いやしの道協会ブログ

いやしの道協会の最新情報をお届けします。

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9月 湘南研修会
9月14日木曜日、平塚市民センターにて湘南研修会が行われました。
秋なのに、まるで夏の様に汗ばむ陽気の一日でした。




○調和息


座って腹式呼吸→逆腹式呼吸
横になって腹式呼吸→逆腹式呼吸

お腹をしっかり動かし呼吸していると、気がカラダに充満してきます。








鍼を持ち、それぞれ自由に治療をイメージして気を操作。


○総稽古


訴えが多い患者さんの例でしたが、主訴以外の事に心奪われないように、先にすべき事を見極めて治療方針をたてる。
そして、決めた治療方針から、為すべきことを決めて鍼をする。
こうしよう、という想いをもって、鍼を操作することが大切。





○組稽古

各々抱える疑問や課題を、先生方に鍼を受けて頂いて、ご指導頂きます。






○今日のおやつ☆ラスクと瓦煎餅☆


○講義「切脈一葦」木村先生


邪正一源の項の続きを解説して頂きました。




大浮数動滑、沈濇弱遅微妙を十脈と云は誤なり……………
是れ活眼を開て、文字を活用して讀ざるの誤なり。


(意訳)
文章を作るうえで分かりやすく形容する為に、陽脈陰脈を五つ挙げている訳で、傷寒論に挙げてある脈状はこればかりではない。
意味を知らないまま書物を読んでいると、文字に縛られてしまって、その内容を理解し活用するよう読むことはできず、文章の大意を知ることができないという事態に陥る。
これは活眼を開いてその真意を悟って、文字を活用して読めないという誤りである。





○講義「傷寒論真髄」海野先生


370章 通脈四逆湯
371章 白頭翁湯
について、冷の下利と熱の下利との比較など解説して頂きました。

370章 下利清穀、裏寒外熱、汗出而厥者、通脈四逆湯主之。


四逆湯といえば、だいぶ状態が悪い方を想像してしまうが、普通の方でも風邪をきっかけにしたり、急になることだって ある。 四逆湯、通脈四逆湯、四逆加人参湯、茯苓四逆湯を薬味の甘草・乾姜・附子の分量や茯苓の有無より比較検討し、カラダの状態を考える。
鍼灸で治療するのはどの様にするか。
お灸だと腹に塩灸などして補し、胸にはせず背中を瀉す。


371章 熱利、下重者、白頭翁湯主之。

白頭翁
オキナグサの根。熱利、下重を主治する也。「薬微」より
黄連
オウレンの根。胸中の煩悸を主治する。熱を瀉し、充血を去り、心下の痞え下利を治す。「薬微」より
黄檗
キハダの樹皮。心煩を主治するなり。傍ら発黄を治す。「薬微」より
泰皮
トネリコの樹皮。〜滑瀉を固有し、腸間の結熱を除く。「古法薬議」より
熱の下利で、出血を伴うもの。

※様々な症状に対して、鍼ではどの様に治療するのか、を考える時の大切なのは、、、
カラダをどの様な方向へ傾けると不調が改善するか。
熱や水や便だけでなく難産や流産の場合なども、良くする為には出したら良いのか出ないようにしたら良いのか、治療方針を見極める。
そして、取穴するのはどこか、体幹か手足か、強刺激か弱刺激か、基本的なやり方を応用することで治療ができる。



次回.10月12日木曜日13:15〜17:15
(開場は12:55です)
平塚市民センター3階和室にて行われます。
是非ご参加ください。
(文責:田原)
| 湘南研修会 | 14:14 | - | -
8月 杉山真伝流勉強会

『杉山真伝流』勉強会第142回 8月26日
   講師:大浦慈観先生

◆◆◆シリーズ:『杉山流三部書』から(1)◆◆◆

今回のテーマ:『療治大概書』(補瀉・押手・撚り)、玉立術・25術まとめ

今回から、杉山和一著とされる『杉山流三部書』をテーマに講義がスタートします。

そこで、大浦先生による『杉山流三部書』の成り立ちについて、説明がありました。


『杉山流三部書』は、「療治大概書」「撰鍼三要集」「医学節用集」の三部からなります。
この三部は、杉山和一が書いたものとされていますが、実際には「療治大概書」は

元になる原典(鍼灸大和文)が有り、「医学節用集」は和一の死後、二代目総検校となった

三浦安一によって、和一の講義録として編集して作られたものです。残りの「撰鍼三要集」

には和一の書いた序文と跋文があり、和一自身が書いたものということが分かります。
大浦先生の説明によると、三代目総検校 島浦検校が、これら三冊を『初巻三部之書』として

各地の出張稽古場に配布し、「奥之書」(=杉山真伝流)は「真伝」と呼ばれ、島浦和田一

家邸宅の杉山真伝流鍼治御用学問所のみにて、指南伝授されるようになったとのこと。
当時の盲人達の学習法は、ひたすら暗唱させることなので、本を丸々、頭の中に入れること

だったそうです。当時の勉強に対するひたむきさと努力がしのばれます。

今日は、まず「療治大概書」から。
補瀉、押手、撚り、四季の針、男女の立て様の事、折鍼、鍼をした後の痛むときの対処法、

鍼をしてはいけない人について、解読と説明がありました。
「療治大概書」の元となった砭寿軒圭庵著『鍼灸大和文』は、素問・霊枢・難経をもとに書かれ、

エッセンスを上手にまとめています。また、当時は鉄鍼のため、刺入した際に、

中で折れてしまうことがありました。そこでの対処法も書かれています。現在は

ステンレス製が主流ですが、当時はよくある事故だったようです。

『端座流当流鍼書』の解読は、「産後の血の滞りの鍼」「淋病、消渴の鍼」
どちらも、へその下の穴を、三寸ばかりと深く、また複数穴用いたようです。

杉山真伝流のデモンストレーションでは、「二十五術」より玉立術と、

二十五術について総まとめを行いました。
玉立術は、刺入した鍼と押手の周りを、刺手の示指・中指・薬指に加え、

母指とつまむような形で叩き、振動を加える「副刺激法」です。

臨床例は少なく、あまり使われなかった術なのかもしれません。

(林 弘観)
☆日程変更のお知らせ
9月は、会場の都合で下記の通り、日程が変更

  第4土曜日 9月23日 17時です。

| 杉山真伝流勉強会 | 22:53 | - | -
横田先生、大浦先生の記事

『医道の日本』9月号に横田観風先生と大浦先生のツボに関する記事が掲載されて​います。いやしの道を学ぶ方達にとって、大変参考になる記事だと思います。

http://www.idononippon.com/magazine/contents/2017/08/1709-1.html

特に合宿に参加される方は、横田先生の指導の前に読んでおかれるといいと思います。それでは、良い秋の週末をお過ごしください♪

堀 雅観

| - | 16:46 | - | -
助産師と鍼灸師の共に学ぶ会

8月27日、夏の終わりの清々しい日曜日、京都の心耳庵にて、

第一回「助産師と鍼灸師の共に学ぶ会」が開催されました。

 

助産師6名、妊婦2名、鍼灸師9名、あマ指師1名、

子ども5名、保育士1名

 

京都を中心に、西は福岡、広島からも参加がありました。

 

 

第一部: 助産師の妊婦の診方

臨床20年を越える助産師の妊婦健診(37週)の実演です。

 

随時、口頭での明快かつ新鮮な説明がありました。

 

おそらくは先輩からの口伝の技術の多くを、

解剖学的に噛み砕いて分かりやすく言語化しなおす工夫を長年重ねてこられたのではないか、

と感じました。

 

鍼灸師として、脈診・舌診・腹診の実演をしながら、

何に着目していて、どのような所見が得られたとき、どのように考えるのか、

分かりやすく整理して説明する訓練をきちんとしていないことを痛感させられました。

 

 

やはり圧巻はお腹の診方。

 

プリンと「立ち上がった」理想的な子宮とはどういうことなのか、

解剖学用語と感覚的な言葉を織り交ぜながら、

様々な角度から説明がありました。

(新鮮な卵を割った時の、プリンとした黄身の感じだそうです)

 

「お母さんだけでなく、お腹の赤ちゃんをしっかり診なければならない」

という口伝にもハッとさせられました。

 

妊婦の鍼灸治療では、どうしても「主訴」を訴えるお母さんにばかり着目してしまっていることに思い至ります。

 

恥骨の開大の具合(お産がどのくらい近づいているかを示す)

恥骨から子宮底までのラインが左右どちらかに偏りすぎていないか(胎盤の位置異常が原因の場合あり)

横腹がたるんでいないか(「立ち上がった」子宮の真逆)

胎児の触診(頭、肩、背、お尻などを確認)

胎児の心音は胎児の左肩の後ろで聴く

胎児のオトガイを確認する(お産が近づくと胎児はアゴを引いて骨盤内に頭を入れていく)

等々、鍼灸師としての教育・訓練の中では、聞いたこともないチェックポイントが次々と出てきました。

 

その多くは、長年妊婦のお腹をさわり続けて、手で覚えていくもので、

一朝一夕に身に着くものではない、と感じました。

 

胎盤の位置については、先輩は触診ではっきり分かると言っていたが、

自分は未だ分からないので、

病院の健診に同伴したときに、エコーで確認し、

次の妊婦健診の時にそのあたりをともかく触って感覚をつかもうと練習しているとのこと。

 

「まだ感じ取れない何かを、感じ取ろうと努力する」場合のプロセスは、

鍼灸師と本質的に同じだと感じました。

 

仰臥位での診察の次は、側臥位での診察。

仰臥位で圧迫されて赤くなったお尻を確認。

赤みが左右均等かどうかに着目するそうです。

(骨盤等に歪みがあると、均等に赤くならない)

 

勉強会に集まった他の助産師の方々からも「すごい・・・」とため息の漏れるような、

圧巻の妊婦健診実演でした。

 

 

第二部: 鍼灸師の妊婦の診方

 

脈診、舌診、腹診、足の触診、側臥位での背・腰・臀部の触診、座位での頭頸肩部の触診を実演しました。

 

頭頸部の熱感を診たり、舌診で水分の停滞を診たり、脈診で下腹の力の充実具合を診たり、

といった内容に助産師の方々は興味を示しておられたようです。

 

それから少しだけ鍼の実演。

 

手に引き鍼をしただけで、胎児が動き出し、お腹の張りがゆるんでお腹の形が変わることが、

見てもらえたかと思います。

 

 

第三部: 鍼灸師による助産師への鍼灸施術

 

小難しい理屈より、まず鍼を体験していただこうと、

参加の助産師の方ほぼ全員に治療を受けてもらいました。

 

それぞれの交流の時間にもなったかと思います。

 

第四部: 講義「鉄欠乏性貧血の鍼灸治療」

 

貧血のツボというのがあれば、お教えしたいが、

貧血と一言で言っても、様々な身体の状態があり、

残念ながらどのような場合にも効く便利なツボはない。

 

養生のお灸は助産師が妊婦さんに教えることができると思うけれど、

いわゆるマイナートラブルが発生した時の治療は、鍼灸師に任せてほしい、というメッセージでした。

 

ただし、鉄欠乏性貧血の場合には、

特にミゾオチの硬さに注目する

(それは言い換えると、お腹の消化・吸収能力を高める治療をすることでもある)

というポイントは明示されていました。

講義の中で、世の中では温めろ温めろとばかり言っているが、

中には温めてはダメな人もいるから注意しなければならない、という指摘があり、

妊婦に対して一様に温めてくださいと伝えていた、という反省の弁も聞かれました。

 

 

第五部: 実践・養生灸

 

助産師がお灸に関わる時の法律上の留意点、

そして台座灸を使って、取穴と施灸の練習をしました。

押して気持ち良い所に、気持ち良い程度のお灸をする、という養生灸の原則をお伝えしました。

 

 

予定は14:00〜17:00でしたが、

一時間超過してなお時間が足りない感じもありつつ、

18:00に終了。

 

「またぜひ開催しましょう」と約束して解散となりました。

 

新たな縁がつながり、広がり、新たな実を結んでいきますように。

 

 

(おまけ)

芎帰膠艾湯(煎じ薬)の試飲。

子宮からの出血時などの止血に使います。

 

 

(文責: 村田)

 

| - | 01:35 | - | -
8月 東京接心会

8月26日土曜日17時半より、

小雨の上がった駒込の勝林寺さんにて東京接心会が行われました。

 

【実技】

引き続きいらして頂いている一般の方と、今回新しい方もお見えになり治療させて頂きました。

足を運んでいただいてありがたいです。

指導者の治療しているところを見たり、組になり互いに交代で鍼をしたり、指導を仰いだりしながら稽古していきます。

【講義】朽名宗観先生

 懦道発秘講義』二八、瘧疾

4月、6月に続いて瘧疾についての講義の続きです。

少陽病の症例を矢数道明先生の症例等を挙げて解説して頂きました。

少陽病の患者は鍼灸院に来る確率は高く、胸の中に熱が隠れていて、それによって色々な症状が起こっている場合があることを常に頭に置いておくとよいです。

◆听蠑の如し〉—少陽病ではなく、太陽病の「寒熱往来」的なこと— について

『傷寒論真髄』「太陽病 二三章、二五章、二七章」

桂麻三兄弟と呼ばれる、桂枝麻黄各半湯、桂枝二麻黄一湯、桂枝二越婢一湯について、解説して頂きました。

太陽病であるが、瘧の様な熱の発作がある場合の薬方。夏かぜタイプの風邪ににどう使い分けをするのか…

傷寒論は一人で読むと難しいですが、傷寒論を読んでいく助けになりありがたいです。

 

【坐禅】実技と講義の後は坐禅の時間です。

静かな本堂に警策の音が鳴り響きます。

坐禅の終わりに『白隠禅師坐禅和讃』を唱えました。

 

今日もお疲れ様でした。

 

次回9月は、第5週目となりますので、お間違えのないようにお気をつけください。

9月30日土曜日、17時半より開催されます。

皆さんどうぞご参加ください。

 

文責:坂井

| 東京接心 | 12:40 | - | -
8月フォローアップ講座

夏らしくない天気の8月20日

第3期5回目のフォローアップ講座が開かれました。

 

今回は、広島から症例発表の為にいらしゃった、

乙重先生が参加してくださいました。

 

 

はじめはペアになり、鍼を使い、一人20分で基本の型の稽古です。

初伝の方は、型通りに、中伝の方ははやくできるように稽古します。

 

初伝の方にとっては、ベテランの先生と組になり稽古することが

いろいろな学びになります。

 

交代して今度はベテランの先生方が基本の型を稽古します。

さて、何が同じで、何が違うのでしょうか?

 

 

 ☆今日のテーマは、引き鍼です。

引き鍼の目的は、・・・

           

           

わかりますよね。

 

そして、『鍼道発秘 序』より

・・・鍼の往来、刺の浅深、進退遅速、動静緩急は、魚鼈の鉤に触るるが如く、

 

 

鳥獣の炮を発するが若し。通身貫徹、手足瞤堂動す。・・・

 員利鍼による鍼の響きが書かれていますが、                                       引き鍼は、通身貫徹(全身に響きが通じてゆく)でなければと、先生は話されます。

重要な要素は、

       

       

稽古ではちゃんと響かせることです。

 

 

そして、組になって引き鍼の稽古です。

響かせるように・・・

とても実のある稽古となりました。

 

 

フォローアップ講座は、基本の型の稽古です。

基本の型を繰り返し稽古します。

繰り返していくうちに、技術の習得と、型が自然に身につくこと。

それを大事にしています。

ご参加お待ちしております。

 

来期は、10月15日10時からとなります。

9月は合宿のためお休みです。

文責:牛尾

| フォローアップ講座 | 21:40 | - | -
8月 関西支部研修会 

820日(日)大阪高槻市芥川東部会館にて関西支部研修会が行われました。

西日本は晴れ。かなりの暑さです。風が少しあるので、クーラーを入れるか迷うところです。

研修前の、いつもの治療風景のほかに、

石部先生が研修会前の勉強会を新たに作られました。一階の別室での講義です。

石部先生談 「まず『経絡流注講義』を四部録の基礎講座のはじめとして始めます。本文を輪読し、その行間を丁寧に見ていこうと考えています。スローペースであっても、じっくり理解していきたいと思っています。ゆくゆくは『傷寒論真髄』の輪読・解説を考えています」

 

1階 「いやしの道しるべ」手ほどき篇 67章   石部先生

 

2階 腹診  

和歌山の先生方は地域の催しなどでお休みです。乙重先生は東京で症例発表です。結婚準備で休まれる方もいて、少数での濃密な時間が過ぎてゆきます。

背診と腹診の関係を見ます。そして、治療後にそれがどう変わるのかを見ます。脈も見ます。

 

傷寒論真髄の講義       村田先生

104章 〜 112章  131

柴胡加芒硝湯、調胃承気湯、桃核承気湯、柴胡加竜骨牡蠣湯、桂枝去芍薬加蜀漆竜骨牡蠣救逆湯、大陥胸丸

階の入門講座はクーラーが入ります。階はクーラーを入れずに明け放って風を入れます。風が通ると気持ちが良いですが、吹かないと頭が霞んできます。

「胸脇満して嘔し」は少陽、「日哺所潮熱」は陽明の特徴で、邪毒が少陽から陽明にまで及びつつある。「傷寒、嘔多ければ、陽明証ありといえども、これを攻むべからず」(204章)それゆえ、小柴胡湯をあたえて、その外証の一つである嘔吐を軽減させて後、柴胡加芒硝湯で攻める。「実際の患者の生命状態は、あるがままにあるだけで、因果の法則に従い、ただ連続的に変化してゆくだけであるから、人間の都合で、人体を区分した病位などとは全く無関係である」

邪が外より入ったとき、その人の便秘の状態によって症状が変わる。

便毒と瘀血では、影響をあたえる脳の部位や働きに違いがある。下るべき血は、毒性のあまりない血液では治癒にいたらない。小腹急結は「左腸骨窩の指頭による擦過痛」とされているが、これのみで小腹急結の有無を決定することは危険。桃核承気湯証は、実熱の場合のみ当てはまる。「急結は、急迫する気の衝逆である」というのは面白い、軽く手掌を下腹に当てると、内からビリビリした熱邪を感じ、同時に下腹の膨満した状態も感じるはずである。

胸の熱を取る、下焦の虚を取る(下腹充実)

ヤケドの後のケアに使う。ヤケドの周りの刺絡も効果的。目標、逆気して胸腹の動悸が激しく、精神に動揺がある。

甘逐が無いので手に入らない。結胸による項強は、葛根湯で発汗しても治らない。これは大陥胸丸で下せば、項部の緊張も緩解してしまう。鍼では、胸や肩背部を緩めると、項部が緩む。胸痛、痞根、章門を深く刺す。アゴを胸に付けると胸が痛む人→胸の治療(浅田宗伯)

 

昼食

素麺です。 副菜(薄焼卵、とろろ芋、ミョウガ、キュウリ、ニンジン、わさび)

とても美味しかったです。前日から用意していただいた玉水先生ありがとうございます。

 

今日の漢方は「桃核承気湯」です。

甘い香りが部屋中に漂っています。甘くて飲みやすく感じます。夏バテで下痢をしているのですが。

 

型稽古・チェックシート

姿勢を整えて丹田に気を落し、肩や腕、手から余分な力が抜けていると、感触が手によく伝わってきます。

 

杉山真伝流臨床指南        玉水先生

杉山真伝流免許皆伝之巻 鍼法撮要

2.沈機 心と身体の浮ついた働きを沈めること。

3.臨刺 刺鍼に臨んでまず行うべきこと。

4.執鍼 鍼を持つ手の有り様。

5.刺要 刺鍼の要点。

輪読します。そして現代語訳も読み進めます。先生方から色々な考えが出て、話合われました。

わたしにはうまく再現できないので、原文の抜粋のみに留めます。

漢文の読み下しには、独特の言葉の力があります。その調子と美しさについ魅せられますが、現代語にすると、また見方が変わります。

○沈密厚重なること至尊に対するするが如く、気充ちて神旺す・・専ら意を神精と一にし、気分は人声を聞くことなく、その精を収め、その神と一になり、志をして鍼に在らしめ・・やや、意を心に留めて失わず・・・

○刺の際に当たり、一にすべからく人品を高くすべし。二に須らくいにしえの法を師とすべし。三に須らく神志の穏やかなるを務べし。喜怒哀楽のうごく所、かたよらざるは無し。・・先ず(よくなでてもみ)気の来るを見、至りて鍼を入れる・・・

○持鍼の法は、これを執鍼という。執とは、浅深、留去、進退を謂うなり。・・これを執るは手に在り。然れども、手を主と為すべからざるなり。これを運ぶは指に在り。然れども、指は己の知らざるが如きを要す・・古人の曰く「持鍼の道は堅なる者を宝と為す」・・鍼は「機活の妙」無くば、知るべからざるなり。

○鍼刺の理は、なお文字を作る(書道)がごとく、刺に法有り、手に法有り、指に法有り。一法は一効を成す。これを「刺の妙」と謂うなり・・遅渋・俊疾なるも皆、相いかなわんと欲するなり・・要は「よろしき時」を得るに在るなり。

 

静座

静かに座り、心身を整えます。

あたらしく参加された方の話によると、「いやしの道では作務衣を着なければならない」とか「オカルトめいたグループではないか」といった、世評を耳にされたようです。

わたしの見るところでは、指導者の先生方が作務衣を着られることは多いのですが、それは、作務衣の横田先生から、直截に薫陶を受られた指導者の先生方の、自身の原点への想いと、横田先生への深い敬愛の表れであって、決してオカルトなどではありません。

 

治療と課題の発見

指導者と参加者が組になり、それぞれを治療し、治療を受けながら、その人の課題と点検をすすめます。

 

振り返りの会

初伝修了者名 小倉 順  

現在初伝には、力のある方々がおられます。これから、次々と修了者が出てこられることと思います。

関西支部研修会〕                    

9 本部合宿のため関西支部研修会はお休みです

1015日(第3日曜日)
1119日(第3日曜日)
1217日(第3日曜日)

 

〔東洋医学と養生の会(京都自主研修会)〕  会場:心耳庵(京都 上賀茂) 

参加希望、問い合わせの方は玉水先生にメールして下さい。

827日(第4日曜日)今回は助産師の方と合同の特別バージョンです。

924(第4日曜日)京都栖賢寺で開催の予定です。

 

文責:小倉

| 関西支部 | 17:36 | - | -
8月 東京月例会

鬱陶しい天気が続く東京ですが、皆様に御集り頂き有り難う

御座います。

 

静坐

 

 

筆者は平素から、坐禅・瞑想を行っておりますが、何か東洋

的な坐法を行なっていると、心・身体の改善、触診能力の向

上、毒の排出を助ける等の効果が有ると実感しています。

 

講話     前之園 空観 先生

 

「ちょっと、何人か前に出て来て下さい。」

「ここに二つ湯呑を用意しました。片方が若干温度が低いの

実際に触ってどちらの方が低いか感じてみて下さい。」

男1「どれどれ、う〜ん。微妙だ・・。」

男2「いや〜分り辛いですね。」

男性3人が、右の茶碗の方が温度が低い、女性1人が左を選

びました。(まさに陰陽)

 

答えは・・・・・。どっちも同じ温度!!!

 

「この様に触診で温度を確かめ様とする時に身体に力を入れ

て確認する人はいませんよね?まずそれを知って頂きたかっ

たのです。」

 

目指すべき理想の型 半跏坐での治療姿勢

 

「まず腰を立てて半跏坐になってみる。次に背筋を思い切り

伸ばし、グッと方も後ろに引き、胸郭を開き息を吸い込む。

そうしたら息をフッと吐いたと同時に上半身を脱力して、気

を落として丹田に瞬時に込めるんだ。そしてその姿勢を保っ

たまま少し前傾すれば完成だ。上手く行くと下腹部の膨らみ

が、大腿部にのせた足の踵が当たって感じるから分かる。」

 

いやしの道の治療姿勢の基本ですが、すぐにこれを実現する

事は難しいですね。

そこで前之園先生は、入門以来様々な工夫をされて良い治療

姿勢に成る様に工夫されたそうです。人はそれぞれ体格や性

格が違うので、工夫の仕方が違いますが努力していれば最終

的には皆良い治療姿勢が取れる様になると言う事です。

 

前之園先生はいつも良く考えて、工夫されてます。見習いた

いと思います。

 

症例報告     乙重 潭先生

本日は態々東京へ広島から若手のホープ乙重先生が発表にお

いで下さいました。

 

今回の症例は先生の奥様の変化を良く観察された症例です。

 

是動すると出現する極度の慢性疲労     乙重潭観

【はじめに】所生病的是動病の治験例。妻を観察し、治療や見え

ざる一鍼で症状が変わっていくのが示唆に富んでいると思ったの

で報告したい。

【初診日】便宜的に二〇一六年二月一七日時点を初診とする。

【患者】二四歳、女性(色黒。身長一四七僉体重四三圈

【主訴】体がだるくて動けない。

【現病歴】[初診]二〇一五年四月二六日時主訴は肩凝り・腰痛

で数回来院。[初診時診察所見]全身ガチガチ(脈診)沈微細。

寸は全く触れず。(舌診)紫舌、無苔。(腹診)胸脇に軽度の邪

熱と冷え。下腹部に熱と水毒(冷えも少し混じっている)。全体

的にガスと水毒で皮膚表面が緊張。

臨時採用として小学校教諭をし、忙しく、残業や家に持ち帰って

仕事をした。同年五月〜二〇一六年一月、精神的に不安定になり

、死にたいと口にする様に。心療内科で適応障害の診断。相談の

みで鍼灸治療は無し。5月、休職。7月退職。一一月よりパン屋

に就職。二〇一六年二月〜一緒に住み毎日治療。

『寛解時と憎悪時が主に排卵日付近〜月経終わりの周期で以下の

ように繰り返される。

《憎悪時》三週間以上/月。だるさ、面赤、頭重、イライラ、食

欲増進(甘い物等を食べて太る)、不眠(寝付きが悪い、眠り浅

い)、呼吸浅(呼気少、ゼイゼイ)。喧嘩など精神的な動揺でパ

ニック状態になり歯を噛み締め手足及び指の関節を屈曲して開け

ない。血圧九○/六○付近。

《寛解時》四日〜一週間/月。頚肩背腰強張り。ダイエットで食

事制限・運動も可能。座位にて足が痺れやすい。血圧一○○/六

五付近。血液検査異常無し。』月経周期(二八〜三〇日)便秘四

〜一〇日、常に汗がかけない。

【増悪因子】夫婦喧嘩。ストレス。便秘。低気圧。

【診察所見】二〇一六年二月所見。《脈診》沈微細《舌診》舌尖

紅、紫舌、舌下静脈怒張、無苔、歯痕《腹診》○増悪時:腹直筋

拘攣。ガス。上腹部悸、左脇下に激しい邪熱を中心に胸腹、頭部

に及ぶ、頭項背部は邪熱と水毒でパンパンに張る。○寛解時:頭

部軽い邪熱、左上腹部、脇下は硬く、心下の振水音。下腹部湿熱。

肩甲間部赤い発疹(痒み無し)。

【診断】発汗する力も弱く、便秘症やストレスで、左脇下及び胸

中が詰まっていたものが過労・過食で毒性化増大した。月経やス

トレスなどで毒が動揺し動けなくなったり、精神的に不安定にな

る。

【治療方針】胸脇部〜上腹部の邪毒を緩め排出し、背部の緊張を

緩めて発汗させる。響きに鈍感。(鍼)一寸02番で切皮が困難

なほど痛みを感じやすい。鍼だけで対応出来ないのでネットなど

で手に入る漢方を使う。

 

【考察】邪毒は劣悪でほっておくと重篤な疾患になっていたと思

う。脈の弱さは、冷えはないが熱厥の様なものだろう。虚が根底

にあり排出力が弱いので攻めるだけでは排出されなかった。汗や

涙、鼻水、便により毒を排出した。四逆散で刺鍼が出来る様にな

ったが、鍼灸で起こせる方法が課題。結婚していなければ、治療

が継続していなかっただろう。色々と試行錯誤したが、空中鍼を

やり出してから、他の患者さんへの治療効果は上がったので、効

果はあったと思う。四逆散以降もっと毒を揺さぶれば早く治った

かもしれない。いい子で育って、きっちりした目標を立てるが、

実際とのギャップに苦しんでいた。一緒に住んで以降、反抗期の

親子喧嘩のつもりで、言い返してくるまで喧嘩をした。泣くと胸

郭の膨張と熱がスッキリするのだが、最初はグシャッという感じ

で気持ちが折れ、泣くと何日も引きずっていたが、胸の詰りを吐

き出す様に怒鳴り返せる様になる。次第に気持ちを切り替えられ

る様に。身体が柔らかくなるに従って、目標もゆるやかになる。

 

乙重先生有り難う御座いました。

 

実技

 

 

 

最近は入門講座の方が多くなり、活気が溢れております!

一生懸命稽古をしていると額に汗、腋に汗、心に汗!!

をかいております。^_^;

 

初伝修了試験が行われ、堀 麻里さんが合格されました!

おめでとうございます!

 

来月の例会は合宿の為に御休みです。

 

文責 森

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 例会 | 13:34 | - | -
7月 福岡の勉強会

7月 福岡の勉強会

 

---(今日の内容とメモ)-------------------

1、静座法

2、顔面神経麻痺​について 養母

・顔面神経麻痺のメカニズム

・顔面神経麻痺に使われる薬方

・顔面神経麻痺の灸法


3、古典読解 標幽賦

毫鍼がいかに優れているか、ということについてです。

賦という形式は、韻を踏むことを優先していたりするので、

普通に訓読していくのは難しい。

とにかく、大意を掴むことを眼目にして進めています。

 

4、実技稽古

 

 

------------------------------

 

文責:河原燈観

| 九州の勉強会 | 20:41 | - | -
8月 湘南研修会

 

 八月は平塚市民センターにて13時より開始。

 研修会会場が変更になり、開始時間が不規則ですので

 参加する際はご注意ください。前回ブログにて開始時間の記載あり。

 

 

 

 会場は旧東海道にあります。平塚宿だって!

 

 今日はお盆休み前で参加者もちょっと少なめです。

 

 

 ○調和息

治療する身体を作るための調和息。。

それに海野先生のアレンジが加わり。昼寝してる訳ではありません。

今日は高良さんが指と呼吸を使った鍛錬法を教えてくれました。

 

 

〇実技

 

 

海野先生が模範実技をしてくれました。

モデルの主訴は腰痛。

一ヶ月位前から右側が痛い。

夏は冷房とビールなどの飲食の影響で、腰痛が多いとの事

 

治療の順番通りに、写真を並べてあります。

「先急後緩」だとわかりますね。


 

 

 

〇講義 「切脈一葦」木村珠雄先生

 


病重くして極大極浮極数極動極滑の類、極重き陽脈を見わす者を
獨陽の脈と云。邪気盛にして胃気なき脈なり。病重くして極沈極濇
極弱極遅極微の類、極重き陰脈を見わす者を獨陰の脈と云。精気奪れて
胃気なき脈なり。
脈の軽重に因て胃気の脈と為り、胃気のある邪気の脈と為り、胃気なき
邪気の脈と為る事如此何ぞ一概に、大浮数動滑沈濇弱遅微の文字を以て、
陰陽を論ずべけんや。書言を盡さず言意を盡さず、軽重の位は
愚筆の及ばざる所、読む者等に黙して知るるべし。素問に、春の胃は
微弦を平と曰く、弦多く胃少を肝の病と曰、但弦にして胃無を死と曰うの
語あり。難経に、春の脈は微弦を平と曰、弦多く胃の気少きを病と曰。
但弦にして胃の気無を死と二作る。此語は分配家の説と雖も、
軽重の位を論じたる者なり。讀者四時配富の説を除て、微多但の三字を
味うときは、脈状の軽重に因て、平病死の別ある事を識るべし。



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〇講義 「傷寒論真髄講義」海野流観先生

 

嘔吐に使用される湯液を比較されながら

359章 乾姜黄連黄ごん人参湯の解説をされました。

「傷寒、もと自ずから寒下し医かえって之を吐下し、寒格して

更に吐下を逆らえ、若し食口に入れば則ち吐するは

乾姜黄連黄ごん人参湯之を主る。」

「類聚方広義」によると

「為則按ずるに、心中煩悸及び心下痞こうして吐下する者を治す也」

注に「胃反、心胸鬱熱、心下痞こう・・を治す。・・骨蒸労熱、

心胸煩悶、咳嗽、軽嘔おるいは下痢の者この方に宜しい。」

 上記によると、食道がん、結核、など命に関わるような

重病の患者に使っていた様子。

 これらに続いて心中煩悸の類である小建中湯や

炙甘草湯、黄連阿膠湯、柴胡桂枝乾姜湯を薬味などを参考にしながら

次々と解説されていきました。

 小建中湯などは、年配者の「眠くて怠い、あちこち痛い、腰痛、

口が乾く(唾液が出なくて咽るので飴をなめている)」や鬱病にも

使用し、イメージと違って激しい瞑眩も時にはあるとのこと。

 柴胡桂枝乾姜湯証は虚がベースで少陽位に邪熱がある。頭汗出や寝汗が

特徴的で更年期や円形脱毛症、鬱病などにも使用する。

治療の仕方は「鍼道発秘講義」の「大寒」「霍乱」「序文」が参考になる。

背中、腹、足などの経穴を上手く使って腹の虚を補って胸の邪を瀉す。

 

今日のおやつ

海野家自家製干し柿他

 

ご参加希望の方は場所と時間にご注意ください。

 

(文責・伊藤)

 

 

 

 

| 湘南研修会 | 23:34 | - | -
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