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2月杉山真伝流勉強会

『杉山真伝流』勉強会 第172回 令和2年215

              講師 大浦慈観先生

◆◆◆シリーズ:『杉山流三部書』から(31)◆◆◆

今回のテーマ:『撰鍼三要集』(肺経〜脾経)、『十八術』より 四傍天人地術

ここでは代田文誌著の「鍼灸治療学」参考にしながら穴名とどんな時に使用していたか

検証していきます。穴の効果を再確認して、臨床にひらめき効果を出せたらと思います。

手の太陰肺経 

肺経で大事な穴は中府、尺沢、孔最、経渠、魚際

中府(肺の募穴)肺結核、喘息、呼吸を楽にするときで呼吸器疾患に使う。

また、肩甲関節、リウマチ、五十肩で上肢の挙状上不能の時、背側の天宗、臑兪の

両面からの治療で可動域を広げられる。

尺沢(肺経の合穴)合は「逆気して泄する」 肺浸潤・肺結核の肺疾患に効く。

また喘息、気管支炎、咽頭炎を治する。咽の痛み、咳に頻発に多壮灸で寫する。尺沢は

合で「逆気して泄する」ところで昔から尺沢と委中は瀉血治療によく使われていた。

石坂宗哲は尺沢から瀉血して吐血、喘息、肘痛をなおした。

荻野元凱も尺沢から瀉血して鼻病、眼病、脳病を治した。

孔最(郄穴血気の深く集まるところを謂う)痔疾患で肛門すべてに効く。肺疾患、拇指

麻痺。児童の頸部リンパ腺脹や扁桃腺肥大に著効がある。

列缺 扁桃腺炎、咽喉痛、拇指痛・拇指麻痺を治する。大胸筋の圧痛、頸項の強張りとる。

経渠 扁桃腺や気管支炎での発熱に使う

魚際 ばね指に使う 鍼だけでなく灸をする。拇指痛を治する名穴。腱鞘炎に。

手の陽明大腸経

二間 PIP関節の内側横紋端を沢田流の二間とし、灸をしてものもらいに効く。

大浦先生は眼疾患全般に和髎の灸をするとのこと。耳の浅側頭動脈の後ろ。

合谷 眼疾患を主る、動脈硬化、血圧亢進、頭痛、脳溢血など頭部充血を引き下げる。

(拇指の腱鞘炎には必須穴。一般の合谷は疔、癰の名穴。蓄膿症にも効く。

温溜 歯の痛い時使う。特に下歯痛。頬腫や歯根膜炎、口内炎に多壮灸。

手三里 癤(せつ)、疔癰の妙穴。化膿しないものにては2030壮数で消散すること

多く化膿しているものでも早く化膿して治る。灸のポイント灸をして・最初熱いものは熱く

なくなるまで。最初熱くないものは熱くなるまでいくつも炷える。疔癰は小腸経の養老と

一緒に炷えるほうがよい。但し直径3儖幣紊令は外科的手当てを受けて方が良い。

中風、半身不随、橈骨神経麻痺、顔面神経麻痺、脳溢血、脳充血、下腹冷えで上ったのを

引き下げる大切な穴。o灸で反射的貧血を起こしたとき。しかしこの件は?⓸蓄膿症、

肥厚性鼻炎、瘰癧、また癌腫などの腫症に。(但し癌に対する効果は絶対的ではない。)

曲池 皮膚病を主る。化膿予防、眼瞼炎、リュウマチ、中風、半身不随必須穴、

臑 上腕神経痛、麻痺、上肢上がらずに。

肩髃 皮膚病を主る。きわめて表層の皮膚病に効く。肩甲関節、リウマチ、関節炎

五十肩、三角筋リュウマチC翩、半身不随

迎香 上歯痛に鍼で効果ある。顔面麻痺、臭覚麻痺、三叉神経痛、蓄膿症、肥厚性鼻炎

大迎 下歯痛、歯根膜炎、に鍼。顔面神経麻痺、三叉神経痛に効く。

下関 歯痛、歯根膜炎を治す。顔面神経麻痺、三叉神経痛、下顎関節炎で口が空かない。

頭維 片頭痛に効く。眼疾患で羞明流涙するものに鍼で効果

欠盆 肺尖部に中っているので深刺しすると自然気胸を起こすので注意。鍼灸はしないが

診断と指圧に日常必須の穴である。

不容 嘔吐胸脇苦満、心悸亢進、胃痙攣、肋間神経痛、胃酸過多症に効く。胆石症の時

右不容、及び上方2横指の上不容に著効ある。「鍼灸説約」に案ずるに、隔膜の拘急を

緩うす。鍼1寸5分、留める事20呼吸。

梁門 中脘を助けて胃の諸病に効く。胃炎、胃下垂症、胃アトニー、胃痙攣、胃潰瘍、消化

不良、胃部膨満感、黄疸胆石症にも効果ある。「参考」中脘・胃兪・脾兪・と共に必須穴

である。またこれらの穴に鍼灸をして効果ない時、梁門を加えて著しく効果をえる。胃癌

は難治であるが、対症療法としては効果ある。胃酸過多は上脘、巨闕の方が効く。腹部に

ある門の字の穴は皆大切である。門は入る所にしてまた出る処である。とは病症が現れる

処であってまた治療の要点でもある。

滑肉門 腎臓炎、腎孟炎、消化不良、胃下垂症、十二指腸潰瘍などを治す。「内径」によ

骨は腎に属し肉は脾に属す。沢田流は骨と肉との門であって、腎と脾に関する。故に人

と脾の病を治するに大切な穴で、また曰く、天の寒気が風門より膈、肝、脾、腎にいる時

骨肉門にあらわれる。風邪の内臓に入ったものを取るに最も良い穴である。実際滑肉門

あたりの腹直筋の緊張と圧痛が現れる。「註証発微」の説、人身における天、臍以上の病

の現れる処であり治療点で沢田流に於いては重要な穴の一つである。

天枢 大腸の病を主る。下痢、便秘、赤痢、腸チフス、腸炎、また腎炎、腎盂炎等に効く。

(参考)「鍼灸説約」に曰く不容より此の穴に至って皆腹痛の諸病を治する。腹痛3種あり。

鍼刺2・3分で治する者あり、6・7分で治する者あり、寸余にして治する者あり。病が浅い

ところに深ければ痛楚を益し、病深く鍼すること浅ければ邪益々旺す。逆治しないよう。

天枢以上を天とし、天枢以下を地し、天気と地気と交錯する枢要の処と沢田先生は解さ

れた。天の寒気と地の寒気とが天枢の部に於いて相搏つものを傷寒というと仰しゃった。

大巨 大腸の病を主る。下痢、便秘、腸炎、腸結核、また腎臓炎、腎臓結核、腎盂炎など

腎疾患に必須。なおまた、子宮内膜炎、附属器炎、帯下、不妊症、月経不調、などの婦人

科疾患、膀胱炎、淋疾、など下腹の病気、下肢の疾患のすべて、特に座骨神経痛、

リュウマチに大切な穴である。

梁丘 腹痛・特に胃痙攣の頓挫に特効を有する。また、下痢止めの名灸穴(但し腸結核の

下痢止めは崑崙の方が良く効く。膝関節炎・膝関節リウマチなどの膝痛に効く。

足三里 諸種の慢性病及び消化器疾患。胃痙攣・胃炎・胃アトニー・胃下垂症・などの

胃疾患より神経衰弱、ヒステリー・神経症・中風・半身不随・脚気・座骨神経痛・腓骨

神経痛・小児麻痺の神経疾患・肥厚性鼻炎・蓄膿症などの鼻疾患、その他慢性病の一切

に効く。沢田先生、殆どの患者さんに用いたが胃酸過多症には使わない方が良いと。

古来脚気八処の灸の一つとして用い養生保健、長寿の灸穴としても有名である。

上巨虚 大腸の病を主る。腸炎・下痢・便秘などに効く。又鼻閉塞・脚気・半身不随・

腓骨神経痛・胃腸の熱を鍼で取る。肺尖浸潤・肺結核にも効く。大腸の病の反応の現れ

る大巨の圧痛も緩解する。大腸兪・大巨・上巨虚の3穴は密接な関係がある。

解谿 足関節炎・リウマチ・足関節捻挫に効く。特に上眼下垂の病は胃経に属し効く。

内庭 食傷の名穴、足背水腫、第2趾の麻痺、上歯痛に効く。沢田先生は裏内庭に熱く

なるまで幾壮でも灸すると食傷が即座に治り妙穴としていた。

手技は十八術より四傍天人地術

   

次回は3月21日です。

市川友理

| 杉山真伝流勉強会 | 19:32 | - | -
1月杉山真伝流勉強会

『杉山真伝流』勉強会 第171回 令和2年118

              講師 大浦慈観先生

◆◆◆シリーズ:『杉山流三部書』から(30)◆◆◆

今回のテーマ:『撰鍼三要集』(九鍼図、十五絡脈)、『十八術』より(細指術)

 

R2年2月15日(土)より第35期 開講

講師 大浦慈観先生

◆日時:毎月、第3土曜日。PM5:00〜8:00。

◆場所:(上野)七倉会館2階 (台東区池之端)2−5−47 七倉神社境内)

    地下鉄千代田線・根津駅南口下車、徒歩2分。

    JR上野駅・公園口下車→徒歩15分

◆会費:3000円(但し、5回前納の場合は10000円。

◆主催:日本古医道研究所―主催:いやしの道協会

大浦先生のメッセージです。

 いやしの道協会の師範を努めています。横田観風先生に師事して26年になります。

平成15年1月に、江島杉山神社に保存されていた「杉山真伝流」の原本に出会った

ことで、縁人生も大きく転回し、文献を修理保存した後影印本「秘傳・杉山真傳流」

を出版し、さらに、和訓・注釈本を発行しました。平成19年には現代臨床に生かせる

「杉山真伝流臨床指南」を出版し、平成24年には「DVD BOOK杉山和一の刺鍼

テクニック」を出版しました。今後は、より広く深く古来からの日本伝統鍼灸のあり様

を追求してゆこうと思っています。「真伝流」の到達した高みから、それ以前の

「打鍼術」や「撚鍼術」諸流派の流儀も検証する必要があるでしょう。これは多くの

仲間たちとの研究・研鑽の中からしか、達成できない目標です。臨床にたずさわって

いる方、これから鍼灸師として活動しようとしている方も一緒に勉強し、実地試行錯誤

してみましょう。こうしたは、あなたの臨床の見方や治療内容も豊かにしてくれる

はずです。

1「撰鍼三要集」より(8)

【九鍼図】(古代九鍼)

*鑱鍼ざんしん)陽気を瀉す、浅刺に用い熱病、皮膚病を治療する。

*円鍼(えんしん)鍼尖が卵形で分間(筋肉)を楷摩し、(なでさすり)肌肉の疾患に用う。

*鍉鍼(ていしん)先端が稗・粟の実のように鋭い経脈を按じ、気のめぐりよくする。

*鋒鍼(ほうしん)三稜鍼のこと。排膿、刺絡。出血させ癱腫・熱病・急性胃腸炎の治療。

*逸(ひしん)瘡傷を切開し、排膿放血する道具。

*員利鍼(えんりしん)急性病や癱瘍やしびれをとる

*氂(り・からうし)ヤクという意味がある

*毫鍼(ごうしん)現在最も使われている。人体の穴位を刺し治療の目的を達する。

*長鍼(ちょうしん)深部の遠痹をとる。多くは深刺に。慢性風湿病、座骨神経痛。

*大鍼(だいしん)多く全身の水腫や腹中の癥瘕などの病に用いる。

他十五絡脈を語註は代田文誌の「鍼灸治療学」を参考にした。

鍼実技は「十八術」より第5「細指術」目的は皮膚の表位に風寒暑湿の外邪が留まり、

気が鬱滞してもろもろの痛みを出している病態に施す。鍼を管に入れ痛む所に当て、

官頭から出た竜頭を指先で一二百回ほど細かくたたく。

 

次回は2月15日です。

市川友理

| 杉山真伝流勉強会 | 00:52 | - | -
12月杉山真伝流勉強会

『杉山真伝流』勉強会 第170回 令和元年1221

              講師 大浦慈観先生

◆◆◆シリーズ:『杉山流三部書』から(29)◆◆◆

今回のテーマ:『撰鍼三要集』(腹の経穴)、『十八術』より(屋漏術)

腹の経穴 お腹の穴のことで、どういう使い道があるか整理していく。

’ぬの穴巨闕が上脘の上1寸半となっている、出典が分かっていない

ので分からない。任脈の穴をどう使っているか代田文誌薯「鍼灸治療学」を調べてみて

資料に書いた。澤田流なので殆が灸対応である。

★曲骨 泌尿器系の病気に使う。病名の中で膀胱麻痺という記述があるが神経のコント

ロールが取れなく膀胱の機能の低下による尿の垂れ流し状態の意味だと思う。尿が出た

いときは前立腺肥大が掲載されているので。

★中極 「重要穴」5ヶ所程病名が書かれているが*膀胱関する疾患、その内膀胱結核

がある代田文誌のころには(昭和初め頃)お灸で治していた。長崎県雲仙愛野町に宇和川

義瑞先生は国内のみならず朝鮮、台湾、上海の各港から愛野町に患者さんが押し寄せ、

結核、カリエス患者さんをお灸で治していた。下腹部の虚寒の状態に使う灸と鍼は補法で。

*また婦人科疾患のすべてに効果ある。*腎臓炎 *座骨神経痛、下肢リュウマチ、頭重、

腹膜炎*小児の夜尿症に灸。

★関元 小腸疾患(小腸の募穴)、頻尿、下腹膨満感、子宮筋腫、月経痛、月経不調、

子宮内膜炎、子宮痙攣腹膜炎、急性関節リュウマチに小腸兪と共に鍼をして効果あると、

多分下肢に出てきているものと思われる。気に留めて試したい病名である。リュウマチの

関節部分は熱があっても、下腹部や大腿部は冷えて滯ってしまっている。

★石門 古来は禁鍼穴とされていた。しかし使います。

★気海 「重要穴」下焦元気の不足に使う。(虚寒)腸疾患,虫垂炎,慢性腹膜炎,腎臓疾患

膀胱疾患、神経衰弱、夢精、陰委、淋疾、夜尿、男女生殖器疾患、不妊症、子宮筋腫、

腰痛、脚部冷感、応用無限。虫垂炎は気海に20壮〜50壮すえると激痛が頓挫し軽傷ならば

治ってしまう。全て臍下の疼痛に効果ある。灸を多壮することにより白血球が増えて治って

しまうと思われる。潰瘍性大腸炎も鍼で邪熱を抜いた後灸をして治す。

★陰交 大体気海と同効。

★神闕 代田文誌は殆用いたことが無いが古来塩灸で激しい腹痛、中風の人事負省、

激しい下痢、赤痢、淋疾、小児消化不良、腹水、脱肛、流産癖などに用いられた。片倉

鶴陵は小児の臍風撮口(細菌感染)に臍帯を切断してその傷口に大灸をすえ死児回生を

せしめた。彼は西洋医学も学んだ人で江戸末期の人。

★水分 利水を主る。胃内停水・胃下垂症・小便不利・腎臓病・下痢・水瀉性下痢・腹膜炎

腹水に必須。遺尿にも。腹水のあまりにもパンパンなものは無理があるが軽いものであれば

使ってみる価値はある。膝関節や顔の浮腫みに水分穴と気海穴とさらに天枢も含めてセット

で使う。水分代謝をよくする穴で少し深めにして小腸の働きを良くし更に灸を使うと浮腫み

は減じ、使い方はたくさんある。

★下脘 下焦の病を主る。臍以下の病、腎臓病・男女生殖器・腸疾患・下肢の病・胃下垂症

腰痛の反応が現れやすく腰痛に使われる。

★建里 下脘と大体同じ。胃潰瘍・胃下垂症。

★中脘 重要穴中焦の病を主る。^瀋法Π焉框察Π瀋掾隋Π澑蝓Π濟晴畭疹鼻Π潺▲肇法

胃下垂症・胃内停水・食欲不振・消化不良・胃疾患を治する。胃癌に効ある但し症状の進ん

だものには対症療法に止まる。膵臓の病の糖尿病には須要穴。糖尿病の初期は上腹部に熱感

がありそんな時期であれば効く∋匍楔絛・子宮左屈などの子宮位置異状の整復に効く。

いわゆる内臓下垂の為に位置異状がおこる、胃腸に活を付けることで内臓が持ち上がり内臓

の位置異状を治し、下焦に力を満たす。悪阻にも効果。多くは左の陽池と中脘でまた巨闕を

併せ用うる要がある。(澤田流派はよくこれを使う)

C脘は中焦を主治すると伴に上焦も下焦も治する一身の枢要点である。胃を中心に中脘は

効きやすいが下にも効き元気になるとガスも消え、横隔膜の緊張も胸の苦しさも楽になる

ご梁 γ税垢覆匹僚疾患に用うる。

★上皖 上焦の病を主る。胃痛・胃痙攣・胃酸過多・胃潰瘍・胃炎・神経性心悸抗進症・

喘息・瞑眩・肋膜炎・肋間神経痛(背中の凝りを鍼をして灸で温めて治した例)。

★巨闕 心臓疾患を主る。心痛・心悸亢進症・心臓弁膜症・狭心症・気管支炎などの呼吸

器病・胃酸過多症(逆流性食道炎)びりびりしたものを感ずるので心下部に鍼後灸をし、

背中の凝りも治するとよい・胃痙攣・食道狭窄・喘息・咳唽頻発は心下部が張ってくる

鳩尾の処でも出てくるが凝りが強く出るので横隔膜の過緊張を緩めることにより呼吸が深

くなり邪を出す力もでてくるので鍼をし、冷えを灸で温め血流を良くし呼吸を楽にする

神経痛・リウマチの上肢挙上不能・手足の引き攣れるもの(運動学的に連動がある?)

腰曲がりで伸びないもの(曲がることで心窩部が詰まっている)。

★鳩尾 一般には禁鍼穴とするが安全であろう。胃酸過多症の診断上役に立つ。

⊃娵亰亰蠅亮膽

★横骨 膀胱炎・尿道炎・淋病・膀胱麻痺など泌尿生殖器疾患に効く。 

★大赫 横膈と同じ。膀胱炎や尿道炎で尿意頻数の時、尿道の方にひびく痛みあり署効を

奏する。男子性器神経症・陰萎症・女子不感症・月経痛・子宮筋腫にも効く。

★気穴 ★四満 ★中注は配布資料参照。

★肓兪 腎臓病関係が記述されているが本当か?大浦先生の例として、足が極端に冷えて

小指のレイノウ病のような人に小指の末端に10壮ほど灸をしたが熱感なく、更に10壮

灸をしたところ刺すような痛みがあり良くなってきたら足底に痛みあり湧泉に灸をしたとき

次に肓兪が痛いと言われたとき腎経ここに上がってくるの?に経験をして鍼をして灸をした

ところ治り腎経の大事な穴に気付き認識した。低血圧症(伊藤瑞鳳先生)

★商曲 主治の記載なしであるが今の経穴本には{参考}商曲と盲兪との間を2寸となって

いるが水分の傍ら5分に経穴の反応があらわれること多く日常大事な穴として使う「経穴

彙解」(原南陽著、1807年刊)に「内経に云く、鳩尾の外を挾む各半寸。臍に至って寸

ごと一と。蓋し古必ず幽門より肓兪に至って七穴あり。甲乙経以来已に之を闕くなり。

云々。古意を生かして水分の左右に1穴加うべきである。この穴しばらく無名穴としておく。

★石門 主治の記載なし。★陰都 ★通谷 胃疾患を主る。

★幽門 嘔吐・咳嗽・肋間神経痛・気管支炎・咽頭炎など鳩尾の両脇を使っている。

0澤亰亰蝓⓸脾経経穴、ッ牲亰亰 資料を参考に経の横並びの穴の内容を参考にして

ください。屋漏術は天人地の三段階ごとに「久捻と荒い抜き刺し」を5,6呼吸の間ずつ

おこなう術

次回は1月18日土曜日です。

市川友理

| 杉山真伝流勉強会 | 18:11 | - | -
11月杉山真伝流勉強会

『杉山真伝流』勉強会 第169回 令和元年1116

              講師 大浦慈観先生

◆◆◆シリーズ:『杉山流三部書』から(28)◆◆◆

今回のテーマ:『撰鍼三要集』(虚実を論ず、謬鍼を論ず)

『十八術』より(乱鍼術)

第三 虚実を論ず  黄帝内経ではこのように言っています。

「素問」玉機真蔵論  五虚五実を述べている。

天界には寒暑あり人界にも虚と実がある。五虚・五実あるというと弟子が問う。杉山和一

が素問の中の説明をする。五虚とは〔細皮寒5ぁ文撞曄望ないぽ利前後

(大小便もれ)グ食入らずの栄養不良の虚状に鍼をしない。五実とは/瓦房戮鮗ける

と脈盛肺に受けると皮熱gに受けると腹張りた佞房けると前後通ぜず(大小便

不通)ゴ里房けると悶瞀する(胸苦しい)このような時鍼を遠ざけない。(鍼をし

なさい。)しかし誤解をしないこと前の「補瀉を論ずる」処でも虚の状態に鍼を刺しては

いけないかといと、そうではないといっていた。当時鍼は普通の鍼でも太さ2ミリ位、金

でも痛く、補いにくく瀉に行き易い虚には気をつけよということである。どういう要穴に

して、虚実わきまえて鍼を用いたらどんな病も治らないことはない。

第四 繆鍼を論ずる(誤った鍼のやり方を論ず)

杉山和一考えるに、江戸時代前期のこと、鍼を業としている人経絡を知らない。当時、

臓腑経絡説は入ってきていたが、一般の鍼の医者はまだ何々にはここに鍼をせよという

けっぽう図をテキストとして鍼をしている人が殆の時代で、経絡を考えて鍼をしていな

かった。或は鍼を用いる時は薬をきらい(使かわいない)、或は学者さんは天地の道理

を知っていても、人にどう天の理地の理を移し出しどのように使うかはか知らない。

或は鍼を刺すとき皮膚の表面に浅く刺すだけで、それが唯一のやり方という。或は経絡

の道理を知らず、すべての病は腹にありとお腹だけに鍼をし、経絡を使うことを嫌う。

愚か者はこの理屈をたっとび安易にみだりに行うものが多い。杉山和一は常にその弊害

をうれう。医の大本は内経にあり鍼経九巻霊枢である。鍼の道に於いて鍼を用いて薬を

用いないとは聞いたことがない。ただ陰陽五行だけを言って体のことを読み解くこと

く経絡を考えないで治療をすることは聞いたことがない。浅鍼だけで深鍼をしないと

いうことを聞いたことがない。腹のみに鍼をして四肢に鍼をしないということを聞いた

ことがない。鍼だけで薬を使わずとも上手にできる。など、医の道は人を生かす道であ

る。なんて愚かなこと甚だしきことか。痛烈な批判に取れる。

〃侏蹐鮹里蕕困柾を打っている、悪い処のみに打って簡単に治ると思っている。

虚証の人には甘薬を用いて元気を補うに用いた方が良いと。天地の道理を解釈して講釈

するがそれを人に当てはめれば臓腑経絡の理屈をもちいて、道理に合うような医術に

なっていないとの批判。浅い鍼ばかりで深い鍼をしない、昔打診術は浅鍼であった。

すりおろしの鍼と言われるが打診術は2ミリの金鍼の松葉型だった。切皮しても鍼は

入っても2ミリ〜3ミリで深くは入らない。浅鍼だけで治せるとはおかしいと言って

いる。お腹に鍼をして手足にはしないとしていた人もいる。お腹に原因があるはそれで

よいでしょうがお腹だけで解決できるものではない。江戸前期は打診術の流派と論争し

ていた。当時このようなことがメジャーであり、真伝流のように古典を学んだエリート

派だったのかと会場より感想。捻り鍼の流派雲海士流、扁鵲流は少数穴で経絡は意識

せずにしていた。百か条の文章とそれを単純化したけっぽう図で治療をしていた。

五法\鎖静一(鍼をするに相手が動揺しているようであれば先に落ち着かせるべきで

ある⇒楡犬瞭察倣で治す以前の飲食や習慣的注意がある)L物の性能を知るわの

大小を知る(寒熱虚実を考えて)ヂ∞サし譴凌巴任鬚垢襦(どの臓腑に問題があり

どの経を使うか考えて)(素問、宝命全経論)五個のこれを熟知したうえでやりなさい。

天道を理解していたら明らかで頭が良いことであるが実際に人に適応できないと何を

持って治すことができるか。人は地の方から生じ命それを天に受けている。

天と地の気が合して命が出て暖かい気を受けて人は生きながらえて行く。天に陰陽あり

人には十二節あり十二経絡である。従い経絡を解らないと人の身に照らして天地を用い

ての生態や病理を解釈することはできない。全ての病は経絡に受ける。これ経絡を知ら

ずして病を治すことはできない。浅鍼の術は虚老の人に最も良い方法である。入江先生

医を行い虚の人には鍼を用いないと序文や補寫論でもいっているが、薬で補法をして

いた。実症の病熱症の病は浅鍼を用いることはあるがそれは変気の術(素問移精変気論)

である。昔はまじないでも治ったが今はそうはいかない内容が変気論にある。

今でも打撲、咽炎症の時浅い鍼で散らしたり引き鍼をしたりで表面の気を散らし散じ

変気の術を使うが主として使うものではない。それで今私は浅鍼を用いないのではない

が浅鍼だけでは治らない、深い病には浅鍼だけが唯一としてしまうことには反対だ。

 腹のみに刺し手四肢に刺さないこの説は井の中の蛙の取るに足りない小さな説だ。

内経を見るに腹だけに鍼ということはない。古人は井、栄、兪、経、合を主としていた。

入江先生の言うところは、鍼の最も妙なところは四肢にある。病は五臓に行きついてし

まうが、五臓の元の経は四肢に満ちている。身体全体の父母の臓器は心と肺で(「素問」

刺禁論)また楊上善の説も参考に。心と肺は膈上(胸)にあり気血をつかさどっている

ので体にとっては一番大切である。井栄兪経合が大事であり五臓を整えよという。鍼の道

腹に留まってしまうなら灸も腹だけするのですかに対して、手足にも鍼も灸もしている。

但し腹だけではないよと言いつつも私もお腹は大事で常に行っている。(心肺は胸の中

なので、手の経使い、肩甲間部からもする。)

い△訖佑質問をしている。病は樹木のようである。枝葉は四肢にあり大本は腹にある。

大本を切って枝葉が盛んになるということは聞いたことがない。病の根の腹をすれば枝葉

末節の病はなくなるのでお腹をする。これに対して杉山和一曰く入江先生は確かにもっぱら

腹をして大本の本を切り標の四肢もしたらどんな病も癒えないことはないと樹木を例え明解

に言っている。鍼だけでは補法なしというけれど、大本の根を切ってその枝葉も切れば大病

は治りが早い。和一曰く、愚医はその標本の理を知らず、四肢を本とし腹を標とするもあり

(四肢だけする流派が昔あった)その逆もあった。ひとつの理屈にこだわるは良い治療には

ならないのでは。私も別に腹が大事だとおもっているからお腹も手足もする。

つまりまとめると

臨機応変にどう使うかが問題で腹に根があり、五臓につく毒の、水毒や食滞、便秘、水滞、

瘀血が原因の頭痛であり、手足の病になっているのはお腹に原因があればお腹に治療すれ

良く、整形外科疾患のような頸、腰の腰椎が問題があり手足に及んでいたら、そちらの方

から治療すれば良く、たとえば捻挫して足の痛い時お腹しても仕方ない足をする。また眼精

疲労にお腹を一生懸命しても目は楽にならない、背景にお腹があるときは臨機応変に使える

ようにすることがいいだろうと。

次回は1221日です。

市川友理

| 杉山真伝流勉強会 | 03:52 | - | -
杉山真伝流勉強会

『杉山真伝流』勉強会 第168回 令和元年10月19日(土)

           講師 大浦慈観先生

◆◆◆シリーズ:『杉山流三部書』から(27)◆◆◆

今回のテーマ:「撰鍼三要集」(井栄兪経合を論す)18術より随鍼術

前書き「療治大概書」を編纂後「類経図翼」に強い感銘を受けた杉山和一は自らの序文と

跋文を加えて、「撰鍼三要集」を著した。1682928日、杉山流鍼治学問所が正式に

開校すると、「療治大概書」と「撰鍼三要集」の2冊がテキストとして暗誦された。

  今回のテーマは井栄兪経合を論す、です。

経に曰くは霊枢の九鍼十二原篇をいう。この篇は九鍼の特徴や使い方と十二原の原穴の

大事を主に言っている。霊枢の九鍼十二原篇は鍼をする人にとって重視している篇であり

霊枢は別名「鍼経」と言われた。素問は生理、病理の東洋医学を述べているが、霊枢は

鍼の刺し方や鍼に関することを述べているので鍼経という別名がある。それが霊枢に変

わっていった。また管鍼篇とうものがあり鍼の使法について書かれている。

九鍼十二原篇と管鍼篇は鍼に関する大切な篇なので後日別に読んでみましょうと。

黄帝が五臓六腑の気の出てくるところの場所を教えてくださいといっている。岐伯という

お医者さんが答えている、五臓には五兪あり、5つの臓の経絡に対して5つの大事な兪穴が

あるから5x5の25兪穴ある。六腑には6つの兪穴がある。6本の経なので6x6の

36の兪穴がある。経脈は十二本、絡脈は十五本ある。それぞれ12経に絡穴が絡脈と

言っている。12本なので12絡穴があり他に任脈と督脈奇経だけれどもそれぞれ関連

する任脈ならば、任脈のその周りの腎経や胃経など関連し連絡している絡穴がある。

例えば任脈だったら鳩尾が絡穴で督脈は長強が絡穴になっている。当然督脈は背骨の後ろ

側を通うり隣の膀胱経に関係しているということを言いたいのでしょうか。任脈の任ずる

とは陰経を束ねている意味があるし、督脈はそれぞれの陽経を背中側を通うっている陽経

を監督して束ねて大事な脈でそれぞれ鳩尾、長強に絡穴というのがある。これで14本で

そして脇腹の方に昇って行っている大包穴から脇の方に連絡している絡穴がありこれで15

の絡脈がある。全てで二十七の脈気がある。27の気が巡っているところは、手は手首に

足は足首に絡穴はある。

―个觸蠅魄罩⇔れる所を栄(けい)C蹐綾蠅鰕銑す圓所を経テる所を合これ27気

行くところ皆五兪にあり。そのやまいの主ることに於いてある人が質問してた。

杉山和一がいうに、難経に基づいて言いましょう。

^罅心下が苦しくなるを主る。 胸脇苦満肝の病で胃の方まで影響し食欲なくなる。

胸脇苦満のみならず、肝経の病に 生殖器の病に大敦の多灸や刺血に効果ある。

栄・体中に熱があるを主る。 例、呼吸器疾患で苦しい魚菜際より刺血する。

Q繊β里重く節々が痛むを主る。浮腫みで脾の病、消化系が弱り水分吸収が出来ない。

水分を巡らせない。筋肉が浮腫むと節々の腱も浮腫み関節も動き悪くなる兪穴は手首足首

近くにある。灸。全部の兪穴に当てはまるかは疑問であるが、脾経の太白に灸は下痢が止

まったりする。

し弌τ坦梓熱を主る。咳が出て風邪長引くに肺経の経渠にあたる。他の経絡では如何に

ス隋上逆気し胸喉実し大小便がもれることを主る。腎の病足の陰経冷えに陰谷。

脾経の陰陵泉でも良い気がする。気が逆している時はで喉の詰まりなどあるので、下腹から

足まで冷え虚している足の陰経冷えているので鍼は足の陰経に通うるように鍼をして、

また灸を使う。これ五臓六腑井栄兪経合の主るところの病なり。

会場より大浦先生の臨床上は上記に対してどうなのかと質問があり

上記に追記をしながら記してみました。さらに説明あり。

言えることはこの鍼のお経は代表的なことを挙げて後は類推して使うようにとある。

今日の手技は 随鍼術 

  

まだ途中ですが続きは次回会場でお渡しします。

次回は1116日 第三土曜日

市川友理

| 杉山真伝流勉強会 | 02:35 | - | -
9月杉山真伝流勉強会

『杉山真伝流』勉強会 第167回 令和元年9月28日(土)

           講師 大浦慈観先生

◆◆◆シリーズ:『杉山流三部書』から(26)◆◆◆

今回のテーマ:「撰鍼三要集」(補寫迎髄を論ず◆法■隠現僂茲蠖啄術

前書き「療治大概書」を編纂後「類経図翼」に強い感銘を受けた杉山和一は自らの序文

と跋文を加えて、「撰鍼三要集」を著した。1682928日、杉山流鍼治学問所が正式

に開校すると、「療治大概書」と「撰鍼三要集」の2冊がテキストとして暗誦された。

講義に入る前に大浦慈観先生より杉山和一検校の木座像が発見されたお知らせです。

漢方の臨床第66巻第9号 目でみる漢方史料館(373)貞享二年生前の作が写真入りで

紹介された。長年探していた杉山和一検校の生前作の木座像です。検校が没する9年前の

貞享2年(1685)5月18日に制作されその後106年を経て、寛政3年(1791)

修復されそれ以来228年後の今日に至った物であることが判明した杉山検校の座像である。

 

前回の補瀉迎髄の続きです。大きく杉山和一はこのように思ったという講義があり、次に

難経の本意は補瀉呼吸を用いるべきと言っているのかそうでないのかというお弟子さんの

質問になりそれに対して杉山和一が答えている。その気隨となし補となす也と。今日は続

きで、別に人が質問した。鍼は瀉ばかりで補はないのではないか、どのようなものが補法

というべきか。杉山和一が答えている。本当に補がないというわけではない。しかし内経

の根結篇に、瘦せて虚弱体質で病の勢いも衰えている、例えば結核が長引き慢性化して体

が虚しているものには鍼は刺してはいけない。素問の宝命全形論では人には虚実がある。

五虚〔細い皮寒い5ぞないぽ利前後グ食入らざるものには鍼は良くない。5実

には〔盛ん皮熱するJ脹るものぢ臂便通じざるものグ媼営蠅泙蕕彩椶發呂辰り

見えないは遠慮せず鍼をする。誤解しないでほしいことは、素問霊枢の一番元の書かれた

頃は紀元前200年頃で鍼は太いので強刺激になる。そういう鍼は弱っている人にしない方

がよい。霊枢の五閲五便篇血気有余、肌肉堅緻(しまっている)人は鍼をする。

素問奇病論篇気血が不足するものは損なってはいけない。体がやせ細っている人には鑱石

(メスのような)物で切開等をすると血が少なく気も漏れ不調になるのでいけない。

霊枢の脈度篇盛んな実症には瀉して虚しているものには薬で補いなさい。

霊枢の邪気臓腑病形篇諸々の不足しているものは、陰も陽も体型の気も不足している。

鍼もってなからしめ整えるには甘薬(補法の薬)でする。鍼は瀉があって補なしの引用文

である。入江豊明先生が常にいうは気血の往来、経絡の流れや貫く流れをみて、陰を補い

陽を鍼すべし。陰は血や津液、陽は気、陰にあたる臓腑がしっかりしていたら、経絡の気

も循環するが、病気の時は臓腑まで侵されて失調していたら、経絡の循環もスムースに流

れない。例えば肺が侵されて外邪が入り気管支炎や肺炎になっていたら、肺の経絡上にも

気血が循環していることにならないで肺に炎症して熱がこもり経絡の循環もよくないまた

、冷たいものや脂もの飲食して胃が弱ってしまい食を受け付けず弱ってしまうと臓腑も冷

えて経絡上の胃経や脾経が冷えてしまう。従って臓腑を把握して整えることによって経絡

の陽気の方も配属せしめてやる。陰が平らかなれば陽は穏やかになっている。陰陽の不調

和が起こっているのが病気であるなら陰を平らかなれば陽も戻ると同じだろうか。例えば

血液も津液も足りて潤っていたら、身体のエネルギーも順応して正常に機能する。反対

津液や血の陰が不足するとエネルギーばかりがあばれ、上部ばかりが熱くなり、頭痛や

眩暈をしてしまい、津液が働いていたら身体も冷まされて順調に働く。陰を補い陽を配す

べし。その陰陽を調和させて血気が整いその片寄ること無く、平らかにしておこうと平ら

かなることが補瀉だ。

栄衛のきそん、からだの羸瘦、精気が尽きると言っていることは不足の状態をいっている。

鍼を用いて調補しようと欲して、返って元気を傷ぶる。これを瀉あって補なしと言って

いる。ここまで入江先生が言っている。杉山和一が先生は至れり尽くせり言ってくれて

いる。と感想を述べている。素問霊枢に書かれている解説です。また私が案ずるに霊枢経

九鍼十二原篇のこと)(杉山和一は九鍼十二原篇を重視していた)虚実の要九鍼もっと

妙なり(九鍼十二原は補法も含めて鍼を持って治す。)身体が虚している時は実する、

とは気口(橈骨動脈の寸口のこと)脈をみて虚している時は鍼で補いなさい。まさに

鍼をする大義十二原篇に存しています。特に補法が上手にできるかどうかが大事。瀉は

やりすい鍼は刺すだけで瀉となる。補は難しい。弱い人は邪を追い出す力がなく、

こもっているのでそこに気血を集め元気を付けて自然に邪が出て行ってくれるようにする。

お腹冷えしくしく痛むときそこに鍼をして気血を集め温まるようにしてやるとぴりぴりと

邪気が漏れてくる。追い出す力を付けてやる。補法を上手にすることは鍼をする人の見せ

どころである。病が経絡に留まり改善しない、或は気が経絡に流れているはずが臓腑に集

まって経絡に流れていないそういう時、鍼は有効に働きますよ。故に先生はこれを補法だ

とした。まことに補法がないということではない。例えばお腹と手足の経絡の関係で言って

いることが殆ですが、胃が冷え食滞の時もそうであるが気が滞り、渦巻き気が上下に流れな

い時、足三里から補い胃に元気を付けて経絡上に行ったり来たりして気を動かし徐々に

ほどけ臓腑と経絡とのながれが一体となってし、胃腸が働き毒を排泄するようになる。

食滞は腸の方に行き便通に、便秘として滞っていた塊が動きだしたり下腹部の冷えで瘀血

があるとき陰経を補っていると下血をして解消されて下に行き、邪気は上に行き頭がぼん

やりしたり、詰まりせき込んだりするのでそれをさばいてやる。

実技は雀啄術、・・杉山検校の口伝、まず直鍼にて目的の部位まで十分に刺入し、そこで

暫く鍼を捻る。もし鍼先に何か障る者がある場合には鍼を少し引くようにして暫くまた捻り

ようやく障る者が緩み無くなれば、これが気の離れたことと理解してよい。

チョクチョクと連続鳥の啄む心持にてとあるがその対象となるところに応じて〇撫の方向

、角度∋間リズムい燭錣澂ゾ絏蕊ξ賄世旅夫Э爾記┛き鍼補瀉と真伝流の

島浦検校の解説は極めて懇切丁寧である。最も基本的な術であらゆる病態に応用が効く。

次回10月19日第三土曜日

市川友理

| 杉山真伝流勉強会 | 04:06 | - | -
8月杉山真伝流勉強会

講義日程の変更のお知らせ

9月の講義は第4土曜日9月28日です。

 

『杉山真伝流』勉強会 第166回 令和元年8月17日(土)

           講師 大浦慈観先生

◆◆◆シリーズ:『杉山流三部書』から(25)◆◆◆

今回のテーマ:「撰鍼三要集」(補寫迎髄を論ず)、21術のまとめ

前書き「療治大概書」を編纂後「類経図翼」に強い感銘を受けた杉山和一は自らの序文

と跋文を加えて、「撰鍼三要集」を著した。1682928日、杉山流鍼治学問所が正式

に開校すると、「療治大概書」と「撰鍼三要集」の2冊がテキストとして暗誦された。

私杉山和一は黄帝内経を全体的に考えてみるに、内径の何を引用しているかというと

内径を読んでみるに非常に幽玄微妙で奥深く本当の意味を理解しにくいものである。

先ずは霊枢第一編である。(霊枢九鍼十二原篇の引用文)鍼で虚実に対しての要点は

九鍼の操作が最も妙である。補瀉の時の瀉に於いて鍼を持って切皮をして刺入して何

かをしてパンと放つように鍼を出す。そうすると陽(皮膚の表面)を開いて鍼を抜き

去ると邪気は自然に洩れる。鍼を抜くとき穴をしっかり押さえながら鍼を抜いて、

しかり閉じれば血も出ず気散ずることもなく中に気血も漏れることない。(内温と言

い十八術はここよりきている。・・・鍼をよく捻り気血を集め温め鍼を抜くとき押手で

親指と人差し指を交互に穴にふたをする。)補法である。九鍼十二原の為に内温術は生

まれた。補法は意(こころ )をのったりゆったりする。気血を巡らし軽く押し蚊やあぶ

がそっととまるがように、抜くときは気を漏らさないように弓つるを引くようにぱっと閉

じる。また曰くは霊枢の五乱篇のことでゆっくり入れて、ゆっくり抜く補法をいっている。

世の中に今他の説に補瀉を論じている。鍼を呼の時左回転してひねり、抜く方に鍼を抜い

て閉じないこれを瀉という。呼吸の吸に右に捻り入れる方に力点を入れ、鍼を抜いたあと

鍼穴を閉じるは補法。捻転補寫は明代いろいろの説があった。誠に一里あるが用いても用

いなくても良い。なぜかといえば難経に補寫の法は呼吸に従い鍼を入れる、出すのみに

あらずと言っている。鍼を熟知しているものは左(押し手)を信じて運鍼するが、鍼の

未熟者は右(刺し手)だけに気を取られ刺手だけで操作する。鍼を刺すときにあたり押手

で鍼するところを柔捻し、爪で皮膚を押して切皮痛を和らげ、はじいて気を集め動脈が脈

打つようになる。鍼を経絡の流れに従うように鍼を刺し、鍼を押して中側に入れるこれが

補法。刺入して得気して鍼を動かして気を引っ張るようにするは瀉法という。それでも気

得れられない時男は外、女は内に。(解釈はいくつかあるが、陽は外、陰は内にする。

気を得なければ男性は浅めに、女性は深め

にまた捻りを加えたり。このようにしても得気しないときは死んでしまうよ。

入江豊明先生は左右の補瀉を左半身を瀉そうとするとき親指を内の方に引く方に。右半身

は時計回しに引く捻転の補寫を言っている。お弟子さん(杉山和一のお弟子さん)問う。

難経の本位は補瀉呼吸を用いるべきではないとするのですか。あるいはそうではないので

すか。私、杉山和一がいいました。呼吸を用いないということではない。何故なら素問の

真邪論を案ずるに、吸うとき切皮も鍼刺入もして気を得て(瀉法)、静かに留め邪を散ら

ばらないようにする。息を吸ったとき鍼を転じて(捻って)気の得気がでてきたのをもって

効果が出てきたと判断して、息を呼した時鍼を抜くと、体表面に気がのびていくので鍼を

抜き邪気を漏らす瀉法。これは呼吸の補瀉でしょう。真邪論に言っていますよ。難経では

呼吸出内の鍼のみにあらずと言っているのは、それは必ずしも補瀉を否定しているんじゃ

ないですよ。捻りの補瀉も言っています。(補寫は…鸛淙簽蹇平啄)開闔補寫 

G嬰省簽蹇´じ撞枴簽軼ある。)必ずしも呼吸補寫だけではないと難経ではいっている。

必ずという字が一番大事です。いかんとなれば呼のとき入れ、吸のとき出すは補。吸う時

鍼刺入して、呼の時鍼をだすは瀉となするに 呼吸補瀉のみでない。呼吸補瀉だけを

もって終わりだと言っていないのが内経の真意だ。

かつ楊氏(楊玄操さんで難経註解の著者)虞氏(虞庶さんで難経註の著者)注釈家でそう

いう人が補瀉呼吸法を論じている。難経は呼吸補瀉を否定しているわけではない。

呼吸も考えた方が良いよ。ゆえに経に曰く(九鍼十二原)気の流れに逆らいそれを滞ど

こうる気をうばうならどうして気が虚していかないことがあろうか。実している状態な

らば気の流れに逆らいあまっている気を奪うようにすれば、実している気が少なくなって

いかないことはない。追いかけてこれを救うは実なきを得ん。虚している時は反対に少な

くなっている気を追い求めてあつめてたすけて、どうして気が実してきて戻ってこないと

いうことがあろうか。必ずなりますよ。と言っている。九鍼十二原の補法瀉法の有名な

言葉が書かれている。三陰三陽を論ずるに、手の三陰のごときは臓より手に走り。

手の三陽は手より頭に走り、足の三陰は足より腹に走り、足の三陽は頭より足に走る。

その気に流れに逆らを迎となし之を寫となす。その気を従うっを髄となし補となす。

流注の補寫を言っている。流注に従い補法瀉法をすればよい。

実技は二十一術のおさらいで全ての術を一つ一つ実演した。

大浦先生の打診の槌や鍼を実際に見て手にとらせてもらう。

次回9月28日第四土曜日

(市川友理)

| 杉山真伝流勉強会 | 02:27 | - | -
7月 杉山真伝流勉強会

  講義日程の変更のお知らせ

9月の講義は第4土曜日月28日です。

『杉山真伝流』勉強会 第165回 令和元年720日(土)

           講師 大浦慈観先生

◆◆◆シリーズ:『杉山流三部書』から(24)◆◆◆

今回のテーマ:「撰鍼三要集」(序文)、起竜術と起虎術

前書き 「療治大概書」を編纂後「類経図翼」に強い感銘を受けた杉山和一は自らの

序文と跋文を加えて「撰鍼三要集」を著した。1682928日、杉山流鍼治学問所

が正式に開校すると「療治大概書」と「撰鍼三要集」がテキストとして暗誦された。

報告 杉山和一の木座像が発見されました。我々が長年探していた杉山検校の木座像

があると知らせを受け、7月7日公益財団法人杉山検校遺徳顕彰会に関する4名と

ガイドヘルパーさん1名で江の島神社を訪問し、相原圀彦宮司さんに迎えられ、

江の島神社に拝殿参拝、御祈祷と玉串奉納後、応接室にて杉山検校の木座像と対し

調査をさせて頂きました。北里大学東洋医学研究所医史学研究部の大浦先生の発表

があります。

撰鍼三要集  序文 前回の続き

昔寓さんは誤って人をいかすに漢方薬だけを使った。鍼と灸を捨ててそれを講義する

ことはなかった。それゆえ傷寒の熱が血室(肝から生殖器まで邪熱が入る)に入ると

発熱強く頭狂ったように脳障害を起こすこともある。病が5、6日も経つと太陽病から

少陽病に変わり肝から生殖器まで邪熱が入り邪を追い出すには漢方薬では小柴胡湯が用

いられるがすでに及ばないときがある。その時傷寒論に期門を刺しそして小柴胡湯を

飲ませよとある。薬だけで解決できますか、鍼のできる人に治療を頼みなさいと言って

いる。介賓類経三部作あり、類経は素問霊枢にある文章を分類しました。

鍼は鍼についてだけ抜き書きし、薬は薬だけ、診断法は診断法だけ分類しました。

類経図翼には鍼と診断が特に書かれている。許学者士さんが言っていたように

これこそ鍼の重要なことではないですか。

杉山和一は偉い人に進言するとき暗闇の中で練りに練り物事の大事を見定め真偽を

確かめる。鍼は深いものである。

次回8月17日 9月は第4土曜日

(市川友理)

 

| 杉山真伝流勉強会 | 03:49 | - | -
6月 杉山真伝流勉強会

『杉山真伝流』勉強会 第163回 令和元年6月15日(土)

           講師 大浦慈観先生

◆◆◆シリーズ:『杉山流三部書』から(23)◆◆◆

今回のテーマ:「撰鍼三要集」(序文)、環隄術

前書き

「療治大概書」を編纂後「類経図翼」に強い感銘を受けた杉山和一は自らの序文と跋文

を加えて、「撰鍼三要集」を著した。1682928日、杉山流鍼治学問所が正式開校

すると、「療治大概書」と「撰鍼三要集」の2冊がテキストとして暗誦された。

大浦先生の説明を加えさせていただくことで、幅広く知っていただきたい。

「撰鍼三要集」(序文)

私は愚か者ではありますが、鍼を志してから大部の日数が過ぎました。自分は物の見方

が狭かったが、京都の入江先生のお弟子さんの末席で入江豊明先生の内経の講義の、

このようにしなさい、あのようにしなさいという命を聞くことができた。入江先生は軒岐

(黄帝軒岐と医聖岐伯)二人の医学問答形式で編纂された「黄帝内経」これを大元として

講義をしていた。常に学ぶべきものは内経だと。鍼法においていろいろとなえる人が多い

が、大事なことは補寫要穴にすぎない。日本人は、臨床の大切なことを単純化して要点を

役立つように核心的なところを単純化して教えようとする。もう少しいうと、虚実を分別

し補寫を用い五兪穴を大事なものとする。要穴(募穴や絡穴や郄穴・・)を主として勉強

せよ。また余力あるときは、経穴をそらんじよ。ここにおいて鍼の道おわる。

臨機応変その場や情勢の変化に応じて物事をうまく処理する。医とは意を尽くすことだ。

私は入江先生の幽玄で奥深い言葉を慕い書を作る。その大意(大まかなことを)を述べ

ました。これが「撰鍼三要集」であり、書いた理由は門人初学者の為に発した。すべての

物事に対しその働きの円熟している立派な人にとっては余計なことであろうが。

後漢の和帝の時(89105年)の太医丞に任官した、郭玉という医者が残した医は意なり

(医術は患者さんのために心を尽くし治すものだ)ととなえた。円機の士必ずもって贅

(ぜい)となさん。円機の士とはすべての物事に対し、その働きの円熟している人のこと

を言い、郭玉さんは師匠が程高(ていこう)と更なる師匠涪翁(ふうおう)仙人のような人

がいて、鍼術と、脈診を継ぎ貧富の差無く治療をして効果を上げ和帝にも高く評価された。

涪翁(ふうおう)さんは世間に出ることを嫌い村の人の治療はするが官僚になることを嫌い

仙人の様な生活をしていた。程高さんは涪翁さんを慕い師弟関係にあった。郭玉さんは程高

さんと師弟関係をとった。郭玉さんは自分の欲の意はなかったが当時の帝に認められ師匠の

ような生き方とは違い官僚になったが、貧乏人が来ると上手く治せるのに貴族が来て治そう

とすると上手くいかない。「ばてい」という王様が変だと思い自分の家来を貧しそうな恰好

で治療に行かせるとある程度うまくいったが質問された。医術は患者さんの為に心を尽くし

治すものだ。このように治療したいと思っても威張った人も、治療しても養生をしない人も

私にお金をけちり、辛い時だけ来て言うとうりに治そうしない人も、私が一生懸命でも心の

通じないと人は治せない。と皇帝に言い、「医は意なり」といった。

題に曰く、内経の宝命全形論の^綮佞凌世髻弊鎖澄砲魄堕蠅気擦襦 ⊃箸鰺椶

(養生の大切さを知る。)4訴薬毒薬を知り(毒をもって毒を制す)は漢方だ。

トリカブトや石や水銀やなども微量使い病邪を出すこともある。毒薬の真理を知ることが

大事だ。い悗鸚个了箸なを知るべき(鍼の使い分け)ヂ∞イ侶豕い鯲匹診察できなく

てはいけない。五つの法則をともに知って上手に使い分けする。

私が思うに黄帝と岐伯の問答霊枢の玉版篇の、岐伯さんが鍼についていっていることは

重要なことだ。鍼は生きている人を殺すこともあるし死人を蘇みかえらすことはできない。

怖いものだ。これに対してそのようにならないようにしよう。確かにそうですよ。

岐伯よく生きている人を殺し死んだ人を生き返せないですよ。皇帝言うに之を聞くことは

不人(不仁)なりと。それ医は仁術というがそうではないではないか。

願がわくはその鍼道を聞き、人に対して鍼をするときは人を殺したりしないようにしたい。

使い方を聞きたい。岐伯いうに皇帝の言うことは明道なり。(素晴らしい)必ずそうなる

でしょう。刀剣で人を殺すこともできるし、刀にも殺人刀、活人刀があり

酒も飲めば酔うし、お酒にも薬になる酒と毒になる酒もある。そういうものなので物の道

には慎重に使い方を極めなさい。だから内経は奥深いか。

これに対して誤解してしまった話です。

唐医家の王(おうとう)さん「外台秘要方」40巻を編纂した人(編纂者であり鍼医で

はない。)宝命論にいうところを持ち出し、王さんは深意を失い、鍼治療に強い不信を

いだいており鍼を取らなかった。「鍼法は古来、奥深いもので、今の人には理解できず、

・・もし鍼法をそのまま収録すれば生命を脅かすこともあろうから、灸法だけを採用擦る」

鍼治療にかかわる記述のほとんどを削除するか灸治療に改変した。和一先生はそれを間違

いですよといっている。「外台秘要方」はたくさん読まれていたので唐時代は灸ばかりで

あった。遣唐使は唐の時代であったので弘法大師も灸であった。元や明の時代竇漢卿

(とうかんけい)さんが盛んに鍼の学校を造り鍼師を育成した。室町まで民間でも灸法で

戦国時代後半になり、軍医が「気つけ鍼」馬医と軍事面から鍼の復活がしてきた。

江戸時代に鍼灸が盛んになるが(王さん)がそんなことをいったので、鍼を取らなく

なった。どうしてそれが道理のあることなのか!と反論している。

独り危険は鍼だけではない。全て灸でも漢方薬でも使い方をまちがえれば人を害する同じ

ことだ。内経に鍼のみ人を殺すというは、実に深意があってそのようにいっているのだ。

宝命論に言っているのは鍼をするときは、身の危険もあることなので、深い滝つぼを

歩く時のように慎重に、また手に虎を握るがごとく大胆さと慎重さが必要となる。

神は衆物に営む(心の中に雑念をいれるな。)(生きるか死ぬかの心持ちで治療せよ。)

王冰さん唐の時代宝応年間(762763)に太僕冷に任ぜられた。当時行われていた

「素問」8巻が不備であるとして、先師家蔵の「秘本」を加え、2479編に再編纂し

自ら注釈をほどこした。また、当時「九巻」と呼ばれていた古典医書を初めて「霊枢」

の名で呼んだ。素問は1から9巻であるが、実は8巻だったが1巻王氷の叔父さんの

持っていた運気論がそれにあたるのではないかと9巻」目に付け加えられた。江戸時代、

あれは本物でないと批判された。天空の動きと人体の相関関係にあるが天の運気とつなげて

いるのは前漢終わり頃や後漢の初めころの時代に運気論のようなものはなかった。後世の

哲学からみちびきだしたものなのと認識している。王冰を改ざんしたと批判しても、王冰が

編纂して今日我々はお陰様で学ばせてもらっている。霊枢という言葉も彼のお蔭であり

古い昔は、九巻また鍼経といわれていた。王冰さんの宝命全形論の注釈していたところの

技の巧なひとのやることなので妄りにこれを使ってはならない。王冰さんの工功なのだ

医統(古今医統という書名)(明代の医家、徐春甫が1556年に編纂。に曰く扁鵲曰く 

疾が腠理にあるときは螱炳なり。(火で温めた金属や石で温補して治す)疾血脈にある

ときは鍼石で治す。疾が胃や腸にあるときは酒につけた薬酒。鍼灸薬を兼ね備えて

医療は成り立つ。続きは次回です。

              

実技は21術最後の環提術 (巡らすし安らかにする術)中に力がつくと、

目的部位まで1寸5分入れるよく捻る、

円鍼のような感じもあるが中まで入れて浅い層へ。

次回は7月20日です。

(市川友理)

| 杉山真伝流勉強会 | 21:23 | - | -
5月杉山真伝流勉強会

『杉山真伝流』勉強会 第163回 令和元年5月18日(土)

           講師 大浦慈観先生

◆◆◆シリーズ:『杉山流三部書』から(22)◆◆◆

今回のテーマ:『療治大概書』(基礎概念 房蟒僂蓮気饆術・気傟術

現在学んでいる「療治大概書」は杉山和一検校が京都在住の折「砭寿軒」より

この書を譲られ江戸に戻り鍼灸教育の塾を開くにあたりテキストとするため

病名や穴名を漢字に変えて編纂し直したものです。

・五臓六腑の事・(肝・心・脾・肺・腎)(胆・胃・小腸・大腸・三焦・膀胱)

・五行の事・・(木・火・土・金・水)

・五臓主りの事・・(五臓・五行・五腑・五竅・五主・五支)

・陰陽の事・・天は陽(太陽)―地は陰(月) 明るいと処は陽―暗い処は陰

       男は陽―女は陰     気(気体)は陽―血(液体)は陰

       五臓は陰―六腑は陽   首は陽―足は陰

       背は陽―腹は陰     左は陽―右は陰

       手の甲は陽―掌は陰   

・栄衛の事  栄は脈中を行きー衛は脈外を行く 栄は血―衛は気なり

・七情の事  喜・怒・憂・思・悲・驚・恐・なり。

 

・六淫の事   風・寒・暑・湿・燥・火なり

・春夏秋冬の病

 冬・寒気に強く中れば春必ず温病(傷寒)を病む。ウイルス感染、細菌

   中風(神経症状)

 春・風に中れば夏必ず飧泄す。(腹の下ること)

 夏・暑気に中れば、秋に必ず痎瘧す。(おこり)

 秋・湿に中れば、冬必ず欬嗽を病む(スバフキのこと、(咳をする)

―これらは皆、外より入る病なり。

会場内会話

骨と腎臓・・ビタミンDは腎臓で活性化する従って腎が弱るとDが活性化しない

ためカルシュウムを吸収できないため、丈夫な骨が出来ない。

 

腎の髪  はげ男性上気して熱で焼けてなくなる。男性ホルモン優位だと毛根が

委縮して髪が生えない。毛根は女性ホルモンが維持している。女性も更年期以降

抜け毛に悩むひとが多くなるが、それは女性ホルモンの弱いことによる。

今回で療治之大概は終了です。次回より「選鍼三要集」に入ります。

次回6月15日 第三土曜日

(市川友理)

| 杉山真伝流勉強会 | 08:08 | - | -
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