いやしの道協会ブログ

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1月関西支部研修会
2019年1月13日(日)高槻芸術劇場にて、平成最後年の今年初めての関西支部研修会が行われました。

新年おめでとうございます。
本年も、いやしの道・関西支部をどうぞ宜しくお願い申し上げます。


研修会は、いつものように穏やかに始まりました。






○自主稽古




○講義 「経絡流注講義」玉水先生
「病気のメカニズム」に基づく説(117項)〜是動病(118項)所生病(120項)〜陽経と陰経との所生病の相違について(121項)を詳しく解説して頂きました。



第一段階から第三段階の初期までに相当する是動病について、患者さんを例に様々な様子に対して、治療で対応するやり方を教わりました。
患者さんによっては経過説明を詳しくする必要があったり、対応の仕方もそれぞれ。

ここまでの段階では、主には気の変動であり、毒性にはまだほとんど変化が見られない段階という事だか、肩こりやギックリ腰を治療する時でも、どの段階にあるのかを見極めて治療することが大切。
所生病は、第三段階の中期から第四段階に相当する
内攻した邪気が沈静化した毒に到達し、そこに入り込んである期間去らなければ、しだいに毒は質的に変化してくる。 是動病は気なり、とは目に見えないはたらきの異常、所生病は血なり、とは実態の異常を象徴している。

読み進めながらも、実際の患者さんをどう治療するかをイメージしながら、様々な話をしていると頭がこんがらがってくるが、細かな部分に引っかかりながら読む事で、より内容を理解できる気がしてきます。

○稽古「腹診」
型の稽古の腹診部分を、じっくり稽古する時間です。



○講義 「傷寒論真髄」 村田先生
二五二章〜二六三章を解説して頂きました。



大承気湯で、とにかく急いで下すの章。
二五二章
ポイントは、目の症状に注目すること。とは言え、目眩や表症ある少陽病とは違って陽明病である。傷寒六七日、目がぼんやり、はっきり見えない自覚症状ある。目に力と動きがない状態。表症なく奥の方から蒸し出されるような熱ある。腹中に邪があり、急な便秘。繰り返した便秘により腸管内に沈静化した邪毒あり胃実。
とにかく急いで下す。
二五三章
尋常でない汗出ていて寒気のない熱=表証ない。
とにかく急いで下す。
二五四章
発汗させても治りきらない。張った腹痛。腹診すると邪が暴れている。
とにかく急いで下す。
二五五章
腹満あり大承気湯で下すも、マシになるがまだ腹満、という場合は冷えているので温めるが良い。
腹満で、抑えて痛くないのが虚で、痛がるのが実という見方もある。
二五六章
陽明と少陽の合病。陽明の症状が強いなら大承気湯を、少陽の症状がつよければ、大柴胡湯を使う。

二六〇章〜二六三章

黄疸の章で、胸や腹の熱をさばいて、小便を出させて、奥の湿熱による皮膚症状を改善する。
金匱要略には黄疸だけの章もあるそうで、黄疸にも色々レベルがあり、使う薬方も様々。
新生児黄疸の場合は、「マクリ」によって胎毒を下したり、昔は「梔子」(クチナシ)で染めた産着を着せて予防したりしていたそうです。



○講義「いやしの道しるべ」玉水先生

初伝入門講座が、講義の時間に机を離して行われています。
この寒い時期ですから、体調不良でお休みの方もありました。マンツーマン講義の熱い質疑応答の様子が離れていても伝わってきます。




○稽古「基本の型・チェックシート」
基本の型が身についているか??チェック!






○丹田呼吸と身体づくり
座るときの形、意識、心持ちなど、村田先生の具体的な説明を受け始まります。すぐに良い気が一面に充満してきます。

○講義「方伎雑誌」井上先生



本日より「方伎雑誌」が始まりました。江戸時代に活躍された偉大なる漢方家である尾台榕堂先生が私的に書き溜めておかれたものを、お弟子さん方からの要望で、尾台榕堂先生が亡くなるのと同じ年、明治三年に本にされたもの、という事になっている。全三巻。
巻一(一〜九)
尾台先生は五十年来、傷寒論を主軸とし参考にして治療をしてきた。
張仲景先生以後、他にも数々漢方を解き始めているが、いくら才気あり博識ある医者とはいえ、あれこれ用いて何を選べば良いのか分からなくなってしまい、方則もたたぬのは、それらを濫用するからである。
薬能を知りたいという者は、尾台榕堂先生の師匠の師匠である、吉益東洞先生が書かれた、「薬徴」「類聚方」「方極」「類聚方講義」を読むべし。
これが良いという事は、自信を持って言える、と。
傷寒論の薬方は多くて七〜八、主従がシンプルである。故に薬方と症状が合えば、効能も分かりやすい。それに比較し「備急千金要方」「外台秘要」は多味なので、何が効いたのだか分かりにくい為、活用し難い。
病の診断が出来たとしても、それに合う薬方が分からなければ、病という敵の首は取れない。

薬方も鍼も同じで、あれこれ継ぎ接ぎの知識を持つよりも、一つを学び深めて臨床を重ねることが、よい治療家になる近道のようです。


○稽古「治療と課題の発見」
実践の治療形式での稽古です。




○振り返りの会
年末年始の慌ただしさや、新年を迎えて心構えなど、皆それぞれの想いと今日一日を振り返りました。
京都八坂神社の御神饌を皆で頂き、縁起良く関西支部研修会の一年が始まりました。


来月は2月10日(日)10:00〜18:00
高槻市現代劇場3階303室にて行われます。
どうぞ奮ってご参加ください。
お待ちしております。
(文責:田原)
| ◇関西支部 | 14:17 | - | -
1月湘南研修会

2019年1月10日(木)

平塚商工会議所にて湘南研修会が開かれました。

1・基本動作

 

・調和息

曲げる、伸ばす、落とす・・・繰り返しながら姿勢を整えます。

続いて腹式呼吸、逆腹式呼吸

手を合わせ気の感得

 

↑ポイントは髪の毛です。(余談)

2・総稽古

 

前回に続きモデルは海野先生です。今日も治療は石井先生です。

まだ回復されておらず、車の運転もしていないとのこと。心配です。

 

脈診:普段の先生の脈より強い、ということは何かある。

   一見元気そうであるがこれはから元気の脈。

舌:白っぽく、歯痕あり。

 

 

腹診:動悸あり、胸に熱(胸の前面に熱、奥が冷えている虚熱)

下焦力ない、もともと右下腹部には邪がある。

心下嫌な感じ、自分でもさわれない(心下痞、心舌痞硬は痛がらない、痛がるのは小結胸)

問診:尿の色:黄色念に何度が透明もともとビリルビンの値が高い

数年前から動悸があり循環器で診てもらったが問題なし。

血圧129/88

睡眠:11時に寝て4時に目が覚める(早朝覚醒)

月曜日に刺絡をしてもらった。

日頃頭痛などあっても平気で動かれていたので、いつこのような状態になるかと

周りの先生方は心配されていたそうです。

病気のメカニズムでは

第5段階の状態が長く続いたために今はそれが平常の状態になったということで0段階。

治療:手に引き、胸の熱に対してのアプローチ、下焦を補う。

 

うつ伏せになり候背診、頭の熱を診て細絡を探します。

頭部より刺絡。

 

背中からも刺絡、最後は津波鍼。

早く元気になりますように。

 

∩箸吠かれての稽古

 

 

今日の症状は心煩眠るを得ずです。

 

まってました!おやつタイム!

今日のおやつです。

 

 

3・講義「切脈一葦」木村先生

 

P461死生要訣から最後まで

扁鵲傳に記載されている『血脈は治るなり。而て何が怪しいのか』とは、病が重いと雖も、血色と動脈が倶に治る時は、

この病は必ず生きるということを疑ってはならないという事である。・・・

傷寒論に脈が病んで人が病まないのを行尸と言うとある。王気無きを以て卒かに眩仆して死ぬ。人が病んで脈が病まないものを、

名づけて内虚と言うとある。・・・

難経に「寸口の脈、平にして死する者は、生気獨り内に於いて絶える也」とあるのは、脈が平なのに死んでしまう者は、

腎間の動気が内に絶する事を以て死すると言うことである。・・・

(一部抜粋)

脈を見ることは難しいと感じていますが、この意訳をもとにさらに学んで行けたら良いと思います。

最後は急ぎ足での終了となりましたが、長い間ありがとうございました。

 

4・講義「傷寒論真髄」海野先生

 

395章 大病差後、従腰已下、有水気者、牡蛎沢瀉散主之。

薬味は、牡蛎、沢瀉、カロコン、蜀漆、葶厤藶、海藻

体が弱って水毒がたまった人

『類聚方広義』では「後世に虚腫と称する者は、此の方に宜しき者有り。

宜しく其の証を審らかにし、以て之を与うべし。

若し散服する能わざる者は、湯と為して用ふべし。」

『漢方古方要方解説』奥田謙蔵

心悸亢進、逆上感あり。尿利著しく減少し、腰脚より指頭に到るまで水腫ある証。

身体やや羸痩し、逆上感あり。下腹部麻痺し、尿利減少し、下肢腫れて倦怠感甚だしき証。・・・

体が虚して尿が出ず、水の巡りが悪く、胸腹に動悸があり、臍から足先までむくんでいる状態。

似たものには五苓散(水毒があるが、熱がからんでいる。虚してはいない)や

桂枝甘草竜骨牡蛎湯(体が虚して疲れている場合で、虚気上逆があり、水毒もある)がある。

この状態を鍼でどうするか?

『鍼道発秘』では

「放心」気を晴らし下焦を補い虚気上逆を改善する。

「大寒」水毒があったり、機能低下のため冷えているのであたためる。

「小便」小便不利に対して

「水腫」腹の虚を補い、腎経、水分穴など水に関係する所を使う。根気よく治療する。

 

残りの397章は来月となります。

約20年かけて『傷寒論真髄』を解説してくださいました。

本当にありがとうございました。

 

今回を持ちまして平塚での湘南研修会の開催は終了となります。

ここでは傷寒論をはじめ技術的なことなど細かくたくさん教えていただきました。

20年継続してご指導いただけたことはとても有り難いことだと感謝しております。

海野先生、石井先生お疲れ様でございました。

ご指導ありがとうございました。

 

最後に記念撮影

文責:牛尾

| ◇湘南研修会 | 16:31 | - | -
12月東京月例会

曇天の寒い日ですが、会館内は熱気あふれる学びの場です。

根津 七倉会館 於て

 

1 静坐


坐禅、姿勢を整え、呼吸を整え、心を整えます。

 

2 講話

 

 

ー私の「境涯」ということー 

 

いやしの道協会顧問 大浦慈観先生

 

 

 朽名先生からこの講話のお話があったとき、技術的なことにするか、日本の鍼灸の歴史的なことを話そうかと色々考えましたが、このいやしの道で練習をしてこの先一人前になっていこうとしている人に一番大事なこと大事な問題は何かを考えた時、自分の恥さらしもしなきゃなと思いこうしたテーマにしました。皆さん、横田先生から色々とことあるごとに鍼灸師としてやっていくその心構えとか境涯など色々な形で発信されているのでみなさん薫陶を受けていると思いますが、決して1足飛に横田先生のような境涯には絶対なれません。ここで自分の歴史を振り返って私が今どの地点まできているのか、自分の気持ちの面でお話しした方が中間過程として、私の言葉でお伝えできたら少しは参考になるかなと思います。自分の歴史をかいつまんでおはなしします。なぜ鍼灸師になろうかと思ったから始めます。

🔷私の生い立ちと青春

・父と死と母の闘病 ー 父49歳にて死す(高2の時)。母乳癌手術と骨髄炎手術。

・青春の苦闘と家との絶縁 ー 理想と挫折。

・放浪生活 ー 福井での自己を見つめ直す体験、永平寺坐禅。

・何のために生きるか? ー 母と祖母のもとへ帰郷。

🔷鍼灸を手に入れるための旅

・サラリーマン生活の終焉 ー 組織の中での生活に行き詰まる。

・東南アジアへの放浪 ー 言葉や文化が違っても人間の考えていることは共通。日本人が忙しい毎日の中で忘れそうになっている、家族や友人など身近な人間関係を大切に思う余裕。効率や金銭的価値観とは対照的な生活。

・中国への留学 ー 文化大革命の傷跡、日本より厳しい競争社会の現実、豊かになりたい意欲の充満した社会。

・鍼灸は技の世界 ー 湯液は内から治し、鍼灸は外から治す、車の両輪。技は師を選んで自らの手で体得するもの。

🔷鍼灸の道へ踏み込んだ頃

・鍼灸学校時代 ー 早く一人前になって自立したかった。中国鍼灸と日本の鍼灸との違いに戸惑う。得気と鍼響との違い。鍼の効果とは何か?

・技術研鑽 ー 師匠の学び方に倣う。同じように刺鍼しても効果が違う。自己の工夫が大事。患者に受け入れてもらえる刺鍼方法。患者との間合い。治そうという思いの強さと技術の未熟さとの苦闘。

🔷教える立場となって

・自己脱皮 ー 謙虚さと裏腹の自信のなさの克服。前に出る勇気。

・教えることは学ぶこと ー 確信できるまで調べる、実験する。疑問をそのままにしない。

・世に問う ー 恥をかくことを恐れず。文字に残る怖さと、慎重な態度、影響を想像し創造すること。反響はボディーブローのように2〜3年後に出てくる。

・師匠の偉大さに気付く ー 先を読んで見守ってくれていた温かさ。

🔷境涯の大事さへの気付き

・患者の状態に応じた技術力の向上 ー 引き出しを多く持つ。体と心の状態に応じた対応力。

・執着を捨てる ー 見栄を張らない。卑屈にもならない。自分らしく自然体でゆく。他人のやり方と比較しない。

・己を空しくすると ー 患者の今必要としていることがみえてくる。自分のすべきことと、できないことの限界が見える。患者自身がすべきことへのアドバイス。

・信頼と安心を基本とした繋がりへ ー 自分は意識せずとも、天は見ている、人も見ている。結果としてなぜか必要とされる。

・今度は他人を活かせる番へ ー 人の良さを伸ばす、惜しみなく与えられる自分への自己変革。

🔷技術的な面での違い

・慈しみの心を忘れず ー 患者が何を辛く感じているかが分かる。どこが辛くて、どのように辛くて、何がとなっているか、想像できる。

・患者の身体が半透明な空間にみえる ー 分断された諸臓器の組合せでなく、広がりのある一つの皮に包まれた空間。

・患者と自己との境目が稀薄になる ー 針を置くという行為により、自己の気が相手の身体に浸透し、相手の身体も気を反響させ応じてくる。楽になってゆく瞬間や変化が分かる。

・「観」の目を養う ー 初対面の患者、多種の病態へも臨機応変に対応でき、楽な状態に、前向きな気持ちにさせられる。治療開始時と一ヶ月後、半年後との違いや経過が、長いスパンで観える。

 

3 症例検討 

 

「左足先の痺れとお腹の張り感を訴える患者」

 

坂井敏惠 先生(指導教授 朽名宗観先生)

 

 


【はじめに】三年前から足の痺れを発症した患者。痺れの他に首の寝違え等、その時々の愁訴があることが多く、それらの愁訴とともに痺れを中心に治療を行った。段々と痺れは減ってきたが、もう少しというところで留まっている。今後の治療をご指導頂きたく発表する。
【患者】女性、四十七歳、身長一七十儖漫既婚。
【初診日】平成三十年七月三日
【主訴】〆犬梁裏が痺れる。△腹が張ってつらい。
【随伴症状】首肩背凝り。足の張り。
【現病歴】(神二十七年二月、両鼠径部に痛みが出た。痛みは三週間〜一ヵ月程で治まったが、左足裏の先の方に石が一枚入っているような感覚が出る。それから左臀部から足に痺れが発症した。坐骨神経痛と言われたとのことで、他で鍼灸治療を受け、一カ月程で臀部から大腿部の痺れはなくなり、足先に痺れが残っている。
大学で中国へ留学し食生活が変わったころから不調を感じるようになる。今の仕事に転職して食事の時間が不規則になり、普段からお腹が張りやすい。普段お酒を飲んでいないが(元々はお酒が強いとのこと)、昨日は冷たいお酒を飲んだ。胃が動いていない感じがする。
【既往歴】十歳頃、虫垂炎手術。三十六歳、子宮筋腫を内視鏡手術。
【診察所見】〈脈診〉弱・遅。〈舌診〉やや白っぽく丸い。潤。薄っすら白い苔があるが少し剝がれて荒れた感じ。やや舌下静脈色が濃い。
〈腹診・背診〉上腹、下腹部ともに冷えている。軽く圧すといやな感じで、深く圧せない。あまり膨れているという感じではないが、ガスがある。下腹は力がない。肩甲間部、背部、腰部とも軽く圧して圧痛が多い。
〈問診他〉増悪寛解因子はなく、常に痺れている。便秘も下痢もしやすく、月経前は便秘気味になる。月経は三十日周期。月経痛があり、毎回市販薬を服用。排卵痛もある。子宮筋腫の切除をする前はもっと月経痛がひどく、漢方薬を飲んだこともあったが、あまり良くならなかった。仕事は営業職で、重い鞄を持って、長距離の移動が多く、冷房の効いた電車に長い時間乗ることや、長時間車を運転することも多い。睡眠時間は短い時は三〜四時間のこともある。風呂は普段はシャワーのみで、疲れて湯船につかれない。風呂や外気温で熱くなると首から汗をかきやすく、朝は鼻水が出やすい。食欲はあまりないが身体が持たないので食べている(肥ってないが体格がいい)。仕事で、食べたくないときに食べたり、冷たい飲み物を出されて飲むことも多い。初診時に手足は冷えていなかったが、二診以降その時により、膝が冷えていたり、足首や、手足が冷えているときとあった。普段は冷え性という自覚はあまりない様子。徒手検査は行わなかった。
 
【診断】お腹の冷えがあり胃腸の働きが悪い体質。飲食で冷えてさらに機能が悪くなっている。仕事が不規則で、移動時間が長く身体へ負担がかかっている。腰から足への血流が悪く、坐骨神経痛として痺れが出ている。また、瘀血もあると思われる。
【治療方針】お腹の冷えを温め、気血の停滞を動かし胃腸機能を活性化させる。腰から足への気血の還りをよくして坐骨神経痛としての痺れを改善させる。
【治療・経過】(寸三、二番使用)両孔最穴辺りが硬く反応があり切皮程度の鍼。左腕に鍼をするとお腹がぐるっと動く。気海、中脘に鍼と灸。気海の鍼でまたお腹が動き、少し楽になる。肩甲間部から腰部の圧痛の強い場所に鍼と灸。左大腿、下腿部を手掌圧迫。左足首を動かしてもらい右手に引き鍼。腰の圧痛の強い所にパイオネックス。左足裏の母趾側の痺れは少なくなり、小趾側が強くなる。お腹は楽になる。
 第二診(七月十日)〜第二十六診(十二月二十六日)略。
【考察】治療中に痺れが顕著になりその後薄れてきたりするので、血流がよくなると一時的に強くなるのではないか。観風先生の治験録で、痺れの治療で刺絡をしているのを読んで、邪を抜くイメージで刺絡をしたら顕著に痺れが取れることがあったが、痛くないようにとためらうとうまく切れず、その場であまり変わらないが、次の日に楽になることもあった。足裏には鍼はさせないと思っていたが、切皮程度でも刺したら効果があった。観風先生にお伺いした所、甲側から斜めに、あたらないように、足底の方まで刺すとよいとのことで試みた所、響きと同時に痺れが指先に強くなりその後、引き鍼などで薄れていった。
痺れは坐骨神経痛とお腹の冷え、瘀血による血行不良の影響かと思うが、治療後三日位は調子が良くて段々まだ戻ってくる。痺れ発症前の両鼠径部痛は仙腸関節障害などがあっての症状なのかとも思う。
お腹の張りは生活習慣が変わらないと難しいのかと思うが、腹巻をしたり白湯を持ち歩いて飲んだり、風呂につかるようになったりして最近は毎日お酒を少し飲めているとのことではある。
治療後はだるくなったりしてその後楽になると言われるが、陰証傾向で、疲労が回復する以上に働いているので、鍼数を少なくしたり、強く響かせすぎないようにして身体への負担を減らさなければと思う。

 

4 実技稽古

 

 各自がこの一ヶ月間取り組んだ課題を指導者の先生にみてもらい、実技の向上をはかります。

 

5 忘年会

 

 各テーブルに指導者の先生方が数名いらして、入門、初伝、中伝のグループがそのテーブルを回っていきます。

普段の月例会ではタイムスケジュールがあり余談などあまり出来ませんが、ここぞとばかり先生方に色々なことをお聞きすることができまた、先生方の多彩な一面も見せて頂きとても楽しい美味しい時間でした。

 

 

 

(文責 酒井)

 

 

 

 

| ◇東京月例会 | 12:16 | - | -
12月杉山真伝流勉強会

『杉山真伝流』勉強会 第157回 平成301215日(第3土曜日)

              講師 大浦慈観先生

◆◆◆シリーズ:『杉山流三部書』から(16)◆◆◆

今回のテーマ:『療治大概書』(婦人門月水)手術は、糠鍼術・敃摧術

現在学んでいる「療治大概書」は杉山和一検校が京都在住の折「砭寿軒」

よりこの書を譲られ江戸に戻り鍼灸教育の塾を開くにあたりテキストと

するため病名や穴名を漢字に変えて編纂し直したものです。31期も引き

続き「療治大概書」を学びます。

婦人門月水

女子は14歳で月経が始まり、男子は16歳で精子を射精するようになる。

男女も陰陽和合して生ずる。生理が生じ整っていたら万病を生ずること

はない。万病が生ぜずして陰陽和合したら子を宿すことができる。

(女性は生理が始まるとホルモンが働き始めて定期的に下腹部が充実し

てくると余分な血を出し代謝が盛んに行われて下腹部が充実している

ことが普通。)女性の病の多くは血虚が関係しているのではないか。

気が虚すとホルモンの働きもなくなり定期的に生理もなくなり無月経にな

ることもある。どういう病気が考えられるかというと〃邨个早く来るは

血減って熱(?)がある月経が遅く痛みがあるは血が減って冷えている。

N未多いの未少ない。ぢ世辰討海覆なる。グ譽月に2,3回来る。

これらは皆月経が整っていない。ν茲修Δ把砲爐箸血が実して、気が

とどこうる来た後痛むは気も血も虚している状態┐靴个蕕来ていなく

腹の横原に塊があるのは出るべく血が結ぼれ、(腹内の痞塊をさし腫れたり

痛んだりする。)癥瘕となる。(ちょう)癥瘀血の塊で固定して移動なし。

(か)は集まったり散ったりいっていの場所にないものガスをいう

ちょうかは腹の癪積なり。崩洩は血が多く出る病(不正出血)帯下とは

少しずつダラダラ出る(子宮内の何かの感染によるおりものと、少しずつず

ーと出血するものと2種類ある。

こどもが出来ないは、気血(冷えて巡り悪い)共に虚している。現在は

半分ぐらい男性に問題ありといわれている。文明病。太った人は痰

(コレステロール)多く贅肉が子宮を塞ぐ。痩せた人は血虚であるが火多く

子宮が乾いて血なし。(ラジエターの水なしでオーバーヒート状態)

月経の早い遅いは血虚をベースにして熱がある時早まる、冷えが強いとき遅

くなる。痛む。経行の時怒り過ぎると止まってしまう。月経中風邪ひくと夜

うわごとを言うようになったり内攻して肝臓から子宮や卵巣に熱がはいって

しまう。

会場からはご自分の患者さんの、生理の止まって2年間の患者さんの治療と

問題点や生理が毎月あるものと知らなかったという24歳の無月経の患者さん

治療等ありましたが、食事やホルモン剤の乱用がきになった。

治療は血が結ぼれたようなときは下腹部に鍼灸をして下肢に引く。合谷・

三陰交をよく使っている。他「杉山真伝流」中之巻第二より73、経閉無子

 74、赤白帯下の治療法や「中之巻第三」より(治験例22・血積)

(治験例30月水下ること甚だしくて

卒倒)など治このなかにも、生理の時怒りが過ぎると生理が止まる、

風邪を引かない、太り過ぎない。

子を授かるにも代々話伝えたことも今は希薄になっているようにおもえる。

現在杉山真伝流の手技を教えていただいた後は約1時間は実技にしています。

次回は新年1月19日(第3土曜日)

市川友理

| 杉山真伝流勉強会 | 23:41 | - | -
12月東京接心会

例年よりは余り寒くない為か「年末」という気が未だしない12月22日、駒込・巣鴨の勝林寺さんにて東京接心会が行われました。

 

【実技】17:30〜19:00

 

勝林寺のご住職よりおはぎの差し入れをいただきました!

 

【講義】19:15〜20:35


〉誕について(最終回)
横田観風先生の「古方漢方を学ぶ会・講義録」『いやしの道機関誌 第5号』を4回にわたり講義していただいてきましたが、今日は最後に残っていた「心臓性喘息」を解説していただきました。
針砂湯(少陽病・虚証)、茯苓杏仁甘草湯(少陽病・虚実間証)木防已湯(少陽病・実証)の別についても学びました。

 

鍼道発秘(難産の鍼)
妊婦に横臥してもらい、術者は妊婦の背部に位置し、京門、志室付近を外から内へと深く指を刺し入れ、固いスジバリを見つけ、一鍼を下す。妊婦には腹部ではなく、横腹、腰背部に施術して腹内の気を引く。
このスジバリは腎に接し、腎気の巡りに関わるので、妊娠腎を起こしたり、出産時の骨盤の開きなどにも影響を及ぼし、これを緩めることは重要である。

 

↑妊婦さんへの治療を行う際の体勢

 

「後産下りざるには」
胎盤の排出、すなわち悪露の排出を促すには、分娩後に虚した腹部を補う必要がある。
それが、巨闕、大横、水道、徹腹への刺法である。

 

※不妊症の治療や妊娠中の治療は「難産の鍼」とは逆(三陰交を補い、合谷を瀉す)を行う。


尾台榕堂『方伎雑誌』から印象深い治験例を紹介していただきました。
妊娠6か月で死産したが、逆子だったため足から出て、途中で首がちぎれて体内に残ってしまったものを桃核承気湯で下すことができたという例です。

「腹を按撫するに首がゴロゴロと游移遷転して、あたかも水中に西瓜を浮かめたるが如し。」
「その夜一宿して、桃核承気湯三貼用いければ、翌朝、快利して首はたちまち出でぬ。」

 

また、松田邦夫『症例による漢方治療の実際』から不妊症治療についての症例を二例学びました。
・不妊症に当帰芍薬散料(妻)、八味地黄丸(夫)
・呉茱萸湯で妊娠成功

 

 

【坐禅】20:50〜21:30

 

 

最後は白隠禅師坐禅和讃を皆で唱和しました。


来月の東京接心会は、1月26日土曜日17:30〜となります。
月例会よりも少人数(10〜15名)ですので、疑問や、困りごとなどを気軽に相談できます!
是非一度参加してみてください。

参加をご希望の方は【いやしの道協会HP:行事案内】
(http://iyashinomichikyokai.com/event.html)
のページをご覧ください。

 

(文責:中川)

| 東京接心 | 10:58 | - | -
12月湘南研修会

12月13日(木)今年最後の湘南研が行われました。

和やかな雰囲気の中、いつもの基本動作から始まりました。

 

1.基本動作

伸ばす、、、落とす、、、曲げる、、、戻す、、、

呼吸のリズムと海野先生の言葉のリズムを

合わせるようにして、ゆったりと行いました。

 

座位で。

腹式呼吸。

吸息、一、二、三、、、。

吐息、一、二、三、四、五、六。

そして、逆複式呼吸

吸息、一、二、三、、、。

吐息、一、二、三、四、五、六.

 

仰向けでも同じように。

座位で気を感じる練習、手と手の間に気を感じる。

その後、鍼を以て鍼をしているイメージをもって鍛錬。


 

2.総稽古

 

”邪の治りかけ、のどの治療

私が患者モデルでした。風邪の治りかけ。

研修会の5日前ほどから風邪をひきまだ完全に治っていなかったので治療をお願いしました。

主訴:のどの痛み

風邪のかかり方がいつもと違い、悪寒があるのに熱がでなかったというものでした。

鼻水、節々の痛み、小便濃、自汗。

 

治療は海野先生にしていただきました。

手に引き鍼、お腹に刺鍼、その後、胸の辺りに散鍼。

のど元をつまんで痛みの筋を探し、その部分に刺鍼。

座位で、大椎付近に刺鍼、足に引き鍼。

治療後は身体とのどの痛みが軽くなっていました。

 

 

眼振、ふらふら、ゆれる

次は海野先生を治療しました。運転している時に眼振がありスピードを

出すことが怖くなったというケースです。

車を運転する前の日にテキーラを飲んだのが原因では?という

こともありましたが…。さて。

石井先生が治療を行いました。脈、お腹、頭、目を入念にチェック。

目のある一点が冷えていました。

胸の辺り刺鍼して緩め、目の辺りも温めるような鍼。(のように見えました。)

背部にも刺鍼して最後に右の耳の上辺りに刺鍼してそのまま置鍼。

治療を終了したら、置鍼をしている方の耳が詰まってきたとのことで

すぐに抜きました。。。

 

 

二人の治療が終わり、全体での総稽古へ。

 

 

3.講義「切脈一葦」木村先生

今回は飛ばしに飛ばして進みました。

切脈一葦は私にはとても難解ですが、今回は意外とわかりやすい文章構成でした。

勉強になりました。

古典は解釈が難しいですね。

 


 

 

4.講義「傷寒論真髄」「鍼道発秘」海野先生

小柴胡湯のケース説明。

小柴胡湯はいろいろな状況下で利用可能な薬方だそうです。

傷寒論真髄:394章、96章

ポイントとして、痰飲をさばくことがあげられるそうです。

 

鍼道発秘では、病位が外位のため

・外位の熱のさばき

・痰飲の処理

・おなかのツッパリによる→上気

の対応方法となり瘧疾・胸痛・胸腋痛・塊癖などの治療法が参考となるそうです。

 

 

次回は一月は場所が変わります。

平塚商工会議所で1時半から行います。

文責:長谷川

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| ◇湘南研修会 | 16:52 | - | -
12月 初伝フォローアップ講座

手先がかじかむ様な本格的な冬の訪れを感じる16日、根津・七倉会館にてフォローアップ講座が行われました。

 

1、傷寒論真髄素読

 

本日は、傷寒論真髄の二十章、二一章の素読です。

 

原田先生からは、

 

「いやしの道の必修科目なので頑張ってね。」

 

とのお言葉をいただきました。

 

2、指導者講義

 

本日は原田修観先生による『万病一風論の求道的側面』です。

 

原田先生は1980年代始めから横田観風先生に師事しておられるそうです。

 

観風先生から言われてきたことが、

 

「心の鍼をしろ。」

 

とのこと。

 

原田先生も長いこと、これに関しては『?』だったそうです。

 

「横田先生は何を言わんとしているのか?。皆さんに教えるために言葉を紡ぐ中で私も何かをつかみとりたい。」

 

とのこと。原田先生の探求心に脱帽です❗。

 

そこからの話は……深かった…💧。 

 

どうブログに書いたものか…と悩みましたが、やはり下手に文字にすると原田先生の言いたいことが歪んでしまうと思ったので今回はやめておきます(申し訳ありません💦)。

 

是非、いやしの道の月例会・フォローアップ講座にいらして原田先生と直接お話をしてみて下さい。

 

かろうじて理解出来そうだと思ったのが、

 

「風を治める。心の風も治める。患者さんはただ治療をして欲しいのか。こちらの話を聞く耳があるのか。自分が安心、穏やかな心でないと肉体を治しても事足らない。『渡し舟』となり、安心の岸へ連れて行く。そのためには人間的成長を通して自分が安心を知らないと。」

 

という部分でした。

 

ここも深い。

 

ベテランの先生方から指導を受けると、その深さに圧倒され『猫に小判』状態だなぁと思ってしまいますが、目指すべき処を示してくださる先生方が居てくれることの有り難さを噛み締め精進あるのみ!の精神で頑張ります!!。

 

来月のフォローアップ講座は海野流観先生による「『鍼道発秘講義』の学びかた」です。

 

皆様、奮ってご参加ください。!。

 

(文責:松本)

| 初伝フォローアップ講座 | 09:45 | - | -
12月 関西支部研修会

平成3012月9日高槻市にある現代劇場の和室にて

関西支部の研修会が行われました。

この2,3日で急に寒くなり真冬の寒さの日曜日でした。

 

10時〜 自由稽古・経絡流注講義

 

それぞれの課題や気になることを指導者の先生に教えていただきました。

 

経絡流注講義(玉水先生)

 

お隣のお部屋では四部録基礎講座として『経絡流注講義』をしました。

 

11時〜 『傷寒論真髄』(村田先生)

 

240章〜249章、大承気湯証の続きから呉茱萸湯証

調胃承気湯証のところを解説していただきました。

 

・煩熱の場合、太陽病と陽明病の違い、汗を出して解する場合と

下剤をかけて治療する場合の見分け方。

脈や舌、発熱の仕方など患者の状態をみて用いること。

・呉茱萸湯証は陽明位に属しているが陽明病ではく陰病に用いられる。

腹中の強い寒冷により消化機能が低下している状態。

同じように吐き気がある場合でも小柴胡湯とは違う。

・燥屎まではなっていないが便秘があり、体の表面だけでなくお腹の中にも

熱がある場合に調胃承気湯を用いる。

腹脹満で調胃承気湯を用いる場合には陰陽虚実を鑑別して用いる。

お腹の毒が実して起こる場合、虚寒で張っている場合、胃腸の状態が悪くガスで

張っている場合など、色々な要因で腹脹満という症状が出る。

 

傷寒論真髄の講座では、同じような症状でも陰陽虚実を考えて治療することの

大切さ、その際の目の付けどころを教えていただけるので、参考になります。

 

 

昼食を兼ねて忘年会

 

さて、本日メインの忘年会!

ご飯やお菓子お酒など、各自持ち寄ったものがテープルに並びます。

焼きそばや煮卵、人参のラペやお寿司、チーズに生ハム、ワイン日本酒など

和洋折衷豪華な宴会となりました。

 

 

鍼灸学校時代の話や治療院の経営の事、今後やりたい事や宇宙人の話まで

これまた長時間に渡り様々な話題で盛り上がりました。

 

 

指導者の先生方、今年も一年お世話になりました。

研修会で伸び伸びと楽しく出来るのは、いつも真摯に、時に大らかに

私たちに向き合ってくださっている先生方のご指導のお陰です。

来年も明るい関西支部でありますように。

 

来年初めの関西支部研修会は1/13(日)高槻市の現代劇場の会場で

開催予定です。

 

 

(文責:竹ノ上)

| ◇関西支部 | 10:56 | - | -
11月杉山真伝流勉強会

『杉山真伝流』勉強会 第157回 平成301117

              講師 大浦慈観先生

◆◆◆シリーズ:『杉山流三部書』から(16)◆◆◆

今回のテーマ:『療治大概書』(眼目・耳病)手術は、とうひ手術・浅深術

現在学んでいる「療治大概書」は杉山和一検校が京都在住の折「砭寿軒」より

この書を譲られ江戸に戻り鍼灸教育の塾を開くにあたりテキストとするため

病名や穴名を漢字に変えて編纂し直したものです。31期も引き続き

「療治大概書」を学びます。

眼目

両眼があるのは、天に太陽や月があるように人間の身体にも左右の目があり、

目は萬の物を見る物で一身体の要のようである。

目の病には72種類の眼病があると言われ、大浦先生の資料には内症24名、

外症48名症状や発症の仕方でいろいろの名前を付けた一覧が記されていて、

東洋医学的には同じ目の病でもどう発症してどう変化していくか詳細に仕分け

分類しているので読んでいると様子が分かる「療治の大概書」には72種あり

で内容の説明はない。しかし、おおよそ大事なことだけしるしますとある。

黒目は肝臓を司る。内眥(目頭)は心、まぶたは脾、白眼は肺、ひとみは腎、

と目を五臓配当している。臨床的に意味は?大体において目の病は色体表では

肝との関わりがあると言っている。まぶたは脾というがまぶたが痙攣するとき

は水毒がたまりむくんでいる時になる。またまぶただけでなく、身体がぴくぴく

するときは水毒のなせるわざである。東洋医学用語で「筋掦肉じゅん」

(きんてきにくじゅん)眼瞼痙攣こういう時、漢方は利水剤を使う。茯苓

(神経性の痙攣に効果)を使うと良い。また鍼灸では水分穴と気海穴をセット

使い小腸の動きをよくすると顔のむくみやまぶたの腫れがとれる。

目の内側の毛細血管が切れて赤くなる‥心 高齢化すると目が衰える・・腎と

いっているが 関連付けて大体つかむと良い。三陰交・風門・手足三里・百会・

肩井・肝兪 が記されているが、目の周辺部の穴を使うと良い。

真伝流の「中之巻第三」の治験例21.雀目。神庭穴に三稜鍼で血を取り、

何と鍼痏に塩を塗る。(痛みで涙を作らせて血管を拡張させて毒素をだす。

その後足三里の多壮灸、全身的にしっかりさせる目的か。)治験例26

目赤まぶた痛。 島浦和田一さんは足三里の灸をよく使っている。

この治験例では足三里の多壮灸だけでなおしている。

治験例28目出泣、痛痒、眼中有赤昹に、攅竹、絲竹空は鍼管を使う術にて

風池は啄術、目の奥に向かいひねりながら入れひねりながら邪を抜く治療。

耳の病

耳は腎の主ところ。腎虚すると聞えにくく、耳鳴りする。左の耳聞えないは胆経

の上の方に熱を持ち気が上昇する。右耳は色欲相火動くなり、と上に気が上昇して

頭がおかしくなるSEX過多、右腎命門で右といっているかも。気が変動するとき

大体下へ行かず気は上昇する。失敗例で胆経上の突っ張りがひどい人に風池に置鍼

して,気のとうりを良くしようと単純に考えに陽陵泉に置鍼して寝てもらっていたら

、頭がガンガンしたと言われ抜鍼後休んでかえってもらった。下に引こうと思っても

風池の強いところに気は行ってしまうので注意。腎経に風熱あるとき両耳腫れ痛む。

太目の女性で腎臓が悪い人が実習という緊張の中大汗を描いた後冷房で冷えて

急性腎炎になってしまった。耳鳴りになり季肋部の熱を取って腎の熱は取れたが上の

症状は残ったが3回目で治る。耳聞えぬ、聴会、迎香、足三里。耳鳴るは頬車、迎香、

百会。耳痛むは耳門、間使(別の本は肝兪)、章門、頬車、風池。老人施難聴は気虚

なので気が虚しているか(気が巡っていないので血流をよくするが、実熱から炎症を

起こしている場合は熱を散ずる。良く見分けて治療する。

手技の練習は儖ひ術(とうひじゅつ)と浅深術

 11月24日25日日本鍼灸学会に於いて大浦先生の発表がありました。

 「杉山流と江戸期鍼灸流派の毫鍼について」

  次回は12月15日です。 (市川友理)

| - | 18:47 | - | -
11月 東京接心会

立冬を過ぎ、冬の気配が感じられる11月24日(土)駒込・勝林寺さんにて東京接心会が行われました。

 

 

 

 

[実技]

一般の患者さんへの治療と初伝者は諸先輩方による指導です。

 

 

 

 

[講義]

山野 鵬観先生による「原初生命としての人間」の講義です。

 

 

野口 三千三先生の「体操は自分でやるマッサージ、マッサージは人にやってもらう体操」という言葉から、マッサージの部分を鍼灸に置き換えて考えてみようから始まり、違う角度から操体法の橋本 敬三先生の「運動系と植物系との相関の領域こそ、東西医学の融合地点ではないでしょうか。」の解説で、運動系とは整形外科で、植物系とは内科(内臓系)のことであり、それぞれを繋ぐものが経絡である。

体を動かして治るのなら苦労はしないが、ある動かし方をしたら内臓系も反応して体が良くなる。別々の先生だが、ひとつは体操、もうひとつは操体法という方法で、ほぼ同じ時代に身体を研究していったそうです。

 

野口 三千三先生の「何かそこにある「もの」が主体ではなく、「こと」が主体であり存在である。」から。

「もの」とは物質(身体など)、「こと」とは関係及びその変化(状態の変化)であり、我々、鍼灸は寒熱などを補瀉し「こと」を変化させて治療していき、野口体操や操体法は「もの」から変化させて治療していく。

 

今回は「もの」からのアプローチで実際に膝の痛みのある患者さんに実践していただきました。

 

 

 

 

 

 

 

[坐禅]

本堂に移動しての坐禅です。

 

 

 

坐禅後は白隠禅師坐禅和讃を唱和しました。

 

来月も勝林寺さんにて、12月22日(土)17:30から行われます。

どうぞご参加ください。

 

(文責・中野)

| 東京接心 | 17:34 | - | -
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