いやしの道協会ブログ

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2月フォローアップ講座

2月18日10時より七倉会館にて

第4期、5回目のフォローアップ講座が開かれました。

 

1・傷寒論音読

これまで読んできたものに、23章24章を加え、順番に音読していきます。

 

2.基本の型の稽古

二人組になり、鍼を持ち20分で稽古します。

 

前半の稽古が終了し、休憩中です。

先生は、調子の悪い方の治療です。有り難いですね。

 

3・本日のテーマ「引き鍼」

いやしの道しるべP41参照

引き鍼の目的は、・・・・

引き鍼の手技

引き鍼における重要な要素,劼咾

            気が至る

            5い隆尭

先生のお話をふまえ、稽古です。

 

フォローアップ講座は、今回で終了となります。

基本の型の稽古ですが、

はじめは、礼法、姿勢、鍼の持ち方、腹診など、ひとつひとつに気を配りながら

頭で考えながら、稽古していきますが、その先には

考えずに自然に型ができるようになることが目標です。

目標は達成できたでしょうか?

2年間ありがとうございました。

 

文責:牛尾

| フォローアップ講座 | 12:19 | - | -
1月 東洋医学と養生の会

1月28日、京都の心耳庵にて、東洋医学と養生の会が開催されました。

 

第一部: 『養生訓』輪読

 

 ●月経時には髪の毛を洗うべからずと書かれてます。

『傷寒論』の「熱入血室」にも通じる、 昔から伝えられている養生の知恵かと思ったのですが、

参加された女性4名にうかがったところ、そのようなことは聞いたことがないとのこと。

 

一般には知られていないことだったのか、何世代か前で失われた知恵なのか。

 

女性はしばしば髪の毛が長いですし、今のようにドライヤーも無いので、

「神田川」の如く「洗い髪が芯まで冷えて」風邪を引いてしまうことも多かったのではないかと思います。

 

●風呂は毎日入らない方が良い、髪の毛も風呂に入るたびに洗わない方が良い、 とも書かれています。

 

これについて参加者の方からは、

毎日お風呂に入るのが当たり前になっていて、お風呂に入らないなんて考えられない。

風邪でもお風呂には入りたい。

入らなかったら自分の体臭が気になってしまう。

というご意見がありました。

 

現代において「当り前」のことが、命にとって本当に必要なことなのか、

自分の生活のなかの一つ一つの事柄の本来の意味を問い直していく時間も必要なのかもしれません。

 

第二部: ヨガ・気功

 

伸ばそうとすることより、感じることが大事、と再三の指導がありました。

 

「これだけ伸ばせた」という成果を性急に求めてしまうのは、なぜなのか。

 

今のありのままの事実をそのまま見つめることを疎かにして、

頭に思い描いた結果の方ばかりに意識が向いて、

思い描いたようにならないことでイライラしたり落ち込んだりやる気を失ったり。

 

ただ、愚直に継続すること。

その根底にはまず「信じる」ということが必要なのかもしれません。

先人の示す道を信じること、自分の命の働きを信じること。

 

第三部: 治療体験

 

一般参加の方3名を、初伝・中伝の鍼灸師が治療させていただきました。  

 

技術の継承には、「現場」が必要との思いでこのような場が続けられています。

 

自分の臨床の場をもたない方が多かった頃には、

勉強し稽古したことを、実際の患者さんで試して、

現実には手も足も出ず、どうしていいか分からない、

という事実に直面することが学びにおいて大事なことの一つだと考えてきました。

(そのため、敢えて治療に行き詰るまで指導者は手を出さずに放任する、という場合もありました)

 

指導者としては、上手くいかなくなってしまった時に、

バトンタッチして治療をして、何とかその場を収めて、

一般参加者には少しでも良くなって帰ってもらえるようにしなければならない、という責任がありました。

(冷静を装いながらも内心冷や汗をかきながらのことも沢山ありました)

 

一年以上続けてきて、自分の臨床の場を持つ方も増えてきて、

「一般参加者への治療」の意味も変化してきているように感じます。  

 

自分の治療院で一人で治療しているときには、体験できないような何か、

がこの場で起らなければならない、と思っています。

 

そして本人にはまだ気付けていない、その人なりの長所を見ていくこと。

それが伸びていくのを手助けすること。

指導者の果たすべき役割は重いとようやく思い知るようになりました。

 

次回は2月25日、心耳庵にて開催予定です。

(文責: 村田)

| 東洋医学と養生の会 | 12:19 | - | -
2月 福岡の勉強会

2月 福岡の勉強会

 

---(今日の内容とメモ)-------------------

1、静座法

2、膀胱炎について 養母

・膀胱炎発生のメカニズム

・膀胱炎の薬方

・膀胱炎の灸法


3、古典読解 標幽賦

今月はいっきに最後まで読み切りました。

来月からは流注指要賦に入ります。短いのですぐ終わるでしょう。

 

宋代以降、校正を経た書籍が印刷技術の普及に伴い普及していく中で、

『内経』などの最重要文献に多くの人が触れられる機会は増大していたはずです。

それにも関わらず、賦のような安直なマニュアル本が登場してきた理由はなんなのか?

原典を読む努力が敬遠されたのか、力量がないのか、

金元時代の動乱により十分な教育をすることが困難だったのか、謎が残りました。

賦の功績もあるでしょうが、反面、デメリットもあったでしょう。

 

今後もしばらくは、江戸期に至るまでの鍼灸の歴史を踏まえつつ、

学習法の変転も感じていきたいと思っています。

 

 

4、実技稽古

 

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文責:河原燈観

| 九州の勉強会 | 11:55 | - | -
2月東京月例会
2月18日 日曜日、月例会が行われました。






会場:千代田線根津駅近く、七倉神社境内の七倉会館です。

○静坐

いやしの道の月例会、静寂な空気漂う中、20分間の静坐から始まります。



○講話
「盗む・変化・統合」原田修観先生




昨年の合宿は、横田観風先生が参加して下さいました。
関西支部の石部先生を治療する技を皆で見せて下さった時のこと、、、
観風先生の治療を拝見できる滅多に無いチャンス!とばかりに、皆で前のめりに目を見開きました。
もちろん皆さん、その時の記憶ははっきり残っています。

ですが原田先生は…
果たしてどれだけの人が、合宿での観風先生の治療の進め方や鍼の技術、一挙手一投足、一つのこらず全て鮮明に記憶しているだろうか?と…投げかけられました。

「真剣に見ているつもり、だけでは技を盗む事は出来ない。
教えてくれる技、盗ませてくれる技、盗んだ技、それぞれ違う…」




若かりし頃の観風先生のご指導についてのお話が飛び出したり、原田先生から質問を投げかけられた山野先生からは、与えてもらう学びを自分のものにするのに不可欠なのは、その後の自身の努力次第…
と、お話が続きました。








模擬実技では、いろんな鍼の方法を拝見しながら、技術のポイントを教わりました。
散鍼は、チョンスーチョンスーチョンチョンスーと、リズミカルに。
「盗んだ技を統合する。
鍼先が自分の身体の延長であるよう、結びつくよう練習を重ねる。
そして、微調整していろんな手の内に変化させる。」




「常に疑問を持つこと。
目的意識をしっかり持つこと。」

さあ、一つでも多くの技を盗めるよう、受け身ではなく能動的に、合宿や各勉強会に挑みましょう。



○臨床発表
両側人工股関節全置換術後の冷えの症例          
牛尾宣子先生(指導教授:山野鵬観先生)

【はじめに】患者さんの診察の際、主訴をふまえ体を診ていくが、診察の技術の未熟さと知識の不足もあり、診察から診断し、治療に結び付けていくことが難しいと感じることが多い。今回の症例から、こうした方が良かったと思える点を振り返り、今後の診察の工夫としたいと思い症例に取り上げた。









【初診日】平成二九年二月二七日 【患者】七一歳女性、既婚。 【主訴】のぼせ、鼠径部から膝にかけてのピリピリした痛み。 【現病歴】平成十年頃より腰痛と膝の痛みがあった。ブロック注射などを受けていたが、痛みは取れず、先天的に股関節が悪いのが原因でしょうと、平成二十年右人工股関節置換の手術を受ける。その一年後に左の股関節も同様の手術を受け、それまでの痛みは改善された。股関節部のROMほぼ問題なし。歩行も普通であった。数年前より歩行時など鼠径部から膝にかけてピリピリした痛みを感じるようになり、現在は、リリカ2回/1日、セレコックス2回/1日内服。(痛みが酷くなるのが心配で、毎日痛み止めを内服)。腰と膝は整形外科的には問題がないと医師より話されている。 【既往歴】四十五歳高血圧、降圧剤内服中。五十歳軽い脳梗塞で点滴治療を受けるが後遺症などなし。その後、言葉のでにくさがあり受診、高脂血症の薬を処方される。胆石の為、経過観察中。六八歳良性発作性頭位めまい症。 【個人歴】旅行好き。普段から家にいるよりも外出し、喫茶店などで過ごすことが多い。 【問診事項】夜間痛はなし。上半身に汗をかきやすく、のぼせあり。顔が熱い。足とお腹に冷えを感じ、腰から下が酷く冷える。 睡眠・眠れないことが心配なので眠剤を服用。便・ビオフェルミンを内服し一日/一回。食欲・有。ぽっちゃり体型。のどは乾かない。 婦人科の疾患はこれまでない。 【軽快因子・増悪因子】痛みの増悪:同じ姿勢で坐っていること。 長時間の歩行。軽快:マッサージを受ける。 【脈状】右寸浮(強すぎず、弱すぎず)両尺が触れにくい。 【舌状】薄い苔、湿潤、歯痕なし。 【腹状】腹満あり。→後にこれが腹張満とご指摘いただいた。 【背候診】首から腰にかけて起立筋の張りが強い。志室辺りに硬結。 【その他】両股関節、膝に熱感なし。手術創から膝にかけて、触れると圧痛あり。下肢は温かい。頭に熱感あり。 【診断】股関節の手術の古血があり、歩きすぎると、毒がゆさぶられ、大腿外側、鼠径部から膝にかけて痛みが出てくる。大腿から下肢へ向かう気血の流れやリンパの流れが悪い。下焦が虚している為、上衝もあり、のぼせが起きている。 【治療方針・治療内容】下焦を補い、気血の巡りを良くし、鼠径部から膝にかけての痛みを取る。上衝しやすいと判断し、基本の型の逆順で治療。初回なので軽めの施術とする。寸三・一番使用。 頭部の熱を散鍼、首、肩のスジには軽めに単刺。背中のスジバリにも単刺。腰の志室あたりの硬結には深く刺入し響かせる。大腿に響く。腹部は、両大巨、関元、中脘に接触鍼で補う。右大腿、鼠径部から膝まで接触鍼。左も同様。両下肢に引き針。手に引き針。終了後のぼせはなくなったが、冷えている。真寒仮熱、誤治?ピリピリした痛みは、変わらず。 【経過】 ・第三診(四月二十日)主訴は肩こり(鎮痛剤の使用で、鼠径部から膝の痛みは、PS5/?)脈は浮き気味だが、腹部と下肢の冷えなどから陰証と判断。腹部を温める治療に変更する。 ・手に引き、腹部は、冷えのある関元に深く刺入し捻りながら温める。中脘、右側腹部、鼠径部の圧痛点を単刺、関元に台座灸。温めるそばから腹部に発汗あり。鼠径部から膝まで接触鍼。胆経ラインの圧痛点に単刺。足に引く。背部は、肩甲間部から腰まで単刺し、硬結を緩め、台座灸。大椎周りの盛り上がりと肩のスジを緩め、気を巡らす。 ・第四診(五月一六日)主訴は、腰と右鼠径部から膝までの痛み。 金沢への旅行で、内服薬だけでは痛みがとれず、ロコアテープを使用し、PS?から8となる。腰と右鼠径部から膝までの痛みを軽減し、腹部を温め、気血の巡りをよくする。 ・右手に引き、腹部は前回と同様。右大腿内側から内果まで接触鍼で気を巡らし、股関節外側の熱を散じ、外果まで単刺。侠渓に引き針。大腿内側に点灸。背部の張りに単刺。腰の硬結に対し、交しょ管でゆるめ、深く刺入し響かせる。その後台座灸。両崑崙に引き針。肩首を緩める。治療後、腰は楽になる。発汗あり、上は熱く、下は寒い。 【考察】初診では、自分が考えている状態と患者の状態が違い診断に迷った。陰証の診断が出来ず、真寒仮熱も分からず、誤治となってしまった。この様なときどうしたら良いのか。初診の腹診では、緊張がある事を考え、それが分かった段階でまず一本手に引き針をして、再度腹診しても良かったと思う。下肢や背部に触れても冷えを感じなかったが、患者の訴えは腰から下が酷く冷える、なので、便秘は無く、婦人科の疾患もない。血毒の熱よりも冷えのぼせと判断できたら良かった。そしてまずは、基本の型で治療に入るのが良かったと思える。 三診でやっと腹部の冷えと虚がわかり、陰証と判断することができた。先に温めることを試みたが、すぐ発汗し冷えてしまい、下肢まで温めることが出来なかった。これは下肢への気の滞りが強度であると思えるが、それは人工関節が入っており、その周りの循環がひどく悪いためだろうか。下肢にしっかり気を通すことが出来たら、温まり方も違い、お腹で発汗しなかったと思える。ただ主訴が肩こりなので、それを主に治療できたら良かったが、他をやりすぎたと、今は考えられる。 四診は、旅行したことで、循環不全がおこり、古血の毒性化が増大したためか、股関節部に邪熱が感じられた。これまで股関節部は冷えている事が多かったが、これは痛み止めを内服していたことによるものだろうか。山野先生が、「いやしの道」十五号に書かれているが、この方の痛みも始まりは腰痛からであった。訴えも腰と膝である。そう考えれば自ずと治療の方法が見えてくる。鼠径部の圧痛、大棗のスジバリを見つけ、それを緩めていれば、下肢への巡りも良くなったのではないかと思う。 症状がいろいろあると、情報が多くなり迷うが、治療の原則、優先順位を考え、治療できたらと思う。また活字では知っているつもりでも、実際の患者さんの状態と一致しないことは問題である。経験を積みながら、しっかり学びたいと思う。

《質疑応答より》
・腰が痛い、と一言で言えども、人によって様々な場所を言ってる事ある。
・主観か客観か、発表資料を記載する時は気をつける。
・本人の言葉だけを信用せず、見たり触ったりで、自分はどう感じるか。
・腰と膝が痛い時は、仙腸関節、鵞足、膝の裏側を必ず診る。
・陰証か陽証か。
・坐骨神経痛には心因性もある。





○実技稽古

入門・初伝・中伝に分かれて、指導して頂きます。
















○お知らせ
・4月から「初伝フォローアップ講座(仮)」が始まります。
日時:月例会の同日午前10時〜12時
対象者:初伝入門講座を修了した方。
テーマ:西洋医学的な事や、整形外科的な検査法等、いやしの道の治療法の中でどうやって使いこなしていくか。
詳細は、3月の月例会時に発表される予定です。


・来月、いやしの道18号が発刊されます。(予定価格は3000円〜3500円)
※横田観風先生の臨床録が、なんと100ページも含まれています!


次回の月例会は、
3月18日 日曜日
14:00開始(受付は13:30〜)
七倉会館にて行なわれます。






(文責:田原)
| 例会 | 20:18 | - | -
2月 関西支部研修会

2月11日(日)大阪府高槻市芥川東部会館にて関西支部研修会が行われました

 

10:00 自由稽古・四部録基礎講座(傷寒真髄)

各自で自主稽古をします。鍼を打ったり打たれたり。同時刻に初学者の方向けに四部録基礎講座も開催されているのですが講師である石部先生がインフルエンザで欠席された為、急遽代打で村田先生が講義をしてくださいました。

内容は「傷寒論」の和訓を音読して原文を書き写すという村田先生曰く「筋トレ」スタイルで行われました。

 

 

 

 

 


11:00 腹診

お腹の触診の稽古です。寒熱を感じたり、お腹の奥のスジバリを探したり、お腹の状態から体全体が今どういう状態か診るための稽古です。感じよう感じようとしても分かりにくい。自分の中にある無駄なものをそぎ落として自分を鏡のようにして、患者の体をそのまま写し取るような気持ちで診るようにしていると指導者の先生はおっしゃっていました。
12:10 『傷寒論真髄』(村田先生)

 

傷寒論真髄の中に出てくる症例を元に治療の順番を表した用語である「先表後裏」「表裏双快」の違いについて解説してくださいました。「先表後裏」の場合には表にも裏にも邪熱がある場合には「表」の方から治療していく。もし「裏」から治療してしまうと外から入ってきた生きのいい風邪の邪などがお腹に引き込まれてより症状が悪化してしまう。玉ねぎの皮を剥ぐように表から表から治療していくようにする。

「表裏双快」とは「裏」であるお腹には冷えがあり「表」である頚肩胸には熱があるような場合お腹の冷えを取り頚肩胸の熱を取る治療を同時にする事である。
 

13:10 昼食

村田先生が持ってきてくださった玄米粥と各自参加者が持ち寄ったおかずでランチタイム。


14:00 基本の型・チェックシート

いやしの道の基本の型の稽古をします。スポーツでも武道でも基本が大事なようにいやしの道でも基本を大切に考えしっかり稽古します。
 

15:00『鍼道発秘講義』(井上先生)

鍼道発秘講義の「鍼灸における瞑眩について」の項を井上先生が解説してくださいました。

瞑眩とは体内の病毒が体外に去る時に起こる、一反応現象である。その反応として汗、吐、下、和、がある。

そこから皆さんはそのような体験をしたり、治療した患者さんにそのような瞑眩現象が起きた事はありますか?という話になり、参加者のお一人が体験談として家族全員がインフルエンザにかかった時、娘だげが痰のような鼻水のようなモノを大量に吐き、その時はその娘が一番早く治った。というお話をして下さいました。


16:10 丹田呼吸と身体づくり

呼吸に意識を向けていると不思議と気持ちが穏やかになり、体の感覚が鮮明になるような実感があります。


16:40 治療と課題の発見

参加者同士で治療をし、指導者の先生からアドバイスをいただきます。治療ポイントの目の付けどころ、治療中の姿勢や目線、押し手の置き方、ツボのとらえ方など細部に渡り指導してくださいます。


17:40 振り返りの会

皆で今日の研修を振り返って気になった点や、勉強になった点、反省点などを話し合いました。研修当日はバレンタインデーが近いという事で女性の参加者がチョコレートを持ってきてくださってそれを頬張りながらの振り返り会となりました。美味しいチョコレートをありがとうございました!(写真を撮るのを忘れてしまいました。)

 

関西支部研修会予定

次回は3/11(第2日曜日)に予定しています!

 

(文責:山本)

| 関西支部 | 14:09 | - | -
2月 湘南研修会
2月8日木曜日
平塚市民センターにて湘南研修会が行われました。

夕方また雪が散らつく寒い一日でした。


○調和息

腹式呼吸〜逆腹式呼吸




掌を合わせ、気を感じる




鍼を持って、気を感じる





○エアー鍼で、エアー治療。
お題は…
『不眠(65歳女性、普段は肩こりの常連患者さま、胸に熱、みぞおち硬い、お腹の奥と横に筋張り、首筋こり、肩井こりこり、志室・痞根もこりこりに固まっている。寝付き悪く、時々目が覚め、朝なかなか起きられない。お腹は空かないが食欲あり、時間がきたら食べている)』
と、詳細な設定をしたモデルケースを脈と舌を含めて診断し、どういう順番で、どの様に治療するか、先ずは診断について疑問や意見を出し合い、各自エアー鍼。

細かな設定から自分がする治療を思い描がいたら、実際のようにどんどん分からない壁にぶつかりました。
浮かび上がる具体的な疑問を、直ぐ目の前の先生方に尋ねて教わりますが、また次々に自分の問題点が浮き彫りになりました。
あー、ダメなとこだらけ…なのに、
なんだか、楽しい!
普段聞けない先生方の秘伝の技や、経営面にも話が及び、目から鱗な稽古でした。




○組稽古
エアー鍼稽古で気付けた事、頭において各自練習。
初一鍼を大切に…






○今日のおやつ
もうじきバレンタインデー、Uさんより素敵なチョコのプレゼント!
みんな大好きうなぎパイと共に、ご相伴させて頂きました。




○講義「切脈一葦」木村先生


邪正一源の項、続きを解説して頂きました。


症状は軽いようにみえる陽病なのに脈は重い陽病だったり、軽いようにみえる陰病なのに重い陰脈であったりする場合は、病が軽いように思えても、大病になる可能性があることの前兆である。

また、重い陽病にみえても軽い陽脈をし、重い陰病にみえても軽い陰脈である者は、病は重くとも大病にならない可能性があることを示唆している。

みえる様子と脈は逆の場合もあるが、実際の病の状態を見間違うこと無いように、脈は重要視すること、との事です。




○講義「鍼道発秘」海野先生




375章「 下利後、更煩、按之心下濡者、為虚煩也、梔子豉湯」

前回に引き続きまして、梔子豉湯を解説して頂きました。

鍼道発秘より… 熱のいろいろを検討
虚煩の梔子豉湯と実熱の半夏瀉心湯と比較。
嘔のいろいろを検討。
出せば好転するのか、出したらダメなのか。
鍼の浅深を検討。
背や腹と、手足に対してどう刺すかを比較。
気の動かし方、引き方を検討。
巡らすのか晴らすのか、それは補か瀉かを比較。
治療の先後や、その他治療で出来る技術的な事はしっかり勉強して身に付けること。
その上で…半夏瀉心湯等で考えられる患者さんの辛い状態に対応するには、見えない一鍼も大切になってくる。

次回は、378章呉茱萸湯へと続きます。





来月は、 3月8日第二木曜日17:30〜
平塚市民センターにて

皆様どうぞご参加下さいませ、


《以下、今後の予定のお知らせです》
4月12日第二木曜日、場所時間共に未定です。
5月10日、6月14日、7月12日、8月9日第二木曜日は、平塚市民センターにて、時間は13:00〜17:00です。


(文責:田原)
| 湘南研修会 | 20:41 | - | -
1月東京接心会

月曜日に降った雪が融けず、歩いていると耳まで冷たくなった

1月27日(土)駒込の萬年山 勝林寺さんにて

1月の東京接心会が開かれました。

今日の実技と講義は、本堂の横の庫裏の2階で行われました。

 

庫裏の入り口のお軸とお花

 

2階の茶室のお軸

 

1・実技

・一般の方の治療と、組になっての稽古です。

 

稽古の後、お寺の奥様が用意してくださった、ぜんざいをいただきました。

「朽名先生、昆布はいかがですか?」

☆ぜんざいには、昆布が添えられていて、甘いものとしょっぱい物、とても美味です。 

 ごちそうさまでした。

 

2・朽名先生講義

・傷寒論的な体の診かたをしていくには、どうしたら良いのかを学びます。

 

風邪の治療は、三陰三陽病のどこに、この風邪が当てはまるのかをみてきました。

風邪の治療を勉強することで、傷寒論的な体の診かたが勉強できることになります。

 

『いやしの道 第六号』掲載の横田観風先生講義録、−子どもと漢方ーから

かぜの治療のお話です。

皆さん、荒木先生の『漢方養生談』はお持ちですか?

良い本なので、とても勉強になります。探してみてください。

 

さて、子どもと漢方ですが、子どもも大人も基本的には同じです。

配布されたプリントを音読しながら、

葛根湯、麻黄湯、大青竜湯、桂枝湯、小青竜湯、

桂枝二越婢一湯、桂枝二麻黄一湯、桂麻各半湯、小柴胡湯、

脈、舌、虚実、寒熱、問診で尋ねるポイントを説明していただきました。

次に、『傷寒論』の」治療原則について

\萇集緡

∪莎涕經

先陰補後瀉陽

<風邪の症例>から

症例を読み、風邪の薬方からどの漢方であるか考えます。

鑑別のポイントは・・・

 

3・坐禅

本堂に移り、坐禅です。

本日も、ご住職にご指導いただきました。

ありがとうございます。

 

次回は、2月24日(土)17時30分より

文責:牛尾

 

 

 

 

 

 

| 東京接心 | 14:42 | - | -
1月フォローアップ講座

次の日が、大雪になるなんて想像できないくらい良いお天気の

1月21日10時 七倉会館にて

第4期 4回目のフォローアップ講座が開かれました。

 

1・傷寒論音読

1回目:1章、2章、3章

2回目:12章、13章、14章

3回目:15章、16章

今回:20章、21章、22章

1回目に読んだ章から今回まで、順番に音読していきます。

 

2・基本の型の稽古

二人組になり、鍼を持ち、20分で治療です。 

 

 

初めての方は指導者の先生と稽古です。

 

 

 

 

3.本日のテーマ:生きたツボを見つける。

「いやしの道しるべ」P42

 

 

二人組になり、生きたツボを探します。

陰経、陽経でここが一番と思うツボに、一つだけ印をつけて

先生に確認していただきます。

 

ここにもあり、あちらにも・・・

鍼をするには、どこが一番良いツボでしょうか?

 

 

先生に確認していただくと、自分のとったツボとわずかにずれている事があります。

ピタリと合うと、とても嬉しくなります。

生きたツボに鍼をしてみると、その違いがわかり、

生きたツボってすごい!!と思います。

 

次回は、2月18日10時より

傷寒論は、23章、24章を読みます。

テーマは、引き鍼です。

 

フォローアップ講座は、次回で一度終了となります。

ご参加お待ちしております。

 

文責:牛尾

 

| フォローアップ講座 | 11:24 | - | -
1月杉山真伝流勉強会

『杉山真伝流』勉強会 第147回 平成30120

              講師 大浦慈観先生

◆◆◆シリーズ:『杉山流三部書』から(6)◆◆◆

今回のテーマ:『療治大概書』(労瘵・咳逆)

『十四管術』より(竜頭管術・撥指管術)

]瘵(ろうさい)1・ 伝染性の慢性消耗疾患で肺結核に類するもの。

2・また肺結核に限らず慢性病で消耗してしまった虚損の重症のものをいう。

何故、労瘵になってしまうかというと、咳をして寒邪が入り病弱にもかかわらず不養生をし

たり房事を重ねたり、飲食の不摂生をして余計こじれ慢性的に咳き込み労瘵になる。

状態、身体の状態は痩せて、髪は抜け、寝汗をかき身体の栄養分も抜けて虚状が高まり

悪い夢を見て精がもれたり、尿が白く濁ったり、せき込んで心窩部が硬く、下腹に塊が

出来たりして慢性的に弱って行く。

結果、労瘵(ろうさい)は直ぐに良くなるものでないので、栄養補給をして食べられるよう

にする。咳がひどいので咳を鎮め、免疫力を高め長い養生をしていくことが大事である。

治療 百会 お腹が完全に虚して咳をして気が上逆しているので、気を発散させる。刺絡。

上脘、下脘 せき込むと心窩部が硬くなるので、胃腸を元気にする。

肓膏 肩甲骨の下に刺す。肺結核に良く使われたのが四華穴に灸。

結核というと大正、昭和の初め九州の普賢岳近くの半島に病院を建て鍼灸学校を造り宿舎

を造り鍼灸師を育て、たくさんの患者さんの背中に灸をして結核を治していた

宇和川義瑞先生がいました。結核菌が脊椎に入り脊椎カリエスを患い、患者さんが

コルセットで体を固定して国内外各所より来院し、船で患者さんが集まり愛野町を作って

いた。治って帰るときはコルセットが不要となり、部屋に山積みコルセットの写真は驚き

でした。愛野町を見下ろす小高い丘に渋くスマートに立つ宇和川義瑞先生の墓地は地域の

人々をじっと見守もっていた。

咳逆(がいぎゃく)1・咳嗽(がいそう)喘息のように気が上逆する。

           2・噦(えつ)ひゃくり。

1・咳嗽(がいそう病気した後不養生して胃は弱り冷えて起こる。

2・噦(えつ)ひゃっくり 横隔膜の痙攣で胃が冷えると横隔膜あたりが緊張してきて

  おこる。

大浦先生の病院勤務頃の話、風邪から肺炎になり、点滴等で肺炎は良くなり落ち着いて

いたが、昼も夜もひゃっくりが止まらない患者さんに、看護師さんに秘訣を問われ

治療した。細菌感染はおさまっていたが身体は冷えきり少陽病の患者さんで、

中には邪熱がこもり肝あたりだけ熱感があり、熱を散じ肋骨球から鍼をいれ背の膈兪

肝兪の背中側から熱を引き肩甲患部を軽く緩め一回で止まった。普通は胃が冷え横隔膜

周辺の過緊張からなる。足の穴を使い筋緊張を緩める例も話された。

結果呼吸器疾患には背中の灸が良い。

端座流の読み下し。喉痺の針(咽頭炎・喉頭炎)血とる。口こもりたる針

言葉が発せられないときの針)積上りたるとき。

手技の紹介 『十四管術』より(竜頭管術・撥指管術)

1月21はりきゅうサミット2018に大浦慈観先生、(杉山真伝流の手技を披露しながら

実技の講演に、鳥海春樹先生、船水隆広先生と共に参加しました。三人の先生の熱が

伝わる講演でした。

次回は2月17日

(市川友理)

| 杉山真伝流勉強会 | 23:22 | - | -
1月 東京月例会

真冬の透き通った青空のもと 2018年はじめての東京月例会が 1月21日(日)根津 七倉会館に於いて おこなわれました。

 

1.静坐

身・息・心の調和のため 20分ほど 静かにすわりました。

 

2.講話

安田無観先生「私がいつも治療で目指しているところ 鍼の響きについて」
安田先生が日々の臨床で目指していらっしゃる理想の「鍼の響き」について 実演を交えてお話しいただきました。

 
「鍼の響きについては、以前にも『いやしの道機関誌』に執筆したので、是非読んで頂けると有り難い」  

『いやしの道機関誌』に掲載されてる内容  
・響きにはいろいろな強さがある
・響き方にはいろいろな種類がある
・「気が至る」とは  

「最近思っていることは、響きは波ですね、波動、なので波長があったり周波数があります」  

昔のラジオの様 周波数のダイアルを同調させることによって音が聞こえてくる様に 或るひとつのツボに鍼をしていくときも いくつか響く層や周波数がある ということをお話しいただきました。  

「ずどーんとくる響きは、患者の方も術者もわかるけれど、波長が小さいのか短いのか分からないが微細な響きというのは、患者の方にはわからないこともある。
私は、どんな響きも術者が感じ取れることが大事なのではないかなと思っている」  

或るツボに刺すと いろいろな段階の響き・反応がある中でも特に 今現在只今その状況で患者の方が一番欲している響き というものがあり、  

「そこにくると(痛いという意味では無く)ものすごく響きの度合いも強いし効き方も強く ”気持ちいい、あ−、気持ちいい” という響きが、このいくつか響く中であるはずで、それに同調させて響かせると一番効果的ではないかな、と、いまそういう風に思っている」  

日々の臨床で鍼を刺鍼している最中に 患者の方に ”ああその鍼が気持ちいい” と言ってもらいたい そういった野望をもちながら日々臨床に携わっていらっしゃるそうです。  
はじめての患者の方の場合は なかなかそううまくいかず難しいと思っている と仰っていました。  

「鍼の心地よさ、醍醐味を鍼灸師のひとたちもからだで知ってほしい」
と 時間の許すかぎり鍼をしていただきました。

 

 

 

響きとはなにか そのときいちばん心地良い響きの鍼を打つとはどういうことか 目指すところを持ち日々試行錯誤するということ 鍼の醍醐味を味わうことについて といったことを考える機会となりました。

 

 

「あー、緊張した」

 

 

3.臨床検討会

坂井敏恵先生「頭痛発作と神経症既往の体質改善」
主訴として頭痛発作があるモデル患者(同僚の鍼灸師)の方が 治療時は症状が治まっている状態であったため その時の愁訴と体質の改善として治療した症例を発表していただきました。

「痰症」「肝症」(『鍼道発秘講義』)とはどういうからだの状態なのか 体質改善を目的とした治療とは 等 考える機会となりました。

【患者】男性 42歳 身長167 体重56
【初診日】平成29年10月17日
【主訴】頭痛発作(初診日は頭痛なし。)
【初診時その他の症状】鼻づまり、鼻水(透明)、右股関節痛、右腰痛、排尿痛。
【現病歴】20歳前後から、眼の奥にガーンと電撃痛が来る頭痛発作が始まり、1〜2年に一度位の頻度で起こるようになる。発作時は右目から後頭部天柱の辺りまで膀胱経が痛み、身体が熱くなり、汗が出て、上の衣類を脱ぎたくなる。右目から涙が出て、右顔面に力が入って歪む。ひどいときは数時間動けない状態になる。一度発作がでると2週間から1か月ほど出たり消えたりして治まる。
9月上旬から10月上旬くらいの間に、何度か、頭痛発作が起こった。その後発作は治まっているが、軽い頭痛が時々起こる。
幼少期から鼻づまりと、膀胱から尿道にかけての痛みと違和感、排尿痛もあり、冷えると重くなる。泌尿器科では異常なしと診断される。
24歳頃、右腰痛と右股関節痛で腰椎椎間板ヘルニアと診断される。
現在は腰痛と股関節痛はそれほどでもないが、数日前にたくさん歩いて右股関節が痛くなった。
【既往歴】幼少時アトピー性皮膚炎でステロイド剤を塗布していた。ゼイゼイする喘息の気もあった。幼少時から時々不安になることがあったが、15歳受験前の正月から毎日、動悸・不眠・不安感・疲労感・頭痛などが出るようになる。病院で、デパス・アナフラニールを処方されるが、薬を飲むと余計に具合が悪くなるので止める。潔癖症やパニック症のような時もあり、数年後違う病院で強迫神経症と診断される。手荒れを治す為に行った病院で、神経症状の治療に移行し柴胡清肝湯を処方され(後に燈心草、竜眼肉が加味される)、3年程通うがあまり改善されない。28歳頃、入江式鍼灸治療を受けてから身体が良くなってきて(匂いが感じられるようになった等)、その後、冷え取り健康法(靴下の重ね履き、半身浴、飲食の改善、自分本位の考え方をやめる等)をやるようになり、ぐんと身体と神経症状が快方へ向かい、現在神経性は安定している。
【診察所見】脈診/左の方が少し強い、少し硬さあり、尺弱い、やや数。舌診/胖大、舌苔:やや黄色、舌下静脈怒張あり。胸腹部/季肋部の張り(盛り上がり)あり。両腹直筋拘攣。小腹不仁。胸骨脇、季肋部に圧痛あり。右肋間に細絡あり。背腰部/肩甲間部細いスジバリ(圧痛有り)。足部:冷えている。両母趾・示趾間と踵内側にびらんあり(水疱が出来て破けるようなかんじになることがある)。頭部/右天柱辺りにスジバリ(圧痛有り)。

問診他/大便:毎日あり(ゆるめ粘着性がある便)、日に数回の時もある。小便:排尿痛は気になるほどではないがある。睡眠:問題ない(お休みの日など長いときは10時間くらい、短いときもあるが気にしていない)。食事:朝、昼抜くこともある。飲酒:3、4年前くらいから少し増えたが、毎日飲まないように気をつけている(主に常温の日本酒、2合程度)。食事を朝昼抜いた時に酒量が増えてしまう。お酒が続いたり、精神的にイライラしたり怒ったりすると頭痛がでやすい。頭痛が出る前や後に頭痛が出る所と関係する膀胱経や肝経の、足の方に痒みなどが出やすい。半身浴などで身体が温まった時などに軽い頭痛が出る時もある。

【診断】やや胸脇苦満と胸などに瘀血、水毒体質、下焦の虚があり、情動の変化や飲酒などで、鎮静化している毒が熱を持ったり動揺すると上衝して頭痛として現れる。
【治療方針】下焦の虚を補い、上衝を起こしにくくし、胸や腹、後頭部の筋を緩め気血の流れをよくして、瘀血、水毒を減らしていく。
【治療経過】(寸6・3番鍼使用)(頭痛発作が治まっていたため、一度を除き、基本の型で治療)
・第1診(10月17日)
右手心包経・大腸経に引き、下腹に補法。季肋部の圧痛、スジバリ、腹直筋を緩めるように刺鍼。肩甲骨間のスジバリ、左腰部の硬結、左右仙骨脇、右臀部圧痛に刺鍼。右股関節に響きお腹も動く。右天柱辺りのスジバリに刺鍼。左足太衝に引き鍼。治療後胸の辺りに痒みが出た。
・第2診(10月20日)
温かい飲み物や炭酸水を飲むと右咽頭から鼻腔の粘膜に強く感じる。頭痛が出るときにはそういう感じが多いとのこと。鼻づまりはあるが、通っていて、昨日今日は頭痛も出ていない。右下腹に水毒あり。虚していた公孫に灸と、瘀血体質の改善に両足中封に灸を加えた。最後に左後谿に引き鍼。
・第3診(10月27日)
昨日家族の引っ越しがあり疲れている。昨日は右腰に痛みと頭痛が少し出た(治療時には頭痛なし)。鼻はつまっている。脈:右寸浮、右関やや緊、やや数。腹:臍の上下に水毒あり。治療後鼻づまりが通ってきた。
・第4診(11月7日)
3日前から鼻水・鼻づまりが多くなった(寒い所で研修会があった為)。右腰に時々チクッと鋭い痛みが出る。脈:やや沈関尺強い。腹:右下腹と左季肋部にガス。左少腹に水毒。側腹奥に筋張り。
・第5診(11月17日)
1週間前に風邪を引き、関節痛がでたが、すぐによくなったとのこと。鼻水は黄色、数日鼻づまりが強い。軽い咳が少し出る。下腹に灸を加える。
・第6診(11月24日)
どろどろした鼻が出て透明になった。つまり感はあるが鼻で呼吸できる。邪熱は感じなかったが、胸の瘀血を減らしていくのによいかと思って右季肋部の細絡から刺絡を加えたが、出ない。背部の右肝兪辺りを刺絡すると少し出血するが、あまり効果的な感じではなかった。
・第7診(11月28日)
右天柱辺りから刺絡を加える。両築賓に灸。横臥位で頸部の右側の硬結と左側の横突起が出っぱっているところに刺鍼。両築賓の灸は上の方へ響いたとのこと。翌日、身体のだるさと疲れと眠気が出て一日半くらい続いたのと、左耳奥に耳管の開閉音のような、パコパコするような感じが出た。
【考察】頭痛発作は、西洋医学的には群発頭痛といわれるものになるのかと思う。
鍼道発秘講義の痰症・肝症・頭痛・眼目の病を参照にした。
今回頭痛発作時に治療をしていないが、発作が現れる時は、肝症の状態のようになっているのではないか。長く神経症があって、肝気鬱結しやすい体質があり、気の鬱滞がひどくなったところで、怒りの感情等で情動が揺さぶられると、上逆し激しい頭痛発作として現れる。
頭痛発作時には肝症と頭痛と眼目の病のような治療を行い、平常時には主に痰症のような、水毒を取り、肝症の体質となる胸の気の鬱滞をとり、頭痛の出る鼻腔の奥の辺りの流れを良くして、鼻づまりや鼻水が普段なくなってくると頭痛発作も改善してくるのではないか。
第7診後の身体の反応は、築賓の灸や頚部の鍼などで身体の中が動いたが、最後に引き鍼をしたものの、うまく引けていなかったのかと思う。
神経症は起こらなくなっているが漢方処方当時、柴胡清肝湯があまり効かなかったのは、今よりもっと冷えていて、水毒・冷えに対する生薬が含まれていなかったからではないかとも思う。
本人は、坐禅・瞑想をして、心がけをよくし、精神的に落ち着いていると身体の調子もよいとのこと。又、長い距離を歩いたりストレッチなどして身体を変えようとしているので、鍼灸治療も併用しておこなっていくと助けになると思う。

 

 

*指導者の先生方、会場から(一部)*
・寒熱が正確に分からなかったため腹診図に記載しなかったということだが、邪や寒熱が分からない場合は、圧痛の程度が指標になることがある
・頭痛があるひとは首肩こりがある場合が多い
・頭痛発作が起きる季節やきっかけはどうか
・頭痛発作とパニック症等の神経症状に関係があるか
(坂井先生の見立て:頭痛発作は肝経ラインに出ていて季肋部(肝)等の毒が上に上がってでる。パニック症等の神経症状は、胸の辺りのつまりからきている。)
・毒の処に邪が入って毒が騒いでいる状態が肝症、痰症はまだ騒ぎが強くない感じである
・もともと胸の詰まりがある痰症体質の方は、背部の肩甲間部に冷えっぽいスジがある場合が多いので、このスジを少し長めに撚鍼等を行い緩めると、気持ち良い響きを患者の方に感じてもらいやすい
・点滴をしている方の場合、痰症の治療が参考になることがある
・おなかのどこかに一直線のスジがあるかもしれない、それが上部下部に出ている症状と関係している可能性がある
・『鍼道発秘講義』の「痰症」「肝症」はとても大事な項目である
・毒が暴れていない状態、第0段階では、そもそもからだの状態が動きにくい
・体質改善の治療は、立てた仮説を検証するためには、長い期間での経過観察が必要なので、今後も治療の継続が望ましい

 

4.実技稽古

指導者・中伝者・初伝者の組に分かれ 実技の稽古をおこないました。

 

 

来月は 2月18日(日)14:00〜 開催されます。

 

(文責 小池)

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