いやしの道協会ブログ

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8月東京接心会




少し日差しは和らいだとはいえ、残暑もまたまた厳しい8月の終わり、
本日も、駒込、勝林寺さんにて東京接心会が行われました。
暑いせいか、今年は夏の花、百日紅が見事に咲いています。
にゃんこたちは涼しいところをよく知っています。





いつも手入れの行き届いた勝林寺さん門前.
玄関横の甕にはメダカがたくさん泳いでいました。



実技

一般のモデルさんも混じって、いつもにぎやかです。
初伝の方には指導者がつきます。




今日のひとこと 朽名先生が読んでくれました。有名なあれです(笑)




山野先生講義





先月、台風の影響で接心会が中止になったため、今月、山野鵬観先生による、
野口三千三先生の「原初生命体としての人間(野口体操の理論)」の講義が行われました。
山野先生が名言(●の部分)と思われた文章を引用、解説しつつ要所要所、朽名先生視点で
コメントが入り進行しました。

冒頭、山野先生から喘息のある五十肩の患者に難渋しているとのこと。
●胸郭式呼吸能力を高めることにとって胸郭を拡大・縮小させるための筋力の力を増す
ことは大切なことではあるが、それより以上に大切なことは、拡大・縮小についての
内部抵抗をできるだけ少なくすることである。そのためには、抵抗の原因となる胸郭の
拡大・縮小に関係する諸筋肉の不必要な持続的緊張の傾向をなくすための練習によって
、胸郭に豊かな弾性をもたせることが、先決問題であろう。
山野先生が難渋する理由は上記にあり、喘息のため呼吸補助筋が持続的に緊張状態である
が、肩甲骨を動かす前鋸筋、斜角筋、小胸筋もまた呼吸補助筋であるため、治りにくい。
(また、治療のポイントにもなる。)

調身、調息、調心というが、まずは体が整って、心が整う。順番を間違えてはいけない。(朽名先生)

野口先生は吐くことに重きを置き、息を吐いたら吸えるのだが、じつは人間は吸息中枢が優位。とくに体が弱っている人は吸気が大事であるそう。
吸うが大事か、吐くが大事か、諸説ある。円環しているのでどっちとも言えないが、
朽名先生によるとブッタは「入出息念定(にっしつそくねんじょう)」(入る息、出る息に心を集中していく禅定、簡単に言えば調息)が悟りへの道であると思ったのだそう。また
「大安般守意経」には「吸う」ことに重きをおいた記述がある。

●「衆人は喉で、哲人は背骨で、真人は踵で呼吸する」
気が下りていると、足底から息が入ってくる感覚があるそうで名人と言われる人からは
よく聞かれる。
●「息が長いー長息―長生。息―意気―粋。息するものー息ものー生きもの。息の内―いのち。」体の状態に応じた息の仕方しかできない。呼吸の状態が変わることは身体の状態も変わること。上手に鍼をすると、患者さんが腹式呼吸になっている。
山野先生は鍼灸師としては、ここに「胃気」を入れたいそう。
●「呼吸は意識の世界から無意識の世界への唯一の回路(手がかり)であるゆえんである。」
どんな行法においても呼吸というものが出てくる。
●「吸息は集合であり準備であり、貯蓄である。それが終わって息が保たれている間(保息)は結合し、集中統一され方向づけられる。呼息は解放し、行動し、完成する。」
実は息を保っている時が大切だそう。観風先生は鍼をされている時は息を吐く。でも丹田を充実させている時は保息の状態でないと出来ない。
朽名先生によると、この保息と呼気の間(「息」の4構造の図参照)がとても力が充実した
状態。息を吐いたり吸ったりしながら、パンチを繰り出して参加者全員で、力の入り具合を
確認。そして吐くから吸う間を間息といいエネルギーがなくなり死んでる状態。隙ができる。
剣道などではだいたい竹刀を入れられてしまう。上級者ほど息つぎを見せないのだそう。
表現するときは息を吐いている時で吐ききった時は力がない状態。いやしの道のアタック
する鍼をするときは、やはり吐きながらが良いとのこと。



「いやしの道」では肚を作れというが、どんな腹がよいのか?ひさご腹がよいのか?シックスパックのような腹が良いのか?座禅をするにはどういう呼吸がよいのか?(実は決まっていない)白黒つけられる話ではないのだが理解を深めるヒントになる。

山野先生の臨床経験によると、高齢者には胸式呼吸を勧めるとのことです。
腹式が良いのか?胸式がよいのか?必ずしもどちらがよいとは言えない。妊産婦は腹が詰まっているので胸式しかできないし、体は呼吸を色々使い分けられるように出来ている。
たとえば、怠い、眠いような時に気分をはっきりさせ、気分を引き締めようとする際は
胸式呼吸の方が効果的。

余談で山野先生の「臨床あるある」で、ヨガやピラティス、○○体操などの習い事や健康法が治療効果を相殺しているケースがままある。ほんとは腹式呼吸の方がよいのに、
ピラティス(胸式呼吸)をしていたり、治療で教えた体操を習ったことでアレンジして違う事をしていたり、ヨガや○○体操で逆に体を壊していたり。

●横隔膜の抵抗緊張力が弱いときは、それを補償するために喉頭部(頸)の筋肉を緊張させることによって喉にふたをし喉に栓を詰め、息の出るのを無理矢理に止めて体腔内圧を高めようとする働きが起きてしまう。・・・以前、山野先生が講義されたマッスルインバランス、交差症候群の状態をよく表現しているのだそう。上衝している時の姿勢である。

最後に呼吸法の練習のため?の運動を皆で実践。その場ゆすり(踵を軽く上下しながら、波が寄せるように体をゆする)。朽名先生が上手すぎて怖いくらいでした(笑)。




ここには書けないような(裏話も含め)、貴重な話がきけました。(知りたい人は接心会に
来てください。)
野口三千三先生の本を題材に、「いやしの道」で大切にされている「調身、調息、調心」について、
朽名・山野両先生の膨大な知識からコメントが入り、大変深く学べる講義でした。

来月は実技のあと、二時間続けて座禅を行うとのことです。


座禅




いつもご住職が丁寧にご指導くださります。感謝。。

(文責・伊藤)

 

 

 

 

| 東京接心 | 04:17 | - | -
6月 東京接心会

6月23日、梅雨空の中、勝林寺さんにて東京接心会が行われました。

 

◯実技17:30〜

朽名先生、山野先生、伊藤先生に指導して頂き、稽古です。

一般の方にも治療しています。

 

◯講義19:20〜

朽名先生による喘息の治療の講義です。

横田観風先生の「古方漢方を学ぶ会・講義録」『いやしの道機関誌 第5号』を解説して頂きます。

子どもの喘息が終わって、今回は気管支喘息。

 

「一般的には発作の時がきまっていて、夜半から明け方にかけておきやすく、精神状態が緊張しているときにはおきないもの。

発作をおこす原因は様々あり、ひどい心配事や、肉体的疲労、気圧、光、熱、寒冷などの物理的変化、煙、何かのにおい、花粉、潮風に吹かれたり、ある場所にいくと反射的に必ず発作がおきるというもの、かぜをひくと発作をおこすもの、妊娠、出産、メンスの時におきる内分泌型、また消化不良や食べ過ぎが原因でおきるものもあります。・・」(『漢方養生談』より抜粋)

喘息の毒は、典型が鍼道発秘でいう痰症にあたる。

風邪などを引いたときにすぐに治らずに表位の邪が内攻して胸の中に入り、お腹に冷え、水毒がある人は、胸の中の邪熱を冷やそうと水毒が胸の中に入り、邪熱と結びついて痰という毒に変化する。そういったことを繰り返すうちに痰という毒を常に持った体質となる。痰症の人に何かの気の変動がおこった時に鎮静化している毒がゆさぶられて発作をおこす。

治療としては二種類あって、一つは状態を鎮めるということ。もう一つはからだの中の毒を出すということ。

観風先生によると、普通は基本的に状態を収める治療をしているが、瞑眩現象として毒が出ていくことがある。その治療によって、熱が出たとか、よく小便が出たとか、ある場合やなくて収まる場合もあり、激しい症状は出ないのが普通だが、一回目で瞑眩が起きる人もいれば、二か月・三か月と治療をしていてある日突然瞑眩が起こるということもある。身体の方がだんだん活性化されて、毒を出そうとする力が出てくるからだと思うと言われています。

『漢方養生談』によると、喘息という病気は、1)ある特定のものに過敏症である。2)多分に神経的のものである。3)気管以外の全身症状、たとえば鼻とか婦人科疾患とか体の他の所に表れている症状に目を向けてそれを治さなくてはいけない。4)食生活を改めなくてはならない。

喘息をおこす人に使う漢方として、小建中湯が出てきます。

小建中湯は、『漢方常用処方解説』には、「桂枝加芍薬等に膠飴を加えた薬方でさらに虚証向き。病位は太陰病で、脾虚あるいは気血不足するものの腹痛(虚労・裏急)に用いる。あるいは胃腸の弱い虚弱児の体質改善など特に小児には応用範囲が広い。脈は浮濇、あるいは沈でやや弦。舌は淡白色、薄或は無苔のことが多い。」とあります。

観風先生の解説には、胸腺リンパ体質といって小さい頃からよくカゼをひいたり病気になるタイプの太れないで顔が青白い人の体質改善によく使っている。腹直筋が攣急している人が多く、心下のスジバリに伴って、腹直筋が棒のようになっている。スジバリはお腹でしか確かめられないが、肋骨の中を通って胸の中に行っているはずで、気管や肺、肝臓に影響を及ぼしている。傷寒論によると心下の痞は下焦の虚による。鍼する時は心下にいきなり刺さないで下焦に一・二本しっかり打つとそれだけで半分緩むとあります。

その他、喘息に使うものとして、大柴胡湯、大承気湯、葛根湯、甘草乾姜湯、半夏厚朴湯、麻杏甘石湯の特徴などを学びました。

喘息の講義はまた次回に続きます。

 

たs

 

 

◯坐禅20:50〜

本堂に移動して坐ります。

最後に、白隠禅師坐禅和讃を唱和しました。

帰りには、雨が上がってきれいな月が出ていました。

 

次回は、7月28日土曜日17:30〜です。

どうぞご参加ください。

 

(文責:坂井)

| 東京接心 | 17:32 | - | -
5月東京接心会

☆5月26日(土)駒込勝林寺さんにて、東京接心会が、行われました。

まだ5月というのに、勝林寺さんではもう蓮の花がつぼみをつけていました。

 

でも本当は紫陽花の季節です。

 

〇実技と稽古

〇講義

1・風邪症候群の症例  朽名先生

 37歳の女性 8か月の乳児あり。

 週1回のペースで耳鳴りと産後の虚証の回復を主訴として来院していた。

 4月末、夫の風邪がうつり、40度の発熱と喉の痛みあり、救急外来を受診。

 点滴と抗生物質を処方されるが、授乳中のため内服せず、鍼灸の往診の要請をする。

 往診まで、漢方薬は、麻黄湯を1回に3袋の服用をアドバイス、内服後一端熱が上がるが翌日の

 往診時には、熱は下がっていた。喉の痛み、口渇、痰、咳あり。鍼灸治療。麻黄湯継続。

 翌日に再度往診、解熱していたが、咽の痛み、口渇、痰、咳はまだあり。麻黄湯をやめて、五虎湯をアドバイス。

 太陽病から少陽病へと経過し、初発から12日後に来院した時は、口渇無し、咽の痛みなし、難聴、咳と痰ありの状態。

 柴朴湯をアドバイス。主訴が耳鳴りであったことから、熱が耳に入っていくことを考え、耳回りの治療をした。

 19日後の来院時は、難聴はなし。(右耳から耳垂れが出た)柴朴湯継続。

 

2・『原初生命体としての人間』からの講義  山野先生

本の説明とイントロダクション

「体操は自分でやるマッサージ、マッサージは人にやってもらう体操」

・・・体操がからだの動きにおいて、筋肉と骨格(いわゆる運動器)によって起こる外側に現れた大雑把な形の変化のみ注意を

向けるのはおかしなことなのである。すなわち、人間の動きを問題にするときは、中身の状態こそ問題にすべきなのである。

・・・骨や筋肉の内部の微細な変化や、複雑でダイナミックな内臓の動き(脳の中身ももちろん内臓である)、神秘的で具体的でもある体液(血液、組織液、涙…)や体気(呼吸気・皮膚呼吸・発汗・げっぷ・おなら…)の変化・流動にこそ着眼しなければならない。それこそ人間の動きにとって本質的なものというべきであろう。・・・

野口晴哉先生、橋本敬三先生、増永静人先生たちは、言葉を変えて同じことを言っているのではないか。

観風先生とも同じである。

本題1:人間の体の捉え方

「生きている人間のからだ、それは皮膚という生きた袋の中に、液体的なものがいっぱい入っていて、その中に骨も内臓もうかんでいるのだ」

実技:二人組になって相手の足を持ちゆらしてみる。p−12

 

革袋の中の状態を変化させる。中が変化してその形が外へ現れる。

 

本題2:生きものはもともと眠っているときのほうが基本状態ではないのか

全身を次のようなイメージで感じとる方がよい場合も多い。

「全身が一本のまるい柔らかい管のようで、たてに太い・まるい空気の柱(真空の柱)が空いていて、

その中の圧力が自由に変化する・・・」

 

本題3:何かそこにある「もの」が主体ではなく、「こと」が主体であり存在である。p−81.82

  *卵をたてる  

卵が倒れずにたっていることは、坐禅の時の坐り方である。

ぶらあがり、ぶらさがり・・・

 

〇坐禅:本堂に移動し坐りました。

 坐禅後、般若心経を唱和しました。

 

〇次回は、6月23日(土)17:30より

 

文責:牛尾

| 東京接心 | 17:47 | - | -
4月 東京接心会

 

4月も後半、夏のような暑い日もある東京です。

4月28日、駒込の勝林寺さんにて、東京接心会が行われました。

近頃、建て替えられて、モダンで素晴らしいお寺の進化型建築に生まれ変わりました。

      

 

 

 

 

○実技

いつも熱気むんむんの実技風景。

一般の患者役のみなさまのご協力に感謝ばかりです・・。

 

 

 

○講義 朽名宗観先生

 

朽名先生の後方のお軸は、平林寺先代住職の作とのことです。

 

先月に引き続き、喘息の治療

何回かに渡って、喘息の治療について講義をして頂きます。

横田観風先生の「古方漢方を学ぶ会・講義録(漢方養生談)」(『機関誌 いやしの道 第5号』)から抜粋した資料と

『類聚方広義』などから解説していただきました。

 

 

今月も勝林寺さんから、ハーブティの差し入れを頂きました。

 

喘息に使用する漢方には小青竜湯や柴朴湯などがある。鍼灸施術的には

大きな違いはないが、前者は太陽病、後者は少陽病であり鑑別が必要とのこと。

熱は表位にあるのか?外位か?胸脇苦満はあるか?そういうところをチェック

する。

 

以前、「類聚方広義」(吉益東洞先生が書かれた「類聚方」を尾台榕堂先生が解説

したもの)を題材に学習していたそうで「麻黄湯」の部分を解説していただいた。

・・外感から来る者は麻黄湯、麻杏甘石湯、大青竜湯に宜し。飲食或は大便不利に

因りて発する者は先ず陥胸丸、紫圓等を以て吐下を取り宿滞を疏蕩し、後に

対症方を用いるを佳と為す。・・

観風先生の解説と合わせてみていく。「外感より・・」は、すでに邪の侵入ルートが

出来ているため、風邪を引いたか引かないうちに喘息症状が出る。「過食」については

病気のメカニズムの「内より迎え」の段階を過食が作る。

観風先生の治療の目の付け所は右側の季肋部付近と膈兪の辺り。凝りが強かったり、

痛かったり、熱かったりする部分が生きたツボ。水分代謝の悪い人が多いので

腎兪辺りを探ってもいい。喘息が起きる人は気に敏感な人が多く、浅鍼で効く事が多い。

また、お腹が膨れている人で心下が硬い人は喘息になりやすい。

 

小児喘息は必ず胎毒が元。昔は初乳を与えてカニババを出させた。マクリ(三黄瀉心湯加紅花)

を飲ませても胎毒が出る。予防接種をしなければ、小さい頃にいろんな病気にかかって、

だいたい皮膚病になる。麻疹など皮膚に発疹し脱落して胎毒が出ていく。

発熱時、漢方では表位に邪があれば発汗して治すわけだが、今は解熱剤や抗生物質で

抑え込んで胸に内攻してしまう。治療をしているとこの胎毒が皮膚表面に出て来て

アトピーになる。小さい子は必ずアトピーと喘息を行ったり来たりする。昔、刺絡したら

中の毒が出て来て皮膚にアトピーが拡がったことがある。患者に説明してからやらないと

驚く。

 

「漢方養生談」によると、慢性の人が麻杏甘石湯を飲む場合には一日三回に分けて飲むが

「発作を一時的に抑える」場合にはオチョコに入れて少しずつ飲む。麻杏甘石湯に

桑白皮を加えたものを五虎湯という。

薬味にはそれぞれ「薬徴」の主治症というのがある。薬味おのおのの薬能をみれば

薬の全体像がみえてくる。桑白皮の薬能は「熱を除き、気を下し水をめぐらし嗽を止める」。

麻杏甘石湯より咳を止める力が増すとイメージできる。

 

はしか(麻疹)、百日咳のあとで喘息の発作を起こすようになり季節にかかわらず発作を

繰り返すようになったものは、神秘湯を持続して用います。

神秘湯の成分から麻杏甘石湯+半夏厚朴湯+陳皮+柴胡というものがみえる。

呼吸困難が主訴で比較的痰が少ない喘息、気鬱の神経症を兼ねる。精神的に悩み事があって

喘息になる。ある面では小柴胡湯証を普段持っている人に用いる。

 

上記、内容が盛り沢山でかなり端折った文章となっております。

喘息の様々な証を「類聚方広義」「漢方養生談」「古方漢方を学ぶ会講義録」を通して

解説していただき、より深く理解できる内容でした。

漢方はちょっと・・と悩まれている皆さんの参加をお待ちしております。

講義はまだ序の口で、これから「気管支喘息」へと進んでいきます。

 

 

 

○坐禅

 

本堂に移動して、坐りました。

静寂の中に啓策の音が響きます。

白隠禅師坐禅和讃を唱えました。

 

〇次回予告

 

完全復帰!次月より山野先生の講義が始まります!

山野先生が感銘を受けた「原初生命体としての人間 野口体操の理論」野口三千三著

をテキストにするそうなので、読んで予習をすることをお勧めします!

 

 

 

 

 

 

ノスタルジックなお寺の内装も素敵です。

 

来月も勝林寺さんにて、5月26日土曜日、17:30から行われます。

どうぞご参加ください。

 

(文責:伊藤)

| 東京接心 | 20:26 | - | -
3月 東京接心会

春のお彼岸終わりの3月24日、駒込の勝林寺さんにて、東京接心会が行われました。

今年は桜の開花が早かったので、染井霊園の美しい桜が見られました。

ネコさんとじゃれていた伊藤さんと遭遇。

 

「勝林寺十八世敬岳良和尚頂相」大成道彦賛

今日のお軸は、先代住職の頂相です。

穏やかな良いお顔をされています。

 

○実技

山野先生が四国から戻ってこられて、ご指導して頂きました。これからも東京接心会に参加して頂けそうです楽しい

そして、井手内さんが今日で最後となりました悲しい場所は離れても、各々の場所で、お互いに頑張りましょう!!また合宿などでお会いできるといいですねよつばのクローバー

 

勝林寺さんから、黒豆茶とおいしいかりんとうの差し入れを頂きました。

 

○講義 朽名宗観先生

1)『鍼道発秘講義』三十、婦人の鍼 を解説して頂きました。

 嶮圓瓩觧は、合谷と、三陰交を忌むべし。」

◆崟侈腓鯊燭刺せば、孕むこと無し。余は、男と同じ。」

’タ叡罎蓮合谷を補い、三陰交を瀉すと堕胎する可能性がある。合谷は陽分(表位)の気を、三陰交は陰分(内位、特に女子胞)の気を調節するのに都合が良い。合谷を補えば、陽分の気が盛んになり、三陰交を瀉せば陰分が衰えることになり、中絶の刺法になり得る。不妊症の多くは下焦が虚しており、合谷を瀉し、三陰交を補うと不妊の治療になり得る。

∪侈腓鯊燭刺して、気を漏らして、女子胞が虚せば、妊娠することがないと言うことであり、刺し様によっては(うまく補うことができれば)、妊娠しやすくすることも可能で有る。「余は、男に同じ」とは、婦人の病症といえども、男性のそれと治療法の原則は変わらないということ。

また、月経困難症症例と不妊症について、よく処方される漢方薬と、症例をあげて説明して頂きました。

 

2)喘息の治療

今回から何回かに渡って、喘息の治療について講義をして頂きます。横田観風先生の「古方漢方を学ぶ会・講義録(漢方養生談)」(『機関誌 いやしの道 第5号』)から抜粋した資料を使って解説して頂き、その後、『名家灸選』や症例などから解説して頂く予定です。

今回は、子どもの喘息について、観風先生が子どもの身体や接触鍼の治療についてお話しされている箇所を解説して頂きました。また次回に続きます。

 

○坐禅

本堂に移動して、坐りました。

静かな中に啓策の音が響きます。

最後に般若心経を唱和しました。

 

 

来月も勝林寺さんにて、4月28日土曜日、17:30から行われます。

どうぞご参加ください。

 

(文責:坂井)

 

 

| 東京接心 | 19:26 | - | -
2月東京接心会

長い冬もようやく緩み始めた2月24日、駒込・巣鴨の勝林寺さんにて東京接心会が行われました。

 

染井霊園のかわいいネコさん

 

【実技】17:30〜19:00

 

熱心に学ばれている方々に接すると良い刺激をいただけます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明日国試のツワモノ…

 

朽名先生がお茶を入れて下さいました。

 

【講義】19:15〜20:35

 

”邪について(後編)
先月に引き続き、漢方薬による風邪の治療例を通して「傷寒論的な体の診方」を勉強していきます。

プリントに載っている各症例は、以下の9つの薬方のうちのどれかが奏功した例です。

 

太陽病:葛根湯、麻黄湯、大青竜湯、桂枝二越婢一湯
少陽病:小柴胡湯
陽明病:白虎加桂枝湯
太陰病:小建中湯
少陰病:真武湯、麻黄附子細辛湯

 

漢方の症例を読み、「陰陽」「虚実」「病位」を判断するポイントを見つけていくことで、我々が鍼灸治療をする際の「傷寒論的な体の診方」をする良い練習になります。

 

また重要なトピックとして以下のお話もありました。
・真寒仮熱について
   漢方家の先生でも陽明病の熱と真寒仮熱の見分けが難しいことが多々ある。『傷寒論真髄』を読んでおくこと。
・麻黄附子細辛湯と真武湯のちがいについて
   表位の症状に注目。
・桂麻三兄弟について(復習)
・瘧状の如しについて
   瘧は少陽病だが、瘧状の如しは太陽病 → 桂麻三兄弟。
・朽名先生の先々週の風邪体験
   寒気、頭痛中心の症状、37度台の発熱、だるさ 

   → 麻黄湯服用 

   → だるさ、頭痛消失。
   

   しかし、まだ口渇が激しい。汗は出ていた。寒気がまだある。 

   → 越婢加朮湯服用 

   → 当日夜、翌日滝の如くの大発汗。

   → ほとんどの風邪症状消失。最後に鼻声だけ残っていたのが月例会の日だった。

 

 


【坐禅】20:50〜21:30

 

 

来月の東京接心会は、3月24日土曜日17:30〜となります。
東京接心会は、月例会よりも少人数ですので、日頃疑問に思っていることや、難しいと感じていること、困っていることなどを気軽に質問しやすいという良さがあります。初めての方も思い切って是非ご参加ください!

 

参加をご希望の方は、いやしの道協会HP:行事案内

(http://iyashinomichikyokai.com/event.html)
のページをご覧ください。

 

(文責:中川)

| 東京接心 | 18:28 | - | -
1月東京接心会

月曜日に降った雪が融けず、歩いていると耳まで冷たくなった

1月27日(土)駒込の萬年山 勝林寺さんにて

1月の東京接心会が開かれました。

今日の実技と講義は、本堂の横の庫裏の2階で行われました。

 

庫裏の入り口のお軸とお花

 

2階の茶室のお軸

 

1・実技

・一般の方の治療と、組になっての稽古です。

 

稽古の後、お寺の奥様が用意してくださった、ぜんざいをいただきました。

「朽名先生、昆布はいかがですか?」

☆ぜんざいには、昆布が添えられていて、甘いものとしょっぱい物、とても美味です。 

 ごちそうさまでした。

 

2・朽名先生講義

・傷寒論的な体の診かたをしていくには、どうしたら良いのかを学びます。

 

風邪の治療は、三陰三陽病のどこに、この風邪が当てはまるのかをみてきました。

風邪の治療を勉強することで、傷寒論的な体の診かたが勉強できることになります。

 

『いやしの道 第六号』掲載の横田観風先生講義録、−子どもと漢方ーから

かぜの治療のお話です。

皆さん、荒木先生の『漢方養生談』はお持ちですか?

良い本なので、とても勉強になります。探してみてください。

 

さて、子どもと漢方ですが、子どもも大人も基本的には同じです。

配布されたプリントを音読しながら、

葛根湯、麻黄湯、大青竜湯、桂枝湯、小青竜湯、

桂枝二越婢一湯、桂枝二麻黄一湯、桂麻各半湯、小柴胡湯、

脈、舌、虚実、寒熱、問診で尋ねるポイントを説明していただきました。

次に、『傷寒論』の」治療原則について

\萇集緡

∪莎涕經

先陰補後瀉陽

<風邪の症例>から

症例を読み、風邪の薬方からどの漢方であるか考えます。

鑑別のポイントは・・・

 

3・坐禅

本堂に移り、坐禅です。

本日も、ご住職にご指導いただきました。

ありがとうございます。

 

次回は、2月24日(土)17時30分より

文責:牛尾

 

 

 

 

 

 

| 東京接心 | 14:42 | - | -
12月東京接心会

師走も半ばに入り、慌ただしい時期になってきた12月16日土曜日、

今月は一週早く東京接心会が行われました。

 

(巣鴨/駒込 勝林寺さんにて)

 

○実技

治療希望の一般の方に治療させて頂いたり、組になって稽古して指導して頂いたりしています。

不調がある時に治療を受けられるのもいい稽古になっています。

 

 

 

○講義 『鍼道発秘講義』朽名宗観先生

「二九、万病」について、朽名先生に解説して頂きました。

「いずれの所にても、痛む所有らば、是れを押し、其の痛む上下を、刺すべし。又、筋痛むにも、員利鍼にて、痛む周りを、刺しては抜き、又、刺しては抜き、度々する時は、その気漏れ散じて、則ち癒ゆるなり。」

 この手法は、痛む所に邪気や熱がある炎症性の痛みに使うことができる。員利鍼を使っているので、痛みの領域を限定して、走行する経絡、関係の深い経絡の上や下に鍼をくだし、凝り結んだ気をほぐす。遠くに鍼を下す場合は、気を引くのが目的となる。

 毫鍼の場合は、痛む所への鍼が不可かといえば、そうではなく、遠くに引いたのち、痛みの局所に軽く鍼することも可能である。

 又、炎症性以外の痛みとして血行障害性疼痛、神経障害性疼痛での治療、アロデニアの患者さんにてい鍼を使った治療や漢方薬ではどのようなものか、日本漢方と中医学での「虚実」に対する解釈の違い等を、お話し頂きました。

 三輪先生からはアロデニアの患者の治療に空中鍼や刺絡で治療をされ効果を得たお話し等も伺えました。

 

○講義 山野鵬観先生

東京接心会での山野先生の講義は最終回となりました。

東洋医学で見る身体の病態、風寒熱虚実を、姿勢のくずれとして外の形と併せて考えることを山野先生はテーマとして来られました。

今回も色々な資料から、考え方のヒントやつながりをお話し頂きました。

上位運動ニューロン障害の痙性はどこから始まるか。

陽明は陽経の王といわれるのはどうしてか。

上位交差症候群、下位交差症候群の人の四肢はどうなっているのか。

山野先生が提示してくださった色々な手掛かりをもとに考えていかなければと思いました。

また山野先生がまとめた物を書いてくださるのを期待して待ちながら。。

 

山野先生、東京接心会でのご指導、ありがとうございました。

またお越しいただける時を是非是非お待ちしています。

 

○坐禅

静寂の中で座ります。

坐禅も最初の頃は身体がきつかったのですが、だんだんと身体も変わってきます。

まだ足はしびれてしまいますが、、。

 

 

来月の東京接心会は、1月27日土曜日17:30〜となります。

初めての方もどうぞお気軽にご参加ください。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

(文責:坂井)

 

| 東京接心 | 18:12 | - | -
11月東京接心会

11月25日㈯今月は七倉会館にて、行なわれました。

 

実技 

 

筆者が入門した頃と比べると、参加者が大分変りました。

私は入門した頃には余り鍼の技術は分かっておりませんでしたし

灸に関してはほぼ素人でした。

実技の時間は通常は一般の方をモデルに稽古させて頂くので、当

時は随分緊張しておりました。

最近では中伝が初伝を指導する機会が増え、指導者に向かって精

進している者にとって良い修行の場になっております。

 

講義 朽名先生 「咳の治療について」

 

 

今回は筆者の発表した咳の治療を基に、咳についての診方等を解

説して頂きました。

 

年齢や性別等で、東洋医学的に咳に伴う随伴症状・体質的な素因

を考える。(更年期の女性であれば精神的な症状は無いか?お年

寄りの場合肺炎の既往が無いか等)

西洋医学的にはどの様な病名が考えられるか?

3週間以上続く咳であるか・痰が出ているのか、いないのか・喫

煙の有無等問診したり、気管支喘息・風邪・慢性閉塞性肺疾患・

結核等どの様な病名に相当するのか、有る程度見当を付けなくて

はならない。

咳以外の症状を咳と関連付けて診て行く事が大事で、胸に邪熱が

有って咳が出ている場合等は、その邪熱が他へも影響して症状が

出ているはずなのでその辺りを見逃さない様にする事が大事。

痰症の治療を良く理解しているかどうか!?

 

以上の様な事を様々アドバイス頂きました。大変参考になりまし

た!!有り難う御座います。

 

講義 山野先生

 

以前チェコスロバキアの医師・神経学者であるブラディミア・ヤ

ンダ氏の考案されたヤンダアプローチについて御話を頂きました

が今日はその続きです。

 

我々の臨床では、頚・背中・腰等筋骨格系の痛みを訴えてくる方

が多いので、ヤンダ氏の提唱されている様な事を頭にインストー

ルしておく事が役に立つが、頚から腰の状態は湯液では表位とし

て考えられるので、それを腹証と関連させて考える事が大事では

ないのか?と言う事を御話頂きました。

 

奥田鳳作先生の「腹診考」に以下の様な記述が有ります。

 

葛根湯は、

上衝して項背強急す。

 

小柴胡湯は、

胸脇苦満して頚項強す。

 

大陥胸湯は、

結胸して項背強す。

腹部と表位はかなり関係が有りますね!!大変参考になりました!!!

 

坐禅

 

本日は35分坐りました。慣れていない方はこの位の時間座るのはきつ

いと思います。

 

送別会und忘年会

 

山野先生が家庭の事情により、故郷香川へ帰られるので送別会を

行ないました。

おおっ!!良い笑顔(^0^)/

これからも年に何回かは例会等に出席して頂けるそうです!

今まで沢山御指導頂き有り難う御座いました。

 

次回の東京接心会は12月16日㈯です!お間違いなく!!

 

文責 森

 

| 東京接心 | 15:21 | - | -
10月東京接心会

10月も最終週で朝晩の寒さが身にしみる季節となりました。

本日も勝林寺さんの本堂をお借りして接心会を行いました。

 

いつ行っても季節のお花が飾ってあります。

ご住職のお母さまが用意してくださるハーブティが絶品です。

 

【実技】

一般の治療希望のモデルさんの治療をしたり、後輩の指導をしたり・・。

要所で朽名先生のフォローが入ります。

 

和気あいあい&真剣に稽古中。ヘザーさん来日中です(勉強熱心で頭が下がります!)。山野先生のサービスショット付き。

 

 

【講義】

朽名宗観先生

 

以前講義いただいた鍼道発秘講義「浮腫」の症例の解説が終わっていなかったとのことで、復習も兼ねてお話しいただきました。

「浮腫」は実証と虚証に分けられる。

実証は外邪の侵入があり、肺、三焦、膀胱経が目の付け所となる。虚証は脾腎の陽虚。

「小便」の刺法と同じ。

‥百会、肩井、肩を刺してとあるが、表位に邪があり機能失調が起きている為である。自律神経が失調している。気海にごう鍼を‥は下焦が、腎が虚している。

実証タイプは治しやすく、虚証は治しにくい。虚証は腫れた皮膚を押しても戻ってこない。朽名先生が担当した方で余命3か月の膵臓癌の患者さんの浮腫は尿が出ると顕著に減ったそうだが、手足の浮腫が強く正座も出来なくなると鍼灸での対応は難しかったそう。

実証の浮腫に使われる防風通聖散は最近誤った使用法で販売されており、「痩せたい人のため」とあるが陰証タイプが飲むと余計に冷える。

体力ありがっちりした人の浮腫に効く。

「脾腎の陽虚」であれば脾腎経、肺や三焦に問題があらば肺、腎経の経穴を使うとよいが「鍼道発秘」などを利用して治療経穴の目星をつけておくと良い。

     黄疸と肝腫大と浮腫に茵ちん五苓散を用いた症例

     小児ネフローゼに五苓散を用いた症例。

     心臓性喘息と腹水の治療として木防巳湯を用いた症例

     ネフローゼに防巳黄耆湯を用いた症例。

以上の症例を解説していただきました。

 

 

山野鵬観先生

 

先月に引き続き「交差症候群」(2017,2月医道の日本掲載)における姿勢と湯液との関連性についてご講義いただきました。

 

「交差症候群」とは

姿勢の崩れの研究をしていくと硬くなる筋肉と弱ってくる筋肉がある。

人体を横からみると、それら筋肉の相関が丁度クロスしてみえる。

良い姿勢がどうして崩れてくるのか研究されたのがチェコのヤンダ博士。

山野先生は傷寒論の腹症に当てはめてみたそう。

 

山野先生は 傷寒論真髄の31章桂枝加葛根湯の

「・・余は、葛根湯を以て亀背の証を治すに効有りとす。東洞先生、項背強急する者は、葛根湯、小柴胡湯、大承気湯の類ありとす。葛根湯は上衝して項背強急す。小柴胡湯は胸脇苦満して頚項強す。・・・

これらの諸症は大同小異なり。腹候を詳かにして治を施すべし」を読んでしびれたそう。

 たとえば

小柴胡湯は横隔膜あたりのうっ滞を解消する薬。

小柴胡湯の薬味である大棗は腹直筋奥のスジバリ=大腰筋に作用する。

横隔膜と大腰筋は筋連結がある。

横隔膜の動きが悪くなると大腰筋の動き悪くなる。

またその逆もある。

下部交差症候群の特徴と一致している。

小柴胡湯症を繰り返していると段々姿勢が変化してくるのではないか?

と考えられたそうです。

※因みに、こういう姿勢だから何証だという指標ではないとのことです。

 

他にも

大陥胸湯や大承気湯などでも模式図でみれば腹直筋連急とはないが

薬味をみれば、あることがわかる。

腹腔を詳らかにして単に肩凝りと思わず姿勢も見るとよい。

前鋸筋は強制吸息筋 肩甲骨動かし呼吸補助筋としても働く。

お腹の呼吸ができる人は前鋸筋が働く。

 横隔膜と大腰筋が健全ということはインナーユニットの働きが良いということで、丹田まで気が落ちている。

などなどお話しいただきました。

 

PTでもあり鍼灸師でもある山野先生の身体の診方はとても興味深く、今後の更なる発見に期待してしまう内容でした。

 

【坐禅】

毎月、遅い時間にもかかわらず、ご住職より

坐禅のご指導をいただけます。

 

毎月第四土曜17:30より駒込(巣鴨)の勝林寺さんにて勉強しています。

初学者も丁寧に指導していただけますので、気軽にお越しください。

(文責・伊藤)

| 東京接心 | 21:31 | - | -
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