いやしの道協会ブログ

いやしの道協会の最新情報をお届けします。

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関西支部研修会
10月14日日曜日
高槻 市の生涯学習センターにて、関西支部研修会が行われました。
この数日急に寒さが増しました。写真を撮り忘れて残念ですが、今日はとても気持ち良い秋晴れです。

○自由稽古

それぞれが今の課題に向き合って、お互いに治療しあったり、指導者の先生に教えて頂いたり、ここから研修の一日が始まります。






○腹診・背候診

今日は、まず背中を良く観察して探り、図にして→お腹の状態を想像して図にしてみました。想像するのは、思った以上に難しく、いくつか当たり、ほとんどハズレ、でした。
当てものゲームではありませんが、逆から考えることで、普段はお腹を見て背中を見て、それで精一杯ですが、腹診と背部の様子は同時に想像することが必要なのだ、と改めて思いました。




○講義
傷寒論真髄 村田先生


237章 抵當証、238章239章 大承気湯を解説して頂きました。


237章 抵當証
しばしば忘れっぽい陽明症の人は、必ず元々腹部に瘀血がある、と。
そのココロは、沈静化していれば静かにしている瘀血に邪が入り、暴れて頭に突き上がり、忘れっぽいのである。
大便硬いが出るのに苦労はない。そして、色は必ず黒い場合はコレにて下すべし。
〈瘀血の鑑別〉
邪が入る前の瘀血は下腹硬く冷たい。
邪が入り暴れると熱を帯びる。
陽明症の場合、象徴的に胃家実を含む為、瘀血の有無を大便の通りやすさと色の黒さよりみる。
また、太陽症の場合は小便自利なら瘀血、不利なら水毒と考える。

238章 大承気湯
心中懊憹、虚実の鑑別。
腹中に燥屎あって邪を発し、腹堅満あったり脈も実の場合、大承気湯。
この場合は、攻めて下せば胸もスッキリする。
心中懊憹といえば梔子し湯だか、こちらは腹も脈も虚の、虚煩の場合。
もし、更に冷えも虚も強ければ、人参湯や四逆湯を用いる。

239章 大承気湯
臍周りが痛く、一定の時間置いて煩燥発作ある場合。その他、日哺潮熱、黄苔、手足がしっとり濡れてくる等の場合も実証で、大承気湯を用いる。



○初伝入門講座
「東洋医学と養生の会」に参加されている学生さんがご入会されました。
一対一でのレクチャーは、時々楽しい笑い声も起こりながら…教わる方も教える先生も真剣です。


○基本の型


型通り、基本に忠実に稽古する時間です。



○T先生がお手製甘酒を朝から仕込んで持って来てくださいました。
身体と心にあったかくて優しい甘味が沁みました。



○講義
鍼道発秘講義 井上先生
380頁 四章 諸考察、を解説して頂きました。

「なぜ、鍼灸の分野においては、今まで瞑眩が問題にされなかったか」
瞑眩を普段からどのように気をつけているかや、経験談など話しあった。
「瞑眩と誤治」
汗吐下和した後に、病状が明らかに回復しているか否か。
気も毒も移動するものであり、陰陽変転するもの。よく傷寒論など湯液に関する文献を学ぶこと。
「西洋医学への一つの示唆」
水毒は寒であり、体の邪熱を追って水毒が熱を冷やしに集まるが、水毒他、瘀血や気の異常も西洋医学の検査では発見できない。
「瞑眩を起こす様に治療すぶきなのか」
わざわざ起こす必要はない。
大切なのは、治療の後、患者の状態がどの様に変化するかを、徹底して観察することである。
瞑眩が起こるのを目指すのではなく、毒が排出されるよう治療する。
「鍼薬一如」
瞑眩は湯液や鍼灸のみに起こるのではない。温泉、断食、食養、整体、その他多くの手段によっても起こる。
病気を治すのは命そのものであり、あらゆる手段は、その手伝いをしているだけ。故に、手段や道具を使いこなせる事が重要である。
「瞑眩の本体」
毒を排出されれば、同じ症状は起こらない。毒が動けば気が動く。
「心身一如」
単に肉体的苦痛を取り除くだけでなく、患者との対話を深め、同時に何らかの精神的導きにより、こころの平安を取り戻せる方法を工夫すべき…
これが本当に難しい。いかに受け入れる態勢を作るか、患者様の心が安らぐため、各々の治療家の個性に合わせて工夫が必要。
「安心感」
汗吐下和の一時の苦しみあれど、命にとっと悪いものを体外に出す、有り難い働きであり、体自身が治すために起きることに無駄な事は無い。



○引き続き、この時間も隣卓では、入門講座が行われました。




○丹田呼吸と身体づくり

いろいろな想いは浮かびますが、出来るだけ頭の中を空にして座ります。座り方はそれぞれです。






○治療の課題の発見
基本の型が音楽の基礎だとしたら、ここではジャズのようにと。
肩の力を抜いて、自由な気持ちで目の前のカラダに向き合います。







振り返りの会

今日一日を振り返って一言。
一人でも学ばなければいけないのだけれど…一人では難しく、やはり此処に来ないと、と言うようなコメントが、口々から出ました。
鍼灸師としては皆個人での活動になりますが、経験したこと、悩んだこと、それらを正直に言葉に出せること、先輩先生方に素直に尋ねられること、などなど、かけがえの無い場所があることの幸せを、改めて心同じくした一日でした。


○来月11月は日程が変更になります。お間違えないようご注意くださいませ。

日時→11月25日第4日曜、10:00〜18:00
場所→京都市南青少年活動センター

http://www.f-machi.jp/searches/detail/656
(文責: 田原 )
| ◇関西支部 | 13:34 | - | -
9月 関西支部研修会

9月9日(日)京都市立南青少年活動センターにて、関西支部研修会がおこなわれました。

9月の研修会は休みの予定でしたが、要望が多く、変更されました。

台風のあとの京都は、街路樹の百日紅の木が何本も、幹の途中からへし折られて、無くなっていました。時折、雨の降る一日です。

 

四部録基礎講座「経絡流注講義」    石部先生 

胃経の章 是動病と所生病。そして病気のメカニズムについておさらいをしました。

具体的にイメージするとき、その世界は立ち上がり、奥行きを持ちます。

 

腹診

腹診を行った後に、生きたツボに鍼をして、腹診がどう変わるかを確かめます。

実際の腹診によって、どこに施術をするかは変わってきます。

手の陰経陽経に引いてどう変わるのか。背中に打って腹がどう変わるのか。

残った腹の症状を直接打ってどう変わるのか。その後、手や足に引いてどう変わるのか。

腹診や施術の点検のポイントは多くあって、気付きもまた多くあります。


 『傷寒論真髄』    村田先生

224章 下焦に働く猪苓湯と、中焦に働く白虎加人参湯の鑑別。

225章 脈遅の鑑別。四逆湯と大承気湯。腹状の相違は明らか。患者の発する気も違う。

228章 梔子豉湯と大陥胸湯の心中懊憹の違いについて議論がありました。

229章 発潮熱の項。小便数は小便不利ではないかと言う疑問がでました。

230章 胸脇苦満と胸脇鞭満の違い。治療前後で舌苔に変化がある。

233章 邪がない便秘。キャラメルも使える。

234章 二陽併病の場合外側から病を解して行く。桂枝湯。

235章 合病と併病の違い。麻黄湯

236章 茵蔯蒿湯証で小便が出ると腹満は引っ込む。頭汗の機序について。

横田先生、村田先生のナビゲートを受けながら、傷寒論の大きな森の中を歩いてゆきます。

森は深くて簡単には見通せません。森の中の、今いる位置を確かめます。

 

昼食

会館の調理室兼食堂に移動して、持ち寄りの具の沢山ある素麺をいただきました。

手作りのお惣菜はとても味わいがあって美味でありました。ありがとうございます。

 

基本の型・チェックシート

それぞれのチェックシートの項目の点検を受けます。

課題を通過するごとに、術者の鍼灸の世界は広がって行きます。

 


『杉山真伝流臨床指南』    玉水先生

P.91 治験例 2  上脘中脘 閉結

上脘は上方へ乱鍼術。中脘は刺鍼転向法をもちいた八方向への雀啄術。

どのような時に雀啄術を行うのか?

を「腹診による毒と邪気の診察と鍼灸治療」P.127〜P.130 から学び

その後、雀啄術の実技を行いました。

押手、刺手の感覚は微妙です。

雀啄術を自在に駆使できれば、大きな力になると感じました。

 

丹田呼吸と身体づくり

場所が変わると、いつもとはまた違った感覚があります。無心に、丹田を意守します。

 

治療と課題の発見

今日さいごの実技です。それぞれの課題に取り組みます。

 

 

振返りの会

会館の閉館時刻がせまり、外は雨です。

振返りは各自心の中で行うこととして、ロビーで解散しました。

充実した一日が終わりました。ありがとうございました。

 

次回の関西支部研修会は10月14日(日)です。

研修会の会場が変わっています。ご注意ください。

高槻市 生涯学習センター 和室

住所 大阪府高槻市桃園町2−1 

JR高槻駅、阪急高槻駅から徒歩5分です。

 

東洋医学と養生の会は9月23日(日)京都上賀茂の心耳庵にておこなわれます。

 

文責:小倉

 

| ◇関西支部 | 13:19 | - | -
8月 関西支部研修会
8月12日日曜日、高槻市の芥川東部会館にて、関西支部研修会が行われました。


○自由稽古



○四部録基礎講座「経絡流中講義」石部先生



ポイントや皆の疑問、一人で読んでいたら気がつかない部分もにも焦点当て、考えられる場。
素直な疑問も言えて、自由に話し合えるのもありがたいです。
どんどん良い質問ができるように、自分だけでも読み込んでおかないと…です。

○講話 石部先生



邪道といわれる治療法に手を出した理由、、、
という少しドキッとするテーマでお話が始まりました。
石部先生がお勤めの仕事を辞められてから開業するまでの間、何もしていない時に観風先生からお呼びがかかり、観風堂で助手された時のこと。
見たことないような難病の方や、普通なら鍼灸では対応困難な病の患者さんに対しても、観風先生がされる治療の凄さに改めて驚愕し、先生を真似するのは難しすぎて無理!今世で成し遂げることは至難の業!そんなの出来ない、難しい…と石部先生は思われました。
そして、その後ご自身の行う治療に置鍼を試したり整体法を学んで取り入れたり、あらゆる自分のできる治療を考え、患者さんの為になる治療を模索され続けたそうです。

患者さんが、石部先生に求めるものは何なのだろうか…。 開業したての頃で時間に余裕もあり、一人の方にいろいろな治療法を試したり、じっくりゆっくり診られていた時、多くの患者さんが身体の不具合以外に、心にも闇を抱えていらっしゃる事に気付かれたそうです。

日々、患者さんの心の解き方や、その方々に応じた対応の仕方など、鍼灸の道具の使用有無によらず、いろんな珍しい方法を試され、石部先生の治療院では、患者さんのお気持ちに添う事を大切に考えられた治療をされているそうです。

また、タッピング手法を使った、患者さんと気を合わせるワークも行われました。
患者役はもちろん、施術役をしている時、何か大きなものに包まれているかの様な心地よい安堵感を感じました。

相手の身体を想い、安心に導くワークを終えて…
石部先生は、ご自身の治療スタイルを邪道と表現されましたが、それは観風先生が仰る「見えない一鍼」でもあり、まさに「いやしの道の鍼」なのではないのかな?と感じました。







○昼食





皆で囲む玄米粥、出来立てを頂けるのは最高の贅沢。
今日は小豆玄米粥に雑穀も入って香ばしい。
いつもご馳走さまです♪


○稽古・基本の型




○鍼道発秘講義 井上先生



「鍼灸における瞑眩について」
三章 こころの瞑眩

止まらない程の涙が出るのはどうしてか。
泣くとは、どのような感情か。
泣くとすっきりするが、何故なのか。

子供時代に大人から、そんな事で泣くなとか、男の子だから泣くなとか、ある程度誰もが言われた事があるだろう。

我慢や悲しみや憂いの気持ちを溜め込んでしまい、胸の内に滞りが生じてしまったものが、腹痛や動悸など身体の不具合になったり、溜め込んだ涙が身体に溜まり、下痢や嘔吐として体外に放出したり…。
心身はやはり一如である。

本文の、「理性など及びもなく、いのちそのままが泣いている…」観風先生の体験談を読み、各人思い出す自己体験を話し合いました。





○今日の漢方 「清暑益気湯」


清暑益気湯=夏まけ:虚弱な人かわ夏にやせ衰えて体がだるくなったり、下痢したり、四肢が煩熱する。
いい香り…さて一口…苦いっ!
そんな感じでした。



○丹田呼吸とからだづくり


○稽古・治療と課題の発見
実践の治療と思って、稽古します。

○振り返りの会

今日一日に学び、気づいたことを一言づつ。




来月の研修会は、9月9日日曜日を予定しております。
(いやしの道協会全体の合宿がある為お休みの予定でしたが、ご要望に応え開催されることになりました。)

(会場がいつもと異なります↓)
京都市南青少年活動センター. 〒601-8441 京都市南区西九条南田町72 URL: http://www.ys-kyoto.org/minami/ TEL: 075-671-0356 市バス「九条大宮」より徒歩5分 近鉄京都線「東寺」より徒歩10分 駐車場有り(空いていれば利用可、利用者は受付で記入して下さい)  
(文責 : 田原)
| ◇関西支部 | 19:57 | - | -
7月 関西支部

このたびの大雨により被害を受けられた皆様には

心からお見舞い申し上げます。

 

78日(日)大阪府高槻市芥川東部会館にて

関西支部研修会が行われました。

昨日まで降り続いた雨により会場の高槻市でも

広い範囲で避難指示が出ていましたが

研修会が始まる時間には雨は上がり晴れ間が見られました。

 

 

1000〜 自由稽古・経絡流注講義

各自で自主稽古の時間。

別のお部屋では基礎講座として石部先生による

『経絡流注講義』も行われています。

今回は「手の陽明大腸経」のところでした。

 

1100〜 基本の型・チェックシート

基本の型を指導者の先生方にチェックしてもらいながら

それぞれの課題に向き合います。

客観的にみてもらうことで、自分の癖に改めて気づきます。

 

 

1210〜 『傷寒論真髄』221章〜223章まで(村田先生)

今回のメインは「梔子鼓湯証」でした。

陽明胃実の証が盛んで勢いが強いために、上行発動して

同時に少陽位と太陽位に影響した三陽合病のお話でした。

「白虎湯」を与えてその変化をみるのが良い方法ですが

誤治をした場合の3つのケースを順番にみていきました。

一つ目は麻黄湯類で表位だけを攻めた場合に

ますます裏熱が激しくなってしまった場合。

二つ目は焼鍼で発汗させようとして火逆となり

腹中の邪熱盛んとなってしまった場合。

三つ目は大承気湯などで攻下した場合。

さらに大承気湯で攻下した場合に考えられる変転の代表的な例として

「梔子鼓湯証」「白虎加人参湯証」「猪苓湯証」のお話がありました。

 

 

1310〜 昼食

今日のメインは「玄米小豆粥」

お粥の上に、持ち寄りの一品を順番に回しながら上に乗せていただきます。

 

1430〜 鈴木先生による講座・実技

今回は浜松から鈴木斉観先生が来てくださり

特別講座をしていただきました。

 

まずは「漢方薬を煎じてみよう」ということで

葛根湯を煎じました。

 

葛根湯を煎じる間に「いわゆるカゼの漢方薬総まとめ」

としてカゼの際に典型的な病態の漢方薬を11種類

解説していただきました。

基本的には自分も家族も体の不調は鍼灸と漢方で治してきた

という先生の体験談をまじえながら、インフルエンザだから

麻黄湯とは限らない。治療する時点でどういう状態になっている

かが大事というお話などを伺いました。

証と病態がしっかり頭に入っていること、実際に試してみて

経験を積むこと。漢方薬の奥深さと面白さを先生のお話から

感じることが出来ました。

お話の後は、鈴木先生が一般の人向けに行っている

「気功ストレッチ」の体験、気を感じる体験などもしました。

 

少林一指禅行の馬歩

 

実の凝りと虚の凝りの違いを感じる

 

1850〜 振り返りの会

円座になり、今日の感想などを鈴木先生に一言ずつ。

盛りだくさんの内容で、時間をオーバーしてお帰りのギリギリの

時間まで講義をしてくださった鈴木先生、ありがとうございました。

お土産の「うなぎパイ」も美味しかったです!

 

 

 

関西支部研修会予定

8/12(第2日曜日)に予定しています

 

(文責:竹ノ上)

| ◇関西支部 | 14:48 | - | -
6月 関西支部研修会

610日(日)大阪府高槻市芥川東部会館にて関西支部研修会が行われました。

 

 

10:00 自由稽古・四部録基礎講座(石部先生)

各自で自主稽古をします。同時刻に初学者の方向けに四部録基礎講座(経絡流注講義)も開催されております。

 


11:00 腹診

腹診の稽古です。モデル患者のその日の主訴を聞き、腹の状態と照らし合わせてみます。


12:10 『傷寒論真髄』の講義(村田先生)

今回は212章から220章の和訓を読み「大承気湯証」「小承気湯証」「白虎湯証」について解説してくださいました。


 

13:10 昼食

玄米粥と参加者が持ち寄ったおかずでランチタイム。

 


14:00 基本の型・チェックシート

いやしの道の基本の型の稽古をします。


 

15:00『疾医の鍼』の講義(玉水先生)

 

「疾医」とは吉益東洞が中国の古典からとったもので、簡単にいえば理屈ではなく直接手で触れたり、目で見たり、感じたりするもので治療する医者のこと。

 

いやしの道協会では疾医の鍼を目指し、その為に四部録や基本の型がある、という事を資料を交えて講義して下さいました。

 

 

 


16:10 丹田呼吸と身体づくり

 

 

 

今月の漢方

 


16:40 治療と課題の発見

参加者同士で治療をし、指導者の先生からアドバイスをいただきます。

 


17:40 振り返りの会

皆で今日の研修を振り返って気になった点や、勉強になった点、反省点などを話し合いました。

 

文責 山本

 

 

| ◇関西支部 | 19:16 | - | -
5月 関西支部

5月13日(日)大阪府高槻市芥川東部会館にて関西支部研修会が行われました。

今日は雨模様の一日です。時折、雨音が大きく室内に響く時間帯もありました。

研修がはじまる前の自主稽古と治療がおこなわれています。

 

別室では経絡流注講義の自由参加の講義。四部録基礎講座(石部先生)です。
 


 

腹診

指導者の先生方が患者役となり初学者の腹診を受けて、問題点を指摘します。

腹診にしたがって散針、鍼、灸をして、腹診がどう変化するかを見ます。

そして初学者はつぎの指導者へと移動します。

実際の圧痛点や硬結の診かた、治療点と治療のポイントなど多くのことを学びます。


 

傷寒論真髄    村田先生

太陽病(下)

条文と薬方から患者の状態を知り、鍼灸の治療を考える講義です。

176章 白虎湯

模式図以外の情報として、舌や唇が乾いている。目が赤かったり、痛かったり。食事の味が判らなかったり、不眠、頭痛、讝語、胃経の病証に似ている。

177章 炙甘草湯

模式図で心下痞鞕もあるが、メインは胸満。

全身が虚して、胸に熱と動悸。胸膈の変形があったり、盛上りに熱があったりする。腹の働きが弱くて便秘。肺結核のような寝汗。

不整脈は治療が進むにつれて、バラバラから段々規則正しいものになってゆく。


陽明病

180章 胃家実

大便難、不大便は問診で知ることができる。

207章 調胃承気湯

陽明病のスタート地点。一番軽い。  急場をしのぐ処方。

舌乾いてひび割れていたりする。はしかで邪が中に入り熱で悶える時など。便秘している口臭のひどい人の歯痛など。

208章 大承気湯 小承気湯

潮熱 1日に1回きまった時間に発熱(と広義に取ると幅が広がる)。寒気なし。

209章 大承気湯 小承気湯

破傷風や天然痘で熱が出た時のように、命に係わる状態の時に使われた。

瞬間針で奥の熱を取って鎮める。瞬間針のできない人は表面の熱を取ってゆく。

既往症のある患者は体内にすでに毒があると見ていい。

たとえば、手のアトピーの患者。お腹がパンパンで奥に熱。胸椎棘突起間のグミのようなグニュグニュにお灸するとお腹が変わってきた。

古方派のお灸は胸椎・腰椎の棘突起を触って異常のあるところにする。他派は膀胱経の凹部にお灸。

 

昼食

玄米と鳩麦のお粥に、漬物、味噌、トマト。

シンプルでも滋味ある味わい、とても美味しくいただきました。

ごちそうさまでした。合掌


 基本の型・チェックシート

その人の癖への気付き、長所は伸ばして行く。繰り返し、繰り返して、

基本の型をその人のものとしてゆく。


 

『鍼道発秘講義』    井上先生

「鍼灸における瞑眩について」

2章 鍼灸による瞑眩

.書物に散見する鍼灸による瞑眩

 イ.荒木正胤「漢方養生談」 ロ.代田文誌「鍼灸治療基礎学」

.瞑眩と思われる記載

 イ.代田文誌「鍼灸真髄」

 ロ.黄帝内経素問 刺熱論篇第31・32

.私自身の闘病体験における瞑眩

.瞑眩を起こした治験例

 イ.田〇昭〇(女性)気管支喘息

 ロ.錦〇ト〇(女性)膀胱炎

 ハ.横〇知〇(女性)皮膚病

 二.その他の例

を読みました。

瞑眩を起こす強い治療をこのころの横田先生は多くしておられた。ということと、各先生方の臨床での瞑眩のお話がありました。

先生の闘病体験や治験例を自分の事として読むと、とても簡単な事ではなくて、全力でことに当って、葛藤や心配もあって、瞑眩が起きて良くなって行くのを目の当たりにして、驚きや喜びはどれほどだっただろうと思います。

 

今月の漢方 

半夏厚朴湯 (半夏、厚朴、茯苓、生姜、乾蘇葉)

神経性の咽喉疾患、梅核気などを治す。

半夏の生のカケラを試飲した先生方は、遅れてくる強烈なノドへのパンチにショックを受けておられました。

 

 

丹田呼吸と身体づくり

短いですが、心が落ち着く新鮮な時間です。


 

 治療と課題の発見

その人の課題に臨床モードで時間が過ぎて行きます。

1日に実技は3回あり、その間に座学と昼食が入ります。

関西支部では初学者1人に1冊のノートがあって、指導者は気付いたことや指導内容を記入します。

指導者の間で、1人1人の課題と現状の情報の共有が図られています。

指導者の先生それぞれで、気づきが別の所にあったり、また共通していたり、多面的に見ていただけていると、指導を受ける側として感じています。


 

振り返りの会

今日の研修会のこと、気づきなどを振り返り、シェアしました。それぞれの発言に個性が感じられます。

今月も充実した時間を持つことができました。ありがとうございました。
 

 

 

〔関西支部研修会〕

 2018年は、関西支部研修会を毎月第2日曜日に行うことになりました。

11月は特別研修会のため第四日曜日             
6月10日(日)、 7月8日(日)、8月12日(日)、 9月は本部合宿のため休みです

10月14日(日)、11月25日(日)(東京の堀先生招聘)、12月9日(日)

 

〔東洋医学と養生の会(京都自主研修会)〕  会場:心耳庵(京都 上賀茂)

 7月、10月の「東洋医学と養生の会」は、栖賢寺で開催する予定です。 

 次回は、2018年5月27日(日) 以降も毎月第4日曜日12月は休み)

11月は第二日曜日の11日に変更します。

 参加希望、問い合わせの方は玉水先生までメールをして下さい。

 

文責:小倉

| ◇関西支部 | 16:24 | - | -
4月 関西支部

48日(日)大阪府高槻市芥川東部会館にて

関西支部研修会が行われました。

 

1000〜 自由稽古・経絡流注講義

各自で自主稽古の時間。

 

別のお部屋では基礎講座として石部先生の『経絡流注講義』も行われています。

 

 

1100〜 腹診

今回はペアで腹診をしながら鍼をしてお腹の状態が変わるかもみました。

 

 

 

1210〜 『傷寒論真髄』165章〜175章まで(村田先生)

今回は「大柴胡湯証」「半夏瀉心湯証」「瓜蔕散証」「白虎加人参湯証」

「黄芩湯証」「黄芩加半夏生姜湯証」「黄連湯証」「桂枝附子湯証」

「桂枝附子去桂枝加白朮湯証」「甘草附子湯証」でした。

模式図を見ながら、どういう状態なのかということを解説していただきました。

胸の結ぼれ、みぞおちの痞えの証にも色々なバリエーションがあります。

それぞれの違い、見分け方、どのような症状の時に使われるか、

鍼灸で治療をする場合のポイントなどのお話がありました。

 

 

 

1310〜 昼食

今日のメインは「玄米小豆粥」

 

なかなか難しい水の量と火加減。

今回は多すぎた少なすぎたと言いながら。

でも毎回美味しく仕上がります。持ち寄りの1品とともに。

 

 

1400〜 基本の型・チェックシート

基本の型を指導者の先生にチェックしていただき

それぞれの課題と向き合います。

 

 

ぶれない軸の訓練など。

 

 

1500〜 『杉山真伝流臨床指南』(玉水先生)

『杉山真伝流臨床指南』の「心成」と「渾化」の章を読みました。

それに合わせて「虚実」と「補瀉」について、それぞれの概念や

先生方がどのようにとらえているかということを学びました。

ただ、理屈だけで決めないこと、実際に鍼をしてみてどうなのか

という感覚を大事にすること、というお話もありました。

 

 

 

1610〜 丹田呼吸と身体づくり

今回は初めて座る人もいますが、自由に座ります。

静かに整える時間。

 

 

 

1640〜 治療と課題の発見

主訴を聞きながら実践稽古。

ペアになった人の感受性に合わせた気持ちのよい鍼が打てるように。

貴重な意見を伺える場です。

 

 

 

1740〜 振り返りの会

今回は初参加の方もお久しぶりの再会の方もいらっしゃり

新鮮で嬉しい会となりました。

また次回もお会い出来ますように。

 

 

今日はどんな味かな、と毎回楽しみな漢方薬の試飲。

 

今回は「木防巳去石膏加茯苓芒硝」でした。

心下に水毒がかたまっている時の漢方薬です。

個人的には塩気のあるモヤっとした味がしました。

半夏の味見もありました。

こちらは、しばらく経った後に喉がピリピリイガイガして

面白かったです。

 

 

関西支部研修会予定

5/13(第2日曜日)に予定しています

 

文責:竹ノ上

| ◇関西支部 | 16:04 | - | -
3月関西支部研修会

3月11日 京都市立南青少年活動センターにて、関西支部 原田修観先生講習会が行われました。

1. 講義 「先生からいかに盗むか!」

昔、横田先生は弟子に教えなかったので、盗むしかなかった。それが今に続いています。

今は、横田先生も少し変わられたようです・・・

・「盗む目」を養うには、「盗む技量」を養う

 1. 見て取る技(眼力)

事前の目的意識の明確化(邪、毒、治療の順番、技では接触鍼、刺入の深さ、速さ、弾入、強弱他 ) その意味を考える。

 2.  体に写し取る(手の内へ)

習得には、技術の細分化、分解化。課目に分けて練習。そして統合する。

その人なりの覚え方  たとえば 音で覚える。  チョン ツー   チョンチョン ツーー (放物線)など 

.実技 体の歪みを鍼で治す

(気持ちのいい響きの、同調と痛くない鍼をしてみる)

  ̄θ梢箸剖枋ァ9盤の歪み。11番型

 歪みは足に出る。太谿への刺鍼。緊張の緩和と胸椎11番の歪みの解消。

「微小の刺激が長く続く効果を生む」

体の歪みの別の検査の仕方

11番型と頸椎のズレ(胸鎖乳突筋の緊張)

同調する鍼、微調整

力が抜けて判る感覚がある。そのための腕の力を抜くテクニック(コツ)

5番型、膝の悪さに伏兎の刺鍼

 

昼食休憩

 

.臨床相談と資料「突発性難聴とめまい症状」の解説

 

・検査に始まり検査に終わる。(症状の確認と治療効果の確認、患者さんの納得)

・めまいは治りやすいが、難聴は時間がかかり、ジグザグで治って行くことを、はじめに患者さんにしっかり話をする。

・はじめは詰めて来てもらう。

・耳鳴りは治りにくい。耳周りのお灸。

・漢方も使う。仕事のストレスなど、環境が大きく作用している。

 

.実技

こ囘戮糧調整で響きが大きく変わる。 寸六三番一杯の深刺

真裏の背に強い反応

 

ゼ鵑龍いコリ

 

λ性の肩こり  この人は浅い層で響いている。 その下の固い層には無理に入れない。 日をかけて来てもらう。

肩甲骨の運動も取り入れる

 

足裏の痛み

2か所に刺鍼 刺鍼転向法

引き鍼  繋がる感覚 

 

原田先生は多くの引き出しの中から、私たちの臨床に役立つ多くのヒントを下さいました。

「同調と痛くない鍼の、気持ちのいい響き」を体験することができました。

重い持病をお持ちにもかかわらず、それを感じさせない、力のこもった充実した講習会でした。本当にありがとうございます。

 

二次会のネパール料理店でも、また盛り上がりました。

原田先生、その後、お疲れは残らなかったでしょうか?

どうぞご自愛ください。ありがとうございました。

 

 

本年度から、関西支部研修会は第2日曜日の開催となっています。ご注意ください。

次回は 4月8日 となります。

 

東洋医学と養生の会は、第4日曜日開催です。

今月は、京都 栖賢寺にて 3月25日 開催の予定です。

 

(文責:小倉)

 

 

 

| ◇関西支部 | 21:47 | - | -
2月 関西支部研修会

2月11日(日)大阪府高槻市芥川東部会館にて関西支部研修会が行われました

 

10:00 自由稽古・四部録基礎講座(傷寒真髄)

各自で自主稽古をします。鍼を打ったり打たれたり。同時刻に初学者の方向けに四部録基礎講座も開催されているのですが講師である石部先生がインフルエンザで欠席された為、急遽代打で村田先生が講義をしてくださいました。

内容は「傷寒論」の和訓を音読して原文を書き写すという村田先生曰く「筋トレ」スタイルで行われました。

 

 

 

 

 


11:00 腹診

お腹の触診の稽古です。寒熱を感じたり、お腹の奥のスジバリを探したり、お腹の状態から体全体が今どういう状態か診るための稽古です。感じよう感じようとしても分かりにくい。自分の中にある無駄なものをそぎ落として自分を鏡のようにして、患者の体をそのまま写し取るような気持ちで診るようにしていると指導者の先生はおっしゃっていました。
12:10 『傷寒論真髄』(村田先生)

 

傷寒論真髄の中に出てくる症例を元に治療の順番を表した用語である「先表後裏」「表裏双快」の違いについて解説してくださいました。「先表後裏」の場合には表にも裏にも邪熱がある場合には「表」の方から治療していく。もし「裏」から治療してしまうと外から入ってきた生きのいい風邪の邪などがお腹に引き込まれてより症状が悪化してしまう。玉ねぎの皮を剥ぐように表から表から治療していくようにする。

「表裏双快」とは「裏」であるお腹には冷えがあり「表」である頚肩胸には熱があるような場合お腹の冷えを取り頚肩胸の熱を取る治療を同時にする事である。
 

13:10 昼食

村田先生が持ってきてくださった玄米粥と各自参加者が持ち寄ったおかずでランチタイム。


14:00 基本の型・チェックシート

いやしの道の基本の型の稽古をします。スポーツでも武道でも基本が大事なようにいやしの道でも基本を大切に考えしっかり稽古します。
 

15:00『鍼道発秘講義』(井上先生)

鍼道発秘講義の「鍼灸における瞑眩について」の項を井上先生が解説してくださいました。

瞑眩とは体内の病毒が体外に去る時に起こる、一反応現象である。その反応として汗、吐、下、和、がある。

そこから皆さんはそのような体験をしたり、治療した患者さんにそのような瞑眩現象が起きた事はありますか?という話になり、参加者のお一人が体験談として家族全員がインフルエンザにかかった時、娘だげが痰のような鼻水のようなモノを大量に吐き、その時はその娘が一番早く治った。というお話をして下さいました。


16:10 丹田呼吸と身体づくり

呼吸に意識を向けていると不思議と気持ちが穏やかになり、体の感覚が鮮明になるような実感があります。


16:40 治療と課題の発見

参加者同士で治療をし、指導者の先生からアドバイスをいただきます。治療ポイントの目の付けどころ、治療中の姿勢や目線、押し手の置き方、ツボのとらえ方など細部に渡り指導してくださいます。


17:40 振り返りの会

皆で今日の研修を振り返って気になった点や、勉強になった点、反省点などを話し合いました。研修当日はバレンタインデーが近いという事で女性の参加者がチョコレートを持ってきてくださってそれを頬張りながらの振り返り会となりました。美味しいチョコレートをありがとうございました!(写真を撮るのを忘れてしまいました。)

 

関西支部研修会予定

次回は3/11(第2日曜日)に予定しています!

 

(文責:山本)

| ◇関西支部 | 14:09 | - | -
1月 関西支部

114日(日)大阪府高槻市芥川東部会館にて関西支部研修会が行われました。

昨年までは第3日曜日に行われることの多かった関西支部研修会ですが、

今年からは基本的に第2日曜日に行うことになりました。

 

10:00〜 自由稽古・四部録基礎講座・傷寒論真髄

各自で自主稽古の時間。

別のお部屋では基礎講座として『経絡流注講義』も行われています。

また今回から、930〜の30分で『傷寒論真髄』の素読も始まりました。

 

1100〜 腹診

主訴を聞き、鍼を打つならどこが良いか考えながらお腹の状態をみていきます。

触れる方も触れられる方も、勉強になる時間です。

 

 1210〜 『傷寒論真髄』154章〜163章まで(村田先生)

今回は「大黄黄連瀉心湯証」「附子瀉心湯証」「五苓散証」

「生姜瀉心湯証」「甘草瀉心湯証」「理中湯証」「赤石脂禹余糧湯証」

「旋覆花代赭石湯証」「桂枝人参湯証」でした。

模式図を見ながら、どういう状態なのかということを解説していただきました。

各証に共通する症状とその違いをみることで、同じような症状でも

目の付けどころのポイントがわかります。下痢の症状がある場合も

すごく虚しているのか、そこまで虚してはいないのか。

胸の痞え、上腹部、下腹部、どこがメインなのか、実際の臨床のお話を

はさみながら、治療のポイントを考えます。

 

1310〜 昼食

今日のメインは「玄米はとむぎ小豆粥」

出し巻き卵、ごぼ天、梅干し、漬物、白和えなど、持ち寄りの1品も並びます。

大きなお鍋を囲んで、皆でいただきます。

 

1400〜 基本の型・チェックシート

基本の型を指導者の先生にチェックしていただき、振り返りをします。

 

途中、漢方薬が煮詰まりすぎて、あわてて救出する場面も。

本日の漢方薬は「大建中湯」でした。

いつもは苦くて、「うぅ」という味多いのですが、

今日は美味しくてお代りしました。

 

1510〜 丹田呼吸と身体づくり

神妙な顔の人、ほほ笑む人、少し眠そうな人、それぞれの時間。

呼吸と身体と心をみつめます。

 

 

1540〜 治療と課題の発見

実際の臨床を想定して実践稽古。

受け手として感じること、見ていて気づくこと、それぞれの視点からの

指摘を受けて、自分では気づかない癖などを発見することが出来ました。

実践的な稽古が出来る場があることの有難みを改めて感じます。

 

1640〜 振り返りの会と新年会

忘年会もしたのに、関西支部はまた新年会か!

でも、忘年会の時の大量のお酒が余ってしまったのです。

飲んでしまわないともったいないので、致し方ありませんね。

なぜか新たなお酒も加わっていますが。。。おつまみとともに乾杯!

 

関西支部研修会予定

次回は2/11(第2日曜日)に予定しています!

 

(文責 竹ノ上)

| ◇関西支部 | 16:59 | - | -
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