いやしの道協会ブログ

いやしの道協会の最新情報をお届けします。

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9月 関西支部

令和元年98日(日)大阪府高槻市現代劇場の集会室にて

関西支部研修会が行われました。

この日は35度を超える暑い一日でした。

 

 

腹診と背候診の対応 

 

ペアになり主訴を聞きながらお腹と背中の状態を比べていきます。

お腹をみて背中とどのように対応しているかみていきます。

ペアで確認した後、指導者の先生にポイントを教えていただきます。

 

 

 

『傷寒論真髄』村田先生

 

この日は村田先生が漢方薬を煎じて持参してくれたので

はじめに皆で試飲しました。生薬をかじって「これは苦い」

「シイタケっぽい味がする」など感想を言い合いながら

いただきました。たまたま他の人が持参した「ナツメ」も

一緒に漢方薬とともにいただきました。

 

 

 

今回の講義は少陰病の白通湯(314章)、白通加猪胆汁湯(315章)

真武湯(316章)、通脈四逆湯(317章)のお話でした。

 

白通湯証のメインは「下利」

陰証の下痢を主治する湯液の比較をすると

冷えて陽気がめぐらずに下痢をするのが白通湯証で、

それがより重篤になれば白通加猪胆汁湯証となる。

脱証で下利清穀するのが四逆湯証で、より重篤ならば通脈四逆湯証となる。

真武湯証は水毒が溜まって下痢をする。

 

真武湯の章では矢数道明先生の『漢方処方解説』を参照に

心臓疾患、メニエール、高(低)血圧、胃腸疾患、腎臓疾患、関節リュウマチ

湿疹、遺尿症など、様々な真武湯の応用について模式図を元に解説していただきました。

その他、浮腫の鍼灸治療の症例や西洋医学的な浮腫の考え方などのお話がありました。

 

 

基本の型・チェックシート

 

昼食の休憩をはさんだ後は、基本の型の稽古です。

15分の時間制限でペアになり基本の型をしていきます。

時間を計ってすると、集中力がより高まるような気がします。

 

 

 

『方伎雑誌』井上先生

 

お昼休憩を挟んで井上先生の『方伎雑誌』の時間です。

この日で第一巻が終わります。今回は「狂症」について。

ぶつぶつ言いながら立ち騒ぐ人を大承気湯で治す話が出てきました。

発狂している人に「病」ではなく「狐憑き」だということで

騒がしい読経を続けたところ自殺してしまったという話もありました。

「江戸時代にはこういうこともあったのかぁ」という会話から

現代でも同じようなことがあったという実話のエピソードが

参加者から淡々を語られ、静かな衝撃でした。

激しい症状でも大承気湯で良くなった症例から、現代にも通じるお話で

西洋医学で沢山の精神安定剤を服用して良くならない人も

漢方薬で良くなる可能性もあるということだと感じました。

 

 

入門講座 玉水先生

 

 

腹診、『傷寒論真髄』、『方伎雑誌』のそれぞれの講義の時間には

玉水先生による「いやしの道しるべ」入門講座が別途行われていました。

入門したての方、もしくはこれから入門を希望する方向けの講座です。

今回は「万病一風的治療の実際」のところをやりました。

講義とともに、実際にやってみてテキストに書いてあることと

照らし合わせながら進めていました。

時折笑い声も聞こえ和気あいあいとした雰囲気で行われていました。

 

 

 

丹田呼吸と身体づくり

照明を消して少し暗い中で座りました。

 

 

治療と課題の発見

 

実技の時間は、主訴を聞いて実際に治療をしていきます。

気持ちの良い鍼の響きについウトウトしてしまいます。

 

 

 

振り返りの会

 

入門したばかりの方や、今度入門される方など、新しい方が増えてきた

関西支部。新しい風が吹き、初心を思い出し新鮮な気持ちになります。

 

次回関西支部は同じく高槻市の現代劇場集会室にて10/13(日)に開催予定です。

 

(文責:竹ノ上)

| ◇関西支部 | 16:45 | - | -
8月 東京接心会

8月24日東京接心会

勝林寺   

 

 

 

蓮の花をさがすと

 

 

実を発見。

 

さらに種として収穫出来そうな実も

 

 

花を発見。

花は早朝から午前中に咲き、徐々に閉じるそうで

午後はつぼみに。

 

 

実技

 

 

 

 

 

講義

 

朽名宗観 先生

「女性と漢方(2)」不妊症について

 

漢方模式図が患者さんの腹診の時にすぐ役に立ち

また、わかりやすいです。

 

 

 

伊藤翠観先生からも講話

 

 

 

 

座禅

 

筆者は座禅は欠席でした。

いつもなら坐禅の後の般若心経を唱和しさらに清々しくなります。

 

 

 

文責 酒井

 

 

| 東京接心 | 02:42 | - | -
8月杉山真伝流勉強会

講義日程の変更のお知らせ

9月の講義は第4土曜日9月28日です。

 

『杉山真伝流』勉強会 第166回 令和元年8月17日(土)

           講師 大浦慈観先生

◆◆◆シリーズ:『杉山流三部書』から(25)◆◆◆

今回のテーマ:「撰鍼三要集」(補寫迎髄を論ず)、21術のまとめ

前書き「療治大概書」を編纂後「類経図翼」に強い感銘を受けた杉山和一は自らの序文

と跋文を加えて、「撰鍼三要集」を著した。1682928日、杉山流鍼治学問所が正式

に開校すると、「療治大概書」と「撰鍼三要集」の2冊がテキストとして暗誦された。

私杉山和一は黄帝内経を全体的に考えてみるに、内径の何を引用しているかというと

内径を読んでみるに非常に幽玄微妙で奥深く本当の意味を理解しにくいものである。

先ずは霊枢第一編である。(霊枢九鍼十二原篇の引用文)鍼で虚実に対しての要点は

九鍼の操作が最も妙である。補瀉の時の瀉に於いて鍼を持って切皮をして刺入して何

かをしてパンと放つように鍼を出す。そうすると陽(皮膚の表面)を開いて鍼を抜き

去ると邪気は自然に洩れる。鍼を抜くとき穴をしっかり押さえながら鍼を抜いて、

しかり閉じれば血も出ず気散ずることもなく中に気血も漏れることない。(内温と言

い十八術はここよりきている。・・・鍼をよく捻り気血を集め温め鍼を抜くとき押手で

親指と人差し指を交互に穴にふたをする。)補法である。九鍼十二原の為に内温術は生

まれた。補法は意(こころ )をのったりゆったりする。気血を巡らし軽く押し蚊やあぶ

がそっととまるがように、抜くときは気を漏らさないように弓つるを引くようにぱっと閉

じる。また曰くは霊枢の五乱篇のことでゆっくり入れて、ゆっくり抜く補法をいっている。

世の中に今他の説に補瀉を論じている。鍼を呼の時左回転してひねり、抜く方に鍼を抜い

て閉じないこれを瀉という。呼吸の吸に右に捻り入れる方に力点を入れ、鍼を抜いたあと

鍼穴を閉じるは補法。捻転補寫は明代いろいろの説があった。誠に一里あるが用いても用

いなくても良い。なぜかといえば難経に補寫の法は呼吸に従い鍼を入れる、出すのみに

あらずと言っている。鍼を熟知しているものは左(押し手)を信じて運鍼するが、鍼の

未熟者は右(刺し手)だけに気を取られ刺手だけで操作する。鍼を刺すときにあたり押手

で鍼するところを柔捻し、爪で皮膚を押して切皮痛を和らげ、はじいて気を集め動脈が脈

打つようになる。鍼を経絡の流れに従うように鍼を刺し、鍼を押して中側に入れるこれが

補法。刺入して得気して鍼を動かして気を引っ張るようにするは瀉法という。それでも気

得れられない時男は外、女は内に。(解釈はいくつかあるが、陽は外、陰は内にする。

気を得なければ男性は浅めに、女性は深め

にまた捻りを加えたり。このようにしても得気しないときは死んでしまうよ。

入江豊明先生は左右の補瀉を左半身を瀉そうとするとき親指を内の方に引く方に。右半身

は時計回しに引く捻転の補寫を言っている。お弟子さん(杉山和一のお弟子さん)問う。

難経の本位は補瀉呼吸を用いるべきではないとするのですか。あるいはそうではないので

すか。私、杉山和一がいいました。呼吸を用いないということではない。何故なら素問の

真邪論を案ずるに、吸うとき切皮も鍼刺入もして気を得て(瀉法)、静かに留め邪を散ら

ばらないようにする。息を吸ったとき鍼を転じて(捻って)気の得気がでてきたのをもって

効果が出てきたと判断して、息を呼した時鍼を抜くと、体表面に気がのびていくので鍼を

抜き邪気を漏らす瀉法。これは呼吸の補瀉でしょう。真邪論に言っていますよ。難経では

呼吸出内の鍼のみにあらずと言っているのは、それは必ずしも補瀉を否定しているんじゃ

ないですよ。捻りの補瀉も言っています。(補寫は…鸛淙簽蹇平啄)開闔補寫 

G嬰省簽蹇´じ撞枴簽軼ある。)必ずしも呼吸補寫だけではないと難経ではいっている。

必ずという字が一番大事です。いかんとなれば呼のとき入れ、吸のとき出すは補。吸う時

鍼刺入して、呼の時鍼をだすは瀉となするに 呼吸補瀉のみでない。呼吸補瀉だけを

もって終わりだと言っていないのが内経の真意だ。

かつ楊氏(楊玄操さんで難経註解の著者)虞氏(虞庶さんで難経註の著者)注釈家でそう

いう人が補瀉呼吸法を論じている。難経は呼吸補瀉を否定しているわけではない。

呼吸も考えた方が良いよ。ゆえに経に曰く(九鍼十二原)気の流れに逆らいそれを留ど

こうる気をうばうならどうして気が虚していかないことがあろうか。実している状態な

らば気の流れに逆らいあまっている気を奪うようにすれば、実している気が少なくなって

いかないことはない。追いかけてこれを救うは実なきを得ん。虚している時は反対に少な

くなっている気を追い求めてあつめてたすけて、どうして気が実してきて戻ってこないと

いうことがあろうか。必ずなりますよ。と言っている。九鍼十二原の補法瀉法の有名な

言葉が書かれている。三陰三陽を論ずるに、手の三陰のごときは臓より手に走り。

手の三陽は手より頭に走り、足の三陰は足より腹に走り、足の三陽は頭より足に走る。

その気に流れに逆らを迎となし之を寫となす。その気を従うっを髄となし呼となす。

流注の補寫を言っている。流注に従い補法瀉法をすればよい。

実技は二十一術のおさらいで全ての術を一つ一つ実演した。

大浦先生の打診の槌や鍼を実際に見て手にとらせてもらう。

次回9月28日第四土曜日

(市川友理)

| 杉山真伝流勉強会 | 02:27 | - | -
8月 東洋医学と養生の会 色川合宿

8月24日・25日、《東洋医学と養生の会》の初めての合宿を開催しました。

 

いつも車で片道5時間かけて関西支部研修会に通ってこられる峯先生の所に、

皆で行ってきました。

 

大阪方面から特急に乗って、右手に雄大な海を眺めながら、

和歌山の沿岸部を進んでいきます。

 

普段、盆地の京都に住んでいると感じられない、

海の向こうへの憧憬が胸の内から湧き上がってきます。

ひょっとすると、はるかな昔、

海を越えてこの列島にやってきた先祖の血が首をもたげるのかもしれません。

 

峯先生のご案内で、まずは橋杭岩に。

弘法大師が立てたという伝説の奇岩群は、

厳かな雰囲気というよりは、むしろ温かな感じでした。

 

 

波の寄せる音に誘われて歩いていくと、

足元には小さな貝が岩に付いていて、

秋の気配の漂う海の冷たさが素足に心地良く触れます。

 

昼食は、丁寧に出汁をとったうどん・そばと、

勝浦港で陸揚げされたマグロの丼ぶり。

 

それからイルカ・クジラの漁で有名な太地町を通り、

那智勝浦から那智大社へ。

 

 

樹齢八百年の楠がありました。

鎌倉時代から人間の営みを見つめてきた古木に、

現代人の心はどのように映っているのでしょうか。

 

 

那智の滝は遠くから臨むと、

落ちてゆく水がスローモーションに見えて、

時間の流れが一瞬変容してしまったような、

独特の感覚に襲われます。

 

同時に、日本列島の自然造形は、

穏やかな感じがするものだなあと改めて思われます。

 

しかし水しぶきのかかるような近くで見上げると、

滝から吹き下ろしてくる冷気の圧迫感で、息ができなくなり、

思わず顔をそむけて呼吸を確保しなければならなくなります。

 

 

そして峯先生の住む色川へ。

 

 

美しい棚田が見られるここ色川は、住人の半数を移住者が占める、

日本の山間部の地域としては移住先進地なのだそうで、

峯先生の連れて行って下さった喫茶店も、

東京から移住してきた若夫婦がやっている素敵なお店でした。

 

 

ご夫婦の二か月の赤ちゃんも抱っこさせてもらいながら、

書棚の充実した本のラインナップを眺めました。

 

有精卵やオーガニックの梅干し、梅ジャムなどが、

しばしば驚くような安価で並べられていました。

 

ご夫婦で淹れてくださったコーヒーを堪能した後、

野菜をもらいに寄ったお宅も、移住してこられたご家族でした。

牛を飼い、鶏を飼い、

子どもたちが川沿いの樹を牛に食べさせていました。

 

偶然にも、いやしの道会員が何名かお世話になっている滋賀県朽木の参禅道場にも、

行かれたことがあるとのことでした。

 

 

夜は、色川で獲れた鹿肉・猪肉や無農薬野菜などで、バーベキュー。

子どもたちは花火を楽しみ、

とっぷりと夜のとばりも下り、

大人たちは美酒を片手にいつしか鍼の話に。

 

治療後二週間にわたって身体が変化しつづける鍼の話。

感覚を信じることができるか。

勉強は本当は必要なのか。

勉強して分かるということと、勉強して覚えるということの違い。

 

また、<病気のメカニズム〉のゼロ段階〜五段階までは学習していても、

所生病的是動病の講義が不足しているために、

<病気のメカニズム>を目の前の患者さんの治療に活用しにくい状況になっていること、

に気付かされました。

 

深夜まで鍼の話は続き、某先生は酔っ払って、

「鍼なんて適当にやれば効くんですよ」

ばかり連呼してもはやどうにもならない状況に。

 

やがて治療が始まり、

鍼をされた人が一人、また一人と眠りに落ちていきました。

全員寝静まったのは、深夜2時頃でしょうか。

 

早朝5時半、峯先生の古くからのご友人が治療を受けに来られ、

皆で診察させていただきました。

 

朝まで酔っ払っているかに見えた某先生は、

患者さんを前にする頃にはちゃんと正気に戻られ、

内心心配していた私はホッと胸をなで下ろしました。

 

皆で相談しながら灸点を下し、

あとは峯先生の治療で少しずつ身体の状態が良くなっていくことを祈るばかりです。

 

治療後、皆で手分けして支度して朝食となりました。

峯先生のご親戚が作られた絶品の漬物各種と、

和歌山特産の干物、

地元野菜たっぷりの味噌汁、

有精卵の卵かけごはんをいただきました。

 

 

それから色川よりさらに奥へ、

恐ろしい山道を車で慎重に慎重に進みながら、

秘境の滝に向かいました。

その名も宝龍の滝。

 

車を降りて進んでいき、

危険な岩場はバケツリレーのようにして大人3人で子供を受け渡しながら川を渡ると、

見事な滝がありました。

 

 

先頭を歩く峯先生は、滝壺のあたりからサギが飛び立つのを目撃されたそうです。

 

色川では、ウリボー、キジなどの動物が前を横切り、

蛇口から流れる水は自然の清水で美味しく、

そこここを流れる川はどれも蒼く透き通った清流でした。

 

最低限の現金収入の目途さえ立てば、

移住してもやっていけるとのこと。

 

他方で、集落から外れたさらに山奥では、

道の途中でポツン、ポツンと家が現われ、

何かハッと胸を打たれるような感じがありました。

 

人間の生活の多様性ということ、

望んでそこに暮らしたのか、

やむをえない事情があってそこに暮らしたのか、

そしてそれら一切の人間の営みを包みこみ、やがて呑み込んでいくかのような、

南紀の自然。

 

中上健次の『枯木灘』の舞台はもう少し北のあたりになります。

 

桃源郷のような色川の集落は、

その風景を大切にする人たちの絶え間ない営みがあって、

守られているのだと、

旅から戻ってから気付かされます。

 

 

そういえば、杉山真伝流にも影響を及ぼした妙鍼流は、

伝承によれば熊野発祥の古い流派の鍼法を残していると、

機関誌に書かれていました。

 

《東洋医学と養生の会》、9月は再び京都に戻って、

第四日曜日に心耳庵にて開催予定です。

 

(文責:村田/写真:小倉)

| 東洋医学と養生の会 | 10:23 | - | -
8月 関西支部 研修会
8月18日日曜日、高槻芸術会館にある市民会館和室にて、関西支部研修会が行われました。








祝出版!横田観風先生の最新著書「鍼と禅」の販売会からスタートです!



○腹診と背侯診の対応



腹と背との比較だけで身体を診ると、普段あちこちに気が散って、結局曖昧になってしまっていることに気付きます。

○初伝入門講座実技



まだ参加は数回のメンバーですが、覚えが早くて素晴らしい。

○講義「傷寒論真髄」村田先生



310章猪膚湯

そんなに虚寒ない状態で、少し陰に傾いたくらいや、陰病から陽病へ転ずる時になる状態といわれる場合もある。
少陰病なので表証はないので、虚気上逆して喉など症状ある場所を直接治療する。

311章 甘草湯方
甘草一味だけ、という思い切った薬方。
平滑筋や皮膚粘膜に接触する事で効果ある薬方なので、喉痛の場合は喉などに当たる様にゆっくり少しづつ飲むのが良い。 矢数道明「漢方処方解説」治験例より考察。
甘草はアルドステロンに近い働きがあるため、満月様顔になることも稀にあるが、その場合五苓散を処方すると良いそう。
桔梗湯方
甘草湯で治らない、扁桃腺まで腫れて痛む場合の例、尾台榕堂「類聚方広義」参照。
312章 苦酒湯方
口内炎、舌炎、扁桃腺炎など、龍野一雄「新撰類聚方」尾台榕堂「類聚方広義」参照。
卵を殻ごと、酢と半夏を入れて沸騰させる、と、家で作れそうな薬方。
浅田宗伯はジフテリアに用いた様。口唇ヘルペス等にも良いかも。


313章 半夏散及湯方
桂枝が含まれるのつま、表証ある邪に入られたものに用いる。
本日の薬方は全て喉に痛みあるものなので、西洋医学的に見た上気道感染症(風邪)や、溶連菌かどうか見分け方を西洋医学書数冊より参照したもの、解説して頂きました。

○入門講座講義 玉水先生



質疑応答、声飛び交って盛り上がっています。


○基本の型・チェックシート








○総稽古








総稽古は、全員の見ている前で自分の課題を教わります。
勇気ある挑戦に場は緊張の空気にもなりますが、それぞれ正直な気持ちで意見交換し、リラックスして学べる時間でもありました。

○入門講座講義 玉水先生




○丹田呼吸と身体づくり

肩の力を抜き足腰落ち着いて坐れる、各々しっくりくる形を探してから始まりました。


○相互治療と課題の発見


とにかく治すことに注力。
そして、それぞれ今後の課題を見つけます。

○振り返りの会





来月は、9月8日日曜日、会場は同じく高槻市民会館にて行われます。

奮ってご参加ください。


(文責:田原)
〔関西支部研修会〕毎月第二日曜日 8月のみ第三日曜日             

9月8日(日)、10月13日(日)、11月10日(日)、12月8日(日)です

〔東洋医学と養生の会〕 毎月第四日曜日に 会場:心耳庵(京都 上賀茂) 又は、栖賢寺で開催する予定です。 

8月24、25日(和歌山県色川 合宿)、9月22日(日)、10月27日(日)、11月24日、12月(休み)

| ◇関西支部 | 21:49 | - | -
8月 東京月例会

暑さの続く東京ですが、月例会が今月も七倉会館で行われました。


1. 静坐


2. 山野鵬観先生による講話

理学療法士である山野先生から体幹への効果的で安全なストレッチをご指導頂きました。

内転筋、骨盤底筋、腹横筋などに無理なく負荷をかけ高齢の方にもその方に合わせた効果を出す方法を教えて頂きました。

上虚下実のために必要なトレーニングにもなり、毎日の積み重ねとして取り入れたい内容となっていました。


3. 症例検討会

伊藤翠観先生による潰瘍性大腸炎の治療の症例を発表頂きました。


自己免疫疾患の方への治療は【胸中の邪】【腹中の虚寒】【女性の場合瘀血】に注目していくとのことでした。

今回の事例では胸中の邪があまり感じられないということでしたが発症時期が12年前であり当時はあっても今はないことが考えられるということでした。同じ病気でも病期により邪の表れ方が異なることが勉強になりました。

ストレスの有無の問診ひとつにしても詳細な情報収集の大切さがある反面どこまで切り込むかの難しさを感じました。

そして患者さん自身の病識の自覚と養生指導も大切で大事な治療であることを学びました。


4.実技稽古



来月はいよいよ合宿となります。

皆様体調に気をつけて元気でお会いしましょう。


月例会では横田観風先生の『鍼と禅』が購入出来ました。

大切に拝読します。


(文責 福永)


| ◇東京月例会 | 20:33 | - | -
8月 初伝フォローアップ講座

酷暑が心配される週末でしたが、18日の日曜日、無事初伝フォローアップ講座が開催されました。

 

 

フォローアップ講座が始まるその前に前之園先生から衝撃の一言が!

 

『今日の講義は礼で終わります。』

 

Σ(゚Д゚)!!!

……その真意は!?

 

 

「上虚下実って何ですか?」

 

と前之園先生。

よく、天(井)から糸で頭を吊られているようにとか、大地に根を下ろすように、とか言われますが、

 

「天井から糸で頭を吊られたこと、ないじゃん。

大地に根を下ろしたこと、ないじゃん。」

 

師や先人たちは言葉で色々教えてくれるけど、それって結構難しい。

 

指導者も誰かが言ったことを意訳していて微妙に違うことを言っているように聞こえる。

違うように聞こえるけど、その中に『最大公約数の中心にあるもの』を見抜けるように!とのことでした。

 

1、静座

 

まずは、5分ほど坐り心を落ち着けます。

禅寺なら暑い中坐るのが修行なのでしょうが、この後の講義に響いては困るのでクーラーをつけます。

 

 

 

 

2、傷寒論真髄素読

 

今回は29章を読みます。

ここはとても長い章になるので、参加者が円になり順番に少しずつ読んでいくことになりました。

 

素読の前に前之園先生から29章に関する注意点が説明されます。

 

素読スタート❗

 

 

これまでは太陽病を主に学んできましたが、少陰病に関する記載あり、誤治に関する記載ありと、一気に内容が濃くなった感があります。

 

3、指導者講義

 

今月は堀雅観先生が急用のため、前之園空観先生による『基本の型のキホンのキ』になります。

 

昨年も同タイトルで講義が行われましたが、新たに参加する人あり、一年経ちレベルアップした…ハズの人ありと、同じタイトルの講義でも、去年とは何かが違っているはず❗。

 

まずは基本の型の意義について、前之園先生から説明がされます。

 

その説明は基本的に観風先生の記された指導要綱の内容ですが、前之園先生がそれをどのように理解してきたかという、前之園先生流の意訳も含まれます。

 

 

☝難しい言葉、表現について初伝の方からの質問がとびます。

 

「禅の影響が色濃く出ているが、ここに書いてあることが理解できるように目指してゆくのが修行だと思う。」…と、前之園先生からお言葉をいただきました。

 

そして実技の稽古❗

昨年と同じく『礼』の稽古です。

説明を受けず、写真だけ見てしまうと何をしてるのか解りませんね💧。

 

 

「座骨で踵を押すように。」

というアドバイスをいただきつつも、腰が固く皆もがいております。

(筆者が一番酷かったです😢。)

 

息を吐きながら前に倒し、吸った息で肚が膨らむ力で元に戻る。そんな身息心の調和はまだ遠い………。

 

前之園先生が仰るには、観風先生は

「10の内、8〜9は鍼をする前に終わってる。

あとは鍼をすればよいだけの状況に自分を持っていく。」

と指導されたとのことです。

 

そういうのが、身息心が調和した世界なんですかね?。

ちょっと想像が及ばない世界です…💧。

 

 

最後にまとめとして、

 

『型にハマる=己を知る』

 

と前之園先生が締めてくださいました。

 

「型にどうしてもハマりきらない物が出てくると、これは短所なのか?、どうしようもない自分の特徴なのか?を考えるようになる。それが僕にとってよかった。」

 

守破離の守をしっかりやりきったからこそ、言える台詞なんだろうなぁ…と思いました。

自分も基本の型をもっと稽古せねば❗❗。

 

来月は合宿のため、フォローアップ講座はお休みです。

次回は10月20日の10:00より、三輪圓観先生が担当してくださいます。

10月もよろしくお願いいたします。

 

(文責:松本)

 

| 初伝フォローアップ講座 | 12:44 | - | -
7月 東京月例会

7月21日、梅雨明けが待ち遠しいこの頃です。

根津の七倉会館にて東京月例会が行われました。

 

1.静坐

 身息心の調和。息を整えて静かに坐ります。

 

2.講話  海野流観 先生               作成中
 「お灸の役割」                

 

   普段の治療で鍼とお灸をやっているが、どういう基準でどの様な順番でどこにお灸をしてどこにお灸をしないのか、鍼との組み合わせを十数年前初めて助手を持った時質問されました。これを今日お話したいとおもいます。

   鍼とお灸が喧嘩しないように鍼がメインならそれを邪魔しないように、補うようにお灸をする。うちは治療時間は30分なので、患者さんの要望に応えながら治療の組み立てを先急後緩だったり考えながらやります。

 

 

 

お椀灸

底の平らな素焼きの器に荒艾をお団子状にまるめて点火します。

その器の下には新聞紙1枚たたんで水に濡らし、さらにその下に

フェイスタオルを敷き、湿と熱をいれます。

冷えたお腹の方にはとてもききます。

ただ気持ちよく寝てしまう患者さんもいて、そんな時無意識で

手が動いたり、寝返りを打つようなこともあるので注意してみてなくては

いけません。

 

 

お腹の上にこの様に置きます。

荒艾だけ燃やすと煙がひどく、軽減する目的で灰をかけます。

蒸し焼き状態で煙は減ります。

モデルの方は、お腹から腰まで熱くなり気持ち良かったそうです。

 

 

 

 

 

3.症例報告

 

心と身体の声を聴き、腱鞘炎と生理不順が改善した例
                  堀 麻里(指導 堀 雅観先生)

 

 

【はじめに】頑固な腱鞘炎、生理不順等の症状が、自身の心の気づきと退職・独立開業により改善。心と身体の因果関係を知りたいという患者の希望があり、毎回心の内を話すことを取り入れた。
【初診日】二〇一七年十二月二六日
【症例】三六歳 女性(身長一六三cm)職業:会社員(→初診より一年後、退職・独立開業)
【主訴、及び要望】 ̄Ω、右上肢のだるさ、つっぱり、しびれ∈玄蟯慇當豊生理不順た瓦反搬里琉果関係を知りたい。
【現病歴】‘鵝三貉庸の腹腔鏡による胆嚢、甲状腺、右肺摘出手術後から、右腋窩から右肩、右腕、右手にかけて、だるさやつっぱり、右中指にしびれ。一カ月前からで思い当たる原因なし。生理が一週間位遅れている。いんなど大きい病気が多いため、心と身体の因果関係を知り、心身を整えたい。
【随伴症状】手術痕のひきつり
【既往歴】二〇一四年夏、胆嚢摘出(胆石が五、六十個あった)。秋、甲状腺乳頭がん(甲状腺三分の二摘出)。冬、右肺早期がん(右肺十一%摘出)。小学生の時、右手小指骨折。転倒により右手、右膝を縫う。
【家族歴】母:甲状腺がん、子宮筋腫。姉:乳がん。親戚は胆石、婦人科疾患が多い。
【増悪因子・軽快因子】―⊃音に増悪
【診察所見】。脈状:沈、やや緊、やや弱(特に右)。舌状:全体的に細い、苔少、湿。腹診:図参照。主訴の右腕が異様に張っている、左手首に邪熱有り。問診:二便正常。睡眠:六時間位、仕事でストレスを感じる。その他:頚の運動で右上肢への放散痛なし。左陽渓付近の邪熱、足三里の張り、膝下の冷え。
  
【診断】上熱下寒。|税后右肺摘出による気血の滞り、つっぱり感。▲疋吋襯丱鷯標群。首や胸の邪熱の影響ありと推測。J中の虚寒。ぅ好肇譽垢砲茲詁皸。
【治療方針】先補後瀉で、補うことに重点を置き、上部の熱を下げるように治療。,劼つりをゆるめ、巡りを改善。⊆蟯慇瓠頚、胸の瀉。J中の補。ぅ好肇譽垢慮彊を探す。
【治療内容】大腸経、肺経の手に引き、頭、頚、膻中、右季肋部、
散鍼、単刺。大巨灸頭鍼。右腕、散鍼、邪単刺。左手首の邪熱、散鍼、単刺。三陰交、灸頭鍼。右肩背から右背部の邪を散鍼、生きたツボに単刺。痞根〜徹腹の生きたツボに灸頭鍼。湧泉台座灸。右手に引き鍼。
【経過】 
◆第一診:弱かった脈状、やや復活。―→七。⊇→九。ぜ分にも他人にも「こうでなければならない」という想いが強く、常に身体に力が入り、柔軟性がなかったことに自身が気づく。
◆第二診(二〇一八年一月六日)〜第六診(二月十六日)
基本的に一診時と同様の治療。―→五⊆拉は減るが、痛みは十→九生理が十二月二十日位に来るはずが、未だに来ない。腹部の張り、ガスがあり、一診の治療に加え、腹部の生きたツボ、合谷に引き鍼。そ性性のワーク。
◆第七診(三月三日)、第八診(十七日)
二月末に生理が来たが、少量から普通量が出続けている。病院で内視鏡検査、異常なし。腹部の冷えが顕著。腹部を補い、血海に灸頭鍼。
◆第九診 四月十八日
A芦鵑了案後(三月二十日)、生理が終わった。今回は八日から生理が始まり、大量出血。病院でピルを処方されたが、経血量がより増え、十六日に中容量ピルに変更。副作用で、吐き気、ふらつきがあったものの十八日に生理が終わる。大腿内側に寒気。ご蕎陲鯏任出してもらう。
◆第十診 五月十九日
,曚椶覆ぁ1η愽瑤亮戮發覆なった。∩衒僂錣蕕債砲ぁD抄瓩寮戸は五日間で終わり、量も通常通り。ぐ柄阿牢蕎霤に揺さぶられていた出来事に動じなくなった。
◆第十一診 六月十五日
今月の生理はまだ来ない。右下腹部がチクチクし、腹部全体冷え。便秘。頭、胸、邪熱。上の熱邪をさばき、腹から下を温補する。そ性性の話。
◆第十二診(六月三十日)〜第十四診(八月四日)
A芦鷂紂二週間後に生理が来た(通常量)。本日、エアロビクスをやり、腰が痛い。骨盤から上半身が飛び出ているような、心と身体のバラバラ感があるとのこと。前後動作時痛(特に右)、安静時痛あり。L4、大腸兪付近に邪熱、圧痛。引き鍼、散鍼、単刺。じ什澆了纏ではなく、本当にやりたいことを仕事にする決意をする。
◆第十五診(八月二四日)〜十八診(二〇一九年一月十一日)
退職を八月中に決意し、十二月で会社を退職。やりたいことを始動し∈玄蠎鵑猟砲澆なくなり、胸の邪熱が初診時に比べ七割減。 
◆第十九診(一月二五日)〜二三診(五月十六日)
主訴及び上熱下寒、陰証傾向もなくなる。初診に比べ身体が一回りスッキリ(実際に体重も三kg位減量)した。ただ、定期健診の甲状腺エコーでひっかかり、細胞診をやったが採取できず、経過観察中。
【考察】患者自身、身体に起きていることを本気で知りたいという覚悟があったからこそ、心の内側が浮上し、癒され、本当にやりたいことに飛び込めたのだと思う。心が癒されると身体の痛みがなくなる、ということを目の当たりにした症例の一つである。甲状腺のエコーでひっかかっているので、引き続き気を引き締めて治療にあたりたい。

 

 

 

 

 

4.実技稽古 

 

 

5.連絡事項

 

・いやしの道創始者の横田観風先生のご著書「鍼と禅」春秋社から出版されました。

 

 

・合宿の申込締切は7月末です。詳しくは7月2日のブログをご覧下さい。

 

 

(文責  酒井)

| - | 02:20 | - | -
8月 福岡の勉強会

8月 福岡の勉強会

---(今日の内容とメモ)---------

1、静坐法

2、古方選読

3、傷寒論講義

4、実技稽古
生きたツボの取り方

------------------------------

次回は10月27日です。 (文責:燈観)

| ◇福岡の勉強会 | 09:47 | - | -
7月 杉山真伝流勉強会

  講義日程の変更のお知らせ

9月の講義は第4土曜日月28日です。

『杉山真伝流』勉強会 第165回 令和元年720日(土)

           講師 大浦慈観先生

◆◆◆シリーズ:『杉山流三部書』から(24)◆◆◆

今回のテーマ:「撰鍼三要集」(序文)、起竜術と起虎術

前書き 「療治大概書」を編纂後「類経図翼」に強い感銘を受けた杉山和一は自らの

序文と跋文を加えて「撰鍼三要集」を著した。1682928日、杉山流鍼治学問所

が正式に開校すると「療治大概書」と「撰鍼三要集」がテキストとして暗誦された。

報告 杉山和一の木座像が発見されました。我々が長年探していた杉山検校の木座像

があると知らせを受け、7月7日公益財団法人杉山検校遺徳顕彰会に関する4名と

ガイドヘルパーさん1名で江の島神社を訪問し、相原圀彦宮司さんに迎えられ、

江の島神社に拝殿参拝、御祈祷と玉串奉納後、応接室にて杉山検校の木座像と対し

調査をさせて頂きました。北里大学東洋医学研究所医史学研究部の大浦先生の発表

があります。

撰鍼三要集  序文 前回の続き

昔寓さんは誤って人をいかすに漢方薬だけを使った。鍼と灸を捨ててそれを講義する

ことはなかった。それゆえ傷寒の熱が血室(肝から生殖器まで邪熱が入る)に入ると

発熱強く頭狂ったように脳障害を起こすこともある。病が5、6日も経つと太陽病から

少陽病に変わり肝から生殖器まで邪熱が入り邪を追い出すには漢方薬では小柴胡湯が用

いられるがすでに及ばないときがある。その時傷寒論に期門を刺しそして小柴胡湯を

飲ませよとある。薬だけで解決できますか、鍼のできる人に治療を頼みなさいと言って

いる。介賓類経三部作あり、類経は素問霊枢にある文章を分類しました。

鍼は鍼についてだけ抜き書きし、薬は薬だけ、診断法は診断法だけ分類しました。

類経図翼には鍼と診断が特に書かれている。許学者士さんが言っていたように

これこそ鍼の重要なことではないですか。

杉山和一は偉い人に進言するとき暗闇の中で練りに練り物事の大事を見定め真偽を

確かめる。鍼は深いものである。

次回8月17日 9月は第4土曜日

(市川友理)

 

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