いやしの道協会ブログ

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7月杉山真伝流勉強会

 

◆◆◆シリーズ:田中知新流と杉山真伝流(27)◆◆◆

        講師:大浦慈観先生

今回のテーマ「五蘊抄」南(健忘・狂気・打撲・金瘡)、夜寒術・天地交術

 今回で田中知新流は最終回。

テーマは「健忘・狂気・打撲・金瘡」をまとめて行いました。

「健忘」は、百会に灸とあります。大浦先生も、頭がボーっとしてしまった

年配の女性に、百会に灸をして気付けをすることができた経験があるそうです。

百会は、灸を受けると身体の芯から下に響く感覚があるので、それが功を

奏するのでしょうか。頭部への灸ということで、ハゲに灸する注意点へと

話はころがっていきます。円形脱毛症には、灸がいいようですね。

大浦先生からは、円形脱毛症への鍼の仕方も教えていただきました。

「狂気」には、大椎、身柱とあり、『鍼針抜垂伍行三術秘要集』には、

「灸」とあります。精神科疾患を抱えた方は、胸中にかなりの熱を持っている

のが特徴です。大浦先生は、刺絡を選択するそうです。私は深谷灸法にある、

自律神経の調整として上位胸椎の圧痛点に灸とあるので、灸もありえると

考えますが、どうでしょう。

「下気」は、気を降ろす鍼のこと。印堂、三里とあります。

ここで『鍼灸秘伝』にはありませんが、『鍼針抜垂伍行三術秘要集』には

「へひる」と注釈が入っています。「へひる」とはオナラのこと。

昔はオナラを下気と言うことがあり、本を写した人が内容を考えずに

注釈を入れてしまったようです。注釈がかえって、難しくして

しまっている例です。先生も、古い文献を読むときに悩まされるとのこと。

注釈も入り、いろいろな人の考えたかが混じった文章を、どこに真実が

あるのかを考えながら読み解いていく作業は、とても大変な事だと思います。

「落高打身腫痛」には、懸鐘、大椎、陽陵泉とあり、さらに「愛洲鍼」

となっています。真偽は分かりませんが、剣術にある愛洲陰流の愛洲氏が

用いた鍼のことを指しているようです。身動きができなくなっている人に、

動けるようにすることを目的とした鍼なので、かなり強刺激だったのでは

ないかと解説がありました。これは、ちょっと受けたくないですね・・・

『端座流当流鍼書』からは、「おこりの鍼」「吐逆をとむる鍼」「血止め鍼」

について読解をすすめました。

杉山真伝流のデモンストレーションは、「二十五術」より後楽術・散秘術ですが、

説明のみとしました。かわりに、体調を崩している受講生をモデルにして

先生の施術を見せていただくこととなりました。本日の昼食後、

急に心窩部が固くなり、呼吸も苦しくなってしまったとのこと。

現在は、まだ心窩部あたりがおかしいという主訴となっています。脈は左が弱く、

舌は大きな問題が見られない。お腹を触ると冷えて、左の腹直筋が大きく

タテにつっています。また、お腹の左側に鼓音があり、ガスが溜まっているのが

分かります。息ができないので、横隔膜も硬くなっているはずです。


大浦先生は、最初に左側の足三里からしっかりと気を通しました。

これだけで、かなりお腹をゆるまります。腹直筋の残ったところに

鍼をポンポンとし、中脘から固くなった横隔膜に響かせて、さらに

お腹を温めていきます。背中は練習の時間に受講生に施術してもらう

ことで終了としました。たった、これだけの手順で簡単なようですが、

身体のイメージと、それを鍼でどのような効果を出していくのかを、

しっかりと表現するのがとても大事なことです。
そこに、何のために、どんな鍼をするのか考えなくてはいけないと、

教えていただきました。


次回は8月26日(土)です。

☆日程変更のお知らせ
8月・9月は、会場の都合で下記の通り、日程が変更となります。
8月26日(土)
9月23日(土)

林 弘観
 

| 杉山真伝流勉強会 | 21:20 | - | -
7月湘南研修会
7月13日木曜日、平塚市民センターにて湘南研修会が行われました。



○調和息



腹式呼吸→逆腹式呼吸







手に集中→気を込め動かす
押手刺手の形で気を操作





丹田にモノを置き→しっかり動くのを確認


○組稽古


ひと鍼、ひと捻り、問題点や疑問など、細かな部分までご指導頂ける、貴重な練習時間です。






<












ん?
窓の外に何かが?!




スコールの様な雨が通り過ぎた後…
見事に端から端まで見える、綺麗な虹でした。




○ブレイクタイム





今日のおやつは、海野先生宅で育てられた、今朝採れたてのトマトを頂きました。
甘さ控えめで酸味あり、自然な懐かしい美味しさでした。


○講義「傷寒論真髄」海野先生

先月より引き継ぎまして、356章茯苓甘草湯の治療法について、解説して頂きました。


茯苓甘草湯症の治療法を検討するポイント
●腹部には胃内滞水がかくれ、急迫的に気が上逆することにより、胃内に停滞していた内容物を嘔吐し、同時に動悸(心下悸)が激しくなる状態であり、同時に小便不利も伴う。 (73章解説文より)
●茯苓がメインなので、水毒が関わっている。
●パニック障害に用いられる薬方の半数以上に茯苓が用いられる。
(いやしの道10号高木先生論文より)
●似ている茯苓杏仁甘草湯の症例も参考にしてみる。

●鍼道発秘を参考にする。
痰症、水毒の治療法→寒の治療法に近い。(胃内滞水)
パニック障害の治療法→肝症の治療法に近い。(上部消化管周辺の水毒)


来月は359章へ進みます。


次回の研修会も、第二木曜日に平塚市民センターにて行われます。

また、止むを得ず開始時間は変動致しますが、年内は下記の通り予定が決まりました。
お間違えの無い様ご注意の上、どうぞご参加くださいませ。


8月10日木曜日は、13:00〜17:00まで
9月14日木曜日は、13:00〜17:00まで
10月12日木曜日は、13:00〜17:00まで
11月9日木曜日は、17:30〜20:30頃まで
12月14日木曜日は、13:00〜17:00まで




(文責:田原)
| 湘南研修会 | 07:55 | - | -
7月 東京月例会

蒸し暑さも一入の三連休の中日 7月16日(日)根津 七倉会館に於いて 東京月例会が行われました。

 

1.静坐

身・息・心の調和を目指し、10分ほど、静かに座りました。

 

2.講話

堀雅観先生「私の手の内」
いやしの道の基本手技である、単刺、引き鍼、散鍼、に関する堀先生なりの手の内の工夫について、実演を交えながら発表していただきました。


 初伝者には、型を習得した先に在る課題として
 中伝者には、各人の工夫のプロセスの或る一例として
 指導者には、技術を共有するための表現方法の或る一例として
 お話し下さいました。

 

堀先生は、この講話のために準備をされていたところ、伝えたいことが抑えられなくなったそうで、静坐の時間を短縮して、熱い講話が始まりました。

*臨床に必要な技能*
診察する能力・・・基本の型で身につける

診断する能力・・・『傷寒論真髄』を通して、からだの中をイメージすることを学び、身につける。
治療方針を立てる能力・・・『いやしの道機関誌』第17号(堀先生ご寄稿文)を参照。
治療方針を立てて実行する能力・・・今回お話しいただいた、手の内。

・単刺(管鍼法)の手の内
1)立管、2)弾入、3)抜管、4)刺入、5)補瀉、6)残心の6つの手順に分解し、それぞれ解説していただきました。

立管での手の内では、生きたツボの真上に鍼先を置くことができるようにするため、自作の箱を使った稽古方法(*1)を、
刺入での手の内では、的当ての稽古方法(*2)をご紹介いただきました。
堀先生がマッサージ屋さんでアルバイトをされていた頃、空き時間にはこの的当ての練習をずっとおこなっていたそうです。

(*1:ディスポーザブル鍼の箱に1ミリ弱の穴をキリで開け(「S」印の下にかすかに見える穴)、目視せず手の感覚だけで穴を探り鍼をその穴の上に置くとすとんと鍼が穴に落ちる装置)

(*2:鍼管を硬結と見立て、タオルでくるくると巻き、タオルの上から硬結(鍼管)に当たるように刺入する)

・引き鍼の手の内
1)気の同調について、2)引き鍼における弾入について、3)補法の引き鍼のイメージについて、4)瀉法の引き鍼のイメージについて、引き鍼の実演(*3)やチベットのシンギングボール(チベットの法具)の実演を交えて、解説していただきました。

(*3:中伝の方がモデルとなり(症状:くしゃみ。かぜっぽい)、術者、患者、それぞれが感じていることを実況中継)

 

 

・散鍼の手の内
1)散鍼のタイプを決める諸要素について、2)代表的な散鍼について(両手単式斜刺瀉法散鍼、両手連式斜刺散鍼、両手連式直刺散鍼、片手散鍼)、3)稽古において(散鍼のタイプを言語化した意義について)、散鍼の実演を交えて、解説していただきました。

・手の内より重要なもの
術者の施術時の身体(腰を立てる、上虚下実、等)の重要性、そして、知識や技術のみでは無く、道(人間性、等)が重要で有り、愛に基づきポジティブな気持ちでその人をいやしたいと思って治療をしているのか、ということが、治療効果にダイレクトに影響する、といったことをお話しいただきました。

自分の中に恐れ(経営上の不安、治療効果が出るかどうかという不安、等)をもって治療していると、あまり良い気が通らない上に、悪い気を注入することにすらなるのではないか、という言葉が、印象に残りました。

具体的にイメージすることの重要性、工夫(探求)すること、鍼という道具が持っている特性(鍼先に気を集める機能)を活かすこと、学術(知識、技術)も身体も意識(道)もそれぞれが重要で有り必要だということ、全てを身につけることにより最終的には無意識の内に事をなせるようになること、といったことを考える機会となりました。

 

「・・・みないでやれる感覚がだんだん養われていくので脳の中の空間認識能力を使っているなあとおもいました。手の内というのも、頭の中で感じた情報と手を動かすというものと、そこから手がキャッチする情報を頭の中で統合しながらやっているので、手の内というのは脳の中でつくられるものだなと最近は思っています。カッコイイ台詞だなと、言ってやろうと思って。」

 

3.臨床検討会

伊藤里香先生「喘息と体質改善の治療」

当初の主訴である腰痛の治療から、喘息、胃弱等の背景があったため、体質改善の治療に移行し、瞑眩のような症状を経つつ、もともとあったからだの不調が改善に向かっている症例を発表していただきました。

からだの見方、喘息や体質改善の治療、復調する際に起こる可能性が高い瞑眩について、等等、考える機会となりました。

【患者】女性 39歳 瘦せ型(160cm 43kg)
【主訴】喘息
当初、運動中に右腰が激しく痛くなり、来院(第5診目で治癒)。
第2診目、腰痛の他、咳の発作がひどかったため、急遽喘息の治療を開始する。
子供の頃から咳喘息の傾向あったが20歳半ばから喘息気味に。2年前から顕著に増悪。発作がひどい時には吸入薬使用。
【その他】肩凝り/眠り浅く多夢/幼少時より顔に皮膚症状(乾燥による皮膚の荒れ等)が出やすい/腰痛(二十代より時折あり)/胃重/食欲不振(ストレス過多により食べられなくなる)/花粉症による鼻中渇き、目の痒み(ここ2年で症状が強く出るように)/月経前後に頭痛、便秘、倦怠感(高校生の頃から鎮痛剤が手放せない)/冷え症(左足が冷える)/朝方トイレに行きたくて目が覚める/7年前から体重5kg減少/去年、脂漏性湿疹(鼻周囲にでき桔梗石膏湯で治癒)になる/肝臓の検査値(ALP(GPT))が2年に1度は要観察になる(原因不明)/慢性胃炎/7年前ご主人の転勤で中部地方から関東地方に移住、4年ほど前から派遣社員として仕事をはじめるが、多忙のため去年夏に胃炎となり、さらに痩せた
【診察】脈診:浮 細弱遅および緊 右>左 右関強め
    舌診:紅舌 舌尖紅 舌下静脈怒張あり 乾燥
    腹診:図参照(**現在、準備中**)
【診断】ここ数年は過労が続き咳のため夜も眠れず食欲も低下してだんだん痩せて太れなくなり虚弱になっていった。喘息は幼少時より、その傾向がある為、胸に邪毒が存在し、過労、ストレス、天候、風邪などの要因により発作となる(所生病的是動病)。腰痛は元々体が硬い上に、休養、栄養不足により筋肉が硬直傾向なところに強めの運動を行ったところ痛めたと思われる。
【治療方針】#喘息→頸肩および胸部の邪気をさばき、季肋部や腹部の気を巡らせ、水滞や瘀血を除去し体質を壮健にし肺内の邪毒を排出させる。#腰痛→局所の熱感をさばき硬結を緩める。
【治療及び経過】加療 週1回/鍼 2番寸3使用/基本、先急後緩にて対処。
※以下、喘息治療の記載に重きを置く
・初診(平成29年2月6日)
腰痛を主体に治療。腎兪辺りの硬結、立ち上がりや前傾姿勢で痛む。腰部圧痛点の単刺、腹部の凝りに刺鍼、頸肩部の熱を散じ最後に痛い姿勢をしてもらいながら運動鍼。施術終了後のペインスケール10→5。
・第2診(2月10日)
腰痛がまだ残るものの咳の発作がひどく急遽喘息治療をする。手足によく引いて頸肩部の熱を瀉し、胸部散鍼、腹部を補う(天枢、中脘、水分)、季肋圧痛点を瀉す、伏臥位にて頸肩、上背部を瀉す(肺兪、頸リンパ腫脹部位、天柱周囲)、膈兪・脾兪補うように。最後に側臥位にて右痞根辺りを単刺。左足臨泣に引く。(これ以降、前述の治療をベースに継続)灸の指導、施灸開始(現在まで、毎日継続中)。4診までほぼ同様に。
・第7診(3月14日)
喘息発作が楽になってきている。便秘、食欲不振の訴え(胃の六つ灸、足三里など施術を追加)。鼻の周りに肌荒れが出始めたため、桔梗石膏湯の服用を再開。
・第11診(4月11日)
3月いっぱいで仕事を退職。治療に専念することに。天気や気圧の関係で喘息発作がひどく休めた感じがしなかったそう。食べられるようになってきているが、体重の増減なし。上背部の細絡より刺絡を開始。
・第12診(4月18日)
生理1週間前、易疲労、頭痛、胃重、花粉症(目の痒み、鼻の渇き)がひどく、咳の発作もあって薬を使用したとのこと。胃の動きを良くするため、左痞根に深く刺鍼している最中、気持ち悪さを訴えて胃液を吐いた。このあと胃重が消失。→ここからは後日談。翌日、胃痛がして38度の発熱がでた。病院にてエコー検査をしたが慢性胃炎の診断にて輸液をされる。2日ほど具合が悪かったが生理がきてスッキリしたとのこと。
・第13診(4月25日)
咳き込みが減って眠れるようになってきた。胃の働きを補うように治療。刺絡は1回お休み。
・第14診(5月1日)
食欲増進し、食後の違和感も消失。生理前後に頭痛あり。
・第17診(5月23日)
喘息が楽になったとのこと。食欲も安定している。咳発作より目の痒みなど花粉症状がつらい。生理時の鎮痛剤の使用が減ってきたが寝込むほどのだるさなどの訴えがある。
・第19診(6月6日)
口唇ヘルペスが出た(調子が悪いと必発)。喘息発作がまったく出なかったそう。頸肩部の邪熱が再び出てきた。
・第22診(6月26日)
明日よりパートで仕事を再開。食べられるが食欲なく胃痛、胃重がある。生理は楽になってきているが怠さと眠気が強いとのこと。
【考察】頻発する身体の痛みに対応しつつ、まずは虚弱体質の原因となった喘息と胃弱の治療を中心に施術を開始した。喘息は5月上旬には症状の軽減がみられ現在ではまったく発作がない時もある。食欲は退職した4月始めより出てきたが消化能力が追い付かず胃重になり、第12診で瞑眩様症状が出てから消化機能が安定した。38度の発熱にて胸中の邪毒が、季肋下の水毒が嘔吐にて排出されたと推測した。瞑眩様症状から胃痛が出て月経開始と共に消失したことが月経前症候群ではないかとの指摘もあるが通常時は片頭痛や腹痛がみられており、月経前で気がざわつき始めていたところ痞根の深鍼にて奥の筋張りが緩み気が動揺し、過食(久しぶりにゴボウや玄米等繊維質のものを食べ始めた)で弱っていた胃に症状が出たとイメージした。最近は再び頸肩部の「蒸し蒸しするような」熱気が感じられるようになり、鎮痛剤の服用は減ったが月経に伴う片頭痛、生理前後の疲労感などの訴えがある。また胃腸の調子が良いものの体重増加までには至っていない。喘息は症状が長期にわたり完治が難しい病であるが発作の誘因を除去しながら、やや心気的傾向のある患者を支え、今後も変化を観察していきたい。

*指導者の先生方、会場から(一部)*
 ・喘息の治療方法の例
  肺経の井穴刺絡や、肩甲間部に細絡があれば細絡刺絡
  腹部(とくに季肋部)をしっかり緩める
  腹部への施灸(沢田流五柱)
 ・喘息の場合、太陽病か少陽病かの見分けがひとつのポイントになる
  (伊藤先生は、本ケースは少陽病でベースに虚状ありと見立てた)
 ・参考図書
  『いやしの道機関誌』第15号
  (横田観風先生:鍼灸師のための『傷寒論』を学ぶ会講義録(小青竜湯))
  (安田無観先生:瞑眩についての覚書)
  『鍼道発秘講義』痰証の章
  『いやしの道しるべ』11p

4.実技稽古

指導者、中伝者、初伝者の組に分かれて
各々、実技の稽古をおこないました。

 

 

来月は 8月20日(日)14:00〜 開催されます。

(文責 小池)

 

| 例会 | 23:00 | - | -
7月関西支部研修会

79日(日)大阪高槻市芥川東部会館にて関西支部研修会が行われました。

今日は雲が低く垂れ込め、蒸し蒸しと雨の降りそうな天気です。

研修前の一ときを三々五々、自主稽古や気になるところの治療などで過ごします。

腹診

指導者の先生方は患者役となり、ビギナーの腹診を受けます。

ビギナーは順に先生方を腹診しては点検を受けます。

力の入り加減。冷え。熱。邪気の感じとその範囲。鎮静化している邪気の感じ。

腹中のガス。胃内停水。振水音。スジバリ。圧痛点。コリ。それらの深さ、固さ。

いままで分からなかった感じが、ふと掴めたりします。

かすかだった感じが、段々はっきりとしてきます。

「いやしの道しるべ」手ほどき篇

新しい方は愚楽庵で、石部先生の講義を受けました。

傷寒論真髄の講義       村田先生

71章 〜 103

五苓散のポイントは消渇と小便不利です。

葦原検校は小便不利に百会、肩井、項等といっていますが、鍼の技法書のなかでは独自の指摘となります。

多くの技法書では中脘、水分、気海、背の凝っている所、三陰交などを上げています。

水気の停滞する部位は横田先生の書かれているように、胃内だけではなく、下焦あり、脇腹あり、右あり、左ありとさまざまです。

水分の代謝に問題があるので浮腫んでいたりします。浮腫んでいるところに浅く鍼をして、その後温めたりします。

茯苓甘草湯証の人は、サウナなどで汗を出すと気持ち悪くなったりします。汗出ることによる水気の動揺による急迫症状といえます。

梔子甘草豉湯の虚煩は胸に熱はあるけれどエネルギーは不足している状態。「腹診考」では鬱証なる者多しといっています。頭の上に汗をかいたり、ものが食べられなかったりします。

梔子厚朴湯の臥起不安は不眠ともいえます。

梔子乾姜湯はあまり使われない薬方です。ノドのつかえがある時は胸の方でそれを取ります。

真武湯の真寒仮熱は、顔だけのぼせている場合と顔も青白い場合がある。小便不利であったり、逆に頻尿で尿漏れに苦しんでいたりします。

91章は脈をみて攻め方を変えることが書かれています。浮と沈では鍼でもやり方が変わります。清穀とは糞臭のしない下痢で非常に虚している状態です。

小柴胡湯の胸脇苦満は、東洞腹診では胸脇部の上に掌をのせ膨満感と熱を確認する。胸脇の下からの邪熱と水毒もともに感じたりします。

小建中湯。陽分と陰分に分けて、身体の状態をシンプルに見ている。良いと思います。前立腺肥大に処方されたりします。腹皮拘急とともに裏急も小建中湯の証で、裏急は腹底の拘攣はなはだしいこと、深く腹診して診ます。

大柴胡湯。この腹証の状態であれば、どんな病気にも使えます。しばしば便秘している。胸やけして、食欲は無い。舌は乾いて黄苔の可能性があります。

 

昼食

冷麦です。 副菜(卵焼き、ピーマンと油揚げの煮つけ、ミョウガ、生姜、トマト、梅干し2種)

色とりどりの具の旨みに、冷麦のやさしさが良く合います。とても美味しかったです。

前日から用意していただいた玉水先生ありがとうございます。

新鮮で甘いトマト、梅干しの差入れ、和歌山の先生ありがとうございます。

今日の漢方は「大柴胡湯」です。

型稽古・チェックシート

それぞれの課題に取り組みます。静かに濃密な時が流れてゆきます。

鍼道発秘講義        井上先生

今月も余論の続きからです。

「およそ鍼を用ゆる者は、まず我が心を定め、つぎに病人のこころをとるべし。」

こころとはなんですか?と質問が出ました。多くを知る指導者の先生方は、知識ではなく自らの言葉で話されました。井上先生の纏めに皆の期待が集まったのですが、纏めないまま次へと進んでいきました。(皆から突っ込みとブーイングの嵐が起きましたが、井上先生らしいと一同笑ってしまいました。自ら考え続けて下さい、という事でしょう)

講義中に、初学者の疑問に指導者の先生方が「邪気をどう感じるか」を話されました。

具体的な技術論で話される先生。

「現象をきまりきった言葉で括ろうとしないで、自分の言葉で掴む努力をする」

「固定観念をはずし、求めごころを捨て、鏡になる」

「自分を守らないで柔らかい状態を保つ。センサーをフラットに開いて、患者さんの身体に触れると悲しみが伝わってきたりする」

「邪気ではないが、弱々しく感じられるところに次々灸をしていって、なんとか公演の当日動けるようなった」

「患者さんを見て、目が停まる所、目が吸い寄せられる部位がある」

興味深い話を聞くことができました。

(大浦慈観先生の「腹診による「毒」と「邪気」の診察と鍼灸治療」を参考にして下さい。)

『生命から発する気は、その根元において「こころ」と密接に関連している。「こころ」の状態が、生命からそのまま波動となって外に放射される。』 鍼道発秘講義

 

実践稽古・フィードバック

 

実技の間に、烈しく雨が降り出し、稲光と落雷が次々続きました。実技の終わるころ、雷はどこかへ去りました。雷鳴の続くあいだ、こころの中では何かが帯電してゆくようでした。

 

感想会

反省会には抵抗を感じられる方もおられます。自らの欠点や失敗に注意が向いて視野が狭くなりがちで、可能性や気づき、シェアリングとはまた違ったものに成りやすくなるということで、これからは感想会となります。

来月から初学者のための経絡流注講義の勉強会が、研修会の始まる前の10時ごろから希望者で始まります。講師は石部先生です。

研修で「こころ」について討議がありました。テレビで見たティク・ナット・ハン師の話を思っていました。人はどんな心の中に暮らしているのかという話です。怒りや憎しみの中に暮すと、毒を吸い込むことになる。そうした集合意識のなかで暮らすのは人にとって良くない。サンガの大切な意味は慈しみの集合意識のなかで人が暮らせることにあると。研修会にはそうした意味もあると感じます。

 

〔関西支部研修会〕                    

   

8月20日(第3日曜日)
9月 ※本部合宿のため関西支部研修会お休みです
10月15日(第3日曜日)
11月19日(第3日曜日)
12月17日(第3日曜日)

〔東洋医学と養生の会(京都自主研修会)〕  会場:心耳庵(京都 上賀茂) 

※参加希望、問い合わせの方は玉水先生にメールして下さい。

7月23日(第4日曜日)、

 

文責:小倉

| 関西支部 | 17:44 | - | -
6月 東洋医学と養生の会

6月25日(日)、京都の心耳庵にて「東洋医学と養生の会」が開催されました。

 

参加者は、鍼灸師6名、一般3名。

 

第一部: 『養生訓』輪読

 

第一巻冒頭

 

「人の身は父母を本とし、天地を初とす。天地父母のめぐみをうけて生れ、又養はれたるわが身なれば、わが私の物にあらず天地のみたまもの、父母の残せる身なればつつしんでよく養ひて、そこなひやぶらず、天年を長くたもつべし。」

 

について、9名それぞれの意見を聞きました。

それぞれ世代も違えば、国籍、出身も異なるという、多様なバックグラウンドの9名だったので、

実に様々な意見を聞くことができました。

 

この身体は誰のものなのか。

この身体はどこから来たのか。

 

第二部: ヨガ・気功

 

曲げる、反らす、開く、捻る、揺らす、伸ばす。

 

基本的な動きの中で日常認識している自分の身体とは違う身体に出会うことができます。

 

足首を回す。

ただそれだけの単純な動きも、丁寧にじっくり感じ分けていくと、

どの向きに回した時、どの角度でどこにひっかかりが生じるか、

身体のどこまで響きが伝わるのか、

実に多彩な世界が広がっていきます。

 

第三部: 治療

 

一般参加の方のご協力で、

鍼灸師が治療の経験を積み、

普段稽古している技を試み、

勉強してきた治療の組み立てを応用し、

アクシデントが起きたときの対処の仕方を考え、

患者との実際のやり取りを学ぶことができます。

 

一般参加の方に深く感謝いたします。

 

そしてまた後日、

「我々は患者の命を預かるのだから必死にやらなければならない」

「そうでなければ患者がかわいそうだ」

という師の言葉に再度触れたとき、

何度も聞いてきた言葉でしたけれども、

ズドーンと来るものがありました。

 

養生の会に参加される一般の方は、

「練習になるのでしたら何でも試してください」

とおっしゃって下さいますが、

「命を預かる」という覚悟を、我々鍼灸師の方は忘れてはならないと感じました。

 

 

次回は7月23日(第四日曜日)に開催予定です。

 

(文責: 村田)

 

| 東洋医学と養生の会 | 00:13 | - | -
6月 東京接心会

東京接心6月

日時:平成29年6月23日PM17:30~21:30

場所:新築された勝林寺 染井(駒込)本堂で開催されました。

 

 

【実技】
今回は、数名の一般の患者さんが治療を受けに来て下さいました。
個々に問診を行ない、脈診、舌診、触診をして治療をしていきました。

 

また幾つかのグループに分かれて、それぞれの課題や疑問点に取り組んでいきました。本堂一杯に広がり、相互治療が行われました。
患者さんの主訴を聞きながら身体をどのように診ていき、治療方針を立てて治療していくのかを学び、実際に各自治療を行っていきます。

 

 

 


【講義】  講師:山野 鵬風先生
『仙腸関節障害について』Part2

 

実技
前回も取り上げた仙骨の状態を触診にて確認。

 

 

ニューテーション(うなずき運動):骨盤に対して仙骨が前傾する動き。
カウンターニューテーション:骨盤に対して仙骨が後傾する動き

 

仙腸関節障害になる理由は何が考えられるか?
腸腰筋(大腰筋と腸骨筋)が関与していると思われる。
腰椎から小転子という股関節の内側に着いていて全部を横断している筋の硬直や引き攣れ等が起こる。

 

大腰筋
腹直筋攣急
大棗の筋張りを狙って鍼をして緩める。

 

 

下肢のツボ地機辺りに引き鍼をする。

深部の筋張りに当てるので、腸の向こう側に押し手を深く当てて鍼を打つ。

 

 

側臥位
腸骨稜
中臀筋
腰眼
上後腸骨棘の周辺
梨状筋の起始部中間部大転子の付着部
環跳

 


 運動鍼をして緩める

 


 仙腸関節の狂いを調節後、座禅がしやすくなりました!

 

まだお読みでない方は「いやしの道(第17号)」のP36?49に事例を含めて西洋医学的アプローチと東洋医学的アプローチについて掲載されていますので各自熟読して下さい!

 


【鍼道発秘講義】講師:朽名 宗観先生
〜瘧疾〜
=蠎澄覆こり)は邪気が其の所を去らず、故に営衛の流れを止む
「邪気」とは、マラリア原虫そのものと六淫の外邪の両方を含む。

 

ウイルスを邪気と見るか?毒と見るか?・・・両方である。

 

必ず時を以って、大熱、大寒を為す
悪寒発熱が交互にくる(往来寒熱)

 

7豕ざき人は毎日起こる。弱き人は1日おきに起こる。
実証タイプの人は毎日発作が起こる。
虚証タイプの人は日をおいて起こる。

 

ね朷个離張棔天柱、合谷、陽陵泉
陽気を巡らし内にこもった熱を外に引き出す

 

コ茲麗:痞根、陽陵泉を深く刺す。百会より少し血を漏らす
陽気の回復が目的

 

Υ┻い起こる前に身体を温めて治療をするといタイミングが重要である。

 

陽陵泉に強い刺激を与えることで陽気が回復する。


少陽病の薬方として九味清脾湯、小柴胡湯、四逆散をあげて解説して頂きました。
胸脇苦満の診断についても詳しく解説して頂きました。
胸に邪熱があるか否を見極める必要がある。

往来寒熱にいてもちょっとだけ症例を用いて解説して頂きました。

 

【坐禅】

 

本堂では静寂の中、姿勢、呼吸、心を整えていきます。
また坐禅中、住職から全員に警策を頂き、姿勢を正してもらいました!

 

 

その後、住職と一緒に白隠禅師座禅和讃(びゃくいんぜんじざぜんわさん)を唱えました。


次回は、7月22日に開催される予定です。皆様ぜひご参加下さい!
一緒に勉強しましょう。

文責   堀田弘子

| 東京接心 | 23:00 | - | -
6月フォローアップ講座

朝は曇っていて涼しい今日ですが、午後からは雨が降るそうで、

紫陽花もきれいにみえるでしょうか?

そんな6月のフォローアップ講座です。

 

今日は、鍼管を使い、20分で基本の型の稽古をします。

いつものようにペアになり、稽古をはじめます。

 

 

 

 

交代して、同じように稽古です。

 

『いやしの道しるべ』にも書かれていますが、

型を通じて学ぶこと、必要な技術の習得、礼法、身息心の調和、

気の交流における機微などを体得する。・・・・

外形を身につけることから、型の意味、それを本能化させるまでのプロセスである。

・・・

初学の段階においては、型の細部にまで意識的に注意を払い、

正確に身につけることが極めて重要である、と。

 

そして安田先生がいつもおっしゃっていることは、姿勢!!

顔はまっすぐ、観の目で空間を観る!!

 

第3期3回目のテーマは、散鍼です。

 

最初は(練習は)、ゆっくり、大きく、正確に!

治療は、リズムよく、スピーディーに。

 

そして、散鍼を見せてくださいます。

 

 

 

 

 

 

散鍼も、いろいろなやりかたがあります。

それをひとつ、ひとつやって見せてくださいます。

その後は、ペアになって、散鍼の稽古です。

そして鍼を使って、基本の型を稽古します。

一生懸命やっていると、時間が過ぎるのがとても早く、

写真をまた、撮り忘れました。(ごめんなさい)

 

次回7月16日10時より

テーマは、生きたツボの見つけ方です。

文責:牛尾

| フォローアップ講座 | 22:17 | - | -
6月広島研修会

6月25日 (日) IL医療福祉専門学校にて 広島研修会が行われました。

 

 

乙重です。広島で自主研修会を開催して何年か経ちますが、指導者となり、4月より自主研修会から自主がとれて広島研修会となりました。


今回は久しぶりに石部先生に関西からわざわざ来て頂きました。車で深夜の2時に関西を出られたそうで頭が下がります。

今月から石部先生の指導で広島研修会もブログを書かせて頂くことになりました。

よろしくお願いします。


参加者は指導者2名いれて9名です。

※隣の人は奥さんではありません。
 

 

腹診講義(石部先生)
大浦先生の『腹診』をテキストにして石部先生が解説をしながら読みすすめます。

食事 各自持参で慌ただしく30分でとります。

座禅と手をつくる
実技の前に15分程座って丹田を意識して呼吸と気持ちを整え。手を作ってから実技をします。
3ヶ月程前から取り入れたのですが、腹診の時の手つきも変わり。何もせずに実技に入るより、実技の質が向上するように感じます。


グループ実技

グループをグループのふたつに分けて石部先生と乙重とで指導していきます。前半後半で入れ替わりますが。初心者グループは基本の型。初伝中伝グループは実践形式での指導となりました。


撮影者が石部先生なのでせっかく来て頂いたのに1枚もありません。
石部先生の代わりに石部先生の胃袋の中に入った尾道ラーメンをどうぞ。

(文責:乙重 写真:石部)

 

| 広島研修会 | 01:29 | - | -
5月 福岡の勉強会

5月 福岡の勉強会

 

---(今日の内容とメモ)-------------------

1、静座法

2、痛風​について 養母

・痛風発生のメカニズム

・痛風に使われる薬方

・痛風の養生法

・痛風の灸法


3、古典読解 標幽賦

金元時代の鍼灸の有り様を垣間見ることができます。

 

標幽賦に限ったことではありませんが、

江戸時代の鍼師もこれらの書に目を通していたはずです。

標幽賦は、例えば杉山真伝流でも何度も引用されています。

 

楊継州『鍼灸大成』、呉崑『鍼方六集』などの註解を参考にしつつ、

いやしの道ならばどのような解釈ができるか。

 

そんなことをしています。

 

4、実技稽古

 

 

------------------------------

 

次回は7/23です。文責:河原燈観

| 九州の勉強会 | 21:18 | - | -
6月杉山真伝流勉強会

◆◆◆シリーズ:田中知新流と杉山真伝流(26)◆◆◆

      講師:大浦慈観先生

今回のテーマ:「五蘊抄」南(疝気)、後楽術・散秘術

今回のテーマは、「疝気」です。

疝気は、今は使わなくなっている言葉ですが、「胆石疝痛発作」など激しい、

周期性の痛みとして残っています。疝気は、いろいろな意味があり、

名称も説も一定したものは無いようです。腹痛だけでなく、鼠径ヘルニア、

陰嚢ヘルニア、さらには梅毒によるリンパ節腫瘍なども含みます。

大浦先生の体験談として、寒い冬の夜、寝ていると突然の腹痛に

襲われたそうです。そのときは、小便も大便も出ず、下から寒さとともに

痛みが突き上がってきて、お腹が引きつり丸くなるしかなかったとのこと。

これも疝気の類いなのでしょう。

田中知新流での疝気の治法は、天枢・大横・関元・章門といった腹部を

中心としたもの。また三陰交・大敦・五枢といった下肢を中心としたものが

書かれています。疝気は、腹部の虚寒や引きつりをいかに改善していくのかが

主眼になります。大浦先生によると、大敦は、痛みを取りたいなら刺絡をして

みたり、温めたいなら点灸をするなど、狙いに合わせて工夫していたようです。

鼠径ヘルニアは、鍼灸院に来ることは少ないが、来ないわけでもないようでも

ないようです。では、われわれ鍼灸師は、どう考えながら施術をしていったら

よいのでしょうか。大浦先生からのアドバイスは、冷えて内臓下垂の状態に

なっていると考えて治療をしていけばよいとのこと。しっかりとお腹や

背部兪穴を補い、灸をすることで、内臓を温め元気づけることが大事だそうです。
「ただ鍼と灸をすればいいと考えたら治らないよ」と仰っていました。

『端座流当流鍼書』からは、「大便結し、古血、りん病、はしり痔」

「口かわき、胸の痛み」「水腫、脹満」「頓死に、高きところより降り

または馬にふまれ死したる人の生死が見らる鍼」について読解をすすめました。

杉山真伝流のデモンストレーションは、「二十五術」より後楽術・散秘術

を行いました。後楽術は、天人地の三段階ごとに刺入する方法を捻ったり、

雀啄、随鍼と変えていく術です。刺し方がいろいろと書いてありますが、

硬い筋層や中の状態によって、変えたものと思われます。
散秘術は、上・右斜め上・左斜め上に向かって刺鍼転向をして久しく捻り、

さらに下・右斜め下・左斜め下に刺鍼転向して抜き差しする術です。

やさしく捻る術と、固いものを突き崩す術を組み合わせています。

盲目の施術者が、一つの経穴を使って、いくつもの効果を出そうと

試みた手技だったのでしょう。

 


次回は7月15日(土)です。

☆日程変更のお知らせ
8月・9月は、会場の都合で下記の通り、日程が変更となります。
8月26日(土)
9月23日(土)

(林 弘観)

| 杉山真伝流勉強会 | 00:51 | - | -
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