いやしの道協会ブログ

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4月杉山真伝流勉強会

『杉山真伝流』勉強会 第162回 平成31420

           講師 大浦慈観先生

◆◆◆シリーズ:『杉山流三部書』から(21)◆◆◆

今回のテーマ:『療治大概書』(小児門)手術は、盛炎術・雌雄孳術

現在学んでいる「療治大概書」は杉山和一検校が京都在住の折「砭寿軒」より

この書を譲られ江戸に戻り鍼灸教育の塾を開くにあたりテキストとするため

病名や穴名を漢字に変えて編纂し直したものです。

小児の嘔吐、嘔は「からえずく」物は出ない

 吐はものを出す。冷えて蠕動運動の力ないと、ガスが張ったりして「げぼっ」

と吐いてしまう。胃を破るとここではあるので、上脘、中脘に治療。(多分軽く

鍼だろう)お乳をのませた後一般的には姿勢を起こし、げっぷを出してから

横にすると良いと会場から経験を話された。

小児の泄瀉 さらさらと下る。(冷えて、物が消化不良を起こしそのまま出て

しまう)普通下痢は寒熱があり冷えて下痢してしまうものと病原菌によって熱に

よって下痢するものがある。泄瀉というと冷えの方になる。関元、気海。(灸)

夜啼客忤(やていきゃくご)(夜泣きと何かに驚いて泣く)

夜啼 脾の寒と心の熱による

ヾ蘓Ю椎鬚お腹が冷えて食べたがらず腹痛してうずくまり泣く

熱の時は手も顔も熱っぽく乾燥して火を見ていやがり泣く。

本文は小児身体が熱し、胸中ざわざわして、腹熱く汗し身を反り口や舌に口内炎

が痛んで乳をのむことが出来ず夜泣きする。章門(鍼をしている)別資料では

中脘の横並びの穴を用いたり百会、なども使っている。赤ちゃんは臍回りを

温めて、蠕動運動をよくし軽くこするぐらいでよい。見方としたらお腹が冷えて

ガスが張って胸の中に熱気が強く横隔膜の動きが悪くなると気持ちも動揺しやすく

気が突きあがりやすくなる。足の方の冷えもあるだろうから、単に心包経に引く

と良いとか散鍼すればよいでなく足の方を温める。

客忤 外からの大きな音や、見知らぬ怖いものに驚きひきつけを起こしひっくり

かえる。心が微弱で外邪に客気しびっくりする。隠白、大都、(下の方に熱を

引き下げている)間使。(心包経)胸から頭の方に気が突き上げているので

気を引く。お腹は巨闕、中脘、鳩尾、肩井細い鍼で雀啄をしている。天枢、合谷、

百会、内庭に灸をしている。昔は小児の死亡が多く助けなければの気迫を感じる。

痘瘡

小児に痘瘡がでるときどういう徴候があるか。(顎)が赤く瞼の赤く、あくびし、

くしゃみ驚いたり、耳の付け根や指の先が氷のようにつめたい。赤ちゃんを

見ると発疹が見える。頭や顔から始まる。ウイリスが入ると一週間ぐらいの

潜伏期があり発熱高熱頭痛腰痛して発疹が出てくる。3日から4日で一時高熱が

解熱する。そのあと全身に発疹が出る。紀元前よりあり感染力が強かった。

600年頃日本ははいってきた。

幕末に日本でも蘭学者が種痘をはじめ痘瘡は減り始めた、

どのように経過するかというとバラ疹が全身に出てもっと大きくなり、盛り上がり

水泡が出来て嚢胞になり渇いて。瘡蓋になりボロボロおちる。瘢痕化する。

ここまでくると平常になれる。結局亡くなるひとは敗血症になって亡くなる。

詳細に説明有。

  

盛炎術(三焦不調にて食欲化せず。宿食にて腹痛し癖魂あり他)

  雌雄孳術

傷寒、太陽の症にて、発汗せざる者は天部に用いたるは、立ちどころに発汗す。他。

次回5月18日第三土曜日

(市川友理)

 

 

| 杉山真伝流勉強会 | 22:37 | - | -
3月杉山真伝流勉強会

『杉山真伝流』勉強会 第161回 平成31316

           講師 大浦慈観先生

   4月20日第三土曜日より第33期開講

◆日時:毎月第3土曜日。PM5:00〜8時

◆場所:(上野)七倉会館2階 (台東区池之端2−5−47七倉神社境内)

    地下鉄千代田線・根津南口下車、徒歩2分

    JR上野駅・公園口下車→徒歩15分

◆会費:3000円(但し、5回前納の場合は10000円)

◆主催:日本古医道研究所/共催いやしの道協会

 

  ◆◆◆シリーズ:『杉山流三部書』から(20)◆◆◆

今回のテーマ:『療治大概書』(小児門◆房蟒僂蓮去邪術・経束術

現在学んでいる「療治大概書」は杉山和一検校が京都在住の折「砭寿軒」よりこの書を

譲られ江戸に戻り鍼灸教育の塾を開くにあたりテキストとするため病名や穴名を漢字に

変えて編纂し直したものです。

ゝ浙檀(急に起きるひきつけ)

発病が急で高熱を発す。東洋医学の病名は症状によって名付けられて、ひきつけを起こす

ものを全部「驚風」という言い方をする。原因はウイルス感染の流行性脳膜炎や脳炎や

食中毒、精神的ショック、原因はそれぞれである。「風」とつくものは神経症状である。

歯をくいしばり、高熱、よだれ、痙攣、口の中熱、顔赤く、大小便は逆に詰まる。原因は

風、痰熱。肝(神経に関係あるものをいう)の臓に属し熱症でもあるので陽症なり。

治療は百会、人中、印堂(これらは気付け鍼)中衝、大敦、太衝、合谷(引き鍼や、瀉血)

∨驚風(慢性の小児の虚寒のひきつけ。)

顔は白、青色で心身だるく眠たがる、ゆっくりしたひきつけ、腹部は陥凹し、呼吸は小さく

緩やか。原因は脾胃の気不足、病後に吐逆や腹下り、手足冷え、鼻息は熱し、手足搐(筋肉

痙攣する)睡眠中にも黒眼をあける。大便希薄、小便閉尿。激しい時は痰を生じ、

ぜこぜこする痰だけでなく毒性化した痰が上って行って頭に入り「中風」になったり意識

障害を起こしたりのものを痰と言い、また風を生じ治り難い陰症である。脾胃の虚は治し

にくい。栄養障害からひきつけを起こしたり風邪にしても脳に入ったりしてしまう。そこで

脾経を使っている。隠白、商丘、身柱、(子供にちりげの灸をするところ)百会、お腹虚し

て上に突き上げているので)上星、(脳を冷ます)人中、大敦、脾兪。(お腹の改善に灸)

3疳(子供の消化器症状)

乳母(おじと言いもらい乳)を与える人が食事をきちんと取らず甘いものを取り過ぎ、熱さ

寒さも調整なく、喜び、怒り、お酒をたくさん飲み、脾胃を破り、その後子に乳を与える。

結果飲んだ乳を吐き、下痢、渋り、小児は栄養不良や慢性の消化不良により、面黄、肌痩、

毛髪の焦枯(チリチリ)、腹大で青筋みる、精神衰弱などをあらわす病症。大本は脾虚

栄養をとれていない。乳を与える母親は気を付ける。

清明、(攅竹、)章門、九兪、七兪、十一兪、上脘、中脘。消化器系を使う。

癖疾(腹の脇にあるかたまりなり)根本的には脾胃の虚の病である。

癖とは脇の方に塊の意味で江戸以前はこれを「がわら」または「かたかい」といっていた。

原因として母親の不養生が原因で子供の食物が滞こうり、大小便が滞り巡り悪くそれが脇に

塊として出てくる。特に循環が悪くなると血や水分がだぶつきむくむ。胸に痰がたまったり

する。慢性化すると少食で脾臓が弱る。固まりは皮膚より内腹膜より外にできる。

ぶよぶよのものできる。(浮腫み) 章門、上脘、中脘。

およそ小児は大椎より脊柱を押し探ると血筋(細絡)がありこれが癖の根だといっている。

五臓の根焼きといい脊際の圧痛の強い処に灸をして五臓六腑を治そうとしていた。銅銭三文

を置き穴の中に灸七壮で癖の根を焼く(毒血の細絡を焼いていく)。

  

手技ゝ郤拿僉”分に刺入してしばらく鍼を転じ、気の離れるを得たら押手口を開き

右手の管で四方を押す

経束術 先ず刺入すること1寸5分、その鍼を皮部へ引き去る時これを転じ引くこと

1またその鍼を転じ元の処に至らしめること数十度暫くしてその鍼を退き去る。

  

次回は4月20日 第三土曜日

(市川友理)

| 杉山真伝流勉強会 | 17:25 | - | -
2月杉山真伝流勉強会

 

   『杉山真伝流』勉強会 第160回 平成31216

           講師 大浦慈観先生

◆◆◆シリーズ:『杉山流三部書』から(19)◆◆◆

今回のテーマ:『療治大概書』(小児門 房蟒僂蓮八津波術・八重霧術

 

現在学んでいる「療治大概書」は杉山和一検校が京都在住の折「砭寿軒」より

この書を譲られ江戸に戻り鍼灸教育の塾を開くにあたりテキストとするため

病名や穴名を漢字に変えて編纂し直したものです。

小児門 (小児科疾患)

乳幼児の病気の判断は今も昔も困難であり、重症なのか軽症なのか予後はどう

なのかと編み出されていた。赤ちゃんには両親の方で何が問題なのか、顔色や

泣き声、咳やくしゃみ、身体の表面に出ている様子をみて判別し、医者に見せる

なりしなければならない。先ずは顔の色で判断している。どの程度妥当性が

あるか全部納得いくかわからないが。

ヾ梁,論帖粉里録牲仂評。夜泣き疳の虫など青筋立て騒いだり、ひきつけ)

⊃澗,論屐紛擦貿気あると赤)gB,浪(消化不良を起こすと血色悪く赤味

なく黄色)で拌,惑髻文撞朶鐚栖気鮖っていると身体も冷えやすく白っぽい)

 タ嫗,蝋(瘀血)のように大雑把に分別し、尚且つ生れつき強いか弱いか

考える。会場の皆様の子供さんがどうであったかの質問には返答なしでしたが、

大浦先生の子供さんは夜泣きぐらいだった。

〇融莊舂筺∩躾販笋─中指熱、これらは傷寒(今はインフルエンザや流行性の

感染症)足は冷えるが呼吸器疾患が起きて胸中熱しすると手は熱し(心包経)

鼻が冷えると瘡や麻疹、耳冷えるは風熱の症(外感病)。

 上記は難しいのですが、昔観察していて診得たのでしょうか。

上熱下冷えは食破る。冷えて食が合わずしていると消化系が不調となる

C忘検⊇右の中指冷えと出物がある。(腫物が出来ていると指が冷たくなる。

血流が悪く冷えて、出てくるのだろうか。)

次は顔色のことが出てくる。赤色は風熱、青色は驚風(ひきつけ、チアノーゼ)

黄色は癇癪(消化系の衰え)白色は虚冷。黒は腎破れ死症。

 

小児3歳からは男の児は左、女の児は右の人指の筋を見る「虎口三関之図」

〇悗虜本の筋を風関といいその筋に出ている時は軽い

二つ目を気関といいその筋に出ている時は重い。

三つ目を命関といいその筋に出ているときは治り難い。

病の進行に従って明らかに見えるのでしょうか。

また色でも診ている。紫色は熱(悪熱。)赤は傷寒。青は驚(チアノーゼ。)

白きは疳。黒きは中悪(急に胸や腹が刺すように痛み、赤ちゃんが死にそうに

顔も爪もどす黒く)。黄は脾胃の病(消化系の病)紋の色で診ようとした。

手の指紋の図は8通うり記載されているがまじないの世界のようだ。

明代の中国の文献から日本に伝わり教科書に載った。しかし皆が信用していたか

というと『杉山真伝流』「中之巻第三」より◆診脉(類経の文章)に小児三歳の

内は診察するにも決まった形もなく「虎口三関之紋」も参考にはするが全く信用

するというわけにはいかない。赤ちゃんの声、顔色、皮膚、動静、泣きかた、

大少便、こもごも比べ合わせて判断しよう。四歳の後は一本の指を経渠、太淵穴に

指をあてて左右手の脉の大・小、浮・沈を診て大雑把にみて判断する参考に。

脈を全面的に信用してはならない。小児科の医師は虎口三関之紋は指の色を診ても

脈は診ていない。手の陽明の浮絡なので臓腑の気を伺うことはできない黄帝内経

にも虎口三関之紋は書いてない。

小児死にそうな時このように診ましょうという。目に表れる赤筋が貫いている、

大泉門が盛り上がる、(脳圧が高い水頭症・髄膜炎になり脳がパンパンに

なっている)。反対に陥没している(例えば栄養失調・水不足、赤ちゃんは

水分代謝が大きいので注意)。爪の甲(瘀血・チアノーゼ)黒。鼻の渇き、気管の

異常しわがれ声、脇腹の青筋を出し消化器の詰まり冷え)、舌をだし(筋力が無く

なっている)、歯をかみ(引き付け)、そらめずかいし、痙攣をおこしたりして泣く

こともできなくなると、危ない状態であるがそこまで面倒を見ないことはない

だろうが、これらのことが死症である。

黒目動かない、(直視したまま目が動かない脳の症状に来ている)ときは夜に死す。

顔青く唇黒きは昼死す(チアノーゼの状態)。泣いて笑わないのは痛み。笑って

泣かないのは驚風(笑っているようだが引きつけている)。あかちゃんは生まれた

ばかりは気血共に不足し、陰陽も整わず、臓腑も充実していない、骨も不完全。

変蒸(成長していく過程のもの(知恵熱)後、生まれて三十二日に一回発熱する。

吐逆があり、お乳を飲まず、汗するが身体の血脈の状態が育ち、整う過程であり、

自然に自分の力で生きていける状態が備わってくる。

治療せず良い。576日(約1年半)で人の形になってくる。

会場から今も赤ちゃんの1歳半検診があるとのことです。小児の病の主原因は胎毒

(母体の熱毒、)乳児のある種の病の発生は母体の熱毒による。妊娠中の食事の

とり方、(甘いもの脂もの辛いものなどや過食、お母さんの生活の不摂生、

怒りや悲しみ、思い込み等の感情の不安、働き過ぎるなどが五臓の脾に影響して

毒が結す。または食に破られる。

別に梅毒のご両親で母子感染して赤ちゃんに移ることも胎毒と言っている。

歩きが遅い髪遅い立つこと遅い、歩き出し遅い言葉が遅い(邪気心にあり)、

歯が遅いと発育のことで気血不足と言っている。子育ては、基本「はいはい」が

大切で基準は個々違い早ければよいとも限らずむずかしい。

子供に鍼をする法則があり霊枢に・・毫鍼で浅く刺し、疾く鍼を発す。

(チョンとするぐらい)日に2回ぐらい。「千金方」には新生児は7日以上満

1歳以下は7壮を過ぎず炷は雀屎大のごとく。(小さめ)。

伝に曰くは後日再び関係するとき掲載したい。

手技は八津波術(斜刺で振るわせつつ刺入)・八重霧術(横刺で地に向け5本刺)

次回は3月16日第三土曜日)です。

市川友理

| 杉山真伝流勉強会 | 21:47 | - | -
1月杉山真伝流勉強会

『杉山真伝流』勉強会 第159回 平成31119

              講師 大浦慈観先生

◆◆◆シリーズ:『杉山流三部書』から(18)◆◆◆

今回のテーマ:『療治大概書』(産前産後)手術は、行啄術・黒雲術

 

現在学んでいる「療治大概書」は杉山和一検校が京都在住の折「砭寿軒」

よりこの書を譲られ江戸に戻り鍼灸教育の塾を開くにあたりテキストと

するため病名や穴名を漢字に変えて編纂し直したものです。

今回は「産前産後」を学びました。

産前は難産にならないように、妊産婦さん―鼎い發里鮖たない、

高い処の物を取らず、J△鯲てない。難産にならない決まり事。

赤ちゃんが、逆産は足を出す。横産は手を出す。挫産は肘を出す。

(別のところでは尻を出すとある)(会場で実際に体験された人は赤ちゃん

がお尻から出てきたとのこと)これらは皆力を出す故なりとある。

(力とは重いものを持ったり怒ったり、また実際逆産は下腹部の冷えにより、

赤ちゃんが寒く居心地悪く頭を上に動かしていってしまうと大浦先生の

説明があつた。従って妊娠中は下腹部を暖めてあげることが大切である。

赤ちゃんが足や手をだしたら当時は、手足に鍼で1、2分の深さに

3つ、4つ刺し塩をその上に塗ると軽々と引き入り、子供は痛いので返り

生まれる。(頭から生まれる)他の文献でも江戸時代はそうしていたようで

あるが。逆産の時は三陰交と至陰の灸が本当に効果がある。大浦先生も9ヶ月

の妊婦さんに最初7壮至陰に灸をしたが全く反応せず、20壮焼き切ったら

動き出したので更に20壮焼き切った。患者さんは島根に戻り病院で検査の

結果、逆子が戻り普通にお産ができた。あきらめず逆子の時は意念をもって

多壮灸を続け、7ヶ月過ぎると帝王切開になることが多いようですが、

是非灸でサポートしたい。

又産後も「フルチ」が滞うり瞑眩等が起きないよう3日も横にしなかった。

昔は大変だったと思った翌日、テレビでベテランの助産婦さんのサポートを

受けお産をする妊婦さんを見た。今も昔も一人一人全く違うドラマが待って

いて本当に命懸けの事柄には変わりなく、私たちの鍼灸が、産前産後もっと

利用して行けたら良いがと思います。産後は子育てが忙しく大事にして

いない人が多いです。今丁度、2回の帝王切開で出産してから巡りが悪く

全然違う自分になってしまって辛いと来院した女性がいます。

出産は病気でないとよく聞きますが、産前産後の鍼灸は大切です。

手技の練習は「行啄手術」「黒雲の手術」

2件とも少し深めに問題あるを治す。

 

次回は2月16日(毎月第3土曜日です。案内覧はまもなく訂正されます)

市川友理

 

| 杉山真伝流勉強会 | 00:54 | - | -
12月杉山真伝流勉強会

『杉山真伝流』勉強会 第157回 平成301215日(第3土曜日)

              講師 大浦慈観先生

◆◆◆シリーズ:『杉山流三部書』から(16)◆◆◆

今回のテーマ:『療治大概書』(婦人門月水)手術は、糠鍼術・敃摧術

現在学んでいる「療治大概書」は杉山和一検校が京都在住の折「砭寿軒」

よりこの書を譲られ江戸に戻り鍼灸教育の塾を開くにあたりテキストと

するため病名や穴名を漢字に変えて編纂し直したものです。31期も引き

続き「療治大概書」を学びます。

婦人門月水

女子は14歳で月経が始まり、男子は16歳で精子を射精するようになる。

男女も陰陽和合して生ずる。生理が生じ整っていたら万病を生ずること

はない。万病が生ぜずして陰陽和合したら子を宿すことができる。

(女性は生理が始まるとホルモンが働き始めて定期的に下腹部が充実し

てくると余分な血を出し代謝が盛んに行われて下腹部が充実している

ことが普通。)女性の病の多くは血虚が関係しているのではないか。

気が虚すとホルモンの働きもなくなり定期的に生理もなくなり無月経にな

ることもある。どういう病気が考えられるかというと〃邨个早く来るは

血減って熱(?)がある月経が遅く痛みがあるは血が減って冷えている。

N未多いの未少ない。ぢ世辰討海覆なる。グ譽月に2,3回来る。

これらは皆月経が整っていない。ν茲修Δ把砲爐箸血が実して、気が

とどこうる来た後痛むは気も血も虚している状態┐靴个蕕来ていなく

腹の横原に塊があるのは出るべく血が結ぼれ、(腹内の痞塊をさし腫れたり

痛んだりする。)癥瘕となる。(ちょう)癥瘀血の塊で固定して移動なし。

(か)は集まったり散ったりいっていの場所にないものガスをいう

ちょうかは腹の癪積なり。崩洩は血が多く出る病(不正出血)帯下とは

少しずつダラダラ出る(子宮内の何かの感染によるおりものと、少しずつず

ーと出血するものと2種類ある。

こどもが出来ないは、気血(冷えて巡り悪い)共に虚している。現在は

半分ぐらい男性に問題ありといわれている。文明病。太った人は痰

(コレステロール)多く贅肉が子宮を塞ぐ。痩せた人は血虚であるが火多く

子宮が乾いて血なし。(ラジエターの水なしでオーバーヒート状態)

月経の早い遅いは血虚をベースにして熱がある時早まる、冷えが強いとき遅

くなる。痛む。経行の時怒り過ぎると止まってしまう。月経中風邪ひくと夜

うわごとを言うようになったり内攻して肝臓から子宮や卵巣に熱がはいって

しまう。

会場からはご自分の患者さんの、生理の止まって2年間の患者さんの治療と

問題点や生理が毎月あるものと知らなかったという24歳の無月経の患者さん

治療等ありましたが、食事やホルモン剤の乱用がきになった。

治療は血が結ぼれたようなときは下腹部に鍼灸をして下肢に引く。合谷・

三陰交をよく使っている。他「杉山真伝流」中之巻第二より73、経閉無子

 74、赤白帯下の治療法や「中之巻第三」より(治験例22・血積)

(治験例30月水下ること甚だしくて

卒倒)など治このなかにも、生理の時怒りが過ぎると生理が止まる、

風邪を引かない、太り過ぎない。

子を授かるにも代々話伝えたことも今は希薄になっているようにおもえる。

現在杉山真伝流の手技を教えていただいた後は約1時間は実技にしています。

次回は新年1月19日(第3土曜日)

市川友理

| 杉山真伝流勉強会 | 23:41 | - | -
10月杉山真伝流勉強会

『杉山真伝流』勉強会 第156回 平成301020

              講師 大浦慈観先生

◆◆◆シリーズ:『杉山流三部書』から(15)◆◆◆

今回のテーマ:『療治大概書』(諸虫門・口中門)

『二十一手術』より(筋血術・勇鍼術)

現在学んでいる「療治大概書」は杉山和一検校が京都在住の折「砭寿軒」よりこの書を

譲られ江戸に戻り鍼灸教育の塾を開くにあたりテキストとするため病名や穴名を漢字に

変えて編纂し直したものです。31期も引き続き「療治大概書」を学びます。

本日のテーマは虫の話と口の中の病です。

諸虫は胃や腸の湿熱に生ずる。「外台秘要方」には(唐代中期)虫に九色(九種類)

あり人の臓腑を食うとある。今の人は全く見たことも聞いたこともない虫の世界ですが、

大浦先生は横田観風先生の助手当時、患者さんのお腹の塊を治療された横田先生に翌日

たくさんの回虫が下ったと患者さんから報告があったとのこと。

”虫(王様のよう)だけでどんな虫かわかりません。長さ四寸 「諸病源候論」では

四分 どの本をもとにして訳しているか?蚘虫(かいちゅう)長さ一尺程。(?)

長虫ともいう。蚘虫(かいちゅう)が人体に寄生して発症する。別に心中病とか蛟蛕

(こうかい)ともいう。生冷甘肥あぶら、不潔な野菜や果物を雑食しておきる。回虫が

十二指腸から胆管に入ると胆道蛔虫症と言って黄疸を起こす。「外台」には蚘虫が心を

貫けば人を殺すとある。大浦先生が中国に行っていたときは病院内でこの病の会話が

されていたとのことと教科書にも掲載されていたとか。蛔虫が癪となって動いて腹痛が

起きる。G鮹(寸白ともいう)(サナダ虫のこと)長さ四五尺(原文は長さ1寸に

して色白く、形小偏。人の精気を損し、腰脚疼へなへなとなる。この虫が生長なるとき人

を死なせる。多くは感染した牛肉や豚肉を生で食し感染する。症状は腹痛・復脹・泄瀉・

白色節片を瀉出する。) 東京医科歯科大学名誉教授の藤田紘一郎先生は過去サナダ虫を

お腹に飼っていたとかおっしゃっていたことを思い出しました。て虫ただれた杏の様

デ拊蚕のようΠ瀉、蛙のようЪ綯遏うりざねのよう、別にはウリのへたとか中子

ともある。人を多睡(眠らせる)させる╂崔生肉のよう。腸鳴る蟯虫これは腎虫病

ともいう。小児に多く夜間肛門が痒く睡眠に影響する。心にまで行ってしまう虫もいる。

糸のような虫と言うが時には人を死なせることもある。

具体的に虫をどう下したらよいか穴が書いてありますがすべてお腹の穴を言っている。

(章門、不溶、中脘、天突胸につかえている時下ろす、巨闕心窩部の使えに神闕に灸、

大横大腸狙い、大赫キン腫れるによい上行結腸、横行結腸、下降結腸に心窩部の詰まりに。

江戸時代の鍼灸重宝記をみると虫は下におろすべきだという考えに足の穴が書かれている。

口中門 脾胃の司るところ唇も同じ。々≡には天突、委中、合谷、少商8血取る)

風邪が勝時は唇が神経に侵されてように震え動く。冷えが勝るときは唇がめくれる。

熱があるとき唇は裂けてしまう。気鬱するときの鬱はうつ病の鬱ではないが脾の方に邪熱

と気が治りきらず瘡が(できもの)生ずる。邪熱だけでなく水毒、瘀血も関連して腫れて

ただれてくる。それでは、舌は心の司るところなり。(心の萎えと言われる)何故心と

関係するか。舌は毛細血管が豊富で血流導体とすぐに現れるところで胸に熱気が籠り内熱

があると場合には「いちご舌」のように舌の乳頭が赤くなる。

心臓病を患っている人は循環が悪くなりうっ血して舌の色が青紫色になる。

これが風寒に中るときは言語不利になる。重舌(小舌)心脾に湿熱があり風邪に感染して

邪気が経に沿って上昇して、舌に結し舌下の血脈が腫れあがり小さい舌の様になり紅や紫色

になり蓮花のようになる。症状は潮熱(夕方熱が出る)頭痛項強し嚥下困難、言語の不明

よだれを流す。長引くと潰瘍がつぶれて腐乱する。中国では三稜鍼で金津・玉液の2穴

出血させて治している。日本では江戸時代咽の治療に長い三陵鍼で喉をつく治療があった。

(扁桃腺の腫れ)の治療江戸時代の尾台榕堂さんは得意としていた。

歯は骨の余り腎の司るところ也。精気が強いときは健固。衰えると歯は虫歯になったり

抜けたり折れたりして透く。昔子沢山のお母さんの歯がボロボロだった。

腎が骨と関係あるとは?経験的に東洋医学では腎は骨を司るというが、

骨ってなぜで硬くなる?]大浦先生が読まれて本からなるほどと思うところを説明を

してくれた。骨のところのコラーゲン繊維の中にカルシウムとリンを過度に飽和状態に

させることで結晶を生じる。これらの結晶が骨にその硬さと非圧縮性をあたえることで

骨として沈着してくる。この結晶はビタミンD、カルシウム、リン、腎臓からでる

コルチゾールの濃度により、溶液から骨が結晶化したり骨が溶解したりする。カルシウム

やリンの濃度をコントロールしているのが腎臓である。腎臓から出てくるホルモンなどを

コントロールしている。骨と腎は同じエネルギーを共有している]といことがはっきり

認識できましたね。

歯痛は(歯茎の痛み)胃の腑が盛んな時。虫食い痛むときは大腸胃腑の中に湿熱がある

とき。昔は歯磨きがなかったので口の中の病は多かった。

咽が腫れて痛むときは瘡を生じ咽がはれて喋れないときは熱痰火なり虫食い痛むときは

大腸胃腑の中に湿熱があるとき。喉がふさがり(細菌やウイルス感染で)話しにくい

ときは風熱痰火也。治せないと死すとあるが、食べられなくなると漢方薬も飲めず死ぬ

ことになるので。

治療穴 

痺には天突、委中、合谷、少商 喉痛 天突、耳門、8熱 頬車そ点紂‥畦

セ、両頬痛 人中、合谷上の歯痛 頬車、合谷、大迎Р爾了痛  頬車、陽谿

虫食い歯  頬車、列缺、犢鼻、耳の根(翳風)

今日の真伝流の手技は『二十一手術』より(筋血術・勇鍼術)

筋血術 抜鍼後鍼痕をたたいて邪を抜いて楽にする。

雲井術 鍼先を5から9ミリ円に回しながら刺入中間層は直に刺入目的部位近くまで鍼尖

を進め残り5ミリは0,5ミリほど進めたら2本の管先で叩く。筋の麻痺や攣れに。

次回は11月17日

 (市川友理)

| 杉山真伝流勉強会 | 17:30 | - | -
9月杉山真伝流勉強会

『杉山真伝流』勉強会 第155回 平成30年9月22

              講師 大浦慈観先生

◆◆◆シリーズ:『杉山流三部書』から(14)◆◆◆

今回のテーマ:『療治大概書』(喘急・翻胃)

『二十一手術』より(塊催術・勇鍼術)

現在学んでいる「療治大概書」は杉山和一検校が京都在住の折

「砭寿軒」よりこの書を譲られ江戸に戻り鍼灸教育の塾を開くに

あたりテキストとするため病名や穴名を漢字に変えて編纂し直し

たものです。31期も引き続き「療治大概書」を学びます。

お知らせ 1010日NHKBSプレミアム水曜日夜8時の

「偉人たちの健康診断」という番組に五代将軍綱吉の健康に治療

をした杉山和一の鍼をする手と道具だけですが大浦慈観先生が撮影

に収録されましたご覧ください。杉山和一をテレビで取り上げて

くださり喜んでいます。綱吉に関しては、生類憐みの令の犬公方と

かお犬さまといわれそこばかり印象に残っていますが、江戸前期

は関ケ原の影響が残り辻斬りがあり喧嘩が多く乱れていましたが、

文化政策も取り入れ人道主義的な立場でいろいろな政策があり世の

中の乱暴さもなくなり文化発展が大きく広がり栄えて行きました。

喘急

大浦先生の患者さんの例があった。元来喘息もちの患者さん尿量少

なく、夏でも汗をかきにくい、エアコンを嫌い掛けずに熱中症に

なった。体内に水分がたまってしまう。発作が起きやすくなる。

汗を掛けるように肩甲幹部に散鍼をして汗を出す。お腹には胃内

停水があり水毒が上って行って痰になり、発作の前兆である。

心窩部や季肋部が硬くなるので和らげお灸をして、胃や臍回りを

温め水毒をさばけるようにする。気管の炎症部位は胸部の散鍼、

天突から邪を抜き取り背部から胸中の邪熱を抜く。喘息になる時は、

季節の変わり目や冷え・精神的ストレス・気圧の変化などで発症

する。会場に喘息の方がいました。今年は気温が高く急に9月は冷え

て台風も多く身体で気象状況を周りに知らせるほど。また別の人は

柴朴湯で治した。 風邪は葛根湯で治すが、それが治しきれず長引

いて中に熱がこもった時、小柴胡湯で胸中の熱を取る。精神科の

先生も柴胡朴湯を使う。精神疾患の患者さんで表面はひんやりして

いても胸に熱がこもっている場合があり、柴胡系で胸中を楽に

させている朴は詰まりを取る。梅核気に使う。天突、合谷、

(喉の気を引く)三里(消化系を元気にまた上逆を引き下ろす)

章門(お腹に向けて消化系統を助けている)巨闕(心窩部・季肋部

方さを緩めている)上脘、中脘は単純に刺すのでなく刺鍼転向を

しながらお腹の広い範囲を緩める。養生的に三里や腹部のお灸も

したい。

杉山真伝流の中之巻第三(治験例4、喘急)長期にあちこちの医者

の治療を受けたが治らず呼吸の急迫がひどく一旦は断ったが、本人

の強い希望の為治療を引き受けた40代の患者さんの例である。

”池・風府より肩、背糠鍼を(急迫がとまる)手の十指間に

久捻(気に巡り良く)足の十指間にも久捻(血の巡りよく)五指の

井穴から血を取る。足も同じ。⇒眛浮腫平常喘急癒え上気せず。

その日は百会から少し血を取る。陽経の三里に大熱の補陰経の

復溜に小熱の補と交信に海火の補。L斉行き診ると上逆益々癒え、

食事益々よく、気分は平生。ぃ検9日後四華穴14壮、肺兪、い譆

魄戸も同じ養生に左記穴に7日間お灸し大いに効果あり。

“作が起きている時◆〕遒礎紊い浸M楡犬了の灸の方法と

段階の治療が解る。そのほか真伝流臨床指南の(治験例7小児喘息

参照してください。命門に7壮7日間と臍中に7壮7日間のお灸で

治療して治している例です。翻胃(膈の事)消化不良で吐く病

吞酸 すっぱい水が胃から喉元まで上がり再び下がる。ストレスで

胃を犯す。膈噎 呑みこむ時咽がふさがる感じ。胃癌、食道癌、

食道狭窄、食道痙攣治療は^瀋欧瞭きをよくする。詰まりをとる。

中脘から邪熱をとる。三里は気を下げる食べた物を下げる。それで

だめなら天突を使う。端座流では天突から長鍼をしていた。今のよう

に薬や捕食できない昔は食べられないことは死であるとだったので

何とか食べられるように考えられた。太白、肺兪の穴をつかっている。

「二十一術」より

塊催術(3)硬結を催くことを目的とした術である。

勇鍼術(4)浅い部位から深い部位まで幅広い層にわたって

邪熱、瘀血、水毒とともに気の結ぼれがあった場合に浅層、

中間層、深層へと刺鍼転向し大きめな雀啄を施す術。

次回は10月20日です。

(市川友理)

| 杉山真伝流勉強会 | 20:39 | - | -
8月杉山真伝流勉強会

              講師 大浦慈観先生

◆◆◆シリーズ:『杉山流三部書』から(1 )◆◆◆

今回のテーマ:『療治大概書』(遺精・上気・腹痛)

『二十一手術』より(八重柴術・八雲術)

現在学んでいる「療治大概書」は杉山和一検校が京都在住の折

「砭寿軒」よりこの書を譲られ江戸に戻り鍼灸教育の塾を開く

にあたりテキストとするため病名や穴名を漢字に変えて編纂し

直したものです。31期も引き続き「療治大概書」を学びます。

      次回は922日第4土曜日

遺精 精液が洩れることをいい、原因も含めていろいろな要素

が絡み何種類かの呼び方もある。変なことを想像して遺精する

ことを夢精と言い、日中洩れるものを滑精と言い締まりがなく

なっている時に起こる。原因は

/瓦反佞交流しない。心は胸の中、腎は下腹にあり精神症状

とも関係があり、頭暈(頭くらくら)や心悸(どきどき)・

神経疲労(ストレス)を起こし妄想をして訳の分からないこと

を考えてしまうが、腎が力なくそれを抑えることができない。

高齢で精神的に落ちこみ栄養が十分にとれなく不足すると、

お腹に力が入らず腰が曲がり悪いことばかり思い不安定になり

身体の陰陽のバランスが崩れてしまい起きる。虚証のひとつの

タイプ。∩蟆俤盛は活発になってしまう。相火は生命からで

たアクセルのようなもので腎水はブレーキのようなものである

腎陽、生命を保とうとするものだけが独り歩きして腎水が不足

で陰茎が勃起しやすく、口渇き舌赤く頭がくらくらしめまい

起こし耳鳴り、腰のだるさ 相火が盛んに燃え上がる、

(活発になる)気が狂うこともある。(動物で繁殖専門の動物

の短命の一歩手前のはなし。)

腎気不固は固まらず緩んでしまう。年齢を増した人の腎虚が

ひどくなった状態。精液洩れやすく、顔色白く神経疲労、頭が

ぐらぐらして腰がだるい脈は沈弱の虚寒の症状である。大浦

先生の病院勤務の時の高齢者のおじいちゃんのおむつに尿に

精液の洩れをみた話がありましたがコントロールが取れなく

なった時の様子である。ぜ焦が下にそそぐは口が苦く

(胃液が上がってくる。)小便は赤く舌の苔は黄色くねばねば

している。脾胃の症状「邪気陰分にありは」外邪でなく

ストレスのようなものと。陽はエネルギー陰は血液や津液の

液体的なものと、陽は頭部や体表面、陰分はお腹中の中の深い

ところを言っている。腎と関係があることは想像できる単純に

腎虚ということでなくいろいろな要素が絡んできている。魂は

(魄は感覚的なもの)血液と関係あり血液が不足すると正常な

働きが出来なくなり夢遊病者のような動きをする。

腎兪、気海 虚寒の下腹に気が充実できるように灸も含めて。

大浦先生の対応は患者さんは自分で病状は言ってこないが状態

が分かると鍼と灸で下腹の虚寒を除き充実させる手技をして

治療をしている。上気 下半身が冷えると気があがる。気が

痞える3か所は/眼殄堯胸の中で痞える苦しくなる。

9△ら頭へいき頭がくらくらする。足三里、三陰交、百会、

風市(虚寒で引き攣れているものをゆるめる)

気がのぼせている時足三里はすぐ気が下がる。下半身の冷え

に対して三陰交補の鍼やお灸。気を散ずる、頭がうっ血して

ぶかぶかしているので血を取る大浦先生の案はもう少し手っ取

り早く気海や関元にお灸をしたら良い

では冷えの強いときは手に引いてからする。

腹痛

^澆鮹羶瓦箸靴疹緤部の痛み上脘・中脘・梁門・巨闕 

⊂腸を中心としたお臍回りに天枢 2縞部の痛みに石門。

オーソドックスな穴を使っている。腹痛の原因を鑑別すること

が一番大切である。それに伴い例えば中脘を刺すときどういう

目的で改善を計るか考えて工夫をすることが大切である。

原因には…砲澆増すことも、劣ることもないは冷えであり。

ずっと痛いものは冷え。△砲錣にいたみ、にわかに止むは熱

である(炎症のもの)。D砲鵑撚爾蝓下った後痛みが減じる

ものは食積。便が通じたり、吐くものが吐いたら良くなるもの

をいう。つ砲爐箸海蹐替わらず一所が痛むは死血。瘀血の

うっ滞があり痛む。ゾ便が通じず痛むは湿痰」なり。

腸から水分吸収が出来ていない。腸の働きが悪いというより

寒癪(冷えた塊の為)κ筋が引き攣れ脇の下鳴るは痰なり。

脇腹が攣れて痛む。腹痛み、或は止み、面が白く、唇赤いは

虫なり。┐腹を押さえて痛み止まるものは虚、張って硬い

ものは実。腹痛治療の経験を聞く。実痛の時はお腹に鍼はし

ない。腸閉塞の時足三里蠕動運動が始まり痛みが増幅するの

で危険。腹痛している背部の硬いところ(私は痞根で3人の

経験があります。 ̄悗播櫃譴討い紳臘欧んの手術間もない人。

胆炎の七転八倒の人救急車を依頼しても聞き入れてくれ

なかったので往診。9痛だと二つ折れで来院、大量の宿便

の為に腸閉塞の患者さん)1本一定の深さまで素早く刺入。

硬い痞根を緩めた。激しい手技は使った記憶はないが、

無心に気を集中してゆるめった。短時間でパタッと閉塞が開

いて起き上がるので周りの人が驚く。

次回は922日第4土曜日

(市川友理)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 杉山真伝流勉強会 | 00:10 | - | -
7杉山真伝流勉強会

『杉山真伝流』勉強会 第153回 平成30年7月21

              講師 大浦慈観先生

◆◆◆シリーズ:『杉山流三部書』から(12 )◆◆◆

今回のテーマ:『療治大概書』(下血・脱肛・遺尿)

『十四管術』より(随肉管術・弟管術)

現在学んでいる「療治大概書」は杉山和一検校が京都在住の折

「砭寿軒」よりこの書を譲られ江戸に戻り鍼灸教育の塾を開く

にあたりテキストとするため病名や穴名を漢字に変えて編纂

し直したものです。31期も引き続き「療治大概書」を学びます。

下血

’喨悗了、先に多く鮮血を下血することを近血と言い、直腸

や肛門に近い部位で大腸の熱毒により、多くは痔疾や直腸の病変

である排便の後に暗黒色の下血することを遠血という。臓毒の

下血とありますので上部消化器官の出血にみられる。気海・脾兪・

百会・腎兪・関元 の穴を使用。氷を使い冷える形でアルコール

を飲んでいると痔になってしまう。お酒を飲まない人でも腸を

冷やすと同様である。肝臓には負荷がかかり胃腸は冷えお腹の

血液は冷たく腸はだらり下がり本来静脈血は門脈に集まり肝臓

を通過して心臓に戻っていくのですが、力ない腸は下にたれ

門脈血は圧力なく上に行かない。肝臓は酷使され硬くなり心臓

に戻りにくく、肛門の方に冷たい悪い血液がたまってしまう。

肛門の周りの組織も新陳代謝されていなく亀裂や瘀血の為、

痔やいぼ痔などになりやすい。鍼灸と共に生活習慣を正すこと

が大切である。治療は気海や関元に補法でまたお灸も加え

お腹中内部の血流をよくする。脾兪や腎兪は補法として内臓に

気が通うりお腹中に響くようにする。会場の臨床家の先生より

女性の下血を問うと百会は産後下血が続くとき冷えやお腹の

状態で刺絡よりお灸に効果がある。お灸の壮数は小さめから

灸を通うし患者さんが気持ち良いというまでするとのことで

3、5、7のイメージで多壮となるとのこと。

内臓下垂している場合百会は内臓を引き上げる作用がある。

杉山真伝流「中之巻代三」には百会より三陵鍼で少し多く血を

出せばたちどころに下血は止むとある。胃のように上部からの

出血の治療は「三要集」に曰くと紹介されている中脘に円鍼、

気海に内温(基本の18術の13に温鍼術)とあるように鍼を

巡らせながら胃に近いところまで円鍼する。補法であるが回し

ながら入れて行って胃に近つくに従い邪熱が出てくるので瀉法

的に邪気を回しながら抜く。また温鍼は精気が穀気を留めて

(補法なので気血を集めておいて)邪気独り出るの意。抜く際

の押手の前、後ろ、左右と押して引き退く。

脱肛・下血の時と同じ冷えからで直腸あるいは直腸粘膜が

肛門外に脱出する病証。虚弱な小児や老人にみられる。内臓下垂

の人。大浦先生の患者さんの脱肛のいろいろの程度の病証を聞き

ました。完全に締まりがなくなってしまうと難しい場合もあると

感じました。懸枢(督脈)説明の時、胆経の懸鍾と勘違いされ

ましたので理解できない申しましたが懸枢(督脈)ですので

納得ですね。・中脘・百会を使用。杉山真伝流「中之巻第二」

では百会、気海、大腸兪、小腸兪、長強(痛く刺すに佳)は強く

響くように。灸法でとる穴は大体お腹中側の「上脘穴」あたりに

15壮。背中側の「命門穴」に灸30壮。命門穴の使い方はお臍の

神闕とセットで使うことが多い。虚弱体質改善である。

遺尿 小便が知らないうちにもれる。寝小便のこと。下焦の元気

が不足して腎と膀胱虚して冷えることによる。腎気、下焦の気

が実すると治る。気海、関元、腎兪、神闕 大敦、水分、命門。

大浦先生が面白いと気がつかれた/緤―気海のペアで下焦の冷え

てさばけない水分の吸収を良くして浮腫みや水毒をさばくために

使っている。⊃戦蹐般震腓離撻△濃箸辰討い襦F眤ゝ弱の人に。

4惴機戎孅舛離撻◆腎気の不足下焦の元気の不足といっている

ので腎気を補う意味で使ではたくさんの補法が使用されている。

入江流からきている8度の補の説明がありました。

 

端座流の読み下しと「十四管術」より随肉管術・弟管術

 

次回は8月18日です。

(市川友理)

   重要なお知らせ

   9月の真伝流の勉強会は

   第4土曜日9月22日に

 

 

| 杉山真伝流勉強会 | 02:50 | - | -
6月杉山真伝流勉強会

『杉山真伝流』勉強会 第152回 平成30616

              講師 大浦慈観先生

◆◆◆シリーズ:『杉山流三部書』から(11 )◆◆◆

今回のテーマ:『療治大概書』(自汗・癲癇・吐血)

『十四管術』より(通谷管・爻ショ管)

現在学んでいる「療治大概書」は杉山和一検校が京都在住の折「砭寿軒」よりこの書を

譲られ江戸に戻り鍼灸教育の塾を開くにあたりテキストとするため病名や穴名を漢字に

変えて編纂し直したものです。31期も引き続き「療治大概書」を学びます。

           重要なお知らせ

  9月の真伝流の勉強会は第4土曜日9月22日になります。

自汗は何もせずにダラダラと汗がでること。盗汗は寝汗のこと。汗の5液は、汗―心 

涙―肝 鼻水―肺 涎―脾  唾―腎 。心の液は汗。何故汗かくかというと心熱する

とき汗をかく(胸の中の熱)胸中に熱があると背中や頭、頸あたりにも汗がでる。自汗

とは陽虚に属すとあるが、陽気は身体を温める気であり、陽虚とは身体を温める気が

不足している寒がりの人をいう。また陽は体表面という意味合いがあり(衛気)ここでは

体表面の腠理のことを言っている。腠理が開きっぱなしでだらだらと汗が出てしまう。

汗線の機能が低下している。

盗汗は(寝汗のこと)身体を冷やして滋養する津液の意味で「体をさます気」陰虚に属す。

陽の体表面に対して陰は臓腑のことを言っている。体の中の津液が不足すると熱気を冷ま

すことができない。(胃腸が弱いので水分吸収が出来ない為)脾腎の働きが低下すると

上部の方ばかり熱くなる。水分吸収が出来なく粘膜や皮膚がカサカサし、舌も赤い。

…撤嬋埖 ∝腎の虚 (脾腎の機能低下)

何故寝ていて汗になるか?昼間動いている時は巡るが、夜間寝てじっとしていると巡らず

淀み、滞り、下は冷え上が熱くなって汗となる。実証タイプは身体全体で汗をかく。

虚証が強くなると胸や頸から上に片寄り局所に偏る。陽虚の人の治療を会場より聞く。

早寝・太陽を浴びる日向ぼっこをする・乾布まさつ・温冷浴・腠理を鍛える

痩せている人でいつもしっとり水っぽい人もいる。常に調子が悪く弱い。汗腺の締まり悪く

筋肉つっぱり痛みが出る。風に当たると不調になるので、肝兪、腎兪、章門(別本)に治療

をして水分代謝を良くする。盗汗は脾腎の虚があるので中脘(脾を立て治し水分吸収を促す

更年期のホットフラッシュはホルモン系のものである。

癲癇 屈地(くつち)かきのこと。急に地面に倒れる。癲 は心の血液不足が脳に良い血が

巡らず失調を起こす。状態は急に高揚して騒ぎ倒れたりする(躁状態)。脳の一部に傷ある

精神的に興奮したり、ストレスがかかり疲れたりすると脳波の異常が起きて発作的に倒

れる興奮しやすいので日常生活に注意したい。

精神疾患者の治療  鳩尾、人中、間使、肝兪、上察天突

陽癇・遺伝以外に問題点があるか、風邪の邪が入り発しているものは内は六腑、外は

皮膚脈は浮で治りやすい。陰癇・ストレスやショックを受けた時や体力消耗をしたとき、

体内の邪気が突き上げると脈は沈で内は五臓・骨髄にあり治りにくい。

治療“作起きている時、頭部の邪気を散ずる。熱気を瀉す気付けに人中に鍼 23嵋

詰まりを取る。ぜ蠡に強く引く。頭だけを考えず臓腑を整える(中脘・気海・関元)

ヰ堯肩を緩め遠くに引く。(肝兪、腎兪)精神疾患 大椎、心中、筋縮 灸も効果あり。

吐血 積熱(内臓に積もった邪熱)

^澆箚痢憤瀋掾腓箚隆發覆鼻法´肺や気管(喀血)治療には臓腑を整える。

端座流

々の痛みの鍼、咳気喘息唾悪しきに胸の痛みに用ゆる針C翩、頭風、首痛み首寝違がえり。

「十四管術」より通谷管術、(振動を鍼下に伝える)爻ショ管術(和かな刺激でより深く広く

強張りを緩められる。)

次回は7月21日です。梅雨らしくない猛暑の折、水分補給に気を付けましょう。

(市川友理)

| 杉山真伝流勉強会 | 09:36 | - | -
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