代と、
傷寒論・金匱要略のように複数の薬味を組み合わせた体系が完成された時代との間で、
どのようなプロセスでひとつひとつの薬方の構成が決められていったのだろうか。

アドバイザーの石部先生からは、
おそらく患者の病態に合わせて複数の薬味をさじ加減していた時代を経て、
薬味の分量比がひとつの型として定められていったのだろう、
というご意見をいただきました。


3)薬方の分析について

薬味の分量比で、どの薬味がメインになっているかを決めるという分析の仕方では、
「この薬味は多量に用いないと効かないが、 この薬味は少量でもかなり効く」
といったことが抜け落ちてしまうのではないか。


4)パニック発作(奔豚)について

往来寒熱とあるが、これはどういうことか。

参加者からは、経験にもとづいて、
発作時には寒気がし、普段は熱がある、
という状態ではないか、 という意見が出されました。


次回は第9章の胸痺・心痛・短気を取り上げます。
4月20日、午後6時ごろから、約2時間の予定です。
古典に関心のある方、ご参加お待ちしております。
(文責: 村田)
| 金匱要略勉強会 | 22:55 | - | -
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