いやしの道協会ブログ

いやしの道協会の最新情報をお届けします。

※当ホームページ、ブログに掲載する画像・文章の無断転載、転用はご遠慮ください。
5月 湘南研修会
5月11日木曜日、湘南研修会が行われました。
今月より、場所は平塚市民センター3階です。



○調和息

心鎮めて呼吸を整え、気を整えていきます。




腹式呼吸、逆腹式呼吸、お腹の動きを確認するのに、軽いものを乗せて意識を集中させます。



気を集中して引き鍼の練習です。



○総稽古



最近は気候か不安定で、いろんな不調出てきたりしますが、先生方の治療を自分の身体で実感できて、タイミング良い不調です。
いろんな患者さまの話や自身の体験談など、話題も広がります。


○組稽古

組に分かれてじっくりゆっくり。




☆今日のおやつ☆

飛騨高山のお土産や、和洋折衷の頂き物など…盛り沢山でした^ ^


○講義 「切脈一葦」 木村先生



邪正一源の続きを解説して頂きました。


脈は胃中の陽気の流行にして、平和なる時は陰陽の名ある事なし。因て之を平脈と云。……の項

脈とは、胃の中の陽気の流れであり、無病の時の脈に陰陽の名前が付く事はなく、無病の時の脈のことを平脈という。
陰気の人、陽気の人、人はそれぞれ稟賦(生まれつき)の傾向あり、それに応じた脈がある。
それぞれの人の無病の時の平脈を基準にして、それより有余な場合を陽脈、それより不足な場合を陰脈と名付ける。
例えば脈が、微沈、微弱など、軽い陰脈を表す脈であっても、その人に病が無く陰気の人であれば、それは平脈であり、少し沈、少し弱であって、陰脈ではない、と考えるそうなのでありました。


○講義「傷寒論真髄」 海野先生



355章 病人、手足厥冷、脈作緊者、邪結在胸中、心中満而煩、飢餓不食者、病在胸中、当須吐之、宜瓜蒂散。
を、解説して頂きました。

手足厥冷には様々なパターンがあるので間違わないように、白虎湯の厥、当帰四逆湯の手足厥冷、当帰四逆加呉茱萸生姜湯の手足厥寒と嘔吐、四逆湯の厥逆、四逆湯の厥冷などから、見分け方。

また、胸中に邪が結ぼれた原因についても、166章・13章・324章より様々なパターンの比較。

『鍼道発秘』(霍乱)より、数ある吐き気の原因や、自律神経のいずれに作用させたいのか、によって鍼の打ち方や打つ場所の違いなど。
特に病は無いが胸中に邪毒あり、吐き気するが吐けない人、がコレを飲めば吐く事が出来て楽になる、という薬方という事です。

次回は、356章 茯苓甘草湯を解説して頂きます。

○次回は…
6月8日木曜日

場所:平塚市民センター3階

時間:13:00〜17:00

どうぞご参加くださいませ。
| 湘南研修会 | 13:50 | - | -
4月湘南研修会
4月13日木曜日、松原公民館にて湘南研修会が行われました。

先月綺麗に咲いていた河津桜はサクランボになっていましたが、コブシ咲く平塚の春♪






○調和息

号令に合わせ、呼吸と共に身体を前屈させたりしながら、腹式呼吸と逆腹式呼吸をして、身息心を整えます。


前回同様、横になりお腹にモノを置いて動きを見て、上下する幅を確認。



お腹の上は…?
全員スマホになりました(^-^)




整え集めた気を、手と鍼に込めて…





○総稽古




施術者に尋ねる質問を考えながら、拝見。

難しくて理解出来ないところは、どんどん質問させて頂くと、噛み砕いて詳しく丁寧に教えて下さいます。ふむふむ…





○組稽古

二人一組で、それぞれの課題にじっくり向き合う時間です。


○レクチャー「金の鍉鍼」高良先生

高価な金の鍉鍼を買わなくても、効果の出せる金鍉鍼治療を教えて頂きました。


やはり銅やメッキの鍉鍼とは、全く違う鍼の響き方です。身体の内に面白いほど気持ち良くグワングワンと、響きの波が来るのが分かります。

響きが大きく感じられるので、治療時に患者様にも実感してもらえて良いそうです!
さて、何を使った治療なのかは内緒です。あしからず^ ^
本日の参加者に頂けたお得情報でした。
皆さん是非ご参加を(^-^)

○ブレイクタイム
まるでオヤツ祭りな^ ^沢山のお菓子。
平塚の美味なお店「葦」のクッキーも^ ^




○講義「傷寒論真髄」海野先生

353章 大汗出、熱不去、内拘急、四肢疼、又下痢厥逆、而悪寒者、四逆湯主之。
〜より、特に真寒仮熱について解説して頂きました。


真寒仮熱〈医典〉には、これは陰証で陽に似た一種の症状である。病は本来寒証に属し、寒が極まって身熱をあらわしたもの。症状は、身は熱いけれども、やたらに衣服を被いたがったり、口が渇くけれども水をあまり飲みたがらない、手足はいらだだしく騒ぐけれども気分的に安静にしていたい。舌苔は黒いがなめらかで潤いがある。脈は洪大であるが力無い。これは虚寒のものが外邪を感受したり、労倦内傷で虚陽が外にあらわれたり、裏寒格陽等の証に見られる。


「漢方処方解説」や他資料より検討。
・実熱なのか虚熱なのか、しっかり見極めること。
・大熱に惑わされず、脈と舌や他症状を鑑みて診断をすること。
・虚熱は解熱させると命に関わることもある。熱を取るのでは無く、深部を温めることで回復する。

次回は355章瓜蔕散を解説して頂きます。



☆☆☆来月から!
☆☆☆場所と時間が変わります!

日程は変わらず第二木曜日です。
5月11日木曜日
時間…17:30〜21:30(6月以降、変更も有り)
場所…平塚市民センター
JR平塚駅西口から徒歩8分

詳しい地図は、平塚市民センターのホームページをご覧くださいませ。↓
http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/shisetu/page-c_00235.html



JR平塚駅前のオブジェ
| 湘南研修会 | 21:24 | - | -
3月湘南研修会
3月9日木曜日、松原公民館にて湘南研修会を行われました。


まだまだ吹く風は冷たいですが、爽やかに晴れて春らしい一日です。
平塚駅前に、河津桜が綺麗に咲いていました。




○調和息

身体を揺れ動かしながら呼吸して、気を整えます。
腹式呼吸→逆腹式呼吸








「スマホをお腹において…」と…。
今日は何をするのかな?と思いましたが、呼吸しながらお腹をしっかり膨らませたり凹ませたり、できているかの目視確認。

お腹の上にモノを置くと、しっかり動かそうという意識が働いて、いつもより大きくお腹を動かせて、しっかり腹式呼吸が出来ました。







お腹に置くのはスマホでも、ガラケーでも(^^)


○総稽古

モデル患者さん、今日はだいぶ調子が悪く辛そうな様子です。
今以上に具合悪くならない為、下手にやり過ぎない方が良い場所や方法、要注意点のコツも交えて、治療法を教わりました。

治療が終わると顔色は良く、いつもの様にキレの良い太極拳姿が見られ、ホッとしました。



○組稽古

それぞれの課題に向き合い、細かな指導を受けさせてもらえる組稽古。
組み決めは、一期一会のあみだくじで。

○ブレイクタイム

季節らしい桜色の麩菓子や、中華菓子、生姜糖、珍しい山査子のお菓子など盛り沢山(^-^)




○講義「切脈一葦」木村先生

邪正一源の項、続きを解説していただきました。



陽脈が変化して陰脈になるのに理由は一つではない…と言う事を例題とし、意味が分かっていない者が、ただ文字を読んでも、古人の表す深い意味合いを得ることはできない。
文字に、読まれるのと読むのは違う…
と、書かれています。







○講義「傷寒論真髄」海野先生

351章 手足厥冷、脈細欲絶者、当帰四逆湯主之。
352章 若其人、内有久寒者、宜当帰四逆加呉茱茰生姜湯主之。
を、解説して頂きました。


当帰四逆湯と当帰四逆加呉茱茰生姜湯の違いを様々な点から細かく比較。
(傷寒論真髄、医聖方格、類聚方広義、漢方古方用方解説より)

一言で違いを表すと、当帰四逆湯は表の寒冷であり、当帰四逆加呉茱茰生姜湯は表の寒冷と下部の寒冷の両方を持つ。

また、手足の冷えと言っても、手足厥逆、手足厥冷、手足厥寒と、表現される言葉もいろいろ。
冷え方や冷える場所は様々で原因も違うし状況も違う。そして湯液も違い、治療法も違う。

先ずはよく観察するのが大事、そしてその違いを学んで知っておかなければ、良い治療は出来ないんだ…と、改めて思いました。


次回は、353章354章です。



来月は4月13日木曜日16:00〜20:00、松原公民館にて行われます。
どうぞご参加下さいませ。

尚、5月より開催場所が変更になります。また次回ブログにてご案内致します。
(文責:田原)


(松原公民館に飾れていたお雛様)
| 湘南研修会 | 11:40 | - | -
2月湘南研修会
2月9日木曜日、松原公民館にて湘南研修会を行われました。
天気予報では雪でしたが、冷たい雨の一日でした。


○調和息


複式呼吸・逆複式呼吸
伸ばす→落とす→曲げる→戻す
号令に合わせて深く呼吸。 身体を前後に倒したり伸ばしたりしながら、呼吸を続けて気持ちを整えます。





手の中で気を大きく膨らませたり、動かしたり、その気を手や身体へ含ませる様にイメージしたり、各々自由に感じます。


鍼を持ち、気の流れを感じる。








○総稽古

長年の腰の不具合いが、日常の無理から痺れとして表に出た事例。
どうすれば痺れるか?
きっかけは?
天気に関係するか?
お風呂入るとどうか?
どういう姿勢でなるか?

等々より、治療方針を考える。

身体を拝見して…
何が原因か?何をすると症状が出るか?
何処に鍼を、どの様にするか?
何をして、何をしないでおくか?
応急処置的にするには、何をするか?
時間があるなら、何をプラスして行うか?
日常の生活指導は何を伝えるか? 次回治療日は、何日後と伝えるか?
それは何を基準に考えるか?


等々、実際に患者さんを迎えた気持ちで、対処方法をシュミレーションする。


また…
ゆっくり治療出来る時なら、何をするか?
五分しか時間ないなら、何をするか?
様々なパターンを想定し、為すべき最善の治療を考える。







○組稽古

臨床では出来ないくらい、納得いくまで時間をかけてポイント探しさせて頂き、刺鍼してからもじっくり鍼先に気を集中。
見逃していた感覚に気付けたりします。



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○ブレイクタイム

今日のおやつは、TCKとTNK
ご馳走さまでした(^^)




TCK:手作り チョコレート ケーキ
TNK:台湾 ヌガー キャンディ

○講義「長沙腹診考」堀先生




胸脇苦満の続きと、項背強急についてを解説して頂きました。

・胸脇苦満について。 103章 大柴胡湯より胸脇苦満をみる。

318章 四逆散より胸脇苦満をみる。
どのような前段階があって四肢厥冷になったものか、それぞれの章になったのか、3パターンに分けて検証。

胸脇苦満の原因を、東洋医学的要因と東洋医学的要因、それぞれのまとめ。
また、それは本当に胸脇苦満なのかを、見分ける事の難しさについて、話は深まりました。

・項背強急について。

葛根湯との関係性について、漢方処方解説からも検証。


・これまで長沙腹診考を解説して頂いて…
古典から学ぶ内容は、全てを現代の病に置き換える事は出来ないが、それらが教えてくれる事を臨床と合わせて検証したり、あれやこれやと考える事が学びにつながる。
先ず初学者は、様々な病気と治療を明らかにイメージできるよう、勉強すると良い、のだそう。ふむふむ。

○講義「傷寒論真髄」海野先生




350章 傷寒、脈滑にして厥する者は、裏に熱有るなり。白虎湯之を主る。
について、解説して頂きました。

厥陰病編にあることから、重症の脱水症状と思われる。
代表的な脱水症状
・低張性脱水
口渇感なし。手足厥冷あり。
・等張性脱水
口渇感あり。手足厥冷なし。
・高張性脱水
口渇感あり。手足厥冷なし。
これらの3パターンより、白虎湯を検証。
新選類聚方より傷寒病雑病の諸症状を検証。
厥に対する鍼灸治療を鍼道発秘より解説して、頂きました。

来月は、白虎湯の続きと351章當蹄四逆湯です。



次回は、3月9日木曜日松原公民館にて行われます。
ご参加下さいませ。


(文責:田原)
平塚駅から松原公民館までの途中、ふくろうカフェもあります^ ^



| 湘南研修会 | 10:21 | - | -
1月湘南研修会

1月12日木曜日、松原公民館にて新年第一回目の湘南研修会を行われました。


流石に冬本番、風が冷たくなると肩を縮めて歩いてしまいます。凝りに要注意です。


○新春企画

新年第一回目、素晴らしいお年玉を頂きました。
其の1《気功》
高良先生より、気の巡りが盛んになり自然治癒力を高める気功の新情報を伝授して下さいました。




足の位置、膝の曲げ方、手の上げ下げ、手の引き方出し方、姿形を決めたら内観する。一回に長く時間を取らなくても、短い時間であっても毎日続けることが大切ということ。皆で一緒に行う事で感じられる、気の共鳴も体感できました。



其の2《美容鍼》
木村先生より、安全で効果的な美容鍼を伝授して頂きました。



ほとんど顔面に刺鍼しないのに、しっかりリフトアップされるもの。花粉症や眼瞼下垂などにも応用できる内容でした。先ずは身体の健康が第一ですが、顔色が明るくなれば心も元気になります。更年期や老年期の不定愁訴も改善されそうです。因みに最近は、ビジネスマンの男性からも要望があるとの事でした。



○組稽古
新春企画で盛り上がり〜実技稽古に夢中で…写真を撮り忘れてしまいました…m(_ _)m
いつもの様に組稽古の時間は、細かな部分まで指導して頂き、悪い癖を直したり、各々が課題に向き合います。


組を決めるあみだくじをして下さるツートップ先生の写真は撮れていました。


○ブレイクタイム
今日は美味しいものが盛りだくさん^ ^


○講義「切脈一葦」木村先生
邪正一源の章の続きを解説して頂きました。



この文や文字は読み易いので分かり易く感じるが、実際には違いを細かく説明していないので読みにくい。なので、この文を読んで理解する為には、素問・霊枢・扁鵲傳・傷寒論・金匱要略などの古書が説明する脈診方法を理解していないと、それぞれの脈に胃の気の脈か邪の脈かの差がある事を説明できない。当然、真に現れる陰脈陽脈か、仮に現れる陰脈陽脈の差がある事も分からない。

文の内容を理解して読む為には、代表的な古書の勉強をするように、と書かれています。近道は無いのであります…

○講義 「長沙腹診考」堀先生
胸脇苦満を解説して頂きました。




長沙腹診考の上文にある、マラリア(瘧:間欠性の悪寒戦慄、高熱、出汗を特徴とする疾病)についての記述より検証。瘧が長引いてなる瘧母は、脾臓腫大に似ていると漢方用語大辞典にあることから、マラリアの脾腫や、様々な感染についても話が広がりました。
胸脇苦満については、傷寒論真髄96項143項の胸脇苦満、機関紙十四号 観風先生の小柴胡湯の解説より検討。


○講義「傷寒論真髄」海野先生

326章 厥陰之為病、消喝、気上撞心、心中疼熱、飢而不欲食、食則吐蚘、下之利不止。
338章 傷寒、脈微而厥、至七八日、膚冷、其人躁、無暫安時者、此為蚘厥也、蚘厥者、其人当吐蚘、令病者静、而復時煩、此為臓寒、蚘上入膈、故煩、須萸復止、得食而嘔、又煩人、蚘聞食臭出、其人当自吐蚘、蚘厥者、烏梅円主之、又主久利方を、解説して頂きました。


厥陰病は大きく分けて二つ。一つは傷寒に入られ一週間程して、低体温症の様に臓器が冷え切った、手足バタつかせラクな時が無いような状態。もう一つは、回虫に入られた状態。(皆で動画で大きなミミズのような回虫を見て驚愕!マリアカラスのダイエットの話まで広がり盛り上がりました)
金貴要略にも回虫駆除に烏梅を使うとあり、青梅の効能について確認。
次回は350章を解説して頂きます。

来月は2月9日木曜日、松原公民館にて行われます。
どうぞご参加下さい。


| 湘南研修会 | 08:45 | - | -
12月 湘南研修会
12月8日木曜日、松原公民館にて湘南研修会を行われました。

曇り空ですっかり冬景色ですが、平塚駅周辺は至るところに花が植えられ、色鮮やかに咲いています。
○調和息
呼吸を整え、日常の喧騒から離れ、心を整えます。

手の中で気を膨らませたり、そこから身体中に巡らせます。


○総稽古

一つの事例を通して、先生方の見方、考え方、治療方針、治療方法を拝見します。それぞれの質問疑問から学ぶこと多し…。






○組稽古


細かく指導をして頂けて、少しの成長を確認できたり、まだまだダメだと落胆したり、また小さな目標を設定して前進します。




○ブレイクタイム

今日のおやつ☆
甘いもので癒されて…(^^)
後半へと続きます。

○講義 「切脈一葦」木村先生


邪正一源の章を解説して頂きました。


傷寒論に大浮数動滑を陽脈と為し、沈濇弱遅微を陰脈と為す。・・・・・

陰病で陽脈の時は生き、陰脈の時は死ぬ。陽病でも陰脈の時は死ぬ。
皆陽脈を尊び、陰脈を畏れるという事を論されている。
典型的な脈でない時は、危ない場合かも知れない、という事です。



○講義 「傷寒論真髄」 海野先生
323章 少陰病、脈沈者、急温之、宜四逆湯。
324章 少陰病、飲食入口則吐、心中温温欲吐、複不能吐、始得之、手足寒、脈弦遅者、此胸中実、不可下也、当吐之、若膈上有寒飲、乾嘔者、不可吐也、急温之、宜四逆湯。
について、解説して頂きました。

少陰病とは…
脈細くて弱くて仕事も家事もできず、外に出られず家でゴロゴロしていたい状態。
四逆湯は…
四肢厥逆湯の略である。
身体の機能が一気に低下した状態で、四肢が厥陰している。冷えて冷えて仕方ない、いくら温めたところで全く温まらない。
そういう時にはグズグズせずに、まず四逆湯を与え、温めること。

吐き気ある場合の2つのパターンより
・吐かせる場合
胸に熱あり、毒を出さなければならないので、先ず吐かせる。
・吐かせない場合
胸に熱は無く、下焦が虚して虚気上逆して胸中に出ているので、吐き気あっても吐かせない。先ず温めて身体の機能を高める。

四逆湯症は急激な身体機能低下であり、西洋医学にかかる場合多い。
鍼灸院に来る方は少ないので、下記資料の各事例より検証。
小倉重成「臨床漢方問答」
大塚敬節「症候による漢方治療の実際」
荒木性次「新古法薬嚢」
尾台逸士超「霍乱治略」(コレラやO-157等)

上記事例の中にリウマチ様症状のものがありましたので、話題はリウマチに…

まず、元々リウマチになりやすい体質があること。
そこに、冷え、湿潤、瘀血、胸の邪熱があって、外邪にやられ風邪をひくなどして、5〜6月に始まる事が多い。
かかりやすい体質の人は、風邪と心身の過労に気を付けること。

・急性リウマチ
始め扁桃腺や喉から始まり、風邪症状になり、一週間位で大きな関節が腫れてブツブツが出る事が多く、比較的子供に多い。
膝や股関節などから始まり、リウマチ熱が心臓へ行く場合や慢性になっていく場合もある。

・慢性リウマチ
20〜40歳女性多く、最初に下痢や便秘あり手足の冷えある。手足の小さな関節から痛み出て、天気により痛みの場所移動する。
原因として、冷え、湿潤、瘀血、ストレス。

リウマチの治療法は、荒木先生の漢方養生談と鍼道発秘の水毒より解説して頂きました。


来月からは厥陰病が始まります。



次回は新年1月12日木曜日16:00〜20:00、松原公民館にて行われます。
どうぞご参加下さいませ。

(文責:田原)
| 湘南研修会 | 17:02 | - | -
11月 湘南研修会
11月17日(木)松原公民館にて、湘南研修会を行われました。
秋も深まって参りました。


○調和息
基本動作、腹式呼吸、逆腹式呼吸。
丹田に気を充実させて、手の中にも充満した気を感じながら気をいろんな形にしたり、いろんな場所に当てたり動かしたり、感覚を養います。









○総稽古




モデル患者をたてて、皆で問診。
見立てを話し合い、見方を教わり、先生方から指導して頂きます。

○組稽古



各自の課題を稽古します。
毎回、小さな疑問や出来ない手技などを素直に先輩に尋ね、細やかに教えて頂ける有難い時間です。

○ブレイクタイム


湘南研修会恒例(?)本日解禁日のボジョレーヌーボー!

今日のおつまみ、イヤイヤ…おやつ。
クラッカーや羊羹、日本最古の神社である大神神社の名物、創業1700余年白玉屋榮壽みむろ最中。


○講義「切脈一葦」木村先生
陰陽二脈の続きを解説して頂きました。




傷寒論のどの章のことを言っているのか不明だが…
弦は、減という文字の誤りであり、従って遅脈の事である。
二文字で表した脈は、二文字で一つの意味である。脈浮弱は浮にして弱い脈であり、浮脈と弱脈と合わせた脈の事ではない。三文字もしかり、である。
脈浮而濇のように「而して」の而の文字を脈の文字の中に挿入したものは、文法の問題であり、別に意味がある訳ではない。文法の問題であったり丁寧に書いてあったりの違いだけである。
これらを一文字づつ注釈を加えて論ずると、却って脈状の説明をし難くなるだろう。


次回より「邪正一源」の章を解説して頂きます。


○講義 堀先生
長沙腹診考 条文について、と、胸脇苦満について、を解説して頂きました。





・胸脇とは何処を指すのか?
・胸郭内のどこに邪熱が生じるのか?
・胸郭苦満は本来自覚症状であるが、それだけに頼って判断するのは困難。
(いやしの道機関紙14号に掲載されている横田観風先生の小柴胡湯の講義録より、胸脇の部位や状態を考える。)
また、『腹症奇覧翼』(和久田寅叔虎)や、『服食五十年』(荒木正胤)には、側頚部のコリや強張るものも小柴胡湯の腹症と記されている。


次回、来年1月に続きを解説して下さいます。


○講義「傷寒論真髄」海野先生
322章少陰病、六七日、腹張、不大便者、宜大承気湯
323章 少陰病、脈沈者、急温之、宜四逆湯を解説して頂きました。



排便のメカニズムについて、鍼道発秘『大便』には、徹腹を深く刺して止まるに妙あり、名家灸選『大便閉』には、痞根に灸する、とある。
話題は…同じような場所でも、鍼をするか灸をするか、鍼をするにも浅くするか深くするかによっても逆の効果になることがあることや、深さ浅さは人によっても全く感受性が違うので、その人その人によってよく観察し、合わせること…等々。

『霍乱治略』尾台逸士超著の一文より、コレラやO−157などのような、四逆湯症を考察。


次回、続きを解説して頂きます。





先月、全日本鍼灸マッサージ師会より推薦され、うんの治療院開業から20年間に渡る治療功績を称えられて、横浜市から表彰を受けられました!
リクエストして、表彰状を持って来て頂きました。記念にパチリ☆
海野先生、おめでとうございます!!


次回は、12月8日(木)松原公民館にて16時より20時まで行われます。
今年最後の湘南研修会になります。
是非ご参加ください。

(文責:田原)
| 湘南研修会 | 10:03 | - | -
10月 湘南研修会
10月13日(木)松原公民館にて、湘南研修会を行われました。
すっかり秋模様。日が落ちるのも早くなりました。

○調和息

・身体を曲げ伸ばし、しながら呼吸。
・腹式呼吸
・逆腹式呼吸
呼吸法を行うことで、日常の流れから勉強会モードへと、切り替えが出来ます。
心と身体が鎮まると、場の雰囲気もゆっくりと変化し、穏やかな空気に満ちてゆきます。







手と手を合わせ神経を集中させまして、その後に鍼を持ち、気を感じます。
押手や刺手に気が集まる感じ、自分の身体に鍼を当てて気の動く感じ、いろいろ試してみます。
○総稽古
モデル患者をたて、皆でディスカッションしました。
先生方の診立てと自身の診立ては何がどう違うのか。
正しく診断するプロセスを学び、治療方針の立て方を学びます。

・主訴は何か。
・何を一番のポイントとするか。
・何をどうしたいか。
・何処に何をするか。

先表後裏、先急後緩、先補後瀉、治療原則に沿って方針を決めます。

治療方針に対してどの様に術するか、触診して圧痛を確認したり、場所の選び方や術法の選び方、深さや長さ止め時など、先生方の治療を拝見しました。









・組稽古
各々の課題に向き合います。



○ブレイクタイム
手作りスイートポテトは甘さが丁度良くとても美味しく、別嬪でした☆


○講義「傷寒論真髄」海野先生
大承気湯を解説して頂きました。
320章「少陰病、得之ニ三日、口燥咽乾者、急下之、宜大承湯。」

321章「少陰病、自利清水、色純青、心下必痛、口乾燥者、急下之、宜大承気湯。」
322章「少陰病、六七日、腹張、不大便者、急不之、宜大承気湯。」



大承気湯の使用分類は、以下の3パターン
・二陽併病での先急後緩の法
・生命の危機での先急後緩の法
・陰病での先急後緩の法


大承気湯のような強い薬は、どの様な時に使えば良いのか?

使用のポイント
・胃家実
・腹堅満
・燥屎(脈沈遅実)、下痢臭愛穢(脈滑而数)
・潮熱
・手足漑然として汗出
・セン語(大便硬化すると)
・その他、喘、短気、其身必重


治療法は、鍼道発秘と名家灸選を参考。
(同じような場所に術をしても、鍼と灸で反対の作用となっている。)

・鍼道発秘『大便』より
「若し元気衰え大便久しく下らば気海をとるべし。又、徹腹を深く刺して止まるに妙えり。
大便結せば、大腸の兪並びに承山を刺して効あり。」
・名家灸選『大便閉』
大便久しく閉して通ぜざる者を治す法
「関元、痞根に灸す。」

便秘にも下痢にも熱性寒性があり、寒性でも一部に熱ある場合や、熱ある部位も時によって違います。
大承気湯は少陰病ですが、腸管付近で邪熱が盛んな状態です。
熱があっても、便秘だけでなく下痢の場合もあります。
熱あるから〜病、冷えているから〜病などと単純に決めつけないこと。
様々なパターンを学びました。
患者様の状態を丁寧にみて診断するのが大切です。
次回は、第3週目の11月17日(木)16:00〜20:00松原公民館にて行われます。
どうぞご参加くださいませ。
(文責:田原)
| 湘南研修会 | 14:47 | - | -
9月 湘南研修会
9月8日(木)松原公民館にて、湘南研修会を行われました。
台風の影響で一時的に天気は大荒れの一日でしたが、少しづつ秋の気配もしてきました。








◯調和息

伸ばす→落とす→曲げる→戻して繰り返す

伸ばす…背筋を伸ばすと、自然に沢山の息が入ってきます。
落とす…伸ばした背筋を緩めます。
曲げる…吸い込んだ息を全て吐き出します。




腹式呼吸

逆腹式呼吸

手と手を合わせ、気を膨らませます。

鍼を持って、押し手刺し手の間で気を交流させます。

◯実技(組稽古・総稽古)
練習とは言え、気圧の変化の大きいこの頃、体調を整えてもらえる嬉しい時間。
各々の課題を練習します。

◯ブレイクタイム
今日のおやつは、大きなパネトーネ☆


◯講義 「傷寒論真髄」海野先生
319章 猪苓湯について解説して頂きました。
少陰病、下利六七日、咳嘔、喝、心煩不得眠者、猪苓湯主之
猪苓湯は、陽明病編(223章)にもある。
319章の病位は陽明位だか、脈は浮であり、厳密には胃家実の陽明病ではない。
少陰病ながら、部分的に邪熱が実した状態と考える。
主に生殖器系泌尿器系に邪熱が実した場合のパターン。
腎結石、腎ネフローゼ、腎盂腎炎や膀胱炎、尿道炎、排尿痛など。
猪苓湯を使っていいかどうかは、色んな症状あるが変わらない症状として、お腹に水毒あり、臍周りに硬結あり、下焦に邪熱あり、瘀血あり、心煩ある場合とする。慢性でない事が多い。
身体が弱っている時に下から邪が侵入した状態に用いるが、かなり幅広く使える薬方で、結核性、淋毒性のものにも良い、と荒木正胤先生は記されている。
下腹部に痛みや邪熱がある場合、精神にくる事もよくあるとの事。

治療方法については、鍼道発秘の淋病(淋とは、小便が急迫、短、数、渋、痛などをあらわす病症をさす)要参考。


◯講義「 長沙腹診考」堀先生
胸脇苦満について、解説して頂きました。

長沙腹診考 条文
胸脇苦満は胸脇を按ずるに、何となく手にこたえて応ずるもの有りを覚ゆ。満して外に張り出るあり、引きつまりて内に実するあり、心を潜めて診すべし。傷寒論に曰く、胸脇苦満、曰く胸脇満、曰く胸脇苦満、曰く脇下満、脇下痞、皆類症なり。
脇下を指して苦満と云うは部位を知らざるなり。『東洞遺書』に曰く「胸脇の指す処はすべて中行を去りて、左右是脇なり」と云う。
「胸脇苦満は胸脇に毒ある。けれすなわち苦満なり。世医誤って胸下苦満、或いは拘攣の甚だしきを胸脇苦満なりとなす。非なり。胸脇の定義を思うべし」

先ず何より、胸脇が何処の事なのか、肝心なのは場所を間違えないことと、口酸っぱく説かれている。
言葉の意味を間違えていたり、場所を誤っていては、意味がないのであります。

次回は、10月13日(木)16:00〜20:00に行われます。
どうぞご参加下さいませ。
(文責:田原)
| 湘南研修会 | 15:49 | - | -
8月 湘南研修会

8月11日(木)山の日、少し風の吹く気持ちの良い日に、松原公民館で湘南研修会が行われました。

 

○調和息

いつものように基本動作から始まります。

腰を立てて、ふにゃっと落として、おじぎをして、戻し、腰を立てて、と繰り返します。

その後、腹式呼吸、逆腹式呼吸、両手の間に気を感受し、次に鍼を持って気の感覚を養います。

30分くらいかけて、気の感受性を高めてから実技へと移ります。

 

○実技

あみだくじでペアを決めて、組稽古です。

チェックシートの項目や、各々の課題を、時間をかけて稽古していきます。

 

○講義「切脈一葦」木村先生

陰陽二脈の続きを解説して頂きました。

王叔和以来の、数を挙げて脈の名としていることを批判する内容でした。

脈を形容した文字は、すべて脈の名とするべきだろうか?

もし脈の名とするならば、その数を挙げて数えるべきではない。

これを形容した字とする時は、数十の文字を用いたとしてもすべて能くその用を為すものである。

似た種類で集めるならばその脈状は十余種があるに過ぎない。

略して用いる時は、浮・沈・遅・数・滑・濇と言っても、陽脈や陰脈と言ってしまってもすべて同じことである。

王叔和の徒はこれを説明しない。形容する文字を以て、脈状の名と定めて、一字一字に注解を加えて二、三十の脈状とする。

これが脈學の塗炭に墜ちる理由である。

 

原文を読むのも理解するのも難しいです。

陰陽二脈はまた来月に続きます。

 

○講義「短時間で最大効果をだすための工夫」堀先生

7月の月例会の堀先生の講話で時間の都合によりお話しできなかった部分について、続きをお話し頂きました。

「手の内の工夫」について

心地よいひびきのみ味わえる治療であれば、身体の変化は早い。

そのためには、刺鍼した時の患者の状態をどのように感じとるか、切皮時の鍼先に返ってくる感覚は無意識に感じているものでも、どの様なものなのか具体的にお話し頂きました。

「患者の意識」について

長く治療してほしい、患部に治療してほしい、つらいところを全部治療してほしい、治療の主導権を持ちたい患者。

このような患者の意識はどのようなものか、それ等に対してどのような対応をしていくか。

慰安ではなく治療という目的を明確にしておくことや、治療の説明をする事とともに患者の実感、満足感を与える工夫、治療者の我で治療するのではなく、治療に対する確信をもって治療する事の大切さを教えていただきました。

 

次回は「長沙腹診考」の胸脇苦満をやります。

 

○講義「傷寒論真髄」海野先生

318章の四逆散証を解説して頂きました。

「少陰病、四逆、其の人或欬、或悸、或小便不利、或腹中痛、或泄利、下重者、四逆散主之。」

四逆散は四逆湯と名前が似ているが全然違うものになります。

なぜ少陰病と冒頭に記しているのか、傷寒論真髄には3つの説が挙げられています。

その中でも、主症状の四逆が少陰病に類似しているので、仮に少陰病と言って、その鑑別をするためという説ではないかとのことです。

四逆散は少陽病の薬方で、虚実は小柴胡湯と大柴胡湯の中間にあたります。

甘草がないので急性症状ではなく、胸脇部には邪熱がある。

「漢方常用処方解説」による診断のポイントは、

1、両側の著名な胸脇苦満と腹皮拘急(竹の字型)

2、抑うつ性の神経症状

3、内熱表寒による四肢の冷感や拘急。

海野先生の治療院に最近来院した患者さんで四逆散証に当てはまる方がいて、症例として治療経過まであげて頂きました。

治療では『鍼道発秘』〜肝症〜を参照に解説して頂きました。

 

次回は319章猪苓湯、320章大承気湯と続きます。

 

来月の湘南研修会は9月8日(木)16時〜です。

どうぞご参加くださいませ。

 

(文責:坂井)

 

 

 

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