2009.10.18 Sunday
経絡流注講義〜肝経〜
例会前の午前中、
密かに(?)行われているこの勉強会。
今月は足の厥陰肝経でした。
経絡流注講義は今回で最後となります。
来月以降は毎月、原田先生による
傷寒論の講義+気功教室となります。
さて、肝経の発表者はわたくし三輪でした。
足の厥陰肝経は、専門学校時代、さらっと終わってしまい、
その後もなかなかきちんと勉強する機会がなかったため、
“自分で疑問を出し、調べて、参加者で共有する”というこの勉強会で
「ぜひやりたい!」と担当を希望していました。
内容は以下です。
1、自分自身の肝経の流注を探る
2、普段の治療において、肝経のどの経穴を使いますか
3、流注を反映しない病症について
4、足の三陰経の病症について
1、自分自身の肝経の流注を探る
について、
参加者に仰向けに寝てもらい、
肝経の流注をイメージしてみてもらいました。
実際に感じてみると、自分のイメージが意外に貧弱だったり、
不正確だったり、自信がないことに気づきます。
流中が頭頂部まで行ってトク脈とつながっていることを覚えていましたか?
肝経の腹部での状態、わかりますか?
右の胸脇部には肝臓と胆嚢がありますが、
左にはどのような臓気があるか知っていますか?
胸はどのように流注しているでしょうか?
喉は?
分からない方、三輪に聞いてください。
2、普段の治療において、肝経のどの経穴を使いますか
について、
勉強会に参加された先生方に
どの経穴をどのようなときに使うかそれぞれお聞きしました。
臨床のエピソードが豊富に出て、自分が普段使うことのなかった
肝経の経穴を意識するようになりました。
また、例えば曲泉はちゃんと膝を曲げてとると良いなど、
取穴法のコツの話も聞くことができました。
3、流注を反映しない病症について
では、観風先生が『経絡流注講義』の肝経の項目中で
飧泄と腰痛が肝経の流注をに反映していない
流注や、『経穴解』に記載されている病症から検証しました。
4、足の三陰経の病症について
では、
『経絡流中講義』の小腸経の項目の中に
手の三陽経の是動病の病症の分類があることから、
足の三陰経で病症の分類ができないものか検証してみました。
素問と霊枢では気血の寡多の表記が異なることの意味は、
もちろん単なる写し間違えもあるでしょうし、
蔵の問題のために、陽経のような分類はできないのでは、
などと考えられました。
調べる作業や考察がまだまだ不十分でしたが、
発表者としては、大変参考となりました。
以上で報告を終わります。
今回は写真を撮れませんでした。
再度お知らせですが、
来月以降は毎月、原田先生による
傷寒論の講義+気功教室となります。
今後ともよろしくお願いします。
(文責:三輪)
密かに(?)行われているこの勉強会。
今月は足の厥陰肝経でした。
経絡流注講義は今回で最後となります。
来月以降は毎月、原田先生による
傷寒論の講義+気功教室となります。
さて、肝経の発表者はわたくし三輪でした。
足の厥陰肝経は、専門学校時代、さらっと終わってしまい、
その後もなかなかきちんと勉強する機会がなかったため、
“自分で疑問を出し、調べて、参加者で共有する”というこの勉強会で
「ぜひやりたい!」と担当を希望していました。
内容は以下です。
1、自分自身の肝経の流注を探る
2、普段の治療において、肝経のどの経穴を使いますか
3、流注を反映しない病症について
4、足の三陰経の病症について
1、自分自身の肝経の流注を探る
について、
参加者に仰向けに寝てもらい、
肝経の流注をイメージしてみてもらいました。
実際に感じてみると、自分のイメージが意外に貧弱だったり、
不正確だったり、自信がないことに気づきます。
流中が頭頂部まで行ってトク脈とつながっていることを覚えていましたか?
肝経の腹部での状態、わかりますか?
右の胸脇部には肝臓と胆嚢がありますが、
左にはどのような臓気があるか知っていますか?
胸はどのように流注しているでしょうか?
喉は?
分からない方、三輪に聞いてください。
2、普段の治療において、肝経のどの経穴を使いますか
について、
勉強会に参加された先生方に
どの経穴をどのようなときに使うかそれぞれお聞きしました。
臨床のエピソードが豊富に出て、自分が普段使うことのなかった
肝経の経穴を意識するようになりました。
また、例えば曲泉はちゃんと膝を曲げてとると良いなど、
取穴法のコツの話も聞くことができました。
3、流注を反映しない病症について
では、観風先生が『経絡流注講義』の肝経の項目中で
飧泄と腰痛が肝経の流注をに反映していない
流注や、『経穴解』に記載されている病症から検証しました。
4、足の三陰経の病症について
では、
『経絡流中講義』の小腸経の項目の中に
手の三陽経の是動病の病症の分類があることから、
足の三陰経で病症の分類ができないものか検証してみました。
素問と霊枢では気血の寡多の表記が異なることの意味は、
もちろん単なる写し間違えもあるでしょうし、
蔵の問題のために、陽経のような分類はできないのでは、
などと考えられました。
調べる作業や考察がまだまだ不十分でしたが、
発表者としては、大変参考となりました。
以上で報告を終わります。
今回は写真を撮れませんでした。
再度お知らせですが、
来月以降は毎月、原田先生による
傷寒論の講義+気功教室となります。
今後ともよろしくお願いします。
(文責:三輪)
| 流注と傷寒論を学ぶ会(休止) | 20:02 | - | -