いやしの道協会ブログ

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1月 福岡の勉強会

1月 福岡の勉強会

新年最初の勉強会です。相変わらず少人数の勉強会ではありますが、本年も地道にやっていきます。ド基礎から、漢字の読み方からやってます。皆さんガンガンふりがなをふって行ってください。

 

---(今日の内容とメモ)---------

1、静坐法

・今月の訣は「長」です 

 

2、『方伎雑誌』から

・そのほか、当会でよく聞く○○○○・・・の簡単な紹介

・天然痘から学ぶ、外感病の話

・胃腸障害のはなし

 

4、『傷寒論真髄』

・桂枝湯について

・天然痘の話をうけて-新型コロナやSARS,ペストなどの感染症と中風との違いについて

・なぜ古方に学ぶのか―金元四大家から後世派、古方派の特徴について。古方の治療がどのようなものなのか。具体的に理解できたと思います。考え方が違うというより、捉え方が異なります。また技術や学問は、そういった体系が誕生した背景、そういったものが求められた歴史的な経緯を知ることも大切なので、今月はその辺の話もしました。

 

3、『鍼道発秘講義』大熱

・ド基礎です。来月は大寒の鍼をやります。

 

4、実技稽古

・散針の稽古

技術は反復です。まずは1000回、そして10000回やってください。生きた技術になります。形やリズム、間を盗んでください。そして臨牀で使ってください。

 

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*資料は用意していますので、初めての方でも安心です。で、何回か来られたらぜひ、四部録買ってね。

 

次回は1月19日です。 (文責:燈観)

| ◇福岡の勉強会 | 19:26 | - | -
1月 笠間研修会

皆様、明けましておめでとうございます。

本年も笠間研修会をよろしくお願いいたします。

 

小春日和の1月4日〜5日にかけて、新年最初の笠間研修会が行われました。

 

 

1、座禅

研修所に到着すると、荷物を置いて早速座禅に移ります。

夜の座禅は3炷になります。

2、傷寒論真髄 講義

いやしの道の根幹、傷寒論真髄の講義です。

今回は機関誌『いやしの道 14号』を使って指導者の先生方が講義をしてくださいました。

質疑応答では白熱し過ぎて予定時間を30分オーバーするほどでした。

3、茶礼

研修所のオーナーさんから鮟鱇の差し入れがあり、それをたっぷりの野菜と煮た鮟鱇鍋をいただきます。

皆さんから差し入れられた美味しいお酒と一緒にいただき、楽しい時間を過ごしました。

 

2日目

 

1、開静・掃除

開静は朝5時です。研修会の中で一番辛いのがここかもしれません(笑)。

晩に雪が降ったようで、離れの禅堂に向かい掃除です。

2、朝課

『禅宗日課聖典』というお経を使い朝課(読経)をしてゆきます。

初伝でも自前の『禅宗日課聖典』を持っている人が増えてきましたね。

3、粥座

昨日の鍋の残りを使った雑炊をいただきました。

滋味深い味わいで体に染み渡ります。

七味をパラっと振りかけて食べると体も温まり最高ですね。

4、座禅

朝の座禅はカーテンを開いた状態で行いました。

これだけでだいぶ寒くなってきますね💧。

先輩方は昔、冬の接心で窓を開けて座禅をしていたそうです。

体調、崩さなかったんでしょうか…💧。

2本目の座禅を終えての経行。

雪の山中を歩くのは気持ちよいですね。

5、作務・治療

これから作務の時間ですが、皆さん総出で焚火を起こしています。

さてさて何が起こるやら…。

今回は作務のチームと外来の患者さんの治療チームに分かれます。

 

作務チームは禅堂の大掃除!

掃除・畳の移動・蛍光灯の掃除、やること満載です。

治療チームは高橋先生と藤田先生が担当されました。前回も来てくださったオーナーさんのお知り合いの方2名になります。

6、斉座

作務を終えてもどってくるとマグロのカマが網でバーベキューされています。

何でもオーナーさんからの差し入れだそうです。

昨日の鮟鱇に続き更なる差し入れ、本当にありがとうございます。

斉座は素麺とマグロのカマ。

なかなか見ない取り合わせです(笑)。

治療に来られた患者さんから栄養ドリンクの差し入れをいただきました。

ありがとうございます!

まだまだ研修会は続くので、これで気合を入れなおします!!

これから横田観風先生宅に移動し、ミニミニ接心会が行われます。

 

ミニミニ接心会

 

ここから広島支部の乙重先生も合流されました。

明けましておめでとうございます。

 

1、座禅

昂る気持ちを落ち着かせます。

2、講話(言志録)

 今年からは佐藤一斎先生の『言志録』を読んでゆきます。ちなみにこの『言志録』を復刊させた方は観風先生の大学の大先輩にあたるそうです😲。

八郷で読んでいた『菜根譚』もそうですが、一度読んだくらいでどうこうなるという類の本ではないですね。これからも人生の節目節目で読んでいくことになりそうです。

3、実技

掛け軸を前に、初伝から其々の課題と向き合いながらの稽古となります。

 

 

4、茶礼・反省会

観風先生の奥様からお雑煮をいただきました。

出汁がしっかりしていて、野菜の旨みが味わえるお料理です。

彩りも華やかで、修行は一時中断(笑)し、お正月気分に浸りました。

 その後、観風先生にお茶をたてていただきました。

観風先生は鍼・禅・茶・書に通じられているので、八郷時代から様々な体験をさせていただいております。

しかしその都度、自分が如何に日本の伝統文化に無関心でいたか思い知らされます。

茶や書にまで手を出す余裕は今の自分にはありませんが、鍼と禅を通していやしの学術道に邁進していこうと改めて思いました。

次回の笠間研修会は2月1日〜2日にかけて行われます。

皆様のご参加をお待ちしております。

 

(文責:松本、中野、坂田)

 

| 八郷接心 | 09:35 | - | -
12月杉山真伝流勉強会

『杉山真伝流』勉強会 第170回 令和元年1221

              講師 大浦慈観先生

◆◆◆シリーズ:『杉山流三部書』から(29)◆◆◆

今回のテーマ:『撰鍼三要集』(腹の経穴)、『十八術』より(屋漏術)

腹の経穴 お腹の穴のことで、どういう使い道があるか整理していく。

’ぬの穴巨闕が上脘の上1寸半となっている、出典が分かっていない

ので分からない。任脈の穴をどう使っているか代田文誌薯「鍼灸治療学」を調べてみて

資料に書いた。澤田流なので殆が灸対応である。

★曲骨 泌尿器系の病気に使う。病名の中で膀胱麻痺という記述があるが神経のコント

ロールが取れなく膀胱の機能の低下による尿の垂れ流し状態の意味だと思う。尿が出た

いときは前立腺肥大が掲載されているので。

★中極 「重要穴」5ヶ所程病名が書かれているが*膀胱関する疾患、その内膀胱結核

がある代田文誌のころには(昭和初め頃)お灸で治していた。長崎県雲仙愛野町に宇和川

義瑞先生は国内のみならず朝鮮、台湾、上海の各港から愛野町に患者さんが押し寄せ、

結核、カリエス患者さんをお灸で治していた。下腹部の虚寒の状態に使う灸と鍼は補法で。

*また婦人科疾患のすべてに効果ある。*腎臓炎 *座骨神経痛、下肢リュウマチ、頭重、

腹膜炎*小児の夜尿症に灸。

★関元 小腸疾患(小腸の募穴)、頻尿、下腹膨満感、子宮筋腫、月経痛、月経不調、

子宮内膜炎、子宮痙攣腹膜炎、急性関節リュウマチに小腸兪と共に鍼をして効果あると、

多分下肢に出てきているものと思われる。気に留めて試したい病名である。リュウマチの

関節部分は熱があっても、下腹部や大腿部は冷えて滯ってしまっている。

★石門 古来は禁鍼穴とされていた。しかし使います。

★気海 「重要穴」下焦元気の不足に使う。(虚寒)腸疾患,虫垂炎,慢性腹膜炎,腎臓疾患

膀胱疾患、神経衰弱、夢精、陰委、淋疾、夜尿、男女生殖器疾患、不妊症、子宮筋腫、

腰痛、脚部冷感、応用無限。虫垂炎は気海に20壮〜50壮すえると激痛が頓挫し軽傷ならば

治ってしまう。全て臍下の疼痛に効果ある。灸を多壮することにより白血球が増えて治って

しまうと思われる。潰瘍性大腸炎も鍼で邪熱を抜いた後灸をして治す。

★陰交 大体気海と同効。

★神闕 代田文誌は殆用いたことが無いが古来塩灸で激しい腹痛、中風の人事負省、

激しい下痢、赤痢、淋疾、小児消化不良、腹水、脱肛、流産癖などに用いられた。片倉

鶴陵は小児の臍風撮口(細菌感染)に臍帯を切断してその傷口に大灸をすえ死児回生を

せしめた。彼は西洋医学も学んだ人で江戸末期の人。

★水分 利水を主る。胃内停水・胃下垂症・小便不利・腎臓病・下痢・水瀉性下痢・腹膜炎

腹水に必須。遺尿にも。腹水のあまりにもパンパンなものは無理があるが軽いものであれば

使ってみる価値はある。膝関節や顔の浮腫みに水分穴と気海穴とさらに天枢も含めてセット

で使う。水分代謝をよくする穴で少し深めにして小腸の働きを良くし更に灸を使うと浮腫み

は減じ、使い方はたくさんある。

★下脘 下焦の病を主る。臍以下の病、腎臓病・男女生殖器・腸疾患・下肢の病・胃下垂症

腰痛の反応が現れやすく腰痛に使われる。

★建里 下脘と大体同じ。胃潰瘍・胃下垂症。

★中脘 重要穴中焦の病を主る。^瀋法Π焉框察Π瀋掾隋Π澑蝓Π濟晴畭疹鼻Π潺▲肇法

胃下垂症・胃内停水・食欲不振・消化不良・胃疾患を治する。胃癌に効ある但し症状の進ん

だものには対症療法に止まる。膵臓の病の糖尿病には須要穴。糖尿病の初期は上腹部に熱感

がありそんな時期であれば効く∋匍楔絛・子宮左屈などの子宮位置異状の整復に効く。

いわゆる内臓下垂の為に位置異状がおこる、胃腸に活を付けることで内臓が持ち上がり内臓

の位置異状を治し、下焦に力を満たす。悪阻にも効果。多くは左の陽池と中脘でまた巨闕を

併せ用うる要がある。(澤田流派はよくこれを使う)

C脘は中焦を主治すると伴に上焦も下焦も治する一身の枢要点である。胃を中心に中脘は

効きやすいが下にも効き元気になるとガスも消え、横隔膜の緊張も胸の苦しさも楽になる

ご梁 γ税垢覆匹僚疾患に用うる。

★上皖 上焦の病を主る。胃痛・胃痙攣・胃酸過多・胃潰瘍・胃炎・神経性心悸抗進症・

喘息・瞑眩・肋膜炎・肋間神経痛(背中の凝りを鍼をして灸で温めて治した例)。

★巨闕 心臓疾患を主る。心痛・心悸亢進症・心臓弁膜症・狭心症・気管支炎などの呼吸

器病・胃酸過多症(逆流性食道炎)びりびりしたものを感ずるので心下部に鍼後灸をし、

背中の凝りも治するとよい・胃痙攣・食道狭窄・喘息・咳唽頻発は心下部が張ってくる

鳩尾の処でも出てくるが凝りが強く出るので横隔膜の過緊張を緩めることにより呼吸が深

くなり邪を出す力もでてくるので鍼をし、冷えを灸で温め血流を良くし呼吸を楽にする

神経痛・リウマチの上肢挙上不能・手足の引き攣れるもの(運動学的に連動がある?)

腰曲がりで伸びないもの(曲がることで心窩部が詰まっている)。

★鳩尾 一般には禁鍼穴とするが安全であろう。胃酸過多症の診断上役に立つ。

⊃娵亰亰蠅亮膽

★横骨 膀胱炎・尿道炎・淋病・膀胱麻痺など泌尿生殖器疾患に効く。 

★大赫 横膈と同じ。膀胱炎や尿道炎で尿意頻数の時、尿道の方にひびく痛みあり署効を

奏する。男子性器神経症・陰萎症・女子不感症・月経痛・子宮筋腫にも効く。

★気穴 ★四満 ★中注は配布資料参照。

★肓兪 腎臓病関係が記述されているが本当か?大浦先生の例として、足が極端に冷えて

小指のレイノウ病のような人に小指の末端に10壮ほど灸をしたが熱感なく、更に10壮

灸をしたところ刺すような痛みがあり良くなってきたら足底に痛みあり湧泉に灸をしたとき

次に肓兪が痛いと言われたとき腎経ここに上がってくるの?に経験をして鍼をして灸をした

ところ治り腎経の大事な穴に気付き認識した。低血圧症(伊藤瑞鳳先生)

★商曲 主治の記載なしであるが今の経穴本には{参考}商曲と盲兪との間を2寸となって

いるが水分の傍ら5分に経穴の反応があらわれること多く日常大事な穴として使う「経穴

彙解」(原南陽著、1807年刊)に「内経に云く、鳩尾の外を挾む各半寸。臍に至って寸

ごと一と。蓋し古必ず幽門より肓兪に至って七穴あり。甲乙経以来已に之を闕くなり。

云々。古意を生かして水分の左右に1穴加うべきである。この穴しばらく無名穴としておく。

★石門 主治の記載なし。★陰都 ★通谷 胃疾患を主る。

★幽門 嘔吐・咳嗽・肋間神経痛・気管支炎・咽頭炎など鳩尾の両脇を使っている。

0澤亰亰蝓⓸脾経経穴、ッ牲亰亰 資料を参考に経の横並びの穴の内容を参考にして

ください。屋漏術は天人地の三段階ごとに「久捻と荒い抜き刺し」を5,6呼吸の間ずつ

おこなう術

次回は1月18日土曜日です。

市川友理

| 杉山真伝流勉強会 | 18:11 | - | -
東京接心会

12月 東京接心会

 

12月28日(土)

今年最後の東京接心会が駒込の勝林寺さんでおこなわれました。

日が沈むのも早く、宵の明星と月がきれいです。

 

今月のお軸です。

1・実技 

基本の型の稽古、その他の実技稽古、おいで下さっている患者様の治療をさせていただきます。

今日は新しく3人の方が稽古にお見えになりました。

 

 

2・講義 山野先生による『原初生命体としての人間』からの最終回の講義です。

この中からいやしの道の修行に役立つものをくみ取ってもらいたい!と講義をされました。

 

・鍼治療は、気を動かし邪気を取り去り、真気を正常に復させることによって治療に導く。

・生命は「目に見えない」気と不即不離であり、「目に見える」臓器、器官。組織は、この気を受けてはじめて

 機能することができる。

・「もの」物質、「こと」気

・気の感得、気の交流 腹をつくる

・原始感覚 すべての感覚の底に流れているものは「快、不快」である。この快、不快に直接関係を持っているのが

 体性感覚や内臓感覚なのである。

◎3人の先生の考え方

野口晴哉先生:治療ということ、相手の体が為す也。それ以上巧妙に行い得るつもりになるのは人間の慢心也。

増永静人先生:病気を治すのは患者自身の治癒力であるから、これが働きやすい状態さえ作れれば誰がやっても治る。

橋本敬三先生:自力自療、自分が治す、操者はコンサルタントの場に立つ、三身一体。

そして実技では二人組に分かれて相手のお腹に手を置き、置かれている手の感覚が段々と変化していく感覚を体験します。

次にテニスボールを使って体を変えることを山野先生が見せてくださいました。

テニスボールをボールペンの芯のように転がしていくと硬い所がほぐれていきます。

同じ様にやってみます。

さらにはこのようなボールを使ってやってみます。

転がしているだけで優しいい感じにほぐれていきます。

 

3・坐禅  20:50〜21:30

最後は白隠禅師坐禅和讃をみんなで唱和しました。

 

来年も良い学びができますことを、そして

皆様が幸多く健やかでありますことを願います。

皆さま良いお年をお迎えください。

 

(文責:牛尾)

 

| 東京接心 | 12:02 | - | -
12月 東京月例会

 

 寒さもひとしお身にしみる頃となった12月15日(日)、根津 七倉会館において今年最後の東京月例会が行われました。

 

 

 

1 静坐

 

 身息心の調和につとめます。

 

 

2   報告

 

 

 災害鍼灸マッサージプロジェクトの代表である三輪先生より、募金や活動にご協力いただいた方々への感謝と、現在の活動状況などの報告がありました。

 

 

3  講話  安田無観先生

 

 

 

 患者さんに行っている治療について語られました。

 普段、使用している道具、治療の中で重点においている3つのポイント、最近は経絡について考えているなど、多くの事を講義していただきました。どのような眼目で治療にのぞまれ、今の形となったのか、初学の自分たちにはとても参考になるお話しでした。

 

 

4  臨床検討会  中川由紀先生

 

 

 今回の臨床検討会は普段とは違う質問形式となり、個人的には今までより考えさせられる、有意義な検討会でした。

 残業ながら今回の内容は個人情報保護の為に割愛させていただきます。来年の機関誌20号に掲載予定です。

 

 

5  実技稽古

 

 初伝、中伝者が混じり合いながら、実技の稽古を行いました。

 

 

6  忘年会

 

 それぞれのテーブルに指導者の先生方が座り、入門、初伝、中伝者が時間で回り、普段は聞けないお話しや、お酒を酌み交わす楽しいひと時でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 大浦先生による三本締めで、お開きとなりました。

 

 

 

(文責:中野)

 

| ◇東京月例会 | 16:57 | - | -
12月関西支部研修会

12月8日高槻市民会館和室にて関西支部研修会がおこなわれました。

 

腹診と背候診の対応

それぞれの主訴を腹診、背候診で確認して行きます。

治療者の感覚と受け手の感覚とのズレと一致。腹と脊の対応。病位、病症のイメージ・・・

 

傷寒論真髄      村田底観先生

厥陰病 350・351・352・353・354章

350章 白虎湯  表熱は無く、中から蒸し出されてくる熱 ※169章 白虎加人参湯 大熱なく

滑脈、手足の冷え、熱を嫌がる、ノドが渇く、じたばた煩躁する。胸腹の灼熱感。便秘尿赤。 

351章 当帰四逆湯  普段から気血のめぐりが悪い人

 手足の冷えを訴える、脉が細く、腹が張って(ガス)痛む。腹直筋、腰背部の引き攣れ、頭痛など。

352章 当帰四逆加呉茱萸生姜湯  普段から腹が冷え、水毒がある。表位にも邪がある。寒疝

 昼夜の別なく悪寒する。手足が冷える。ヘソ周りの冷え。胸満、嘔吐、腹痛、手足の麻痺、頭痛

 ※参考資料 寺澤捷年『漢方腹診考』 背部痞根の硬縮と圧痛、鼠蹊部に硬結と圧痛がある。

353章 四逆湯  熱があり、太陽病に似ているが、下痢などがある。(真寒仮熱)

 ※91章 清穀下痢し、身疼痛する者、まさに急ぎ裏を救うべし。

354章 四逆湯  大汗もしくは大下痢して、厥冷する者

 

参考資料から抜粋

除中 厥陰病期の病態。長病みで死ぬ少し前に、ちょっと治るように見えること。中日和(なかびより) 〈村田先生から最近経験した除中の臨床例の話がありました〉

 『漢方の疝』と、『現代医学の疝痛』はイコールではない。

疝気の治法

 鍼道発秘―徹腹、章門、京門 / 引き攣り、痛み強き 環跳、腰眼、委中 / 心下強ばる 肩、項、両の手に引く

 杉山真伝流―【鍼】 天枢(雀啄)、大横(同)、章門(暁鍼)、関元(随鍼)、三陰交(気行)、大敦(甚だしい時に灸三壮)、豊隆(雀啄)、気海(同)、五枢(同)。※真伝流の雀啄は慎重に手技

   【灸】 陰交の傍ら各一寸(灸すること年壮に随う)。泉生足(足底側の第二指第二節の正中)も又た妙なり。

   【婦人疝不止の治法】 承山(少し血を取るべし)、委中(赤小豆の如く血を取ること、三度に及べば效あり)

刺絡聞見録 委中、股の付根(動脈の所に凝結するもの多し)、これを刺して血を取るべし。もしその凝結少なければ、動脈を挟みて両かたわらを刺して血を吸わしめよ。吸うときはその痛み即ち退散する。

寺沢捷年『漢方腹診考』 〜洛部の圧痛と筋緊張の所見は漢方でいう「疝気」という病態を指示する症候であり、とりわけ当帰四逆加呉茱萸生姜湯の確定に重要な所見である。

大塚敬節は当帰四逆加呉茱萸生姜湯の決定に鼠蹊部の索状の硬結と圧痛が重要な所見であることを見出した。

A洛部の圧痛と同時に背部の痞根の硬縮と圧痛が見られる。(両者は腰髄第一神経(L1に支配されている)

 

今月の漢方  『当帰四逆加呉茱萸生姜湯』

村田先生はこの薬方を東京で処方されて飲んでいたという話などがありました。

 

昼食

 

チェックシート

それぞれの項目の点検をうけます。進化成長著しい人。足踏みしている人。

手ほどきからはじめている人。基本が疎かになって指摘を受ける人。など

 

刺絡聞見録    井上泰観先生

井上先生が本文を読み、内容と大意を話されながら、飄々と講義が進んでゆきます。

三輪東朔先生の話されたことを、門人の伊藤大助さんが筆記した。

およそ、事を成そうとするには、成そうとすることのあらましを詳しく知らなければ(必要な)知識をもてない。知識がなければ成す技術は拙い。術が拙ければ人は信用しない。人が信じなければ、その術を天下に広め、(刺絡の)説を行き渡らせ、(伝えた人に)術を行わせてゆくことなどできない。だから私は、東朔先生から聞いた刺絡の術の、成すべきあらましを巻頭に掲げて第一義とする。

 先生は言われた。「私はまず、刺絡が(世の中に広く)行われて行くのが、どうして正しいこと(義)なのかを示そう。それは、あなただけではなく、世を救う志のある人にも公にして、万民の病苦を救うことを旨とし、術を秘匿したり、高く売ろうと考えず、孔子のような(高潔な)人たちと志を共にし、求める人にはこれを教えて、万民に平安の世をもたらそう。』・・・・と篤い志が語られています。

考えとしては『気血のめぐりが滞ることで、悪血が生じ、病変となってゆく。その悪血を除くことで、真気を回復させることができる。その効はとても素晴らしもので、固く固まった病態や、卒中などの緊急時、湯液のおよばないところを、刺絡は突破できるのだ。多くの人をこの術で助けたい。』 ・・・と、熱く語っています。

『禁穴・動脈にこだわらず。毒の所在にしたがう。すべて上にあるは肩背および、それより上に取り、下にあれば委中および、それより下に取る。中なれば背骨について取り。手にあるは尺沢に取る。』

こころの在り方の徹底について、くりかえし述べられています。

 

本文の病の機序の説明は、うなずけるところと、いまの知識からは強引と思えるところが並んでいますが、刺絡への熱い思いと、揺るぎのない信頼が伝わってきます。

 

丹田呼吸と身体づくり

身体とこころをゆるめ。静かに坐って丹田で呼吸します。

 

相互治療と課題の発見

それぞれの主訴にしたがって治療をすすめますが、そのなかに課題がみつかります。

病態の把握。治療の組み立て。指導の先生の指摘によって、診るべき個所、治療の勘所、取るべき手技、姿勢等々。なるほどと目からウロコであったり、自分自身に凹むこともありますが、得るモノの大きい大切な時間です。

 

振返りの会 + 忘年会

今日の振り返りから、忘年会へ移行して、雑談もありながら、結構真剣な思いも行き交っていたようです。昔は皆、もっと能天気だった気がします。知らない間に頼もしく成長している人たちの姿がありました。

今年一年ありがとうございました。どうぞ良いお年をお迎えください。

関西支部研修会 年明けは 1月12日(日)

東洋医学と養生の会は 1月26日(日)です。

(文責:小倉)

 

 

| ◇関西支部 | 13:13 | - | -
12月 福岡の勉強会

困ったことに、学校では本当にまともな治療を教えてもらっていないらしく、「治療する時に、なにをどうしたらいいのかわからない」という声が普通にあります。せっかく資格を取ったのに、そのような不安から針を置いてしまうのは勿体ない。安心してください。まずは安全第一でやれるやり方を学んでもらいます。

初歩的なところからやりますので、これからでも学びなおしましょう。

 

---(今日の内容とメモ)---------

1、静坐法

・「鬆」身の秘訣 

 

2、学術道について

・バランスよく学ぶこと

 

4、いきたツボについて

・正穴との相違

・経脈の歴史

・経脈と解剖生理学

 

3、瞑眩について

・解釈と定義

・過去の症例をさまざまな文献から

 

4、実技稽古

・基本の型

・診察の順序

・模範実技

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*資料は用意していますので、初めての方でも安心です。

 

来年からは本格的に基本の型、散針、引き針などをお教えしていくことになります。初級・中級では内容の深さが異なってきますが、初級レベルでも臨牀の場でかなり使えます。

来年は刺絡の仕方、道具のことなどをお伝えする時間もどこかで設ける予定です。刺絡はハマれば劇的な効果が出せるため、臨床では必須です。

皆さん、地道に腰を据えてやっていけそうな雰囲気なので、本質的な鍼灸を学ぶのに向いていると思います。我々としては、一歩づつでも、確実に臨牀力を上げていけるようお手伝いしたいと思っています。なので学んだことをどんどん、実際に試していってください。それではよいお年を。

 

次回は1月19日です。 (文責:燈観)

| ◇福岡の勉強会 | 09:48 | - | -
12月 初伝フォローアップ講座

 根津神社の樹もすっかり寂しくなってしまい、季節の移ろいを感じる12月15日、七倉会館で初伝フォローアップ講座が行われました。

 

根津神社も夏ごろはこんな綺麗だったけど……、

今日はこんなに寂しく……、冬ですね⛄。

 

本日、人身事故で電車が遅れてしまっているそうで、10時になっても人が集まりません💦。

 

1、気功

 ただ待っているだけというのも勿体ないということで急遽、原田先生の気功教室が始まりました。

 

 

2、傷寒論真髄 素読

いやしの道の根幹、傷寒論真髄の素読です。

今回は30章〜32章にかけてです。

30章の内容に関しては、原田先生がご自分の経験を交えて説明してくださいました。

 

3、講義

 

本日は原田修観先生による『万病一風論の提唱 「第七章、求道的側面」について』になります。

原田先生の熱意というか、私達初伝組に伝えたいものが沢山あるのだろうなと、感謝と共に身が引き締まるほど、内容が、多岐にわたりました。

 

 

内容が高度で把握しきれなかったのですが、『ゆるめる』ことと『肚の重要性』が強調されていたように思います。

【肚で打つ鍼】を目指して精進してゆきます!

 

次回は、1月19日の午前10時から海野先生による【『鍼道発秘講義』の学び方】になります。

皆様、ふるってご参加ください。

 

(文責:松本)

 

| 初伝フォローアップ講座 | 12:00 | - | -
12月 笠間研修会

長雨から解放され、久しぶりの晴れを堪能した11月30日〜12月1日にかけて、第2回笠間研修会が行われました。

 

しかし、いつもの場所・いつもの時間に集合したのですが、辺りはすっかり暗くなっており、更に肌を刺すような寒さが冬の訪れを感じさせます。

でも三日月は綺麗でしたね。

下弦の月というやつでしょうか?

 

1、坐禅

洗心館に着くと19時半を過ぎていました。

版木をセットして早速坐禅開始です。

夜の坐禅は時間の都合で3本となりました。

12月の山奥の寒さが嫌でも気合いを掻き立てます。

 

2、茶礼

今後の笠間研修会の展望について、話が進みます。

他には観風先生の過去の治療について、四部録についての話にも花が咲きました。

 

ちなみに、今回のお酒は熱燗にしたのですが、寒い時には最高ですね🍶

日の粥座の準備をする、自称『典座舎弟』の中野先生。典座番長、藤田先生の後継者になれるでしょうか⁉

 

2日目

 

1、起床・掃除

久喜さん合流。朝3時半起きで来てくださったそうです😲。

お世話になる洗心館の掃除開始です。

2、朝課

朝はまず朝課から。

八郷から変わらぬ伝統です。

3、坐禅

朝の坐禅は4本坐ります。

2本目終了の時点で経行がてら、坐禅堂へ移動しました。

冬の板の間は寒い😱。

気合いを入れなければ乗りきれません💧。

4、粥座

暖かいお粥をいただきます。

体に染みわたる…。

中野先生、大変美味しい粥座でした❗

ようやく体が温まってきました。

食べ終わり、食器を片づけていると何やら隣で物音が……。

典座番長、緊急出動❗

これは斉座が楽しみです❗❗

5、傷寒論真髄 輪読

いやしの道の根幹、傷寒論真髄の勉強です。

今回は十三章、桂枝湯を読みました。

質疑応答では、子供への漢方薬の処方や、背候診、悪寒悪風の違いなど、多方面からの質問が指導者の先生方へと飛びます!

6、作務

作務の時間になる頃には、日が出てきてだいぶ暖かくなってきました。

山の天気は1日の中でも変動が大きいですね。

亥年最後の作務ではイノシシが掘った穴をスコップで埋めました。心の凹凸も平らにならせたらいいですね。

7、斉座

天気が最高に良いため、外で斉座にしようということになりました。

朝の凍える様な寒さとは打ってかわり、作務で疲れた体に心地良い冷気です。

おまけに、雲一つ無い日本晴れ、吾國山と見事な紅葉に囲まれ、藤田先生がご自分の畑で育てた蕎麦の実を使った手打ち蕎麦、オーナーさんから果物の差し入れまでいただきました。それを道友と談笑しながら食す。

………修行に来ている筈なのですが、こんな贅沢をしてよいのでしょうか?(笑)

8、治療・実技

今回はオーナーさんのお知り合い2名に来ていただきました。

治療担当は高橋先生と舩阪先生です。(治療風景は患者様のプライバシーのため、写真撮影をしておりません。)

 

その後初伝・指導者で組み、実技稽古が行われました。

今回はお灸の稽古をしている方が多く、艾の良い匂いがしていましたね。(実技稽古の写真が無いのは単なる撮り忘れです💦。申し訳ございません。)

9、反省会

今回の反省と、これからについて皆さんから一言ずついただきました。

連絡係としては、会計の準備が不十分でした。申し訳ございません💦。

 

次回は、年明け4日と5日の2日間にかけて行われます。

新しい年に修行を始めてみたい方、参加をお待ちしております。

いやしの神様からお年玉的なサプライズがあるかも…。

 

(文責:松本、坂田)

| 八郷接心 | 17:35 | - | -
11月 東京月例会
立冬を過ぎ寒さが忍び寄る11月17日、根津の七倉会館で東京月例会が行われました。

1.静座
月例会の最初は皆一同静座をします。つい考え事をしてしまい、いつのまにか呼吸が浅くなっていることに気づきます。

2.講話
「症例検討について感じること」前之園空観先生

本日の講話は前之園先生の経験した症例を元に身体のイメージ図と治療方針を各々考えました。
治療の決めては患者の全体像を捉えどこに治療のポイントを置くのかが要になると思います。それには基本の型を身につけて、瞬時に頭の中で患者のイメージ図を描き、判断する力が必要だと感じました。指導者の先生方の邪の見つけ方が三者三様である所も興味深い点でした。
また、症例検討会でよく耳にしていた‘’軽めに治療する‘’の意味は、大きく毒が揺さぶられることのないように、ということでした。確かに、単に浅く刺せばいいと安易に考えてしまいがちです。一つ一つの言葉を取っても勉強になることばかりでした。

3.症例検討
「左下肢痛の改善後に脳出血を起こした症例」森 勝先生

森先生の症例発表は痛みから歩行困難となった患者の患部の邪を捉え、邪熱を取ることで歩行が改善したという一例でした。
鍼道発秘の脚気の治療を参考に、と言うことでしたがなるほど、こういう所で使えるのか、と目から鱗が落ちました。四部録を臨床に活かしてこそ勉強する意味があると染々感じました。

4.実技稽古
各々の課題をクリアすべく指導者の下、相対練習を行いました。

5.終わりに
今回、野田先生が中伝に昇進されました。おめでとうございます(^^)

(文責:溝口)
| ◇東京月例会 | 18:15 | - | -
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