いやしの道協会ブログ

いやしの道協会の最新情報をお届けします。

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9月 関西支部研修会

9月9日(日)京都市立南青少年活動センターにて、関西支部研修会がおこなわれました。

9月の研修会は休みの予定でしたが、要望が多く、変更されました。

台風のあとの京都は、街路樹の百日紅の木が何本も、幹の途中からへし折られて、無くなっていました。時折、雨の降る一日です。

 

四部録基礎講座「経絡流注講義」    石部先生 

胃経の章 是動病と所生病。そして病気のメカニズムについておさらいをしました。

具体的にイメージするとき、その世界は立ち上がり、奥行きを持ちます。

 

腹診

腹診を行った後に、生きたツボに鍼をして、腹診がどう変わるかを確かめます。

実際の腹診によって、どこに施術をするかは変わってきます。

手の陰経陽経に引いてどう変わるのか。背中に打って腹がどう変わるのか。

残った腹の症状を直接打ってどう変わるのか。その後、手や足に引いてどう変わるのか。

腹診や施術の点検のポイントは多くあって、気付きもまた多くあります。


 『傷寒論真髄』    村田先生

224章 下焦に働く猪苓湯と、中焦に働く白虎加人参湯の鑑別。

225章 脈遅の鑑別。四逆湯と大承気湯。腹状の相違は明らか。患者の発する気も違う。

228章 梔子豉湯と大陥胸湯の心中懊憹の違いについて議論がありました。

229章 発潮熱の項。小便数は小便不利ではないかと言う疑問がでました。

230章 胸脇苦満と胸脇鞭満の違い。治療前後で舌苔に変化がある。

233章 邪がない便秘。キャラメルも使える。

234章 二陽併病の場合外側から病を解して行く。桂枝湯。

235章 合病と併病の違い。麻黄湯

236章 茵蔯蒿湯証で小便が出ると腹満は引っ込む。頭汗の機序について。

横田先生、村田先生のナビゲートを受けながら、傷寒論の大きな森の中を歩いてゆきます。

森は深くて簡単には見通せません。森の中の、今いる位置を確かめます。

 

昼食

会館の調理室兼食堂に移動して、持ち寄りの具の沢山ある素麺をいただきました。

手作りのお惣菜はとても味わいがあって美味でありました。ありがとうございます。

 

基本の型・チェックシート

それぞれのチェックシートの項目の点検を受けます。

課題を通過するごとに、術者の鍼灸の世界は広がって行きます。

 


『杉山真伝流臨床指南』    玉水先生

P.91 治験例 2  上脘中脘 閉結

上脘は上方へ乱鍼術。中脘は刺鍼転向法をもちいた八方向への雀啄術。

どのような時に雀啄術を行うのか?

を「腹診による毒と邪気の診察と鍼灸治療」P.127〜P.130 から学び

その後、雀啄術の実技を行いました。

押手、刺手の感覚は微妙です。

雀啄術を自在に駆使できれば、大きな力になると感じました。

 

丹田呼吸と身体づくり

場所が変わると、いつもとはまた違った感覚があります。無心に、丹田を意守します。

 

治療と課題の発見

今日さいごの実技です。それぞれの課題に取り組みます。

 

 

振返りの会

会館の閉館時刻がせまり、外は雨です。

振返りは各自心の中で行うこととして、ロビーで解散しました。

充実した一日が終わりました。ありがとうございました。

 

次回の関西支部研修会は10月14日(日)です。

研修会の会場が変わっています。ご注意ください。

高槻市 生涯学習センター 和室

住所 大阪府高槻市桃園町2−1 

JR高槻駅、阪急高槻駅から徒歩5分です。

 

東洋医学と養生の会は9月23日(日)京都上賀茂の心耳庵にておこなわれます。

 

文責:小倉

 

| ◇関西支部 | 13:19 | - | -
8月 東洋医学と養生の会

8/26(日)京都の上賀茂神社の近く

心耳庵にて東洋医学と養生の会が開かれました。

 

【貝原益軒「養生訓」 村田先生】

 

食事や一日の過ごし方等について、養生訓にもとづき

質問形式にしたレジメを元に話し合いました。

食事の内容(脂っこいもの、味の濃いもの)をよく食べるか

食事の量、バランス、食事を取る時間帯、おかずの品数など

私たちの日常と養生訓で良いと言われている内容を比べて

それぞれの意見や質問が交わされました。

 

 

休憩中、村田先生がその日の朝に上賀茂神社で汲んできた

お水をいただきました。美味しくて、ゴクゴク。

 

【ヨガと座禅 玉水先生】

 

身体が固い人もそれぞれが気持ちの良いように。

 

お盆を過ぎても、まだまだ暑いこの日。

子供たちはおでこにアイスノンを乗せて遊んでいます。

 

ヨガでリラックスした後は呼吸を整えて座ります

 

【実技】

 

今回は一般の方の参加者が少なかったので

鍼灸師同士でもペアで治療しました。

身体が楽になり笑顔になって帰っていく参加者の方から

こちらも元気をもらえます。

今回は鍼灸師7名、一般の方1名の参加でした。

ありがとうございました。

 

次回の東洋医学と養生の会は、9/23(日)の開催予定です。

 

(文責:竹ノ上)

| 東洋医学と養生の会 | 17:48 | - | -
8月 福岡の勉強会

8月 福岡の勉強会

 

---(今日の内容とメモ)-------------------

1、静座法

2、静脈瘤の治療について 養母

・静脈瘤発生のメカニズム

・静脈瘤の灸法 

・鍼灸が有効なケースの見分け方


3、古典読解 通玄指要賦 河原

◇治法の実際について 

甲乙経などを参考にしながら位置と取穴法を再確認します。

・黄疸―腕骨

・腎の病―然谷

 

4、実技稽古

 

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来月は合宿のためお休みです。

 

文責:河原燈観

| ◇福岡の勉強会 | 17:48 | - | -
8月杉山真伝流勉強会

              講師 大浦慈観先生

◆◆◆シリーズ:『杉山流三部書』から(1 )◆◆◆

今回のテーマ:『療治大概書』(遺精・上気・腹痛)

『二十一手術』より(八重柴術・八雲術)

現在学んでいる「療治大概書」は杉山和一検校が京都在住の折

「砭寿軒」よりこの書を譲られ江戸に戻り鍼灸教育の塾を開く

にあたりテキストとするため病名や穴名を漢字に変えて編纂し

直したものです。31期も引き続き「療治大概書」を学びます。

      次回は922日第4土曜日

遺精 精液が洩れることをいい、原因も含めていろいろな要素

が絡み何種類かの呼び方もある。変なことを想像して遺精する

ことを夢精と言い、日中洩れるものを滑精と言い締まりがなく

なっている時に起こる。原因は

/瓦反佞交流しない。心は胸の中、腎は下腹にあり精神症状

とも関係があり、頭暈(頭くらくら)や心悸(どきどき)・

神経疲労(ストレス)を起こし妄想をして訳の分からないこと

を考えてしまうが、腎が力なくそれを抑えることができない。

高齢で精神的に落ちこみ栄養が十分にとれなく不足すると、

お腹に力が入らず腰が曲がり悪いことばかり思い不安定になり

身体の陰陽のバランスが崩れてしまい起きる。虚証のひとつの

タイプ。∩蟆俤盛は活発になってしまう。相火は生命からで

たアクセルのようなもので腎水はブレーキのようなものである

腎陽、生命を保とうとするものだけが独り歩きして腎水が不足

で陰茎が勃起しやすく、口渇き舌赤く頭がくらくらしめまい

起こし耳鳴り、腰のだるさ 相火が盛んに燃え上がる、

(活発になる)気が狂うこともある。(動物で繁殖専門の動物

の短命の一歩手前のはなし。)

腎気不固は固まらず緩んでしまう。年齢を増した人の腎虚が

ひどくなった状態。精液洩れやすく、顔色白く神経疲労、頭が

ぐらぐらして腰がだるい脈は沈弱の虚寒の症状である。大浦

先生の病院勤務の時の高齢者のおじいちゃんのおむつに尿に

精液の洩れをみた話がありましたがコントロールが取れなく

なった時の様子である。ぜ焦が下にそそぐは口が苦く

(胃液が上がってくる。)小便は赤く舌の苔は黄色くねばねば

している。脾胃の症状「邪気陰分にありは」外邪でなく

ストレスのようなものと。陽はエネルギー陰は血液や津液の

液体的なものと、陽は頭部や体表面、陰分はお腹中の中の深い

ところを言っている。腎と関係があることは想像できる単純に

腎虚ということでなくいろいろな要素が絡んできている。魂は

(魄は感覚的なもの)血液と関係あり血液が不足すると正常な

働きが出来なくなり夢遊病者のような動きをする。

腎兪、気海 虚寒の下腹に気が充実できるように灸も含めて。

大浦先生の対応は患者さんは自分で病状は言ってこないが状態

が分かると鍼と灸で下腹の虚寒を除き充実させる手技をして

治療をしている。上気 下半身が冷えると気があがる。気が

痞える3か所は/眼殄堯胸の中で痞える苦しくなる。

9△ら頭へいき頭がくらくらする。足三里、三陰交、百会、

風市(虚寒で引き攣れているものをゆるめる)

気がのぼせている時足三里はすぐ気が下がる。下半身の冷え

に対して三陰交補の鍼やお灸。気を散ずる、頭がうっ血して

ぶかぶかしているので血を取る大浦先生の案はもう少し手っ取

り早く気海や関元にお灸をしたら良い

では冷えの強いときは手に引いてからする。

腹痛

^澆鮹羶瓦箸靴疹緤部の痛み上脘・中脘・梁門・巨闕 

⊂腸を中心としたお臍回りに天枢 2縞部の痛みに石門。

オーソドックスな穴を使っている。腹痛の原因を鑑別すること

が一番大切である。それに伴い例えば中脘を刺すときどういう

目的で改善を計るか考えて工夫をすることが大切である。

原因には…砲澆増すことも、劣ることもないは冷えであり。

ずっと痛いものは冷え。△砲錣にいたみ、にわかに止むは熱

である(炎症のもの)。D砲鵑撚爾蝓下った後痛みが減じる

ものは食積。便が通じたり、吐くものが吐いたら良くなるもの

をいう。つ砲爐箸海蹐替わらず一所が痛むは死血。瘀血の

うっ滞があり痛む。ゾ便が通じず痛むは湿痰」なり。

腸から水分吸収が出来ていない。腸の働きが悪いというより

寒癪(冷えた塊の為)κ筋が引き攣れ脇の下鳴るは痰なり。

脇腹が攣れて痛む。腹痛み、或は止み、面が白く、唇赤いは

虫なり。┐腹を押さえて痛み止まるものは虚、張って硬い

ものは実。腹痛治療の経験を聞く。実痛の時はお腹に鍼はし

ない。腸閉塞の時足三里蠕動運動が始まり痛みが増幅するの

で危険。腹痛している背部の硬いところ(私は痞根で3人の

経験があります。 ̄悗播櫃譴討い紳臘欧んの手術間もない人。

胆炎の七転八倒の人救急車を依頼しても聞き入れてくれ

なかったので往診。9痛だと二つ折れで来院、大量の宿便

の為に腸閉塞の患者さん)1本一定の深さまで素早く刺入。

硬い痞根を緩めた。激しい手技は使った記憶はないが、

無心に気を集中してゆるめった。短時間でパタッと閉塞が開

いて起き上がるので周りの人が驚く。

次回は922日第4土曜日

(市川友理)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 杉山真伝流勉強会 | 00:10 | - | -
8月東京接心会




少し日差しは和らいだとはいえ、残暑もまたまた厳しい8月の終わり、
本日も、駒込、勝林寺さんにて東京接心会が行われました。
暑いせいか、今年は夏の花、百日紅が見事に咲いています。
にゃんこたちは涼しいところをよく知っています。





いつも手入れの行き届いた勝林寺さん門前.
玄関横の甕にはメダカがたくさん泳いでいました。



実技

一般のモデルさんも混じって、いつもにぎやかです。
初伝の方には指導者がつきます。




今日のひとこと 朽名先生が読んでくれました。有名なあれです(笑)




山野先生講義





先月、台風の影響で接心会が中止になったため、今月、山野鵬観先生による、
野口三千三先生の「原初生命体としての人間(野口体操の理論)」の講義が行われました。
山野先生が名言(●の部分)と思われた文章を引用、解説しつつ要所要所、朽名先生視点で
コメントが入り進行しました。

冒頭、山野先生から喘息のある五十肩の患者に難渋しているとのこと。
●胸郭式呼吸能力を高めることにとって胸郭を拡大・縮小させるための筋力の力を増す
ことは大切なことではあるが、それより以上に大切なことは、拡大・縮小についての
内部抵抗をできるだけ少なくすることである。そのためには、抵抗の原因となる胸郭の
拡大・縮小に関係する諸筋肉の不必要な持続的緊張の傾向をなくすための練習によって
、胸郭に豊かな弾性をもたせることが、先決問題であろう。
山野先生が難渋する理由は上記にあり、喘息のため呼吸補助筋が持続的に緊張状態である
が、肩甲骨を動かす前鋸筋、斜角筋、小胸筋もまた呼吸補助筋であるため、治りにくい。
(また、治療のポイントにもなる。)

調身、調息、調心というが、まずは体が整って、心が整う。順番を間違えてはいけない。(朽名先生)

野口先生は吐くことに重きを置き、息を吐いたら吸えるのだが、じつは人間は吸息中枢が優位。とくに体が弱っている人は吸気が大事であるそう。
吸うが大事か、吐くが大事か、諸説ある。円環しているのでどっちとも言えないが、
朽名先生によるとブッタは「入出息念定(にっしつそくねんじょう)」(入る息、出る息に心を集中していく禅定、簡単に言えば調息)が悟りへの道であると思ったのだそう。また
「大安般守意経」には「吸う」ことに重きをおいた記述がある。

●「衆人は喉で、哲人は背骨で、真人は踵で呼吸する」
気が下りていると、足底から息が入ってくる感覚があるそうで名人と言われる人からは
よく聞かれる。
●「息が長いー長息―長生。息―意気―粋。息するものー息ものー生きもの。息の内―いのち。」体の状態に応じた息の仕方しかできない。呼吸の状態が変わることは身体の状態も変わること。上手に鍼をすると、患者さんが腹式呼吸になっている。
山野先生は鍼灸師としては、ここに「胃気」を入れたいそう。
●「呼吸は意識の世界から無意識の世界への唯一の回路(手がかり)であるゆえんである。」
どんな行法においても呼吸というものが出てくる。
●「吸息は集合であり準備であり、貯蓄である。それが終わって息が保たれている間(保息)は結合し、集中統一され方向づけられる。呼息は解放し、行動し、完成する。」
実は息を保っている時が大切だそう。観風先生は鍼をされている時は息を吐く。でも丹田を充実させている時は保息の状態でないと出来ない。
朽名先生によると、この保息と呼気の間(「息」の4構造の図参照)がとても力が充実した
状態。息を吐いたり吸ったりしながら、パンチを繰り出して参加者全員で、力の入り具合を
確認。そして吐くから吸う間を間息といいエネルギーがなくなり死んでる状態。隙ができる。
剣道などではだいたい竹刀を入れられてしまう。上級者ほど息つぎを見せないのだそう。
表現するときは息を吐いている時で吐ききった時は力がない状態。いやしの道のアタック
する鍼をするときは、やはり吐きながらが良いとのこと。



「いやしの道」では肚を作れというが、どんな腹がよいのか?ひさご腹がよいのか?シックスパックのような腹が良いのか?座禅をするにはどういう呼吸がよいのか?(実は決まっていない)白黒つけられる話ではないのだが理解を深めるヒントになる。

山野先生の臨床経験によると、高齢者には胸式呼吸を勧めるとのことです。
腹式が良いのか?胸式がよいのか?必ずしもどちらがよいとは言えない。妊産婦は腹が詰まっているので胸式しかできないし、体は呼吸を色々使い分けられるように出来ている。
たとえば、怠い、眠いような時に気分をはっきりさせ、気分を引き締めようとする際は
胸式呼吸の方が効果的。

余談で山野先生の「臨床あるある」で、ヨガやピラティス、○○体操などの習い事や健康法が治療効果を相殺しているケースがままある。ほんとは腹式呼吸の方がよいのに、
ピラティス(胸式呼吸)をしていたり、治療で教えた体操を習ったことでアレンジして違う事をしていたり、ヨガや○○体操で逆に体を壊していたり。

●横隔膜の抵抗緊張力が弱いときは、それを補償するために喉頭部(頸)の筋肉を緊張させることによって喉にふたをし喉に栓を詰め、息の出るのを無理矢理に止めて体腔内圧を高めようとする働きが起きてしまう。・・・以前、山野先生が講義されたマッスルインバランス、交差症候群の状態をよく表現しているのだそう。上衝している時の姿勢である。

最後に呼吸法の練習のため?の運動を皆で実践。その場ゆすり(踵を軽く上下しながら、波が寄せるように体をゆする)。朽名先生が上手すぎて怖いくらいでした(笑)。




ここには書けないような(裏話も含め)、貴重な話がきけました。(知りたい人は接心会に
来てください。)
野口三千三先生の本を題材に、「いやしの道」で大切にされている「調身、調息、調心」について、
朽名・山野両先生の膨大な知識からコメントが入り、大変深く学べる講義でした。

来月は実技のあと、二時間続けて座禅を行うとのことです。


座禅




いつもご住職が丁寧にご指導くださります。感謝。。

(文責・伊藤)

 

 

 

 

| 東京接心 | 04:17 | - | -
8月 初伝フォローアップ講座

「初伝フォローアップ講座」第5回目が8月19日(日)に開催されました。

(毎月第三日曜日10時〜12時)

万病一風的治療に活かす西洋医学をテーマに開講。

 

1「静坐」

まずは、静かに5分ほど静坐します。

 

2「傷寒論真髄の素読」

万病一風的治療を学ぶ上で不可欠な基礎となる傷寒論真髄の素読。

本日は、14章 桂枝加葛根湯方を素読しました。どんな時に使われるものなのか、より身体のイメージが膨らみます。

 

3「万病一風的治療に生かす西洋医学」

堀雅観先生による、万病一風的治療に生かす西洋医学。今回のテーマは「膝関節痛・下腿の痛み・足関節痛・足部の痛み」の講義、実技です。

 

膝の痛みを、変形性、オーバーユース、外傷、その他、の4つに分類し、それぞれ膝のどの部分に障害が出るか、実際に膝を触りながら、説明して頂きました。

前回の肩関節痛は、愁訴部位と病態があまり直結しない傾向があるとのことでしたが、今回の膝関節痛は、その逆で、愁訴部位と圧痛をピンポイントで適確に把握することが重要です。

 

各検査法として、まず立位でのアライメントの観察(臥位で診るのとは荷重の有無が違う)、しゃがみ込み動作、つま先立ち、愁訴部位が膝内側で痺れるようであれば、腰後屈・後斜屈・ケンプテストも行います。続いて、座位、仰臥位にて、各種検査法をみせて頂きながら、自分の膝、周囲の方の膝でもチェックしていきます。

膝とひと言で言っても、膝の大きさ、可動域等々、色々な膝があり、他の部位よりも個性が出ます。

「この膝は、誰?クイズ」をやってもいいかも。という余談も・・・()でる位、皆それぞれ違っていて面白かったです。

ひとつひとつ丁寧に触るポイントを教わりながら、検査法をみていきますが、膝の検査法もかなり沢山あります!一度教わっても、果たしてこれで合っているのかどうか?後でわからなくなることも・・・そこで、動画を撮ったら、検査法忘れた時にも再確認できるという声もあり、皆携帯の動画モードで撮影し始めました。名案です!でも、カメラ越しではなく、実際の動きをしっかり確認して、目に焼き付けることも重要です!

下腿の痛み、足関節痛、足部の痛みを、重要なポイントに絞って教わり、今期の堀雅観先生の講座は、ひとまず終了。今期の「万病一風的治療に生かす西洋医学」では、今まで自分の引き出しにはなかった目の付け所や各種検査法を沢山教わり、皆さん、臨床の場で役立つことが増えたことと思います!ありがとうございました。

 て、次回の「初伝フォローアップ講座」は、10月21日(日)10時〜七倉会館です。

講師は三輪圓観先生で、テーマは「西洋医学的な内臓疾患」です。

文責:堀麻里

| 初伝フォローアップ講座 | 15:25 | - | -
8月 東京月例会
今年は本当に暑い夏になっていますが、
関東はここ数日、秋のようなお天気。
少し過ごしやすく感じます。
さてさて、お盆休みも終わりの本日、
恒例、東京月例会が開催されました。


正座タイム



 



蝉時雨とエアコンの音をただただ追いかけ坐する。




講和 石部愚観先生



 



本日はわざわざ大阪から石部先生がいらしてくださりました。
そして、おもむろに白板へ…。波乱の予感。


まず広島の豪雨災害、災プロへの協力への感謝を述べられました。

石部先生は治療に関して「引き出しは多い方がよい」とのスタンスで、これまで
機関紙にて整体法、スパイラルテープ、刺絡療法、小児鍼、置鍼法などを書かれてきた
そうです。(10号、11号参照)寸6、3番の一本鍼に拘らず、
臨床においては、一寸02番から三寸10番までの鍼を使いこなすとのこと。
鍼以外のアプローチとして「患者さんと散歩をする」「一緒にお昼ご飯を食べる」
「手を握って患者さんの話を聞く」「患者さんを抱きしめて背中をとんとん叩く」
などを行っているとのことです。
上記の紹介と共に、患者さんに合わせるとは何か?を体験して欲しいそう。

患者さんにリラックスして話をしてもらうには?公園で話を聞く
治療院では話さなかった両親や別れたご主人の事などを話してきて
患者さんとの距離がぐっと近づいた。
また、一緒に時間を過ごすことを大切にする患者とはご飯を食べる。
胃弱の患者さんとは、一緒にご飯を食べに行き普通に食べれていること
を指摘して喜んでもらったり。
外出した方がよい鬱病の患者さんとは水族館へ行き、色々な個性の魚を例えに、
現状を受け入れて、機会があれば変われることもあるとつぶやいたり・・。
手を握ってひたすら話だけ聞いていただけの時があったり、抱きしめて背中を
とんとん叩いて治療(タッピング療法というそうだ。虐待や親に捨てられたりした
経験のある人に有効)したり。※セクハラに間違えられないように注意。
治療法に違和感を覚えたら伝えて下さいと言ってあるそう。
石部先生は今話してきたような事をすることを皆には勧めないそうで、カウンセラーでも
臨床とプライベートは分けるべきとあったりするそうなのですが、
先生は24時間365日、何かあれば連絡してきてくださいと、患者さんに伝えているそう。
そう言われたことが患者さんの安心につながるからだそう。
どちらが正しいとかではなく、各々が患者さんとの距離を感じながら
どのくらいプライベートに踏み込むかを決め、それに対してはブレないように、、
とおっしゃっていました。
ともあれ患者さんとの心の距離が分からなかったら何も出来ない。
患者さんを丸ごと受け取るとは何か考えてみよう!とのことで、ここからは
実技タイムとなりました。
初中伝と指導者に分けて二人一組に。

いつもの治療ポジションで相手の腹に手を置くのみ。
指導者は鍼を持たずして鍼をする。



次は鍼を持った感じで。初中伝者は違いに気づけてますか?



石部先生の得意技「背中トントン」をみんなで練習。
少し照れ笑いがある中で、自然にハグしている先生方が。。(笑)
下は石部先生のお手本(👏)





なかなか、誰しも実践出来る事ではありませんが、非常に面白いアプローチ!
初学者の方々はなんだろう?と思ったかもしれませんが、これが私たちが「いやしの道」と
いう名前の集団である所以です。
石部先生、貴重な講義をありがとうございました。



臨床検討会 堀 麻里 先生




「転倒後の長引く腰痛が仙腸関節刺鍼で改善」
患者は数年前から定期的に治療(腰痛のメンテナンス)している患者(77才 女性 やせ型)だそう。
昨年12月末に交差点で人にぶつかって横転、二日後に歩けない程の腰痛を発症。
レントゲンでは異常なしとのこと。
<主訴>右腰痛、右坐骨部痛、右恥骨部痛 (2017年12月25日初診)
<随伴症状・他疾患>骨粗しょう症、左下肢静脈瘤
<既往症>腰椎圧迫骨折(L2辺り 2010〜)うつ症状(2008〜2010)
※イライラ多く右季肋部はいつも熱い
<診察所見>座位以外の姿勢がつらく腹診と治療は座位にて行う。
脈状・弦浮やや数 右が強い 舌状・暗紅 微黄苔 腫れぼったい 右舌下静脈怒張
他・普段は快便だがやや便秘。痛みにより眠りは浅い。
<診断>右腰臀部打撲、衝撃による右恥骨部炎症と推測。痛みが出るまで二日かかったのは
筋肉痛のように年齢や体質により症状が出るまでに時間のかかるタイプと診た。
<治療方針>先急後緩で主訴部分に絞って治療。
<治療内容>熱感と邪を感じる右腰部、右坐骨部、右恥骨部に対して瀉法の散鍼と単刺で
邪と熱を取り、右太衝に引き鍼。
<経過>
・第一診 痛みの変化なし。脈状は、やや柔らかく。
・第二診〜四診(12/26、12/27、12/29)右恥骨部が一番痛む。恥骨部を中心に第一診と
同様に治療。施術直後の痛みの変化なし。四診目、熱感と邪が少し減る。ほぼ歩けない状態
から杖をつけば家事ができる。「寝たきりになったら…」と不安な様子。
・第五、六診(1/4、1/11)座位以外の姿勢で治療ができるようになる。足を着いた時の
ビーンと痛むのは減少、家での杖歩行が可能に。一番痛む右鼠蹊部をかばうせいか左股関節
周辺も痛む。右鼠蹊部中心に、右腰部坐骨部、左股関節周辺を単刺。左足へ引き鍼。
「杖なしで歩けなくなったら怖い」と弱気なので「最初に比べたらだいぶ早く歩けて
いますよ」と励ます。
・第七診(1/19)杖をついて近所まで外出可能。杖なしで数歩歩けるようになった。踏み込
んだ時、右恥骨部から鼠径部に痛みが走るが、腰部坐骨部の痛みは軽減。
・第八診(1/29)杖なしで当院まで歩けた(徒歩5分程)。踏み込み時の痛みはある。
前後屈、側屈痛の検査法(―)。右横臥位、仰臥位、長時間の伏臥位で腰が痛い。気温が低いせいか顔色が青白く脈状も弱く、便ややゆるめ。手足、腹部の冷えがひどく、腹部点灸、
手足に台座灸を加える。「以前のように早く歩けず安静にしているのがもどかしい」とのこと。
・第九診(2/5)踏み込み時の鼠径部痛が減少。昨日30分ほど歩き右腰をかばって体に力が
入り過ぎてどっと疲れた。手足、腹部の冷えに変化なく、ここ数日便がゆるい。陽池に
台座灸、気海、復溜に灸頭鍼。
・第十診(2/15)痛みの程度は前回と変わらずだが、電車に乗り、休んでいた趣味のパッチ
ワークに出かけられた。
・第十一、十二診 著変なし。
・第十三診(3/15)踏み込み時の痛みはなくなったが、右腰部、坐骨部に痛み再発。
右大腿部にもビリビリした痛みが走る。レントゲン検査で異常なし、坐骨神経痛と診断
される。立位で腰の運動痛はなく下肢感覚異常もない。右腰部に邪熱が最も強い。
パッチワーク作りを一日4時間以上、一か月間、座りっぱなしで作業したことが、
坐骨神経痛を誘発したとみた。右腰部、右坐骨部、右臀部、右大腿部に単刺。左足に
引き鍼。
・第十四診(3/23)パッチワークの時間を減らした。踏み込み時の痛み、ビリビリ感も減る。右腰の細絡に刺絡。右臀部、右大腿部に単刺。左足に引き鍼。
・第十五(4/3)踏み込み時の痛みがさらに減る。ニュートンテストを行ったところ、
陽性のため右仙腸関節裂隙に単刺。「すごく響く。この瞬間から腰痛やビリビリした
痛みがなくなった気がする」と患者。
これ以降主訴が劇的に改善。六月上旬にハワイに行ったが飛行機内でも腰を気にする
ことなく楽しめた。
<考察>横転時の腰痛と、第十三診以降の腰痛は性質が違うように感じる。前者は横転時の衝撃による外傷が原因で、後者は元々弱かった腰に外傷が加わり患者の日々の過ごし方
(根詰めて作業)により坐骨神経痛と仙腸関節障害を引き起こしたものと思われる。
第一診から第十四診は緩やかな改善しかなく、それが自分の診断や治療のせいなのか、
外傷の治癒していく過程や年齢により時間を要するものなのかが分からなかった。しかし
十五診時の劇的な変化を見ると、適切な診断と治療ができると年齢に関わらず効くもの
だとわかり、診立ての大切さを実感した症例である。仙腸関節障害がどの時点で起こっていたのか今となってはわからないが、もっと早く見つけていたら、より早い時点で改善して
いたかと思う。

堀麻里先生は今回初めての発表ということで、内容をまとめたり質問に答えたりと、大変であっただろうと思います。ただ沢山の先生方からご助言いただき、とても参考になったのではと思います。


実技タイム

申し訳ございません。指導に夢中?で、(あたふたしていて)写真を撮り忘れました(-_-;)
しかし、暑い中、集まった志あるもの達ばかりですから、白熱した実技風景であることは間違いありません。






上、最後の総礼時の写真。大所帯になってきました。

来月は合宿ですので七倉会館での例会はありません。
お間違えのないように。

(文責・伊藤)
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| ◇東京月例会 | 00:54 | - | -
8月 関西支部研修会
8月12日日曜日、高槻市の芥川東部会館にて、関西支部研修会が行われました。


○自由稽古



○四部録基礎講座「経絡流中講義」石部先生



ポイントや皆の疑問、一人で読んでいたら気がつかない部分もにも焦点当て、考えられる場。
素直な疑問も言えて、自由に話し合えるのもありがたいです。
どんどん良い質問ができるように、自分だけでも読み込んでおかないと…です。

○講話 石部先生



邪道といわれる治療法に手を出した理由、、、
という少しドキッとするテーマでお話が始まりました。
石部先生がお勤めの仕事を辞められてから開業するまでの間、何もしていない時に観風先生からお呼びがかかり、観風堂で助手された時のこと。
見たことないような難病の方や、普通なら鍼灸では対応困難な病の患者さんに対しても、観風先生がされる治療の凄さに改めて驚愕し、先生を真似するのは難しすぎて無理!今世で成し遂げることは至難の業!そんなの出来ない、難しい…と石部先生は思われました。
そして、その後ご自身の行う治療に置鍼を試したり整体法を学んで取り入れたり、あらゆる自分のできる治療を考え、患者さんの為になる治療を模索され続けたそうです。

患者さんが、石部先生に求めるものは何なのだろうか…。 開業したての頃で時間に余裕もあり、一人の方にいろいろな治療法を試したり、じっくりゆっくり診られていた時、多くの患者さんが身体の不具合以外に、心にも闇を抱えていらっしゃる事に気付かれたそうです。

日々、患者さんの心の解き方や、その方々に応じた対応の仕方など、鍼灸の道具の使用有無によらず、いろんな珍しい方法を試され、石部先生の治療院では、患者さんのお気持ちに添う事を大切に考えられた治療をされているそうです。

また、タッピング手法を使った、患者さんと気を合わせるワークも行われました。
患者役はもちろん、施術役をしている時、何か大きなものに包まれているかの様な心地よい安堵感を感じました。

相手の身体を想い、安心に導くワークを終えて…
石部先生は、ご自身の治療スタイルを邪道と表現されましたが、それは観風先生が仰る「見えない一鍼」でもあり、まさに「いやしの道の鍼」なのではないのかな?と感じました。







○昼食





皆で囲む玄米粥、出来立てを頂けるのは最高の贅沢。
今日は小豆玄米粥に雑穀も入って香ばしい。
いつもご馳走さまです♪


○稽古・基本の型




○鍼道発秘講義 井上先生



「鍼灸における瞑眩について」
三章 こころの瞑眩

止まらない程の涙が出るのはどうしてか。
泣くとは、どのような感情か。
泣くとすっきりするが、何故なのか。

子供時代に大人から、そんな事で泣くなとか、男の子だから泣くなとか、ある程度誰もが言われた事があるだろう。

我慢や悲しみや憂いの気持ちを溜め込んでしまい、胸の内に滞りが生じてしまったものが、腹痛や動悸など身体の不具合になったり、溜め込んだ涙が身体に溜まり、下痢や嘔吐として体外に放出したり…。
心身はやはり一如である。

本文の、「理性など及びもなく、いのちそのままが泣いている…」観風先生の体験談を読み、各人思い出す自己体験を話し合いました。





○今日の漢方 「清暑益気湯」


清暑益気湯=夏まけ:虚弱な人かわ夏にやせ衰えて体がだるくなったり、下痢したり、四肢が煩熱する。
いい香り…さて一口…苦いっ!
そんな感じでした。



○丹田呼吸とからだづくり


○稽古・治療と課題の発見
実践の治療と思って、稽古します。

○振り返りの会

今日一日に学び、気づいたことを一言づつ。




来月の研修会は、9月9日日曜日を予定しております。
(いやしの道協会全体の合宿がある為お休みの予定でしたが、ご要望に応え開催されることになりました。)

(会場がいつもと異なります↓)
京都市南青少年活動センター. 〒601-8441 京都市南区西九条南田町72 URL: http://www.ys-kyoto.org/minami/ TEL: 075-671-0356 市バス「九条大宮」より徒歩5分 近鉄京都線「東寺」より徒歩10分 駐車場有り(空いていれば利用可、利用者は受付で記入して下さい)  
(文責 : 田原)
| ◇関西支部 | 19:57 | - | -
8月湘南研修会

少し慣れてきたものの・・今年は暑さの夏休みはないのかしら?と
思うほど酷暑が続いています。
台風一過後のカンカン照りの本日、平塚にて湘南研修会が開催されました。


調和息から気を練ってエアー鍼へ〜湘南研のいつものルーティーン。
今日は学校が夏休みということでFさんが遊びに来てくれました。


今日の実技のモデルはFさん、首肩の凝りが主訴。
治療者はMさんです。
写真をご覧ください。あちこちから、いろいろ注意されています。
総稽古のようですね。





治療すべきポイントは?核心は海野先生と、石井先生は一致。
触診や刺鍼のテクニックや経験からくる素早い判断は流石としか
言いようがないです。
こういう場面を間近でたくさん見られる事が、各々の臨床力を高めます。
湘南研は少人数で実技時間も多いので、思いっきり実技、稽古したい
方に向いています。

あとは組になって稽古。


木村珠雄先生による「切脈一葦」の解説。

 

意訳
陽病で脈が大、浮、数、滑で、病が未だに癒える兆候なくして
沈、しょく、弱、遅、微と為る者は、精気が脱するの候である。
陽病で脈が大、数、動、滑で、病が将に癒えようとしていて、
沈、しょく、弱、微と為る者は、邪気が除かれるの候である。
陰病で脈が沈、しょく、弱、遅、微で、病が未だに癒えようとする
兆候なくして、大、浮、数、動、滑と為る者は、邪気が進む兆候である。
陰病で脈が沈、しょく、弱、遅、微で、病が将に癒えようとしていて、
大、浮、数、動、滑と為る者は、精気が回復する兆候である。
これまた陰病に陽脈をあらわし陽病に陰脈をあらわす者の例を以て
論ずるべからず。これらは皆な脈証の時を以て論ずる者である。
是れを活眼を開いて文字を活用して読むという。若し徒りに文字を
守って、位と變と時との差別のある事を知らない時は、必ず掌を返す
が如きの誤りあり。読者は深く心を用いるべし。

陽病時の陰脈、陰病時の陽脈の時は上記のような傾向になるという。
めずらしく分かりやすい内容でした。

 

 

 

海野流観先生による「傷寒論真髄」の講義。



387章「吐利止、而身痛不休者、当消息和解其外、宜桂枝湯小和之。」
吐利止みて、身痛休まざる者は、まさに消息してその外を和解すべし。
宜しく桂枝湯にて小しく之を和すべし。
※消息とは、「事情をくみ取る」という意味とのこと。

桂枝湯の正証は
「太陽病、頭痛、発熱、汗出、悪風者、桂枝湯主之。」
下腹部に力なく腹直筋拘攣、頭頂部・肩背部に熱感、
皮膚はうっすらと湿り気のある諸症状に処方。

前回、五苓散と理中丸の講義だったがそれと合わせて読む。
まず、霍乱に対して五苓散(表位に熱、腹に水毒、口渇、
小便不利)を飲ませたら、吐利は止んだが身痛が残った。

簡単そうで、細かくみると疑問点が出てくるそうで。
「而身痛不休者」とあるが、どこに痛みがでるのか?
桂枝湯の薬味をみると、桂枝、芍薬、生姜、甘草、大棗。
このうち生姜を除く四つが痛みを主治する
もともとの体質、沈静化した水毒からの痛みなのか?
桂枝の皮膚表面の痛みなのか?

この他にも水毒に関わる様々な話(朮が効く日本人の体質、痰飲、
細胞への水分の取り込みに関与するアクアポリンなど)で理解を深めました。

次回は388章へ進みます。

 

毎月第二木曜、13時30分より平塚市民会館・和室にて

開催しております。詳しくは海野先生まで!

 

(文責・伊藤)
 

| ◇湘南研修会 | 13:26 | - | -
7杉山真伝流勉強会

『杉山真伝流』勉強会 第153回 平成30年7月21

              講師 大浦慈観先生

◆◆◆シリーズ:『杉山流三部書』から(12 )◆◆◆

今回のテーマ:『療治大概書』(下血・脱肛・遺尿)

『十四管術』より(随肉管術・弟管術)

現在学んでいる「療治大概書」は杉山和一検校が京都在住の折

「砭寿軒」よりこの書を譲られ江戸に戻り鍼灸教育の塾を開く

にあたりテキストとするため病名や穴名を漢字に変えて編纂

し直したものです。31期も引き続き「療治大概書」を学びます。

下血

’喨悗了、先に多く鮮血を下血することを近血と言い、直腸

や肛門に近い部位で大腸の熱毒により、多くは痔疾や直腸の病変

である排便の後に暗黒色の下血することを遠血という。臓毒の

下血とありますので上部消化器官の出血にみられる。気海・脾兪・

百会・腎兪・関元 の穴を使用。氷を使い冷える形でアルコール

を飲んでいると痔になってしまう。お酒を飲まない人でも腸を

冷やすと同様である。肝臓には負荷がかかり胃腸は冷えお腹の

血液は冷たく腸はだらり下がり本来静脈血は門脈に集まり肝臓

を通過して心臓に戻っていくのですが、力ない腸は下にたれ

門脈血は圧力なく上に行かない。肝臓は酷使され硬くなり心臓

に戻りにくく、肛門の方に冷たい悪い血液がたまってしまう。

肛門の周りの組織も新陳代謝されていなく亀裂や瘀血の為、

痔やいぼ痔などになりやすい。鍼灸と共に生活習慣を正すこと

が大切である。治療は気海や関元に補法でまたお灸も加え

お腹中内部の血流をよくする。脾兪や腎兪は補法として内臓に

気が通うりお腹中に響くようにする。会場の臨床家の先生より

女性の下血を問うと百会は産後下血が続くとき冷えやお腹の

状態で刺絡よりお灸に効果がある。お灸の壮数は小さめから

灸を通うし患者さんが気持ち良いというまでするとのことで

3、5、7のイメージで多壮となるとのこと。

内臓下垂している場合百会は内臓を引き上げる作用がある。

杉山真伝流「中之巻代三」には百会より三陵鍼で少し多く血を

出せばたちどころに下血は止むとある。胃のように上部からの

出血の治療は「三要集」に曰くと紹介されている中脘に円鍼、

気海に内温(基本の18術の13に温鍼術)とあるように鍼を

巡らせながら胃に近いところまで円鍼する。補法であるが回し

ながら入れて行って胃に近つくに従い邪熱が出てくるので瀉法

的に邪気を回しながら抜く。また温鍼は精気が穀気を留めて

(補法なので気血を集めておいて)邪気独り出るの意。抜く際

の押手の前、後ろ、左右と押して引き退く。

脱肛・下血の時と同じ冷えからで直腸あるいは直腸粘膜が

肛門外に脱出する病証。虚弱な小児や老人にみられる。内臓下垂

の人。大浦先生の患者さんの脱肛のいろいろの程度の病証を聞き

ました。完全に締まりがなくなってしまうと難しい場合もあると

感じました。懸枢(督脈)説明の時、胆経の懸鍾と勘違いされ

ましたので理解できない申しましたが懸枢(督脈)ですので

納得ですね。・中脘・百会を使用。杉山真伝流「中之巻第二」

では百会、気海、大腸兪、小腸兪、長強(痛く刺すに佳)は強く

響くように。灸法でとる穴は大体お腹中側の「上脘穴」あたりに

15壮。背中側の「命門穴」に灸30壮。命門穴の使い方はお臍の

神闕とセットで使うことが多い。虚弱体質改善である。

遺尿 小便が知らないうちにもれる。寝小便のこと。下焦の元気

が不足して腎と膀胱虚して冷えることによる。腎気、下焦の気

が実すると治る。気海、関元、腎兪、神闕 大敦、水分、命門。

大浦先生が面白いと気がつかれた/緤―気海のペアで下焦の冷え

てさばけない水分の吸収を良くして浮腫みや水毒をさばくために

使っている。⊃戦蹐般震腓離撻△濃箸辰討い襦F眤ゝ弱の人に。

4惴機戎孅舛離撻◆腎気の不足下焦の元気の不足といっている

ので腎気を補う意味で使ではたくさんの補法が使用されている。

入江流からきている8度の補の説明がありました。

 

端座流の読み下しと「十四管術」より随肉管術・弟管術

 

次回は8月18日です。

(市川友理)

   重要なお知らせ

   9月の真伝流の勉強会は

   第4土曜日9月22日に

 

 

| 杉山真伝流勉強会 | 02:50 | - | -
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