いやしの道協会ブログ

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5月 東京接心会

東京接心会5月

日時:平成29年5月27日PM17:30〜21:30

場所:新築された勝林寺 染井(駒込)本堂で開催されました。


 

 

 

【実技】
今回は幾つかのグループに分かれて、それぞれの課題や疑問点に取り組んでいきました。本堂一杯に広がり、相互治療が行われました。
患者さんの主訴を聞き身体をどのように診て、治療方針を立てていくのかを学び、実際に各自治療を行っていきます。

 

 

 

 

 

【講話】  講師  朽名 宗先生

5月に行われた月例会での講話に続き時間が足りなくて話せなかった内容をお話して頂きました。

 

 

stand by me(側にいてください)
治療家にとってより切迫した状況のなかで患者さんんからこのように言われるようになれれば、非常にありがたい事である!
と御自身の在宅治療での貴重な体験をもとに解説して頂きました。


*安心(落ち着き)の原点
1)赤ちゃんにミルクを飲ませるという 
小さい子供達にとってこのような状態が充分に保てれないと愛着障害が起こり、心身症的な症状を起こしやすい(ぜん息や偏頭痛や睡眠障害など)


2)ぼくがここに   まど.みちお
地球はどんなものでも受け入れてくれる。

 


そのいることこそがなににもましてすばらしいこととして…
ここにいるだけですばらしいという経験として、在宅でのターミナル治療に携わり、患者さんと鍼灸師という役割を超えてより切迫した状況で
何かと深く出会えた時にここにいて良かったと感じる事が出来たそうです。
大変深く心に響きました!

 

統合失調症や認知症という精神障害を持っている人たちにとって安全保障感が大変大事なことになってくる。
東洋医学でいう生命共感の中で、手を敏感にして患者さんの状態を感じ取っていく事が大切である。

それは、判別性な感覚のことではなく、術者と患者との一体感の中で色々な事が解ってくることが重要である!
気に対する感覚に繋がっていると思われる。

 

 

ユマニチュード:人間らしさが損なわれないケア。

       安全保障感を引き出しながらのケア。

 

いやしの振る舞い学:在宅療養の臨床での振る舞い方を考える。

 

ユマニチュードの技法における4原則:見る、話す、触れる、立つ

 

患者側と施術者側のお互いがどうコミュニケーションを取っていくかが大切である。

 

【講義】  講師:山野先生
『仙腸関節障害について』

 

仙腸関節には小さいが可動域が存在し、仙腸関節は動く!

 

 


ニューテーション(うなずき運動):骨盤に対して仙骨が前傾する動き。
カウンターニューテーション:骨盤に対して仙骨が後傾する動き。

 

 

仙骨の位置が変わると背骨のカーブも変わる。
腰の前屈後屈によって背骨のカーブも変わる。

 

ギックリ腰、鞭打ちの時は仙腸関節がずれている。
大棗のひきつれ:大腰筋の一部の繊維が変性を起こしている。

 

仙腸関節痛を惹起しやすい因子
脚長差
歩行姿勢の異常
長期にわたる激しい運動
腰腺椎を長時間動かさないでいる
妊娠・出産後
炎症
ギックリ腰・鞭打ち

 

★仙腸関節障害の最も特徴的な疼痛領域は、上後腸骨棘周辺の臀部の痛みである。鼠径部痛や坐骨結節周辺の痛みも特徴的であるがこれらは脊椎疾患では少ない。大腿以下の痛みとしびれを生じる。

坐骨神経痛と間違えやすいが、実は仙腸関節障害が原因の場合も多いので注意が必要である。

 

仙腸関節障害の診断方法など実技を交えて御指導頂きました!

 

 


「いやしの道(第17号)」のP36〜49に事例を含めて西洋医学的アプローチと東洋医学的アプローチについて掲載されていますので各自熟読して下さい!

 

【座禅】

 

今日も本堂では静寂の中、鐘の音が響き渡り、姿勢、呼吸、心を整えていきました。

また座禅中、住職から全員に警策を頂き、背筋がシャンとして身も心も引き締まりまった感じです!

 

 

その後、住職と一緒に般若心経を唱えました。

 

 

講義終了後、朽名先生へお誕生日サプライズプレゼント!
いつも懇切丁寧な講義を有難うございます。

 

とってもお似合いです!

 

次回は、6月24日に開催される予定です。皆様ぜひご参加下さい!
一緒に勉強しましょう。

文責   堀田弘子

| 東京接心 | 23:48 | - | -
4月東京接心会

4月22日の第四土曜日、定例通り駒込・勝林寺さんにて東京接心会が行われました。

今月も新人さんが四名いらして大所帯になってきました。

 

たぶん「芍薬」の花。お寺は春を迎えて花盛り、大きな甕の水だまりには無数のオタマジャクシが・・・。

 

【実技】

 

最近来られるようになった方を含めて6名の新人さんがいるため

今日は中伝者と新人さんがペアを組んで実技の稽古です。

朽名先生が見回ってフォローをする形で進められました。

教えることも勉強だなっと、難しさを痛感。。

 

 

 

【講義】

 

本日は朽名先生による「瘧疾(おこり)」の講義です。

 

=蠎澄覆こり)は邪気が其の所を去らず故に営衛の流れを止む。

必ず時を以て大熱大寒を為す。

7豕ざき人は毎日起こる。弱き人は一日おき間、或は二日、三日間(おき)に起こる。

づ恵譟大椎、合谷、陽陵泉を、員利鍼にて強く刺すべし。

ド寛颪茲蝓∋偉拍にて少しく血を漏らすに宜し。痞根を深く刺すべし。

瘧疾の鍼是を用いる時は、寒気(さむけ)の起こらぬ半時ばかり前に、先ず熱き粥の湯を

飲ませ、多く衣を覆いて鍼を用ゆ。

尤も、陽陵泉を刺して稲妻の如きものを、四、五度巡らして、是を緩むる時は、

必ず寒さ無くして、熱を為す。則ち癒ゆるなり。是を療治する時には

早からず遅からず寒気来たらぬ前に程よく施すべし。

其の効速やかなり。

 

上記、鍼道発秘講義の条文を朽名先生が解説してくださります。

 已蠎澄廚亮抖い箸蓮▲泪薀螢原虫の感染。昔は実体がわからなかったから「邪気」。

今は「毒」とも言える。

◆Αβ臟大寒を為す は一種の往来寒熱(少陽病の熱型)

ド寛颪茲蝓ΑΔ蓮岾茲麗」と似た刺法。陽気の回復が目的。

瘧疾の治療はタイミングが重要。内に陰気が盛んになると寒気が起きるので、

その一時間前に粥と衣で身体を温めて鍼治療する。

→明治期の治験例(山田業広、業精「井見集附録」)を参考に理解を深めた。

内に向かっていた気を外に引っ張り出し陽気を回復。

 

本日は初学者も多いため、復習も兼ねて時折参加者に朽名先生が質問をする形で講義が

進行しました。

少陽病の熱型は往来寒熱、では、太陽病、陽明病は?

この経穴に刺して何をしようとしているのか?など。

条文を覚えてしまえばいいかもしれないが、病のイメージがわかれば、

自然に手が動く。そこを目指している。

 

講義を進める上で補足としてマラリアについての詳細な説明あり。

マラリアはハマダラ蚊の唾液に含まれるマラリア原虫が人の血を吸う時に

人に感染して起きる病気。赤血球の破壊を繰り返し発熱が起こる。

人→蚊→人の感染経路。

初感染の場合、発熱は必発と言ってよい。

熱帯熱マラリア、四日熱マラリア、三日熱、卵形、など種類があり

潜伏期間がまちまち。

典型例では、潜伏期間の後、悪寒発熱と共に熱発作で発症。

歯の根が合わないほどガタガタ震えていくら毛布をかけても治まらない。

震え開始より数時間で高熱に達し、激しい頭痛や嘔吐の症状が出たりする。

寝巻がびしょびしょになるほど、大汗をかき体温は急速に低下して

気分爽快、治ったかもと感じる。熱発作の間隔は種類により違う。

マラリアを疑わないと風邪やインフルエンザと誤診されることも。

 

少陽病と言えば往来寒熱よりは胸肋苦満が代表的な症状。

そこで胸肋苦満についての説明あり。

胸肋苦満の診られる「外位」の境について、横隔膜もしくは、肝も含めた

肋骨の境など意見あり。(観風先生は後者を支持されています。)

胸郭の下や心下を押して硬いので、それを「胸肋苦満」と間違える人がいる。

そこが冷えていれば内側に水毒などがあり、そのため腹部の筋肉群が攣って

いる状態だから違う。

大事なのは「胸肋苦満」には必ず熱感がある。邪熱がある。

他にもヾ擬圓亮覚症状胸脇部を按圧して抵抗痛を調べる

5肋下を按圧して抵抗痛を調べるし臻漾頚項部の緊張を調べる。

ジ甲間部の背候診Χ始読瑤房蠅鯏てて邪毒の存在を調べる

(「胸脇苦満について」いやしの道6号 安田無観先生より)

などで診断を手助けする。

柴胡証を調べると症状に「頑固な肩背の凝り」が高確率でみられるので

診断の一考に加えられるであろうとのこと。

 

今回も情報量が多く、朽名先生がお話しした内容すべてを、

ここに書き残すことが出来ませんでした。

ですから、興味を持たれた方は接心会にお越しくださいね。

 

 

 

参加者増加!嬉しいことに、広い堂内にギッチリ感があり。

 

【坐禅】

今日は坐禅の未経験者が多く、勝林寺のご住職が坐り方を丁寧にご指導下さりました。

膝の組み方、手の置き方、半眼であること、意識の持ち方、、、

普段なんとなくやっている事を改めて確認する良い機会でした。

本日は特別に参加者全員、警策を体験させていただきました。

そして最後にお経を読んで終了!

いつも遅くまでお付き合い下さるご住職には感謝ばかりです。

 

来月は5/27(土)五時半より東京接心会開催予定です。(会場はたぶん同じく駒込・勝林寺)

ふるってご参加ください。

 

(文責・伊藤)

 

 

 

 

| 東京接心 | 02:15 | - | -
3月 東京接心会

東京接心会
日時:平成29年3月25日PM17:30〜21:30

場所:今回は東京、根津にある七倉会館2階にて開催されました。

 

 

 

 

【実技】
今回もペアになり、お互いに患者役と施術役になり、それぞれの課題に取り組んで行きました。
互いに切磋琢磨し、日々疑問に思っていることを解決していける貴重な時間が過ぎていきます。

 

 

 

 

また1人13分で主訴を問診、診断して治療をしていく通し治療を行いました。
なかなか大変だと…

 

 


【講義】
鍼道八秘講義の『水腫』について解説をして頂きました。
講師:朽名宗観先生。

 

 

/綉い砲銅陲譴觧なり。
△海譴蓮横腹、小腹の辺、両の足に、水引きの鍼を刺して、多く水を漏らすべし。
0燭い鷲寛顱肩井、肩を刺して、小便を通じさすべし。
に堯気海に、毫鍼を以って、補うべし。

 

 

【水腫】
ー他擇梁燭は、外邪の侵入により肺気の宣降作用が失われ、三焦の決瀆の力がなくなり、膀胱の気化が失調しておこる。
虚証は、脾腎の陽虚により、水湿の運化ができなくなって起こる。
横腹の虚するところに補う鍼。実しているところがあれば、浅く多く刺して邪熱を散じる。
小腹は腎を補う。
I衆未房拉実っするが故、脳あるいは自律神経の機能失調するために小便不利となる。
げ湿任凌婬があるため毫鍼で補う。

 

 

よく用いられる漢方処方について解説して頂きました。
浮腫の中で実腫は治しやすく、虚腫は治りにくい。
・実証
防風通聖散:陽明病期の実証。

・中間証
茵陳五苓散:五苓散に茵陳蒿を加えたもの。少陽〜陽明病期の虚実間証
五 苓 散:少陽病期で虚実間証
柴 苓 湯:少陽病期の虚実間証
木坊己湯 :少陽病期の実証

・虚証
六 味 丸:腎虚の代表的方剤。八味地黄丸から桂皮と附子を除く。太陰病期の虚証
五車腎気丸:八味地黄丸に牛膝、車前子を加えた方剤。太陰病期の虚証
当帰芍薬散:補血、駆瘀血剤と利水剤を合わせた内容。太陰病期の虚証
坊己黄耆湯:太陰病期の虚証

 

 

【トリガーポイントと関連痛】いやしの道16号参照
講師:理学療法士でもある山野鵬風先生にいやしの道と結びつけて解説をして頂きました。

 

 


トリガーポイントは東洋の経穴と一致することが多く、まさにツボである。いやしの道での活きたツボにもトリガーポイントが含まれている。
筋肉の中にできた病変で関連痛が出てくる。

 

 

 

各筋の働きや腰痛に関わる筋肉の診断法について解説をして頂きました。
腰部では多裂筋、腸肋筋、腰方形筋、最長筋、腸腰筋、下部腹筋。
臀部では大臀筋、中臀筋、小臀筋、梨状筋の鑑別が重要。

特に多裂筋は有酸素運動をする筋肉で、血流が途絶えるとすぐに萎縮してしまう。一つ一つの椎体を支えて立たせる筋肉なので大変重要である。
多裂筋は胸部では小さいが、腰部L4、L5〜S2まで多裂筋の割合が多くなる。脊際の華蛇穴の深い所に鍼をすると内臓に影響し、多裂筋に当てることができる。
大腰筋は大棗の筋張りに相当している。

各筋肉テストの方法は治療手技になるので、知っておく必要がある。

その他、腸腰筋の鍼の刺入法や各筋肉のストレッチ法、筋肉トレーニング法など実技を交えてレクチャーして頂きました。

これらの事を踏まえた上で腹証と重ね合わせて身体を診ていくのがいやしの道であり、傷寒論を学ぶ意義である!
納得です…

 

 

 

【座禅】
今回は「股割り」のストレッチをしてから座禅を行いました。
普段より足が組みやすく感じました。

 

 

今回も新しく勉強に参加された仲間を迎えました。
一緒に頑張っていきましょう!

 

来月は4月22日(土)に行う予定です。
どうぞご参加ください。
文責   堀田弘子

| 東京接心 | 10:25 | - | -
2月 東京接心会

東京接心会2月

日時:平成29年2月25日PM17:30〜21:30

場所:新築された勝林寺 染井(駒込)本堂で開催されました。

 

 

 

【実技】
今回も前回と同じように一般の患者さんに来て頂き、本堂で治療が行われました。患者さんの主訴を聞き、身体を診ていき治療方針を立ていきます。

またペアになり、お互いに患者役と施術役になり、それぞれの課題に取り組むことで毎回新しい発見があります。

 

 

 

 

また、今日も「5人通し治療」が行われてました。
1人13分という治療時間で主訴を取り除くのには、的確な診断力と集中力が
必要だと感じました。
 

 

<姿勢の解剖学とデスクワーカーにすすめるセルフケア>

講師:山野先生

 

 

頭部を前方に突き出し、背中が丸まった姿勢は上部交差症候群という。

 

 

このような姿勢が長時間続けば、首や肩の慢性的な痛みや機能低下を招く恐れがある。また呼吸運動にも影響を及ぼす。


腰部下肢への影響として下部交差症候群が考えられる。

 

 

これらの症状を緩和させるセルフケアの資料を配布して頂きました。
患者さんへのアドヴァイスに活用していきたいと思います!

 

【講義】鍼道発秘の『青筋』について解説して頂きました。

    講師 : 朽名 宗観先生

 

<青筋>
早打肩狭心症の類。または脳卒中
\莎涕經砲遼 
穴所に関わらず、悪血が充血して青筋がみられる所から血を漏らす。
A畭埜を起こす患者の傾向として、実証タイプで上腹部が膨満し、下腹は虚し、脈は力がある。

 手の陰経:心胸部の気の鬱滞を開く。
 手の陽経:頭にまで昇った気を引き下げる。
 足の陰経:下焦の虚を補う。
 足の陽経:昇った気を下げる。
づ以◆Р湿任竜と中焦の邪毒・邪熱の双方に作用する。
   章門:臓腑の状態を正常に戻す。
   気海:下焦の虚を補う。

 

狭心症:冠動脈の血流不足

    徐々に圧迫される胸の痛みが特徴——胸脾。

    放散痛

 

〈心臓を守ろう〉
心臓ノイローゼ(神経症)は、現在はパニック障害といわれている。

 

パニック発作の診断基準
1動悸・心悸亢進、または心拍数の増加
2発汗
3身震いまたは震え
4息切れ感または息苦しさ
5窒息感
6胸痛または胸部の不快感
7めまい感、ふらつく感じ、頭が軽くなる感じ又は気が遠くなる感じ
8現実感消失または離人症状
9コントロールを失うことに対する、または気が狂うことに対する恐怖
10死ぬことに対する恐怖
11異常感覚(感覚麻痺またはうずき感)
12冷感または熱感

 

奔豚気の診断基準は気逆の診断基準と等しい
1腹部からの心下あるいは胸内への突き上げ感
2発作性の顔面紅潮
3発作性の上熱下寒
4動悸発作
5臍上または臍下の悸
6不安感、焦燥感
7発作性の頭痛、咽喉閉塞感、あるいは胸内苦悶感

 

*パニック障害の人に「茯苓桂枝甘草大棗湯」を服用した症例。
太陰病・虚証の薬方で冷えて虚している人に用いる。

 

*隠れ実証のパニック障害の人に「桃核承気湯」を服用した症例。
陽明病・実証のパターンに気付く必要性があるとの事。周辺は虚しているが部分的に実した瘀血があり、強い精神症状が出ている場合。
なるほど…

 

*奔豚発作による動悸・めまいに「苓桂朮甘湯」「桂枝加竜骨牡蛎湯」を服用した症例。
奔豚気は多くの例で驚愕や恐怖を強く覚える出来事を契機に発症する。

 

「柴胡加竜骨牡蛎湯」を服用した症例。
少陽病・中間証
胸強苦満があり、胸郭内の熱を裁かないと治らない。

更に傷寒論真髄の107章にある「柴胡加竜骨牡蛎湯」の薬方および腹証の解説をして頂きました。

 

【座禅】

 

講義の後、住職がいらっしゃり座禅を行いました。
今日も本堂には静寂の中、鐘の音が響き渡り、姿勢、呼吸、心を整えました。
また座禅中に警策を頂き、身も心も引き締まりました。

 

 

その後、住職と一緒に般若心経を唱えました。

 

 

次回は、3月25日に開催される予定です。皆様ぜひご参加下さい!
一緒に勉強しましょう  *・゜゚・*:.。..。.:*・’(*゚▽゚*)’・*:.。. .。.:*・゜゚・*
文責   堀田弘子

| 東京接心 | 20:28 | - | -
1月 東京接心会

東京接心会

日時:平成29年1月28日PM17:30〜21:30

場所:新築された勝林寺 染井(駒込)本堂で開催されました。広々とした本堂は無垢材の良い香りが漂い、天井を仰ぐと剥き出しの梁がとても壮観な感じです。

 

 

【実技】
今回も一般の患者さんに来て頂き、本堂が
治療院となり、心地良い空間での施術が始まりました。
患者さんの主訴を聞き、身体を診ていき治療方針を立て治療が行なわれました。

またペアになり、お互いに患者役と施術役になり、それぞれの課題に取り組む練習が毎回行なわれているので、日々疑問に思っている事などを解決していけます。

 

 

 

また、今日は特別に「5人通し治療」も行われていました。
時間が限られている中で患者さんの主訴に応えていくのは
大変ですが、これも訓練、修行なのですね。

 

 

 

【課題発表】皮膚呼吸について     講師:伊藤里香先生

 

⚫️皮膚からガスが出ているかどうか?
外呼吸という肺呼吸に対して、皮膚呼吸は0.5〜0.6%程度である。
成人の体表面積は、2岼未覆里覗瓦出ていない訳ではないが、微量であるとの事。

⚫️上からも下からも出ないガスはどうなるのか?(ゲップや屁)
腸管壁から吸収され血流に乗って肝臓、腎臓を通してまた呼吸に周り、呼気から出て行くか、もしくは血管を通して皮膚から出て行く仕組みになっている。

⚫️お風呂から出てくるときに皮膚に付着している泡は何なのか?
お湯の中に含まれていた気体成分が、お湯にの中に人が入ることにより体に付着してできたものである。

 

【講義】『抑肝散』について症例を元に解説して頂きました。
講師 : 朽名 宗観先生、山野 鵬風先生

 

肝気が昇って興奮するものを抑える方剤である。元来は小児のひきつけの処方として有名である。現在は認知症の気を抑えるためにも処方されている。
本方は四逆散の変方で、左の脇腹が拘攣しているのが目標である。

 

⚫️神経性斜頸や脳卒中の痙性麻痺後遺症に抑肝散と芍薬甘草湯を合方して処方する症例。


腹直筋攣急があると陽明経に影響してくる。腹部の臓器では消化管に代表される。左麻痺の人は前脛骨筋・腓骨筋・大腿直筋等に力が入り過ぎている。
陽明経は『陽経の王』と言われ生命と直結している。
脳卒中で錐体路が動かなくなってしまったものがリカバーしていくと初めに動くのは陽明経であるとのこと…なるほど、腹直筋攣急のある患者さんを診るときにはよく観察して下さい。
腹直筋攣急があると項背強ばるとのこと(傷寒論真髄P63−14章参照)

 

 

鍼灸治療では腹直筋を緩め、胸の熱をとり、胸脇苦満を緩め、虚弱な下腹、胃腸を補う等の治療を行う必要がある。

 


【講義】『肩こり・肩関節周囲炎と漢方』の使用目標と注意点について詳しく解説して頂きました。
講師 : 朽名 宗観先生、山野鵬風先生

 

⚫️肩関節周囲炎の症例で処方された漢方。
・桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう):寒がりで体力が無く胃腸が弱い人に用いる。関節変形などのない関節痛、筋肉痛、神経痛。手足の冷えを伴う疼痛。(寒湿痺)浅いところに通していく。

・二朮湯(にじゅつとう):水毒体質の人で胃腸の弱い人に用いる。50肩によく用いられる。痰湿が経絡に流れていって起こる病。(湿痺)

・麻杏薏甘湯(まきょうよくかんとう):比較的体力がある人に用い、水毒傾向があれば二朮湯と併用する。皮膚の表面は血虚して乾燥き、内側には水湿がある。(風湿痺)発汗、利尿を同時に行う。筋肉痛、関節痛に用いられる。深いところに通していく。

 

【座禅】床暖が設置された無垢材の本堂での座禅は、木の香りのせいか精神を落ち着かせ気分を和らげてくれました。その後、住職と一緒に般若心経を唱えました。


次回は、2月25日に開催される予定です。皆様ぜひご参加下さい!

文責   堀田弘子

| 東京接心 | 23:14 | - | -
12月 東京接心会

今日はクリスマスイブ。

しかし、修行に祝日や祭日はありません。

というわけで、本日もいつも通りの勉強会。

実技

初学者は指導者から手取り足取り、いやしの道的治療のやり方を教わります。
中伝は治療にいらした一般の方を治療したり、中伝同士でしたら、お互いに治療しあったり。
筆者は中伝終了につき、特殊な鍼を使って刺す練習中。痛くなく30番鍼を刺すお題目。

全然入っていく気配がありません。昇級試験、危し(-。-;







「今のあなたの悩み、とってもよくわかる‥」といった話をしてる場面


講義  朽名宗観先生




先月に引き続き「青筋」

「青筋」とは 早打肩〜狭心症の類、脳卒中。

鍼道発秘には治法あれど、なかなか鍼灸師が治療に携わることは少ない。

しかし、発作がおきそうな危険な状態を予兆することはできる。

心下まで至るような胸全体に、息がつまるような、胸が締め付けられるような、

圧迫されるような痛み、胸の痛みで息苦しいなど「胸痞」が見られる。

また、胸の痛みはなく、放散痛(肩、腕、首、のど、顎、歯)のみの

場合もあり、注意してみていくのがよい。



「心臓を守ろう」(古方漢方の伝統を学ぶ会・講義録より)

ここで「心臓神経症」とか「不安神経症」と言っているのは、現在ではパニック障害

とのこと。

必ず邪気とガスが作用。腹中に発生したガスが胸部の心臓に響くと苦しくなる。

発作時には苓桂甘棗湯、柴胡竜骨牡蛎湯を用いる。

パニック発作は正確な診断と除外診断が必要。



まずは器質的な(狭心症などの)問題がないこと。

発作であれば、強い恐怖や不安を感じる他、動悸や発汗、息苦しさなど四つ以上が

出現し、10分以内に頂点に達する。

治療の中心は薬物療法と認知行動療法。



この後、理解を深めるために奔豚発作を苓桂甘棗湯で治療した例(寺澤先生の〔和漢診療学〕より)など解説された。

すごい大事なことを朽名先生がさらりとおっしゃられたので

忘れないように記録。↓

「虚気上逆とは末端まで気が巡らないこと。つまり真気が虚している。

実しているのは邪気。だから補と瀉は同時にできる。」

恥ずかしながら気がついてませんでした。。同じ「気」でない事を。。

朽名先生の講義は鍼灸と傷寒論をリンクさせるために、膨大な知識の海を縦横無尽に駆け回り講義されている感があります。



だからいつも理解が深まる感じがしますし、時間が足りず後半は駆け足になります。。(-。-;

みなさん、東京接心会に来ましょう!

本当に毎回たくさんの発見のある講義でから、聴かないともったいないです。

座禅

本日も新築のおしゃれな本堂で座禅。

勝林寺のご住職が遅くまでお付き合いくださり、

いつもありがたい限りです。

おまけ

昭和の忘れ物のような巣鴨の居酒屋で忘年会。

あっという間に終電タイムでしたが、楽しいひと時でした。

(文責・伊藤)

| 東京接心 | 16:17 | - | -
11月東京接心

日時:平成28年11月26日PM17:30〜21:30

場所:今回は、新築された勝林寺 染井(駒込)本堂で開催されました。    
      無垢材の良い香りが漂い、大変壮観な造りでとても気持ちが落ち着く空間でした。

 

 

 

 

 


【講義】鍼道八秘講義の『青筋』について解説をして頂きました。


講師 : 朽名 宗観先生

 

    お是れは、俄悪血攻め上りて、一時の内に死するなり。
    先ず、三稜鍼にて、百会、並びに両の眉おの真中、項の左右、又、肩、背中
の内を、穴所にかかわらず刺して、血を漏らすべし。
    又員利鍼にて、手足に引くべし。
    徹腹、章門、気海を指すべし。

 

早打肩〜狭心症の類。または脳卒中。
早打肩を起こす患者の傾向は実証タイプで上腹部が膨満し胸に邪熱がありお腹は虚し、脈は力がある。

 

引き金には4つが考えられる
1房事過多や過労などによる下焦の虚
2怒りなどの激しい情動
3表位の邪熱
4アルコールによって陽気盛んになる

 

酒を飲むと下痢する人が多いが、下痢をするから青筋にならずに済んでいるとの事である。
酒毒が下痢によって外へ排出されるからである。
12月は忘年会シーズンなので、飲み過ぎに注意して下さい!

 

参考/狭心症
狭心症についての詳しい講義もして頂きました。
冠動脈の血流不足—心臓の虚血
徐々に圧迫される胸の痛みが特徴—胸脾
放散痛は必ず胸の痛みと一緒に起きるものではなく、放散痛だけ起きることもあるとの事です。

 

【実技】

 

今回は一般の患者さんが治療を受けに来て頂きました。
またペアになり、お互いに患者役と施術役になり、それぞれの課題に取り組んで行きました。
腹診、脈診、舌診などからの情報をもとに治療方針を立て、実技の練習を丁寧に御指導頂きました。

 

 

【講義】漢方診療を鍼灸治療に置き換えて考え解説をして頂きました。

講師: 朽名 宗観先生  山野 鵬風先生

 

半夏厚朴湯が著効した症例」
心臓神経症、胸痛症候群
喉元の絞扼感や頸部および胸部不快感も消失した。
上記の症状は鍼灸適応症と考えられる。

 

「下肢の冷えを伴う腰下肢痛に呉茱萸湯が有効であった症例」
太陰、少陰病の薬方
お腹が冷え吐気を伴った偏頭痛に使われる。
鍼灸ではお腹の状態を変えると腰痛や足の痺れが治ることもある。
胃を中心とする反応を手足に引き温める治療をする。

 

「右胸背部激痛に対して抑肝散が速効性を示した症例」
少陽病の薬方
心身症や認知症の精神のたかぶりにも使われる。
鍼灸では肝実脾虚のため心胸部の熱をとり脾胃を整えていき、頚、肩、頭を散じていく。

 

【座禅】新しい本堂で住職さんとご一緒に座禅をして心を整え、その後、皆んなで般若心経を唱えました。

 

 

終了後、新しく建築された納骨堂も見学させて頂きました。
八つの伝統柄をモチーフ取り入れながらも大変近未来的な造りに
なっていました!

 

次回は、12月24日に開催されますので、皆様ぜひご参加下さい!

 

文責   堀田弘子

| 東京接心 | 21:19 | - | -
10月東京接心
今月は本堂を新築された巣鴨の勝林寺さんで行う予定でしたが、急遽七倉会館にて東京接心会が行われました。
  
  
○座禅
 
 
「身体は固くしない。自分の身体は水の袋だと思ってみる。」
  

「やればいいってもんじゃない。やればやるほど悪くなることだってあるのだ!」
  
  
  
○実技稽古
それぞれの課題について意識しながらペアで治療を行います。
  
  
中伝上級の特殊鍼法の稽古
長鍼!太い!
朽名先生自ら受けて下さいます!
 
 
○講義(糖尿病と漢方) 朽名先生

古方派の漢方家の糖尿病についての治療は色々な薬方があるが、三つに大別される。
‖膽童嫖髻⊆童嬶宜牡蠣溏、柴胡桂枝乾姜湯などの柴胡剤グループ
白虎加人参湯、竹葉石膏湯、麦門冬湯、五苓散などの煩渇が眼目になっているグループ
E帰芍薬散、八味丸などの慢性化して虚した状態に対応するグループ
 
 
今月は、E帰芍薬散、八味丸などの慢性化して虚した状態に対応するグループ
について勉強しました。病位で言うと太陰病になります。
みぞおちが痞えていると丹田に気が入らない。→下焦が虚す。
また、下焦が虚す→みぞおちが痞えるとも言える。いずれにせよ、セット。
 
 
また、漢方の症例として以下の二例を学びました。
1、肩こり、高血圧、糖尿病に三黄瀉心湯(少陽病の実証)
2、糖尿病、体重減少、全身倦怠感に十全大補湯(太陰病の虚証)
同じ糖尿病と言っても、陽病と陰病ではアプローチが異なると実感できる例でした。
 
 
○講義(鍼道発秘) 朽名先生
●二四、血留
,垢戮瞳貊个道澆泙兇襪砲蓮
⊆蠅亮楝瑤鮖匹垢戮掘
I〃譟吐血等にも、又、足の三陽を刺して、立ち所に止まる。尤も員利鍼にて、鍼先へ気を留むるに宜し。
 
出血が起っていて、それを止めるにはどうするかということ。
実熱が原因の場合もあれば、虚熱(中医学的な陰虚)が原因の場合もある。
 
ちなみに韓国ドラマの「馬医」では出血を止める治療の場面で、「小腸正格(しょうちょうせいかく)」小腸の働きを正常にすること、を治療の方針とし、
後谿(手の太陽小腸経の木穴)と臨泣(足の少陽胆経の木穴)への補法、
通谷(足の太陽膀胱経の水穴)と前谷(手の太陽小腸経の水穴)への瀉法を行っていたそうです。
 
また、出血に対する漢方について『症候による漢方の実際』(大塚 敬節)から
・三黄瀉心湯
・桂枝茯苓丸
・帰脾湯
・人参湯・四君子湯
を読みました。
 
 
●二五、水に溺れたる者の鍼
/紊謀れ、絶え入らば、
鳩尾を刺して、水を吐かすべし。
I寛顱⊆蠡を多く刺すべし。
に堯∀里鯤欧て、其の灰の中へ、面ばかり出し、埋め置くべし。其の効有ること、少なからざるなり。
  
水に溺れた人への治療をすることはないと思うが、参考にするところはある。
鳩尾を刺して吐かせることができるか。
百会、手足を多く刺して陽気を巡らせることができるか。
 
同様の刺法が『鍼灸大成』『鍼灸重宝記』にもある。
『鍼灸大成』「起死回生の妙穴」:少商、中衝、関衝、少衝、少沢
『鍼灸重宝記』「気付」:合谷、労宮、陽谿
 
 
来月は、11月26日土曜日、17:30〜
巣鴨染井霊園の近くの勝林寺さんで行います。
初めての方も久しぶりの方もいつもの方も奮ってご参加ください!
(文責:中川)
| 東京接心 | 22:31 | - | -
8月 東京接心会

東京接心会
日時:平成28年8月27日PM17:30〜21:30
場所:今回は東京、根津にある七倉会館2階にて開催されました。
講師:朽名宗観先生

 

 

 

【気流法】(ボディーワーク)
今回は座禅を行なう前に30分程、実践で身体を使って体感させて頂きました。
とても有意義で楽しい体験でした!

 

 

皆様は気流法をご存知でしょうか? 
気流法とは、日常生活の中の動作や身体を通して種々の表現や技(わざ)を行なう際に通底する、呼吸、気血の巡り、重力、イマジネーション等の原則を実感し、体現する技法です。

 


 

: 宇宙森羅万象を成り立たせ動かすエネルギー。身心活動の源。
: ものごとの変化や転換。気の流れに潜む構造的なカタチも含む。
: 大自然の原則、秩序。

 

 【座禅】
気流法を行った後に座禅を行なったせいか、気の流れがとても敏感に感じる事が出来たように思います。


 

【実技】
今回はペアになり、お互いに患者役と施術役になり、それぞれの課題に取り組んで行きました。
互いに切磋琢磨できる仲間と勉強できる時間は、とっても有り難い事です。

 

 

【講義】
鍼道八秘講義の『食後の飢』について解説をして頂きました。
講師:朽名宗観先生。

 

 

食後の飢え:食事して、直に飢える事あり。
     湿熱・温病中のひとつ。
           ・湿邪と熱邪が合わさって起こした病症。
     中消・消喝の一種。多食するのに腹が減り、
              痩せていくのが主症状。
              不容、中脘、大横を深く刺すべし。
              深くにある熱をからめて表に引いてくる。
              腹中から外に出ようとしている邪気の通り道を作る為に後、
              項、肩、背を多く刺し、胃、脾経の足に引くようにする。

 

糖尿病の症例
治療後、鍼による瞑眩現象で全身に真っ赤な皮膚病が発症。
皮膚病は、津液欠乏して発汗不充分であったことによって、湊理に熱がこもって現れた状態で有る。
表位の熱を取っていく治療が必要なので、皮膚刺絡も場合によって行なう。

 

思春期過食症の症例
食欲だけはあり、食べたくてしょうがない患者が多いが、そいう人は腹部に邪気があり、或いは心下痞、振水音などがあり、或は手掌が黄色、口唇 の角が切れていたり、或は小便頻数などがあり、湿熱の症状が見られるものである。
湿熱により肩背部に赤いポツポツとした湿疹が出る。

 

 

その他、現在絶版している『いやしの道 第三号』に掲載されていた貴重な資料を用いて、糖尿病と漢方について詳しい解説をして頂きました‼

 

次回は『血留』、当帰芍薬散・八味丸等を勉強する予定です。

 

9月は、会場の関係でお休みさせて頂きます。
来月10月は、新築された勝林寺本堂を会場として行います。
参加希望者はご連絡下さい。大変解りやすく解説して頂けます!
一緒に勉強して行きましょう。

 

文責   堀田弘子

| 東京接心 | 22:29 | - | -
7月 東京接心会

東京接心会
日時:平成28年7月24日PM17:30〜21:30

場所:駒込の勝林寺仮本堂にて開催されました。只今、建設中の本堂も完成間近で、木の良い香りが漂う建物を見学させて頂きました!

講師:朽名宗観先生

 

 

【座禅】
今回は檀家の方もご一緒に参加されました。
30分ほど座り、気の流れを感じ、全身に気を行き渡らせる。意識と呼吸、静かに気を吸い、滑らかにゆっくりと吐く。なかなか難しい…

 

 

お寺のお庭に咲く蓮の花が一輪挿しに生けられていました。柔らかなアイボリー色で凛としていてとても素敵です。

 

 

白隠禅師禅和讚を住職さんと供に唱えました。

 

 

 

【実技】
一般の患者さんがいらして下さり、実際に治療をしていきます。
問診→診断→治療の順で行い、終了後、疑問点や治療方法などを個々にご指導頂き今後の治療に活かしていきます。

 

 

 


【講義】
鍼道八秘講義の『癲癇』について  講師:朽名宗観先生

 


:精神病の一種。痰気の鬱結による。
:肝脾腎の三経の失調により、風痰が気にしたがって上逆したために発する。
  (西洋医学的癲癇)

*頭と腹に実した邪熱がある。

 

\鎖静な異常状態は、腹の邪気が流れることによってもたらされる。
従って先ずこの表位の邪熱を散ずる。
「肩・背」への刺法は「浅く多く」する。

 

脳は気を受けて初めて機能する。真気を受ければ正常に機能し、邪気を受ければ異常になる。
重要ポイント!
「横腹に刺す」のは、脳に真気が巡るように腹部の状態を正常に戻す為である。

 

意識を失った場合。「手足に引く」のは一種の活の鍼である。
手足の末端まで強く気を引っ張り意識を回復させるためのものである。
そして頭部の邪気を散じる。(肩、背で間に合わない邪気を散じる)

 

「下より発するもの」とは、腹中より邪毒がつき上げて病いが起こるもの。
(内より外へ)
*実あれば瀉法、虚あれば補法

 

  『頭より発するもの』とは、外邪が頭に侵入して表位に病いを発するもの。
  (外より入り)腹中には臓の虚があるのみ。

 

ど寛顱天柱から血を出し邪気を瀉す。(の邪熱を瀉す)

 

参考
「放心の鍼」:陰気虚して陽気盛んな場合は陰陵泉に引く。
「活の鍼」 :陰気絶する場合、陽陵泉に引く。
百会より少し血を漏らす(しているので、引き鍼の意味)。

 

参考
  癲癇に頻用される穴
  頭に行く手足の経から選穴するか
  肝、脾、腎の三経関連から選穴する。

 

参考
  癲癇によく使われる漢方   柴胡剤を使用していることが多い。

 

  *小柴胡湯合桂枝加芍薬湯(太陰病の薬方)
   適応疾患・症状:  腹の冷え・表位に邪熱・胸脇苦満等

 

  *甘麦大棗湯(少陽病の薬方)3つの薬方でできてる。
   適応疾患・症状:ヒステリー・不眠・うつ症状・癲癇・夜泣き・夢遊病・
   花粉症・アトピー性皮膚炎・胃痙攣等

 

   *柴胡加竜骨牡蛎湯(少陽病の薬方)
    適応疾患・症状:心悸亢進・不眠・いらだち感・癲癇・精神運動興奮等
   
   *柴胡桂枝湯(少陽病の薬方)
    適応疾患・症状:腹直筋戀急・胸脇苦満・臍上悸・肩こり・めまい・
    癲癇等

 

 その他の漢方
*四逆散合半夏厚朴湯(少陽病の薬方)陽病だけど虚している人に用いる。

 

   *苓姜朮甘湯(太陰病の薬方)お腹が冷えていて腰から下が冷えて重く   
    かつ痛む者に用いる。
    適応疾患・症状:腰痛症・全身倦怠感・症状夜尿症・冷え等

 

それぞれの薬方が著効した症例を元に解説をして頂きました!

 


先々月の続編 『脇脇苦満と腹直筋の戀急』  講義:山野  鵬観先生

 

 

資料:漢方問答の禅帯の効用

 

臍下の気海、丹田に気息を充実せしめることによって、よく百病を除くというのが趣旨になっています。
その為に、禅帯を用いて緊縛する方法を行うものです。
その方法は、さらしを用意し帯を作り、左右の季肋下章門のツボの端にかけて二重に廻してきつく縛ります。そして、力を込めて臍の下に息を押し込むのです。

 

 

胸脇苦満があり、帯脈に筋張りがある時は、腹直筋戀急を起こしている為、
下腹に空気が入りずらい。


❶このような状態の時、背中側はどうなっているのか確認してみる。
肋骨弓の下、グミ状のコリコリした部分(痞根)に鍼をすると下後鋸筋が緩む。
お腹側の章門と痞根の組み合わせで更に緩む。

 


❷心下痞硬がある場合は、肩甲骨の下角に注目し、背の七、九を調べる。
棘突起の配列異常を整える。

 


❸呼吸時に横隔膜が下がっていく時、腹直筋を押さえつけていないと下部胸郭が広がらず、下腹に空気が入らない。

そこで肋骨弓上を手のひらで下側へ押さえながら腹式呼吸をすると下腹に力が入りやすくなる。

すなわち、下後鋸筋を緩めると胸郭が下がって下腹に呼吸が入るようになる。

 

 

最後に鍼道発秘と解剖学を結びつけたストレッチを紹介して頂きました!
筋膜リリースを行い、内腹斜筋、外腹斜筋を伸ばしてお腹を緩めます。
しかし、毒は動いていない為、腹の状態はまた戻ってしまうので、鍼も併用して行うと本質的に治っていき戻りづらい状態になるとの事です。


次回は、8月27日に開催される予定ですので、皆様ご参加下さい!

 

文責   堀田弘子

| 東京接心 | 21:44 | - | -
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