いやしの道協会ブログ

いやしの道協会の最新情報をお届けします。

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2月 東洋医学と養生の会

2/23(日)京都の上賀茂にある「心耳庵」にて

東洋医学と養生の会が行われました。

 

 

 

経絡流注講義(玉水先生)

 

一般の人が来られる前に鍼灸師の希望者が集まり

経絡流注講義の勉強会をしました。

この日は「足の少陰腎経」の病症の続きと治法をやりました。

「寒厥」と「熱厥」のお話や「腎脈の病症はほとんど腎虚によるもので

湯液的にみれば、陰病の病症である」というお話がありました。

 

 

 

東洋医学と養生について(村田先生)

 

初めて参加の方がおられたので、まずは自己紹介から。

この会に来られたキッカケや東洋医学に対する思いなどを

伺いました。

 

 

本日のテーマは「毒だし」について。

吉益東洞、三輪東朔、尾台榕堂、小倉重成、東城百合子

各先生方の紹介と時代による考え方の違い、「毒出し」と

「食」についてのお話がありました。

「断食」「玄米菜食」について。

「精」をつけるのは「食」であり、毒の元になるのも「食」。

ハーブティーのお店を経営している方、助産師さん、

ヨガやマクロビを実践してきた方、それぞれ参加者の方の

「食べ物」「食べ方」に対する疑問について様々な議論がありました。

瘀血の毒だし「桃核承気湯」の試飲もありました。

 

最後に「こんにゃく湿布」の実践。

 

こんにゃくを鍋でぐつぐつ。

温めたこんにゃくをタオルで包み。

 

肝臓と腎臓を温めます。

うたた寝の時間。何とも気持良さそうな時間です。

 

 

 

体を動かす時間 自分で出来るリンパのケア(田原先生)

 

この日のテーマは「毒だし」でしたが、リンパの流れをよくして

老廃物の排出を促すのも「毒だし」のひとつです。

セルフケアとして出来るリンパケアを教えていただきます。

 

まずは準備体操から。

体がほぐれてきたところで順番にリンパを流していきます。

さする圧は柔らかく、豆腐がつぶれないくらいの圧で。

硬いところは流れの悪いところ。

やわらかく、やさしく自分の体に触れていきます。

 

鎖骨周り、耳周り、脇の下、鼠径部、膝の裏。

リンパ節のあるところに、向かって体に触れていきます。

手のひらから脇の下へ肩の周りもほぐしながら。

肋骨から腰、殿部から鼠径部へ。

 

足の裏も指圧して、指も一本ずつ広げます。

かかとから膝に向かって、膝から太ももに向かって。

体全体をほぐしながら、触れていきます。

 

最後に、時間のない人は足上げの体操だけでも

効果がありますよ、という紹介もあり。

盛りだくさんのリンパの時間でした。

 

 

 

鍼灸体験の時間

 

鍼が初めての方も、普段から受けている方も

それぞれ鍼灸体験していただきました。

 

振り返り

 

「自分では気づかなかった自分の体について、発見の一日でした」

「知らなかった鍼灸という新しい世界を体験出来た一日でした」

 

嬉しい感想ありがとうございます。

お子さん連れでも気軽に参加出来て、皆で養生について考え、実践する会。

貴重な会だなぁとつくづく思います。

 

そして本日も子供たちは元気に遊びました。

次回は3/22(日)に開催予定です。

 

(文責:竹ノ上)

 

| 東洋医学と養生の会 | 16:05 | - | -
2月東京接心会

少し風が強いですが、気持ちよく晴れている土曜日。

東京接心会が行なわれました。

写真は旧本堂です。私が参加させて頂く様になった十年位前は写真の

本堂で坐禅をさせて頂きました。懐かしい( ^ω^)・・・。

 

実技

 

今日は朽名先生と山野先生に御指導頂きました。

私も入門時から両先生に指導を頂いておりますが、学校で習った

事と臨床の現場では技が違うので、入門したての頃は憶える事に

必死でしたが楽しく稽古させて頂いた事を記憶しています。

 

講義 女性と漢方 

 

荒木正胤 先生 『漢方養生談』より

 

漢方では、古くから婦人の三十六疾といって、男性にはみられない病気

があって、『血のやまい』とか『血の道』とかいっていました。

幕末にでた古方医学の大成者尾台榕堂先生は、その名著の中で、「婦人が

故なくして、寒けがしたり、体がカッと熱くなったりして、頭痛、目まい

みずおちのところがつかえて、嘔きけ、胸わる、体がだるく、あるいはシ

ビレたり、なんとなく気がふさいで人に対することをにくみ、あるいはし

きりにあくびがでたりするものを俗に血の道といっているが、柴胡桂枝湯

を与えるのがよい。」といっています。

 

荒木先生の解説と、横田先生の解説を交えて朽名先生に女性の血の道症、更

年期障害に使用する湯液の解説をして頂きました。

 

坐禅

 

私個人は、「どうしたら、上手く坐れるか」をテーマに坐らせて頂きました。

曹洞宗の板橋興宗禅師が以前NHK『こころの時代』で語っておられましたが

「わしは六十年坐禅をしている事になっているが、今でもいろいろ(坐禅中)

沸いてきます」なかなか上手く坐るのは難しいのだなと感じます(^▽^)

 

次回3月は第3土曜日21日に行われます。奮ってご参加下さい。

 

文責 森

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 東京接心 | 17:05 | - | -
2月 東京月例会

2月16日、根津の七倉会館で東京月例会が行われました。

1.静座

静座または坐禅。「身息心の調和」言うは易し行うは難し。


2.講話 原田修観先生

原田先生から皆さんに伝えたいことをお話ししていただきました。

〇去年の暮れに経験した酷いギックリ腰から考えたこと
 ・20数年ぶりの激しい腰痛で、腰痛や痛みで苦しむ患者さんの気持ちが良く分かった
 ・陰から陽に復すことの大切さ
 ・陰証の痛みは激しい

〇激しい眩暈、鼻水発作
 ・まさに「小青竜湯証」になって「お腹の冷え」が温まった瞬間の感覚

〇万病一風論の大切さ
 ・『万病一風論の提唱』はいやしの道協会で学んで行く上で基礎、土台となるものである
 ・「道」が一番大切

〇観風先生が到達した「いやしの道」の世界を考察する
 ・病の経験
 ・坐禅→悟り→仏教について勉強(聞→思→修)
 ・慈悲心、仏性、菩薩心
 ・施無畏

原田先生は、日々経験される様々なことの一つ一つを掘り下げて考えられ、治療のヒント、ご自身の栄養にされているのだと感じました。

又、最後に前之園先生が、
「坐禅をするだけでは『禅をやっている』ということにはならない。『いやしの道協会』では、特別『禅』にこだわらない立場をとっており、皆さんの日々が道場になり日々が坐禅になるように、何をしていても『道』につながるようにという心が大切と思う」
「自分の分かるところから観風先生の世界とつながることができたら良いのでは」とおっしゃいました。

非常に大切なお話だと思います。原田先生、ありがとうございました。


3.症例検討
「変形性膝関節症と多愁訴を持つ患者の症例」坂井敏恵先生

 

今回も、通常の形式での症例検討ではなく、「聞いている皆さん自身が、この患者さんをどう診るか」ということを明確に意識するべく、【はじめに】から【治療方針】までを読んで、参加者全員が稽古用紙を記入することから始まりました。


【はじめに】右膝に変形性膝関節症があり、動作時に激痛が出る患者。胃の不調を主訴に治療をした後、膝の調子が良くなったと言われ、腹部の状態の変化が下肢の動きに影響したのだろうかと思った。その後、膝痛が大分良くなったが、歩きすぎや階段等の使いすぎで痛みが出た後、胃の不調に関係なく、膝痛が出ている。又、多愁訴が出て、なかなか安定しない。今後の治療へアドバイスをお伺いしたい。

【患者】、【初診日】、【主訴】、【その他の症状】、【現病歴】、【既往歴】、【個人歴】、【診察所見】:省略

【診断】胸中の邪熱はわからなかったが、背に汗をかいたり、舌の赤さ、季肋部の圧痛等から、胸に邪熱がある少陽病タイプと考えた。慢性的な水毒や食滞により左腹部に拘攣があり気血の瘀滞がある。夫の病気に対する不安と、消化器に負担をかけて、腹部の拘攣が強くなり、心下部にも痞えが出ている。
【治療方針】左腹部の拘攣を緩め、肩甲間部のスジバリを緩め、心下部の痞えを取り、消化機能を助ける。

【治療・経過】:省略

【考察】患者が「調子が良い」と言うのを、膝痛がないのかと思っていたら、痛みがあっても、歩き出すと痛みなく歩けたり、激痛が治まれば痛くないと言っていたので、痛みの具合を把握できていなかった。年末からお正月にかけては膝痛もなく、ずれたような時に出る激痛も少なかったが、孫の送迎がなくゆっくりできたのが、精神的、物理的に良かったのかもしれない。お参り後、痛みが出てからは、歩くたびに膝が痛いと言う。歩き方は、股関節を少し外旋して立ち、膝は伸展しきれず、右足を引きずるようにしている。左腹部の拘攣が強くなると、その引き攣れが足の動作へ影響して、痛みの緩和動作の調整がしにくくなり、膝痛に関与するのかと思った。又、消化器への負担からも脾経の流注である膝に症状が出ているのかとも思う。その後の経過では、胃の調子が良くても腹部の拘攣が強いこともあり、ストレス等が関係しているかもしれないが、拘攣が膝痛に関与するのは一端で、それ以外の膝痛に関連するポイントにうまくアプローチできていないのだと思う。膝関節の変形の状態も進行しているかもしれない。痛みが強くても筋力が落ちないようにと、孫の送迎以外にも坂道を使っていた為、痛みが減るまでなるべく歩かないようにお願いした。また、運動療法(座位で膝の間に挟んだクッションを締めつける。)をしたら、膝内側と鼠径部の下に痛みが出たので中止した。今までも運動療法をすると悪化してしまう。痛みを誘発せずに、下半身の筋力をつける運動を見つけたい。
性格は活動的で、夢中になり興奮しやすい為、何か動揺するようなことがあると、下腹が虚していて、気が上りやすく上に症状が出やすいのだと思う。首を痛めたり、転倒により、首や後頭部に瘀血があると思われ、本等を読む姿勢でも凝りやすく頭重等出てくるので、長時間しないように、姿勢も気をつけてもらっている。それとは別に、便秘気味で頭重等の症状が出る時は、陽明病のように上衝するのかと思う。普段は便がたまっている感じはうけず、それに対する治療ができなかった。


熱なのか冷えなのか、お腹や他の部分の所見で見逃しているところはないのか、お腹の状態と膝の状態の関連性、治療の妥当性などについて検討しました。
一回一回の治療だけではなく、初回、次回、その次、、、と進めていくにつれ、確信を持って治療に当たって行けるかどうかは、「仮説」&「検証」が大切だと感じました。

自分のところにこの患者さんが来たらどうするか…と本気でイメージして症例検討に参加することで、「ふーん。そういう症例があったのか。」と聞いて終わってしまうより断然沢山の学びがあると感じます。

 

又、前之園先生から、「臨床で壁にぶつかった時は、指導者の先生にどんどん質問して下さい。」との有難いお言葉がありました。
質問のベースになる準備、整理をするということが大切ですが、どんどん質問していきましょう!


4.実技稽古

中伝同士、初伝同士が組み稽古を行いました。
この時間に技術的なことはもちろん、臨床で困っていることなどの質問、相談に乗って頂くこともできます。


(文責:中川)

| ◇東京月例会 | 14:45 | - | -
2月 福岡の勉強会

2月 福岡の勉強会

前回、大熱の鍼をやりました。

さっそくご自身のお子さんの風邪を治すことができたと、参加者から嬉しい報告を貰いました。

 

---(今日の内容とメモ)---------

1、静坐法

・今月の訣は「細」です 

 

2、『方伎雑誌』から

・麻黄湯

・傷寒について 

外感感染症に対して古方がどのような視点から病をみていたのか

 

4、『傷寒論真髄』

・新型コロナに関する情報

中国からは、中医学によって弁証された情報が沢山報告されてきています。各地域によって報告された弁証がそれぞれ異なる点が興味深い。概ね湿・熱・肺といったキーワードが並びます。古方ならどうするのか。

・真武湯について

 

3、『鍼道発秘講義』大寒

・寒に対する鍼です。

感冒=熱証と思っていると失敗します。

 

4、実技稽古

・大寒の鍼の稽古

 

 

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*資料は用意していますので、初めての方でも安心です。で、何回か来られたらぜひ、四部録買ってね。

 

次回は3月15日です。 (文責:燈観)

| ◇福岡の勉強会 | 10:22 | - | -
関西支部研修会
2月9日(日)高槻市民会館にて関西研修会が行われました。

京都は今冬初の綺麗な雪景色でしたが、高槻は澄み切った青空でした。



○講義「刺絡聞見録」井上泰観先生

治験聞見録、を説明して頂きました。



「大工をしている五十才すぎた男性が発背(背中に出来物できる病)を患い、命短いと心痛めているが、刺絡治療を二回して治った」との治験例。他に瘭疽(指先に出来物できる病)瘍・疔なども直せると記されています。
生活の様子や心持ちの記載より、昔も今も基本的な人の営みや悩みは変わらない、と思えて古典を身近に感じます。


どこをどうして刺絡したのか、書かれた内容から、あれこれ皆で考察しました。




○講義「傷寒論真髄」村田底観先生

364章四逆湯、371章白頭翁湯、374章小承気湯を解説して頂きました。




48章より先表後裏、32章より先急後緩の原則を比較。同じ下利でも、状態は様々違う。先ずどこを治療するか誤らないこと。
実熱か真寒仮熱か、熱を瀉してしまってよいものか、難しいが虚実をよく見極めるのが肝心。



(午前とお部屋が変わり、午後につづきました)



(フワフワした白い頭の様なタネが名前の由来、白頭翁の画)


本日の漢方は、小承気湯を試飲、拝見させて頂きました。






○実技 基本の型

基本の型を15分時間制限で行います。
気付けば知らず知らずのうちに、時間の感覚が付いてきます。





○実技 腹診と手足の切経の対応

腹と手足の対応は、いろんな反応が楽しく、時間があっという間に過ぎます。最後は組ごとに発表し合いました。




1組目




2組目





3組目






○丹田呼吸と身体づくり

今日のテーマは、頭を空にして身体に任せて坐ってみること。
私は、雑念を持たず頭は空にできましたが、時間いっぱい船を漕いでしまいました…。




○実技 相互治療と課題の発見

実践練習するのはとても勉強になります。そして、ゆっくり治療を受けられる貴重な時間。やっぱり、鍼の響きは気持ちいい!





○振り返りの会




体調良くても悪くても、朝から無理で昼からになってしまっても、今日も参加できた事で、各々ありがたい学びがあった事を報告し合い、研修会終了しました。遠方からの参加者さんは、早朝からのお出かけ、長い一日お疲れ様でした。


次回は、3月8日(日)高槻市民会館にて行われます。どうぞ奮ってご参加ください。
(文責:田原)
| ◇関西支部 | 21:54 | - | -
2月 笠間研修会

ポカポカ陽気から一転、平年並みの気温に下がった週末。

2月1日〜2日にかけて、笠間研修会とミニミニ接心会が行われました。

 

洗心館に着いたら、座禅堂に移動します。

気温が低いせいか、空気が澄みわたり星が肉眼でもよく見えます。

天然のプラネタリウムですね✨。

これはスマホのカメラではお伝えしきれない感動なので、是非とも笠間研修会に参加し、その目で確かめてみてください😉。

 

1、座禅

指導者の藤田先生より、初伝の中野先生へ版木の指導が行われています。

こうして先輩方が八郷接心時代から培ってきた経験が継承されてゆきます。

座禅堂から見える景色です。

合宿所が山の上なので、麓の町の夜景がとても綺麗です。

もう少し暖かくなったら、屋外で坐禅をしてみたいですね。

夜の座禅は3炷座ります。

合宿所の座禅堂もすっかり綺麗になりました。

中野先生、迫力あるお見事な版木でした。

中野先生の気合にあてられて、合宿所の犬達も大合唱をしていましたね🐶。

 

2、傷寒論真髄講義

前回の続きで機関誌『いやしの道 14号』を読んでゆきます。

今回は『邪とは?毒とは?寒熱とは?虚実とは?』、その定義について坂田先生からの質問があり、白熱のあまり終了時刻を1時間オーバーしてしまいました💦。

 

3、茶礼

もはや冬の恒例行事と化している感のある熱燗です(笑)。

座禅修行、傷寒論真髄講義で心身共に酷使した体に染み渡ります(笑笑)。

中野先生が海野先生よりいただいた高級食材『カラスミ』を持ってきてくださいました!

海野先生、ありがとうございます。みんなで美味しくいただきました。

…出張板前?。いえ、高橋先生です。

高橋先生、似合い過ぎていて怖いです(笑)。

これから受け継がれるだろう、典座用エプロン!(藤田先生 寄贈)

 

2日目

1、開静・掃除

朝5時に起きて掃除を始めます。

お世話になる合宿所ですから感謝を込めてお掃除です!

 

2、朝課

舩阪先生の気合の入った木魚のリズムに合わせて禅宗日課聖典を唱えてゆきます。

そらで唱えられる所も増えてきたので、聖典を見ずに挑戦してみるのですがまだ詰めが甘いかな…と反省しました。

 

3、粥座・片付け

昨夜の茶礼で本職の板前さんかと見紛う姿を披露してくださった高橋先生の典座です。

きのこ粥と白菜のお漬物、白菜は坂田先生からの差し入れです。

皆さんのご厚意・協力・努力で笠間研修会は成り立っています!

 

4、座禅

朝の座禅も昨日に引き続き座禅堂で窓を全開にして3炷座ります。

心なしか朝の寒さは夜の寒さと質が違う気がします💧。

我々の気合も、迫力ある版木の音も吸い込まれてしまいそうな澄み渡った冷気でした。

 

5、作務・治療

今回から使用させていただいている座禅堂を窓からサッシまで感謝を込めて綺麗にします。

治療の方は、前回も来ていただいた地元の方(2名)を藤田先生、船坂先生が治療にあたりました。

 

6、斉座・片付け

そうめんを湯にくぐらせていただきました。胃に優しいので自宅でも試してみたいと思います。

反省会を行って観風先生宅へ移動です!

 

ミニミニ接心会

 

1、座禅

掛け軸は「春風満草庵」です。春の兆しを感じる日差しの中で座ります。

 

2、講話(言志四録)

佐藤一斎の『言志四録』を読んでゆきます。

その流れでいやしの道の修行に於ける学術だけではない『道』の重要性に関するご指摘を観風先生よりいただきました。

厳しくも暖かいご指摘に身が引き締まる思いです。

 

3、実技

 自分の課題を自分自身で工夫し、出来ないことを自分の考えを述べた上で、先生にぶつける。

各々の課題を出し合いながらの実技となりました。

いやしの道協会の月例会で学んだ技術の確認、臨床でぶつかっている壁、などなどを観風先生に直接質問出来る貴重な時間です。

 

4、反省会

反省会では皆が各自の反省・課題をあげてゆきます。

時間が少し余ったので、昨日の傷寒論真髄講義の疑問点を観風先生にぶつけてみました。

結果、観風先生による一刀両断!

快刀ならぬ、快答乱麻を断つ。御見それしました。

…あの白熱した1時間はいったい…(笑)。

 

次回の笠間研修会は2月29日〜3月1日の月またぎの形で開催されます。

皆様、奮ってご参加ください。

(文責:松本、中野、坂田)

| 笠間研修会 | 21:00 | - | -
1月 東京接心会

例年より暖かい日が続く1月25日(土)駒込の勝林寺さんにて、今年最初の東京接心会が行われました。

 

 

[実技]

一般の患者さんへの治療と初伝者は指導者のもと課題を稽古します。

 

 

 

[講義]

今回は朽名先生による、過去の「原初生命体としての人間」の講義を踏まえての「もの」と「こと」についてになります。

 

 

 

今まで「こと」についての重要性を学んできましたが、「もの」から入る「こと」であり、いきなり「こと」に行くのではなく、「もの」を考えてから「こと」に行くことが重要だと語られました。

我々の「鍼灸による日本的ないやしの道」も「日本的なものにゆく道」に繋がるのだと。

「もの」とは物質だけでなく「こと」的なものも含まれると、400年前の掛け軸を前にしての多くを感じさせる、有意義な講義となりました。

 

 

 

[坐禅]

 

坐禅後は般若心経を皆で唱和しました。

 

 

次回の東京接心会は2月22日(土)17寺半からになります。

どうぞご参加くださいませ。

 

(文責:中野)

 

 

| 東京接心 | 14:00 | - | -
1月 東洋医学と養生の会

1/26(日)、京都の上賀茂にある「心耳庵」にて

今年最初の東洋医学と養生の会が行われました。

事前の雨予報が外れて、小春日和の穏やかな一日となりました。

 

 

経絡流注講義(玉水先生)

 

一般の人が来られる前に鍼灸師の希望者が集まり

経絡流注講義の勉強会をしました。

この日は「足の太陽膀胱経」の続きと「足の少陰腎経」の

病症の一部をやりました。

鍼の刺入方法のお話で、痛む部位に直接鍼を刺す方法と

直接は刺さず、痛む部位の上下を刺す方法があるという

お話がありました。

 

 

東洋医学と養生について(村田先生)

 

初めて参加の方がおられたので、まずは自己紹介から。

その後、ちょっと変わった趣向で「健康に良さそうなお茶」の飲み比べ。

 

 

ビワの葉茶、すぎな茶、くわ茶、大麦若菜茶、よもぎ茶の5種類。

 

養生の基本は自分にとって気持ちが良いことをすること。

「心地良い」という感覚がどういうものか

お茶を飲むという行為を通して感じてみました。

 

 

ただ味わうだけでなく、喉を通る時の感覚なども意識しながら

順番にお茶をいただきます。

 

感想を後で発表しあったのですが、飲みやすいと感じるお茶は

皆それぞれ、バラバラです。

同じお茶でも「喉を通る感覚が嫌だった」という人もいれば

「飲むとスッキリした感じがして良い」という人もいます。

また「塩気を感じた」という人もいれば、「塩気は全く感じない」

など味覚にも差があります。

「1回目は美味しく感じたが2回飲むと喉に嫌な感覚がある」

「以前飲んだ時は飲みにくかったけど、今日は美味しく感じる」など。

同じ人でも、その日の体調や飲み方などにより「心地よさ」も変わります。

 

その結果から、巷で溢れている所謂「体に良いもの」が

いかに個々の状況により違うものか、というのを考える機会になりました。

 

 

 

体を動かす時間 丹田呼吸法など(玉水先生)

 

まずは風邪が流行るこの時期に「あいうべ体操」の紹介がありました。

福岡県にある、みらいクリニックの今井一彰院長が考案したもので

口呼吸を鼻呼吸に改善していく体操です。

「あー」「いー」「うー」「べー」と口を大きく広げたり、すぼめたり

舌を突き出して下に伸ばしたりする動作を順番に繰り返します。

 

 

インフルエンザの予防や、花粉症などのアレルギー症状の改善など

様々な効果があるそうです。

小学校や病院でのリハビリなどにも取り入れられています。

 

実際やってみた感想としては、口と喉の辺りがスッキリするような感じです。

「鼻が詰まっていたのが通った」「口の中が潤った」という感想もありました。

道具もいらず簡単に出来るのが良いです。

 

あいうべ体操の次は、足の指を広げたり足首を回して、ほぐしていきます。

 

 

足がほぐれたら、次は体をゆらゆら。

背骨をやわらかくする感じで、縦、横。

骨盤もゆらゆら、ぐるぐる。

動きやすいように自由に動きます。

 

 

最後は呼吸法。

ゆっくり吐いて、自然に吸って。

お腹を膨らましてへこませて。

何度か続けます。

 

 

良い感じに体が温まってきたところで終了です。

 

鍼灸体験の時間

 

体調悪かったので、治療の時間がありがたいです。

鍼灸師同士でも治療をします。

 

 

一般の方もそれぞれ不調なところがあるそうで

鍼灸治療を受けてもらいました。

 

 

振り返り

 

季節柄でしょうか、風邪を引いていたり体調不良の

参加者が多かったのですが。

鍼治療を受けて元気になった人や、逆に鍼治療をしたら元気になった

という鍼灸師もいました。

 

 

 

 

次回は2/23(日)に開催予定です。

(文責:竹ノ上)

 

 

| 東洋医学と養生の会 | 22:43 | - | -
1月杉山真伝流勉強会

『杉山真伝流』勉強会 第171回 令和2年118

              講師 大浦慈観先生

◆◆◆シリーズ:『杉山流三部書』から(30)◆◆◆

今回のテーマ:『撰鍼三要集』(九鍼図、十五絡脈)、『十八術』より(細指術)

 

R2年2月15日(土)より第35期 開講

講師 大浦慈観先生

◆日時:毎月、第3土曜日。PM5:00〜8:00。

◆場所:(上野)七倉会館2階 (台東区池之端)2−5−47 七倉神社境内)

    地下鉄千代田線・根津駅南口下車、徒歩2分。

    JR上野駅・公園口下車→徒歩15分

◆会費:3000円(但し、5回前納の場合は10000円。

◆主催:日本古医道研究所―主催:いやしの道協会

大浦先生のメッセージです。

 いやしの道協会の師範を努めています。横田観風先生に師事して26年になります。

平成15年1月に、江島杉山神社に保存されていた「杉山真伝流」の原本に出会った

ことで、縁人生も大きく転回し、文献を修理保存した後影印本「秘傳・杉山真傳流」

を出版し、さらに、和訓・注釈本を発行しました。平成19年には現代臨床に生かせる

「杉山真伝流臨床指南」を出版し、平成24年には「DVD BOOK杉山和一の刺鍼

テクニック」を出版しました。今後は、より広く深く古来からの日本伝統鍼灸のあり様

を追求してゆこうと思っています。「真伝流」の到達した高みから、それ以前の

「打鍼術」や「撚鍼術」諸流派の流儀も検証する必要があるでしょう。これは多くの

仲間たちとの研究・研鑽の中からしか、達成できない目標です。臨床にたずさわって

いる方、これから鍼灸師として活動しようとしている方も一緒に勉強し、実地試行錯誤

してみましょう。こうしたは、あなたの臨床の見方や治療内容も豊かにしてくれる

はずです。

1「撰鍼三要集」より(8)

【九鍼図】(古代九鍼)

*鑱鍼ざんしん)陽気を瀉す、浅刺に用い熱病、皮膚病を治療する。

*円鍼(えんしん)鍼尖が卵形で分間(筋肉)を楷摩し、(なでさすり)肌肉の疾患に用う。

*鍉鍼(ていしん)先端が稗・粟の実のように鋭い経脈を按じ、気のめぐりよくする。

*鋒鍼(ほうしん)三稜鍼のこと。排膿、刺絡。出血させ癱腫・熱病・急性胃腸炎の治療。

*逸(ひしん)瘡傷を切開し、排膿放血する道具。

*員利鍼(えんりしん)急性病や癱瘍やしびれをとる

*氂(り・からうし)ヤクという意味がある

*毫鍼(ごうしん)現在最も使われている。人体の穴位を刺し治療の目的を達する。

*長鍼(ちょうしん)深部の遠痹をとる。多くは深刺に。慢性風湿病、座骨神経痛。

*大鍼(だいしん)多く全身の水腫や腹中の癥瘕などの病に用いる。

他十五絡脈を語註は代田文誌の「鍼灸治療学」を参考にした。

鍼実技は「十八術」より第5「細指術」目的は皮膚の表位に風寒暑湿の外邪が留まり、

気が鬱滞してもろもろの痛みを出している病態に施す。鍼を管に入れ痛む所に当て、

官頭から出た竜頭を指先で一二百回ほど細かくたたく。

 

次回は2月15日です。

市川友理

| 杉山真伝流勉強会 | 00:52 | - | -
1月 福岡の勉強会

1月 福岡の勉強会

新年最初の勉強会です。相変わらず少人数の勉強会ではありますが、本年も地道にやっていきます。ド基礎から、漢字の読み方からやってます。皆さんガンガンふりがなをふって行ってください。

 

---(今日の内容とメモ)---------

1、静坐法

・今月の訣は「長」です 

 

2、『方伎雑誌』から

・そのほか、当会でよく聞く○○○○・・・の簡単な紹介

・天然痘から学ぶ、外感病の話

・胃腸障害のはなし

 

4、『傷寒論真髄』

・桂枝湯について

・天然痘の話をうけて-新型コロナやSARS,ペストなどの感染症と中風との違いについて

・なぜ古方に学ぶのか―金元四大家から後世派、古方派の特徴について。古方の治療がどのようなものなのか。具体的に理解できたと思います。考え方が違うというより、捉え方が異なります。また技術や学問は、そういった体系が誕生した背景、そういったものが求められた歴史的な経緯を知ることも大切なので、今月はその辺の話もしました。

 

3、『鍼道発秘講義』大熱

・ド基礎です。来月は大寒の鍼をやります。

 

4、実技稽古

・散針の稽古

技術は反復です。まずは1000回、そして10000回やってください。生きた技術になります。形やリズム、間を盗んでください。そして臨牀で使ってください。

 

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*資料は用意していますので、初めての方でも安心です。で、何回か来られたらぜひ、四部録買ってね。

 

次回は1月19日です。 (文責:燈観)

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