いやしの道協会ブログ

いやしの道協会の最新情報をお届けします。

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5月 関西支部

5月13日(日)大阪府高槻市芥川東部会館にて関西支部研修会が行われました。

今日は雨模様の一日です。時折、雨音が大きく室内に響く時間帯もありました。

研修がはじまる前の自主稽古と治療がおこなわれています。

 

別室では経絡流注講義の自由参加の講義。四部録基礎講座(石部先生)です。
 


 

腹診

指導者の先生方が患者役となり初学者の腹診を受けて、問題点を指摘します。

腹診にしたがって散針、鍼、灸をして、腹診がどう変化するかを見ます。

そして初学者はつぎの指導者へと移動します。

実際の圧痛点や硬結の診かた、治療点と治療のポイントなど多くのことを学びます。


 

傷寒論真髄    村田先生

太陽病(下)

条文と薬方から患者の状態を知り、鍼灸の治療を考える講義です。

176章 白虎湯

模式図以外の情報として、舌や唇が乾いている。目が赤かったり、痛かったり。食事の味が判らなかったり、不眠、頭痛、讝語、胃経の病証に似ている。

177章 炙甘草湯

模式図で心下痞鞕もあるが、メインは胸満。

全身が虚して、胸に熱と動悸。胸膈の変形があったり、盛上りに熱があったりする。腹の働きが弱くて便秘。肺結核のような寝汗。

不整脈は治療が進むにつれて、バラバラから段々規則正しいものになってゆく。


陽明病

180章 胃家実

大便難、不大便は問診で知ることができる。

207章 調胃承気湯

陽明病のスタート地点。一番軽い。  急場をしのぐ処方。

舌乾いてひび割れていたりする。はしかで邪が中に入り熱で悶える時など。便秘している口臭のひどい人の歯痛など。

208章 大承気湯 小承気湯

潮熱 1日に1回きまった時間に発熱(と広義に取ると幅が広がる)。寒気なし。

209章 大承気湯 小承気湯

破傷風や天然痘で熱が出た時のように、命に係わる状態の時に使われた。

瞬間針で奥の熱を取って鎮める。瞬間針のできない人は表面の熱を取ってゆく。

既往症のある患者は体内にすでに毒があると見ていい。

たとえば、手のアトピーの患者。お腹がパンパンで奥に熱。胸椎棘突起間のグミのようなグニュグニュにお灸するとお腹が変わってきた。

古方派のお灸は胸椎・腰椎の棘突起を触って異常のあるところにする。他派は膀胱経の凹部にお灸。

 

昼食

玄米と鳩麦のお粥に、漬物、味噌、トマト。

シンプルでも滋味ある味わい、とても美味しくいただきました。

ごちそうさまでした。合掌


 基本の型・チェックシート

その人の癖への気付き、長所は伸ばして行く。繰り返し、繰り返して、

基本の型をその人のものとしてゆく。


 

『鍼道発秘講義』    井上先生

「鍼灸における瞑眩について」

2章 鍼灸による瞑眩

.書物に散見する鍼灸による瞑眩

 イ.荒木正胤「漢方養生談」 ロ.代田文誌「鍼灸治療基礎学」

.瞑眩と思われる記載

 イ.代田文誌「鍼灸真髄」

 ロ.黄帝内経素問 刺熱論篇第31・32

.私自身の闘病体験における瞑眩

.瞑眩を起こした治験例

 イ.田〇昭〇(女性)気管支喘息

 ロ.錦〇ト〇(女性)膀胱炎

 ハ.横〇知〇(女性)皮膚病

 二.その他の例

を読みました。

瞑眩を起こす強い治療をこのころの横田先生は多くしておられた。ということと、各先生方の臨床での瞑眩のお話がありました。

先生の闘病体験や治験例を自分の事として読むと、とても簡単な事ではなくて、全力でことに当って、葛藤や心配もあって、瞑眩が起きて良くなって行くのを目の当たりにして、驚きや喜びはどれほどだっただろうと思います。

 

今月の漢方 

半夏厚朴湯 (半夏、厚朴、茯苓、生姜、乾蘇葉)

神経性の咽喉疾患、梅核気などを治す。

半夏の生のカケラを試飲した先生方は、遅れてくる強烈なノドへのパンチにショックを受けておられました。

 

 

丹田呼吸と身体づくり

短いですが、心が落ち着く新鮮な時間です。


 

 治療と課題の発見

その人の課題に臨床モードで時間が過ぎて行きます。

1日に実技は3回あり、その間に座学と昼食が入ります。

関西支部では初学者1人に1冊のノートがあって、指導者は気付いたことや指導内容を記入します。

指導者の間で、1人1人の課題と現状の情報の共有が図られています。

指導者の先生それぞれで、気づきが別の所にあったり、また共通していたり、多面的に見ていただけていると、指導を受ける側として感じています。


 

振り返りの会

今日の研修会のこと、気づきなどを振り返り、シェアしました。それぞれの発言に個性が感じられます。

今月も充実した時間を持つことができました。ありがとうございました。
 

 

 

〔関西支部研修会〕

 2018年は、関西支部研修会を毎月第2日曜日に行うことになりました。

11月は特別研修会のため第四日曜日             
6月10日(日)、 7月8日(日)、8月12日(日)、 9月は本部合宿のため休みです

10月14日(日)、11月25日(日)(東京の堀先生招聘)、12月9日(日)

 

〔東洋医学と養生の会(京都自主研修会)〕  会場:心耳庵(京都 上賀茂)

 7月、10月の「東洋医学と養生の会」は、栖賢寺で開催する予定です。 

 次回は、2018年5月27日(日) 以降も毎月第4日曜日12月は休み)

11月は第二日曜日の11日に変更します。

 参加希望、問い合わせの方は玉水先生までメールをして下さい。

 

文責:小倉

| 関西支部 | 16:24 | - | -
4月 関西支部

48日(日)大阪府高槻市芥川東部会館にて

関西支部研修会が行われました。

 

1000〜 自由稽古・経絡流注講義

各自で自主稽古の時間。

 

別のお部屋では基礎講座として石部先生の『経絡流注講義』も行われています。

 

 

1100〜 腹診

今回はペアで腹診をしながら鍼をしてお腹の状態が変わるかもみました。

 

 

 

1210〜 『傷寒論真髄』165章〜175章まで(村田先生)

今回は「大柴胡湯証」「半夏瀉心湯証」「瓜蔕散証」「白虎加人参湯証」

「黄芩湯証」「黄芩加半夏生姜湯証」「黄連湯証」「桂枝附子湯証」

「桂枝附子去桂枝加白朮湯証」「甘草附子湯証」でした。

模式図を見ながら、どういう状態なのかということを解説していただきました。

胸の結ぼれ、みぞおちの痞えの証にも色々なバリエーションがあります。

それぞれの違い、見分け方、どのような症状の時に使われるか、

鍼灸で治療をする場合のポイントなどのお話がありました。

 

 

 

1310〜 昼食

今日のメインは「玄米小豆粥」

 

なかなか難しい水の量と火加減。

今回は多すぎた少なすぎたと言いながら。

でも毎回美味しく仕上がります。持ち寄りの1品とともに。

 

 

1400〜 基本の型・チェックシート

基本の型を指導者の先生にチェックしていただき

それぞれの課題と向き合います。

 

 

ぶれない軸の訓練など。

 

 

1500〜 『杉山真伝流臨床指南』(玉水先生)

『杉山真伝流臨床指南』の「心成」と「渾化」の章を読みました。

それに合わせて「虚実」と「補瀉」について、それぞれの概念や

先生方がどのようにとらえているかということを学びました。

ただ、理屈だけで決めないこと、実際に鍼をしてみてどうなのか

という感覚を大事にすること、というお話もありました。

 

 

 

1610〜 丹田呼吸と身体づくり

今回は初めて座る人もいますが、自由に座ります。

静かに整える時間。

 

 

 

1640〜 治療と課題の発見

主訴を聞きながら実践稽古。

ペアになった人の感受性に合わせた気持ちのよい鍼が打てるように。

貴重な意見を伺える場です。

 

 

 

1740〜 振り返りの会

今回は初参加の方もお久しぶりの再会の方もいらっしゃり

新鮮で嬉しい会となりました。

また次回もお会い出来ますように。

 

 

今日はどんな味かな、と毎回楽しみな漢方薬の試飲。

 

今回は「木防巳去石膏加茯苓芒硝」でした。

心下に水毒がかたまっている時の漢方薬です。

個人的には塩気のあるモヤっとした味がしました。

半夏の味見もありました。

こちらは、しばらく経った後に喉がピリピリイガイガして

面白かったです。

 

 

関西支部研修会予定

5/13(第2日曜日)に予定しています

 

文責:竹ノ上

| 関西支部 | 16:04 | - | -
3月関西支部研修会

3月11日 京都市立南青少年活動センターにて、関西支部 原田修観先生講習会が行われました。

1. 講義 「先生からいかに盗むか!」

昔、横田先生は弟子に教えなかったので、盗むしかなかった。それが今に続いています。

今は、横田先生も少し変わられたようです・・・

・「盗む目」を養うには、「盗む技量」を養う

 1. 見て取る技(眼力)

事前の目的意識の明確化(邪、毒、治療の順番、技では接触鍼、刺入の深さ、速さ、弾入、強弱他 ) その意味を考える。

 2.  体に写し取る(手の内へ)

習得には、技術の細分化、分解化。課目に分けて練習。そして統合する。

その人なりの覚え方  たとえば 音で覚える。  チョン ツー   チョンチョン ツーー (放物線)など 

.実技 体の歪みを鍼で治す

(気持ちのいい響きの、同調と痛くない鍼をしてみる)

  ̄θ梢箸剖枋ァ9盤の歪み。11番型

 歪みは足に出る。太谿への刺鍼。緊張の緩和と胸椎11番の歪みの解消。

「微小の刺激が長く続く効果を生む」

体の歪みの別の検査の仕方

11番型と頸椎のズレ(胸鎖乳突筋の緊張)

同調する鍼、微調整

力が抜けて判る感覚がある。そのための腕の力を抜くテクニック(コツ)

5番型、膝の悪さに伏兎の刺鍼

 

昼食休憩

 

.臨床相談と資料「突発性難聴とめまい症状」の解説

 

・検査に始まり検査に終わる。(症状の確認と治療効果の確認、患者さんの納得)

・めまいは治りやすいが、難聴は時間がかかり、ジグザグで治って行くことを、はじめに患者さんにしっかり話をする。

・はじめは詰めて来てもらう。

・耳鳴りは治りにくい。耳周りのお灸。

・漢方も使う。仕事のストレスなど、環境が大きく作用している。

 

.実技

こ囘戮糧調整で響きが大きく変わる。 寸六三番一杯の深刺

真裏の背に強い反応

 

ゼ鵑龍いコリ

 

λ性の肩こり  この人は浅い層で響いている。 その下の固い層には無理に入れない。 日をかけて来てもらう。

肩甲骨の運動も取り入れる

 

足裏の痛み

2か所に刺鍼 刺鍼転向法

引き鍼  繋がる感覚 

 

原田先生は多くの引き出しの中から、私たちの臨床に役立つ多くのヒントを下さいました。

「同調と痛くない鍼の、気持ちのいい響き」を体験することができました。

重い持病をお持ちにもかかわらず、それを感じさせない、力のこもった充実した講習会でした。本当にありがとうございます。

 

二次会のネパール料理店でも、また盛り上がりました。

原田先生、その後、お疲れは残らなかったでしょうか?

どうぞご自愛ください。ありがとうございました。

 

 

本年度から、関西支部研修会は第2日曜日の開催となっています。ご注意ください。

次回は 4月8日 となります。

 

東洋医学と養生の会は、第4日曜日開催です。

今月は、京都 栖賢寺にて 3月25日 開催の予定です。

 

(文責:小倉)

 

 

 

| 関西支部 | 21:47 | - | -
2月 関西支部研修会

2月11日(日)大阪府高槻市芥川東部会館にて関西支部研修会が行われました

 

10:00 自由稽古・四部録基礎講座(傷寒真髄)

各自で自主稽古をします。鍼を打ったり打たれたり。同時刻に初学者の方向けに四部録基礎講座も開催されているのですが講師である石部先生がインフルエンザで欠席された為、急遽代打で村田先生が講義をしてくださいました。

内容は「傷寒論」の和訓を音読して原文を書き写すという村田先生曰く「筋トレ」スタイルで行われました。

 

 

 

 

 


11:00 腹診

お腹の触診の稽古です。寒熱を感じたり、お腹の奥のスジバリを探したり、お腹の状態から体全体が今どういう状態か診るための稽古です。感じよう感じようとしても分かりにくい。自分の中にある無駄なものをそぎ落として自分を鏡のようにして、患者の体をそのまま写し取るような気持ちで診るようにしていると指導者の先生はおっしゃっていました。
12:10 『傷寒論真髄』(村田先生)

 

傷寒論真髄の中に出てくる症例を元に治療の順番を表した用語である「先表後裏」「表裏双快」の違いについて解説してくださいました。「先表後裏」の場合には表にも裏にも邪熱がある場合には「表」の方から治療していく。もし「裏」から治療してしまうと外から入ってきた生きのいい風邪の邪などがお腹に引き込まれてより症状が悪化してしまう。玉ねぎの皮を剥ぐように表から表から治療していくようにする。

「表裏双快」とは「裏」であるお腹には冷えがあり「表」である頚肩胸には熱があるような場合お腹の冷えを取り頚肩胸の熱を取る治療を同時にする事である。
 

13:10 昼食

村田先生が持ってきてくださった玄米粥と各自参加者が持ち寄ったおかずでランチタイム。


14:00 基本の型・チェックシート

いやしの道の基本の型の稽古をします。スポーツでも武道でも基本が大事なようにいやしの道でも基本を大切に考えしっかり稽古します。
 

15:00『鍼道発秘講義』(井上先生)

鍼道発秘講義の「鍼灸における瞑眩について」の項を井上先生が解説してくださいました。

瞑眩とは体内の病毒が体外に去る時に起こる、一反応現象である。その反応として汗、吐、下、和、がある。

そこから皆さんはそのような体験をしたり、治療した患者さんにそのような瞑眩現象が起きた事はありますか?という話になり、参加者のお一人が体験談として家族全員がインフルエンザにかかった時、娘だげが痰のような鼻水のようなモノを大量に吐き、その時はその娘が一番早く治った。というお話をして下さいました。


16:10 丹田呼吸と身体づくり

呼吸に意識を向けていると不思議と気持ちが穏やかになり、体の感覚が鮮明になるような実感があります。


16:40 治療と課題の発見

参加者同士で治療をし、指導者の先生からアドバイスをいただきます。治療ポイントの目の付けどころ、治療中の姿勢や目線、押し手の置き方、ツボのとらえ方など細部に渡り指導してくださいます。


17:40 振り返りの会

皆で今日の研修を振り返って気になった点や、勉強になった点、反省点などを話し合いました。研修当日はバレンタインデーが近いという事で女性の参加者がチョコレートを持ってきてくださってそれを頬張りながらの振り返り会となりました。美味しいチョコレートをありがとうございました!(写真を撮るのを忘れてしまいました。)

 

関西支部研修会予定

次回は3/11(第2日曜日)に予定しています!

 

(文責:山本)

| 関西支部 | 14:09 | - | -
1月 関西支部

114日(日)大阪府高槻市芥川東部会館にて関西支部研修会が行われました。

昨年までは第3日曜日に行われることの多かった関西支部研修会ですが、

今年からは基本的に第2日曜日に行うことになりました。

 

10:00〜 自由稽古・四部録基礎講座・傷寒論真髄

各自で自主稽古の時間。

別のお部屋では基礎講座として『経絡流注講義』も行われています。

また今回から、930〜の30分で『傷寒論真髄』の素読も始まりました。

 

1100〜 腹診

主訴を聞き、鍼を打つならどこが良いか考えながらお腹の状態をみていきます。

触れる方も触れられる方も、勉強になる時間です。

 

 1210〜 『傷寒論真髄』154章〜163章まで(村田先生)

今回は「大黄黄連瀉心湯証」「附子瀉心湯証」「五苓散証」

「生姜瀉心湯証」「甘草瀉心湯証」「理中湯証」「赤石脂禹余糧湯証」

「旋覆花代赭石湯証」「桂枝人参湯証」でした。

模式図を見ながら、どういう状態なのかということを解説していただきました。

各証に共通する症状とその違いをみることで、同じような症状でも

目の付けどころのポイントがわかります。下痢の症状がある場合も

すごく虚しているのか、そこまで虚してはいないのか。

胸の痞え、上腹部、下腹部、どこがメインなのか、実際の臨床のお話を

はさみながら、治療のポイントを考えます。

 

1310〜 昼食

今日のメインは「玄米はとむぎ小豆粥」

出し巻き卵、ごぼ天、梅干し、漬物、白和えなど、持ち寄りの1品も並びます。

大きなお鍋を囲んで、皆でいただきます。

 

1400〜 基本の型・チェックシート

基本の型を指導者の先生にチェックしていただき、振り返りをします。

 

途中、漢方薬が煮詰まりすぎて、あわてて救出する場面も。

本日の漢方薬は「大建中湯」でした。

いつもは苦くて、「うぅ」という味多いのですが、

今日は美味しくてお代りしました。

 

1510〜 丹田呼吸と身体づくり

神妙な顔の人、ほほ笑む人、少し眠そうな人、それぞれの時間。

呼吸と身体と心をみつめます。

 

 

1540〜 治療と課題の発見

実際の臨床を想定して実践稽古。

受け手として感じること、見ていて気づくこと、それぞれの視点からの

指摘を受けて、自分では気づかない癖などを発見することが出来ました。

実践的な稽古が出来る場があることの有難みを改めて感じます。

 

1640〜 振り返りの会と新年会

忘年会もしたのに、関西支部はまた新年会か!

でも、忘年会の時の大量のお酒が余ってしまったのです。

飲んでしまわないともったいないので、致し方ありませんね。

なぜか新たなお酒も加わっていますが。。。おつまみとともに乾杯!

 

関西支部研修会予定

次回は2/11(第2日曜日)に予定しています!

 

(文責 竹ノ上)

| 関西支部 | 16:59 | - | -
12月 関西支部

12月17日(日)大阪高槻市芥川東部会館にて関西支部研修会が行われました。

 

10時より、1Fでは石部先生による四部録基礎講座が行われ、2Fでは自主稽古が行われました。

 

 

 

研修が始まる前に皆で丹田呼吸法を行い集中力を高めます。

 

 

11時からは年末特別企画として参加者が企画を持ち寄って皆で一緒にやってみる、

題して「あなたも研修会を1コマプロデュース」が行われました。

 

一つ目の企画は「歩く姿を見てどこが悪いか感じ取ってみよう!」

歩いている後ろ姿を見ると右の背中が動いていない、つま先が内を向いている、

左肩が上がっている、お腹の力が弱そう、骨盤が捻じれている、皆さんそれぞれ着眼点が異なり面白かったです。

臨床の場でも触診する前に歩いてもらう事で鍼をするべき場所を探すヒントになるのではないかと思いました。

 

 

 

 

 

二つ目の企画は「肩こり、腰痛の手早い診断と治療法」

参加者の中に整骨院に勤務されている方がおられ、施術時間が20分と決まっているそうです。そこで指導者の先生方が限られた時間の中でどのように治療を組み立て施術していくかをお手本として見せていただき、それを参考に各自で実技稽古が行われました。

 

 

 

 

 

三つ目の企画は「手の痺れの診断・治療

手のしびれの治療をどのようにしたらよいか悩んでおられる参加者の方の企画です。指導者の先生が徒手検査やどのような所に目を付けるか、模範実技をしながら教えてくださいました。

 

 

 

 

 

四つ目の企画は「各自の抱えている問題(技術、患者さんとの接し方、養生等)を出してもらって皆で考える」

 

色々な症状を訴える患者さんのポイントを絞るのが難しい。

刺激量が難しい、同じ患者さんでも部位によって敏感な所があったり鈍感な所があったりする。

もっと患者さんとフランクに話したい。

内出血しないように気をつけるべき点を教えてほしい。

父親が腰のヘルニアなので鍼灸してあげたいがどのように治療したらよいか悩んでいる。

母指と示指の対立運動が出来ない人への鍼灸治療をどのようにするか。

皆に悩みを相談し話し合うことで解決のヒントになり、他の鍼灸師がどんな事で悩んでいるかを知ることも勉強になりました。

 

 

 

 

17時からは忘年会、石部先生が用意してくださったパスタ鍋を主食に各自持ち寄ったお酒やおつまみで賑やかに行われました。

今年読んで面白かった本の話、最近ハマったドラマ「男の操」の話、夫婦円満の秘訣について、酔っぱらって病院に運ばれた話、等々

 

 

 

今年最後の楽しい宴となりました!来年もよろしくお願いします!

(文責:山本)

| 関西支部 | 19:01 | - | -
11月 関西支部研修会

11月19日(日) 大阪高槻市芥川東部会館にて関西支部研修会が行われました

空は雲に満たされて、寒くなりました。今年も残すところ、あと一月です。


2階では、自由稽古 先生がたの治療がつづいています。


 

1階では、経絡流注講義の自由参加の講義です。


 

つづいて、入門講座   石部先生


 

背候診
2階では背候診の診かたです。
どこを、どのように診るのか、
脊柱。背骨の間隔の詰まり、凸凹、違った感覚のところ、気の通らないところ、
押えると痛むところ、角度、方向を変えてみる。
脊柱の骨際。夾脊穴。太い筋肉の内側の細いスジバリ。太い筋肉の外側のスジバリ。
力なく陥下しているところ。等々
背中のそれぞれの部位を押えながら、手に感覚をおぼえ込ませてゆきます。


傷寒論真髄   村田先生

太陽病(下)

条文と薬方からその患者の状態を知り、鍼灸の治療を考える講義です。

144章

婦人中風。小柴胡湯

来られている患者さんで、月経時に風邪を引いたら、月経がすぐに止まって、ここにあるように、悪寒と発熱がくるような方がおられました。胸脇部の熱を取る。膈兪から脾兪のあいだに変なところはないか、膈兪右側に出るひとが多い。頸の横のスジにも出ていることが多い。

145章

婦人傷寒の重いパターン。
風邪を引いたら、まだ月経の時ではないのに、来てしまった。昼間は普通だけれど、夜になると意識がおかしくなる人は、婦人科系に邪が入ってしまった。うわごとを言うからといって、胸に熱があると考え(吐かせたり)、便毒があると考え(下したり)、頸肩の(表位の熱を捌こう)としてはいけない。血毒があばれている。2つの図がありますが、肝(心下、胸脇部)と子宮(下腹)に血毒がありますが、血毒のある所を治療しましょうと言うことです。

精神症状が出ているので、頭の熱も取ってあげる。

 

146章

柴胡桂枝湯

頸肩に邪熱もあるけれど、胸の方にも症状が出ていて、どちらかというとメインは胸の方、いままで治療の順番が大事だといってきましたが、この場合は、両方一辺に治療しましょう、ということです。

柴胡桂枝湯は良く使われるようで、感染症のたぐいと、消化器系の症状、肝炎とか、胆石とか、胸脇部の裏側の腎炎とかネフローゼでも使われることが有るようです。

特徴的なのは神経症状、ノイロ−ゼ、ヒステリー、神経衰弱、癇症とか、また風邪がなかなか治り切らずに1か月2か月たってしまっているときにも使います。

風邪がなかなか治らない人には胸の辺りと、心下をよくしてあげるといいと思います。

147章

柴胡桂枝乾姜湯

身体の状態は、胸に心煩(熱)が有って、心下に寒(水毒)がある。模式図にはありませんが、虚のところから上に矢印、上衝があるとイメージすれば良いと思います。

首から上、頭に汗をかくのは、上衝(東洞)、胸が詰まっている(宗伯)といわれていますが、われわれが診る時は、胸を診つつ、気を降ろすような治療をすればいいと思います。

頭に汗をかく。大陥胸湯証。梔子豉湯証。茵蔯蒿湯証。

149章

もともとの体質があって、´↓になったりする。△諒楪砲呂気錣蕕覆ても痛いこと。かなり危ない状態。もともとあった毒と外から入った邪が胸で大暴れしている。鍼灸師の友人の患者さんで、お腹がこうした状態で2、3日後に心筋梗塞で亡くなられた方がいたと聞いています。になる人もいる。下痢などの水毒メインの人と、胸の熱がメインの人がいます。――胃腸の弱い患者さんに相談されて、忘年会の前に半夏瀉心湯を飲んでもらったら、お腹を壊さずにすんだことがあります。

152章

ここでは、悪寒せざる者ということで、裏の治療になっていますが、表証が残っている場合は、桂枝湯で表を治し、服用後、少し汗が出て、脈が沈に変われば、裏を攻める。

心下痞鞕満はミゾオチを押すと右か左の脇腹(脇下)に響く。腹診考に「この証(十棗湯)、多くは項背強急の証を兼ぬ。故に葛根湯とその腹証前後相い表裏す」とあるので、項背強急で肩コリがあるかもしれない、模式図の心下痞鞕満は胸にも広がって、脇腹のスジは胸の中も通っているとイメージします。この証では、熱の無い、水毒の引きつれが肩くびにあって、そこからくる頭痛。熱の無い頭痛に出会った時、思い出してください。

 

昼食

玄米・雑穀・南瓜のお粥に、竹ノ上さんの煮豆、それと卵焼きです。

シンプルで滋味のある味わい、美味しくいただきました。


 基本の型・チェックシート

普段おろそかになっている、その人の癖に気付き、良い所は伸ばして行く。

基本の型をその人のものとしてゆく。

 

『杉山真伝流臨床指南』  玉水先生

 

杉山真伝流皆伝の巻〕鍼法撮要

「気察 第七」を音読し、臨床でどの様に応用するのか?

『腹診による「毒」と「邪気」の診察と鍼灸治療』を参考にして「三刺」と「気至る」について検討しました

 

〇三刺について

「表層の陽邪をさばいて、まだ奥に邪が残っている時に深く刺して陰邪を出す。」ということは、臨床でよくされているようです。

「極めて深く之を刺し、以て穀気を下す。」これについては、

「骨にへばりついているような堅い固まりに気を至らせる。」ということではないか?「邪を抜いたあと、補いたいときは灸でやる。」等の意見が出ました。

 

〇「鍼刺の要は、至気を以て、有効の時と為す」

「気が至れば効果が出る。」といっている。では、気が至るとはどういうことか?

 

〇「気至る」とは?

(横田観風先生)
「気至る」っていうのは体の中の命の状態が変化した時。例えば熱があったのが熱がとれてきたとか、元気がなかったのが元気になったとかのこと。ひびきかたの方は、その前にひびいていますから、大筋から言えばひびきが先ですね。で、そうやっているうちに気が至る。ということです。ほとんど同時のこともあります。(「いやしの道」第5号)

 

(大浦慈観先生)

「気至る」(狭義)― 「得気」「気来る」「気聚る」「気を得る」「気機す」と同義。    

「気至る」(広義)― 「得気」した後に病所の気の状態が改善されるだけでなく、「気至りて効有り。効の信は、風が雲を吹き明らめるが若く、蒼天を見るが若し」と表現されるように、患者が病態から解放され身体全体の気血のめぐりが改善されたことを意味する表現。

 

(安田無観先生)

「得気」― 術者が感得する「ひびき」

「気至る」― 「ひびき」が邪毒のある所へ到達すること。(「いやしの道」第5号)

 

(― 横田先生、大浦先生、安田先生の捉え方の違いは、気至るの物差しの違いから来るように思います)

 

〇「気至る」を感得するためには?

・まず生きたツボに的確に鍼をあてること。

・力を抜くこと。

 『鍼灸求道録』より

  雪底老師に「鍼の極意はな、力を抜くことじゃ。患者が力を入れてもいかんが、打つ方が力を   入れたら患者も疲れるぞ」と云われた。

  体の力を抜くことは簡単にできるが、心のリキミを抜くことは容易にできるものではない。

・鈍感なツボには、適当な手技をおこなう。

・「気」を感得する訓練   『腹診による「毒」と「邪気」の診察と鍼灸治療』P89〜 

 

「気至る」について、先生方のくりだされるお話に毎回聞き入っています。

私が研究会に初めて参加したころは、感覚もさほどはっきりしていなかったと思います。治療の最後の引き鍼は、講義にあるように、ツボに的確に鍼を当てないと、うまく引けません。だんだん、感覚がはっきりしてくるように感じています。(小倉)

 

                 

今月の漢方 

桂枝加朮附湯+応鐘散料(別名芎黄散)

二つの組み合わせは、東洞先生のよく使われた処方ということです。

 

丹田呼吸と身体づくり

短い時間ですが、毎月どこかしら違って感じられ、坐るたびに新鮮です。


 

治療と課題の発見

基本の型でも、その人なりの課題があるわけですが、ここでは実戦的な臨床モードに入って時間が過ぎて行きます。

 

振り返りの会

今日の研修会のこと、最近気になっていること、研修会への提案、等

振り返り、気付き、反省、感謝、笑い



〔関西支部研修会〕 12月17日(第3日曜日)

研修会のあと、同じ部屋で忘年会を予定しています。鍋をします。飲み物、アテは各自持ち寄りです。どうぞ奮ってご参加ください。


 

2018年の予定(毎月第日曜日)となります。ご注意ください。 

1月14日(日)、2月11日(日)、3月11日(日)、4月8日(日)、5月13日(日)、6月10日(日)

7月8日(日)、8月12日(日)、9月本部合宿のため休み、

10月14日(日)、11月11日(日)、12月9日(日)

 

〔東洋医学と養生の会(京都自主研修会)〕  会場:心耳庵(京都 上賀茂) 

※参加希望、問い合わせの方は玉水までメールして下さい。

12月は休みです。   2018年も毎月第4日曜日(12月は休み)変わりません。 

 

(文責:小倉)
 

| 関西支部 | 18:08 | - | -
10月 関西支部研修会

1015日(日)大阪府高槻市芥川東部会館にて関西支部研修会が行われました。

 

1000〜 自由稽古・四部録基礎講座

各自で自主稽古の時間。

別のお部屋では基礎講座として石部先生による『経絡流注講義』も行われています。

「経脈とは、半分真理であり、半分人為的創製物である、というのが正しいであろう」

との一文が印象的でした(石部先生談)

 

1100〜 腹診

「以前より手の感じが変わってきましたね」

「今日はここが固いですね」

稽古を繰り返しする中で、触れる方も触れられる方もお互いに気づくことがあります。

 

1100〜 入門講座「いやしの道しるべ」(石部先生)

新しく会に来られた方向けに「入門講座」を石部先生が別のお部屋でされています。

こちらは11001400までになります。昼食以降に全体の会と合流します。

 

1210〜 『傷寒論真髄』117章〜127章まで(村田先生)

深く考えずに読み進むところ、じっくり考えながら具体的にイメージしながら

読むべきところ、というように村田先生がポイントを押さえながら解説をしてくれます。

今回は「桂枝加桂湯証」「桂枝甘草竜骨牡蛎湯証」「抵当湯証」をメインに

模式図を見ながらどういう状態なのかということを「鍼灸治療をする時には」という

視点をふまえてお話してくれます。例えば、下腹膨満で同じような状態に見えても

小便自利か不利かで瘀血なのか水毒なのか目安をつけたり、寒熱で証が変わってきます。

それぞれの証のポイントとともに「こういう場合は肩甲間部にお灸をしてみると良い」等

臨床に役立つお話がたくさんあり勉強になります。

 

1310〜 昼食

今日のメインは「かぼちゃ入り玄米小豆粥」

お粥って美味しい!体が温まる優しい味のお粥でした。

時間をかけて作ったお鍋を、皆で分け合っていただくお昼は最高です。

 

1400〜 基本の型・チェックシート

基本の型を指導者の先生にチェックしていただき、振り返りをします。

 

1500〜 『鍼道発秘講義』(井上先生)

今日は余論の最後の部分と跋(井田信斎)の初めの部分を輪読しました。

葦原検校の先祖が有名な武将だったことや父が剣術家だったという出生が

「道」を志すバックボーンになっているのでは、というお話でした。

「葦原検校が悟得した世界は、まさに真理の世界で、時と空間を超越して、

永遠に変わらない」今、現在でも、同じ手の内を悟得すれば検校の真理の

世界と一体となって生きることが出来るというお話でした。

余論の最後にあった「大いなるもの」と「医者」と「患者」の関係に通じる

境地ですが、簡単なことでは辿りつけない世界に感じました。

 

1610〜 静坐

良い響きとともに始まる、心と身体を整える時間。

 

1640〜 治療と課題の発見

今回は参加者が少なかったので、指導者の先生とマンツーマンでペアに。

じっくり、それぞれの課題と向き合いました。

 

1740〜 振り返りの会

指導者の先生の実技を見るだけでなく、指導者の先生に鍼を受けてもらって

それぞれの課題を発見し、指導をしてくれるところがこの会の良いところでは

というお話が出ました。本当にありがたいことです。

 

本日の漢方薬は「澤瀉湯」でした!苦い味がしました。

 

★次回の関西支部研修会は11/19(第3日曜日)に予定しています!

 

(文責 竹ノ上)

| 関西支部 | 22:47 | - | -
8月 関西支部研修会 

820日(日)大阪高槻市芥川東部会館にて関西支部研修会が行われました。

西日本は晴れ。かなりの暑さです。風が少しあるので、クーラーを入れるか迷うところです。

研修前の、いつもの治療風景のほかに、

石部先生が研修会前の勉強会を新たに作られました。一階の別室での講義です。

石部先生談 「まず『経絡流注講義』を四部録の基礎講座のはじめとして始めます。本文を輪読し、その行間を丁寧に見ていこうと考えています。スローペースであっても、じっくり理解していきたいと思っています。ゆくゆくは『傷寒論真髄』の輪読・解説を考えています」

 

1階 「いやしの道しるべ」手ほどき篇 67章   石部先生

 

2階 腹診  

和歌山の先生方は地域の催しなどでお休みです。乙重先生は東京で症例発表です。結婚準備で休まれる方もいて、少数での濃密な時間が過ぎてゆきます。

背診と腹診の関係を見ます。そして、治療後にそれがどう変わるのかを見ます。脈も見ます。

 

傷寒論真髄の講義       村田先生

104章 〜 112章  131

柴胡加芒硝湯、調胃承気湯、桃核承気湯、柴胡加竜骨牡蠣湯、桂枝去芍薬加蜀漆竜骨牡蠣救逆湯、大陥胸丸

階の入門講座はクーラーが入ります。階はクーラーを入れずに明け放って風を入れます。風が通ると気持ちが良いですが、吹かないと頭が霞んできます。

「胸脇満して嘔し」は少陽、「日哺所潮熱」は陽明の特徴で、邪毒が少陽から陽明にまで及びつつある。「傷寒、嘔多ければ、陽明証ありといえども、これを攻むべからず」(204章)それゆえ、小柴胡湯をあたえて、その外証の一つである嘔吐を軽減させて後、柴胡加芒硝湯で攻める。「実際の患者の生命状態は、あるがままにあるだけで、因果の法則に従い、ただ連続的に変化してゆくだけであるから、人間の都合で、人体を区分した病位などとは全く無関係である」

邪が外より入ったとき、その人の便秘の状態によって症状が変わる。

便毒と瘀血では、影響をあたえる脳の部位や働きに違いがある。下るべき血は、毒性のあまりない血液では治癒にいたらない。小腹急結は「左腸骨窩の指頭による擦過痛」とされているが、これのみで小腹急結の有無を決定することは危険。桃核承気湯証は、実熱の場合のみ当てはまる。「急結は、急迫する気の衝逆である」というのは面白い、軽く手掌を下腹に当てると、内からビリビリした熱邪を感じ、同時に下腹の膨満した状態も感じるはずである。

胸の熱を取る、下焦の虚を取る(下腹充実)

ヤケドの後のケアに使う。ヤケドの周りの刺絡も効果的。目標、逆気して胸腹の動悸が激しく、精神に動揺がある。

甘逐が無いので手に入らない。結胸による項強は、葛根湯で発汗しても治らない。これは大陥胸丸で下せば、項部の緊張も緩解してしまう。鍼では、胸や肩背部を緩めると、項部が緩む。胸痛、痞根、章門を深く刺す。アゴを胸に付けると胸が痛む人→胸の治療(浅田宗伯)

 

昼食

素麺です。 副菜(薄焼卵、とろろ芋、ミョウガ、キュウリ、ニンジン、わさび)

とても美味しかったです。前日から用意していただいた玉水先生ありがとうございます。

 

今日の漢方は「桃核承気湯」です。

甘い香りが部屋中に漂っています。甘くて飲みやすく感じます。夏バテで下痢をしているのですが。

 

型稽古・チェックシート

姿勢を整えて丹田に気を落し、肩や腕、手から余分な力が抜けていると、感触が手によく伝わってきます。

 

杉山真伝流臨床指南        玉水先生

杉山真伝流免許皆伝之巻 鍼法撮要

2.沈機 心と身体の浮ついた働きを沈めること。

3.臨刺 刺鍼に臨んでまず行うべきこと。

4.執鍼 鍼を持つ手の有り様。

5.刺要 刺鍼の要点。

輪読します。そして現代語訳も読み進めます。先生方から色々な考えが出て、話合われました。

わたしにはうまく再現できないので、原文の抜粋のみに留めます。

漢文の読み下しには、独特の言葉の力があります。その調子と美しさについ魅せられますが、現代語にすると、また見方が変わります。

○沈密厚重なること至尊に対するするが如く、気充ちて神旺す・・専ら意を神精と一にし、気分は人声を聞くことなく、その精を収め、その神と一になり、志をして鍼に在らしめ・・やや、意を心に留めて失わず・・・

○刺の際に当たり、一にすべからく人品を高くすべし。二に須らくいにしえの法を師とすべし。三に須らく神志の穏やかなるを務べし。喜怒哀楽のうごく所、かたよらざるは無し。・・先ず(よくなでてもみ)気の来るを見、至りて鍼を入れる・・・

○持鍼の法は、これを執鍼という。執とは、浅深、留去、進退を謂うなり。・・これを執るは手に在り。然れども、手を主と為すべからざるなり。これを運ぶは指に在り。然れども、指は己の知らざるが如きを要す・・古人の曰く「持鍼の道は堅なる者を宝と為す」・・鍼は「機活の妙」無くば、知るべからざるなり。

○鍼刺の理は、なお文字を作る(書道)がごとく、刺に法有り、手に法有り、指に法有り。一法は一効を成す。これを「刺の妙」と謂うなり・・遅渋・俊疾なるも皆、相いかなわんと欲するなり・・要は「よろしき時」を得るに在るなり。

 

静座

静かに座り、心身を整えます。

あたらしく参加された方の話によると、「いやしの道では作務衣を着なければならない」とか「オカルトめいたグループではないか」といった、世評を耳にされたようです。

わたしの見るところでは、指導者の先生方が作務衣を着られることは多いのですが、それは、作務衣の横田先生から、直截に薫陶を受られた指導者の先生方の、自身の原点への想いと、横田先生への深い敬愛の表れであって、決してオカルトなどではありません。

 

治療と課題の発見

指導者と参加者が組になり、それぞれを治療し、治療を受けながら、その人の課題と点検をすすめます。

 

振り返りの会

初伝修了者名 小倉 順  

現在初伝には、力のある方々がおられます。これから、次々と修了者が出てこられることと思います。

関西支部研修会〕                    

9 本部合宿のため関西支部研修会はお休みです

1015日(第3日曜日)
1119日(第3日曜日)
1217日(第3日曜日)

 

〔東洋医学と養生の会(京都自主研修会)〕  会場:心耳庵(京都 上賀茂) 

参加希望、問い合わせの方は玉水先生にメールして下さい。

827日(第4日曜日)今回は助産師の方と合同の特別バージョンです。

924(第4日曜日)京都栖賢寺で開催の予定です。

 

文責:小倉

| 関西支部 | 17:36 | - | -
7月関西支部研修会

79日(日)大阪高槻市芥川東部会館にて関西支部研修会が行われました。

今日は雲が低く垂れ込め、蒸し蒸しと雨の降りそうな天気です。

研修前の一ときを三々五々、自主稽古や気になるところの治療などで過ごします。

腹診

指導者の先生方は患者役となり、ビギナーの腹診を受けます。

ビギナーは順に先生方を腹診しては点検を受けます。

力の入り加減。冷え。熱。邪気の感じとその範囲。鎮静化している邪気の感じ。

腹中のガス。胃内停水。振水音。スジバリ。圧痛点。コリ。それらの深さ、固さ。

いままで分からなかった感じが、ふと掴めたりします。

かすかだった感じが、段々はっきりとしてきます。

「いやしの道しるべ」手ほどき篇

新しい方は愚楽庵で、石部先生の講義を受けました。

傷寒論真髄の講義       村田先生

71章 〜 103

五苓散のポイントは消渇と小便不利です。

葦原検校は小便不利に百会、肩井、項等といっていますが、鍼の技法書のなかでは独自の指摘となります。

多くの技法書では中脘、水分、気海、背の凝っている所、三陰交などを上げています。

水気の停滞する部位は横田先生の書かれているように、胃内だけではなく、下焦あり、脇腹あり、右あり、左ありとさまざまです。

水分の代謝に問題があるので浮腫んでいたりします。浮腫んでいるところに浅く鍼をして、その後温めたりします。

茯苓甘草湯証の人は、サウナなどで汗を出すと気持ち悪くなったりします。汗出ることによる水気の動揺による急迫症状といえます。

梔子甘草豉湯の虚煩は胸に熱はあるけれどエネルギーは不足している状態。「腹診考」では鬱証なる者多しといっています。頭の上に汗をかいたり、ものが食べられなかったりします。

梔子厚朴湯の臥起不安は不眠ともいえます。

梔子乾姜湯はあまり使われない薬方です。ノドのつかえがある時は胸の方でそれを取ります。

真武湯の真寒仮熱は、顔だけのぼせている場合と顔も青白い場合がある。小便不利であったり、逆に頻尿で尿漏れに苦しんでいたりします。

91章は脈をみて攻め方を変えることが書かれています。浮と沈では鍼でもやり方が変わります。清穀とは糞臭のしない下痢で非常に虚している状態です。

小柴胡湯の胸脇苦満は、東洞腹診では胸脇部の上に掌をのせ膨満感と熱を確認する。胸脇の下からの邪熱と水毒もともに感じたりします。

小建中湯。陽分と陰分に分けて、身体の状態をシンプルに見ている。良いと思います。前立腺肥大に処方されたりします。腹皮拘急とともに裏急も小建中湯の証で、裏急は腹底の拘攣はなはだしいこと、深く腹診して診ます。

大柴胡湯。この腹証の状態であれば、どんな病気にも使えます。しばしば便秘している。胸やけして、食欲は無い。舌は乾いて黄苔の可能性があります。

 

昼食

冷麦です。 副菜(卵焼き、ピーマンと油揚げの煮つけ、ミョウガ、生姜、トマト、梅干し2種)

色とりどりの具の旨みに、冷麦のやさしさが良く合います。とても美味しかったです。

前日から用意していただいた玉水先生ありがとうございます。

新鮮で甘いトマト、梅干しの差入れ、和歌山の先生ありがとうございます。

今日の漢方は「大柴胡湯」です。

型稽古・チェックシート

それぞれの課題に取り組みます。静かに濃密な時が流れてゆきます。

鍼道発秘講義        井上先生

今月も余論の続きからです。

「およそ鍼を用ゆる者は、まず我が心を定め、つぎに病人のこころをとるべし。」

こころとはなんですか?と質問が出ました。多くを知る指導者の先生方は、知識ではなく自らの言葉で話されました。井上先生の纏めに皆の期待が集まったのですが、纏めないまま次へと進んでいきました。(皆から突っ込みとブーイングの嵐が起きましたが、井上先生らしいと一同笑ってしまいました。自ら考え続けて下さい、という事でしょう)

講義中に、初学者の疑問に指導者の先生方が「邪気をどう感じるか」を話されました。

具体的な技術論で話される先生。

「現象をきまりきった言葉で括ろうとしないで、自分の言葉で掴む努力をする」

「固定観念をはずし、求めごころを捨て、鏡になる」

「自分を守らないで柔らかい状態を保つ。センサーをフラットに開いて、患者さんの身体に触れると悲しみが伝わってきたりする」

「邪気ではないが、弱々しく感じられるところに次々灸をしていって、なんとか公演の当日動けるようなった」

「患者さんを見て、目が停まる所、目が吸い寄せられる部位がある」

興味深い話を聞くことができました。

(大浦慈観先生の「腹診による「毒」と「邪気」の診察と鍼灸治療」を参考にして下さい。)

『生命から発する気は、その根元において「こころ」と密接に関連している。「こころ」の状態が、生命からそのまま波動となって外に放射される。』 鍼道発秘講義

 

実践稽古・フィードバック

 

実技の間に、烈しく雨が降り出し、稲光と落雷が次々続きました。実技の終わるころ、雷はどこかへ去りました。雷鳴の続くあいだ、こころの中では何かが帯電してゆくようでした。

 

感想会

反省会には抵抗を感じられる方もおられます。自らの欠点や失敗に注意が向いて視野が狭くなりがちで、可能性や気づき、シェアリングとはまた違ったものに成りやすくなるということで、これからは感想会となります。

来月から初学者のための経絡流注講義の勉強会が、研修会の始まる前の10時ごろから希望者で始まります。講師は石部先生です。

研修で「こころ」について討議がありました。テレビで見たティク・ナット・ハン師の話を思っていました。人はどんな心の中に暮らしているのかという話です。怒りや憎しみの中に暮すと、毒を吸い込むことになる。そうした集合意識のなかで暮らすのは人にとって良くない。サンガの大切な意味は慈しみの集合意識のなかで人が暮らせることにあると。研修会にはそうした意味もあると感じます。

 

〔関西支部研修会〕                    

   

8月20日(第3日曜日)
9月 ※本部合宿のため関西支部研修会お休みです
10月15日(第3日曜日)
11月19日(第3日曜日)
12月17日(第3日曜日)

〔東洋医学と養生の会(京都自主研修会)〕  会場:心耳庵(京都 上賀茂) 

※参加希望、問い合わせの方は玉水先生にメールして下さい。

7月23日(第4日曜日)、

 

文責:小倉

| 関西支部 | 17:44 | - | -
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