いやしの道協会ブログ

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6月 福岡の勉強会

6月 福岡の勉強会

 

---(今日の内容とメモ)-------------------

1、静座法

2、白内障の治療について 養母

・白内障発生のメカニズム

・白内障の灸法 

・鍼灸が有効なケースの見分け方


3、古典読解 通玄指要賦 河原

◇治法の実際について 

甲乙経などを参考にしながら位置と取穴法を再確認します。

・癇・癲・狂―後溪

・瘧、寒熱―間使

・胸満血膨―期門

・胃翻心痛―労宮

・七疝之偏墜―大敦

 

4、実技稽古

 

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文責:河原燈観

| ◇福岡の勉強会 | 17:23 | - | -
6月 東京月例会

1.静坐
坐禅、正座で呼吸、姿勢、心を整えます。

 

2.講話  池内 毘観先生
「鍉鍼による私の気の感得方法」

 

 

池内先生は、以前は現代医学的な鍼灸を実践されていたそうですが、目に見える臓器や組織を対象にした鍼灸では色々な検査ができ、手術もできるお医者さんにはかなわないのではないか…と思うところがあり、目に見えない「気」を感得し、扱えるようになりたいという思いを強く持つようになって、いやしの道協会にいらっしゃったそうです。

皆さんも実技の時間などで、「邪気がわかるようになりたい」とか「響きがわかるようになりたい」とか「気」に関するところに興味が集まっているように思うと池内先生はおっしゃいます。
そして、いやしの道協会では、「気」を感得できるようになるよう、実技のチェックシートにも色々な項目があります。
・気がいたることを感得できるか
・鍼先から気が体の隅々まで広がるか
・鍼先から気が外へ広がるか
・鍼先から気が無限に広がるか
など

 

観風先生の著書『万病一風論の提唱』には「気」についてどう書いてあるかと言うと、「気」とは「目に見えない働き」とあります。
真気:臓器、血管、神経、組織などの諸器官を正常に機能させるはたらき
邪気:臓器、血管、神経、組織などの諸器官を異常に機能させるはたらき

そして、池内先生は、いやしの道の機関誌(17号)にも書いておられる通り、東日本大震災の後にボランティアで一日に二十人ほどの治療を「鍉鍼のみ」で治療した経験が、気の存在を確固たるものとして肚落ちさせるきっかけとなったそうです。

体内に刺入することなく、ツボをギュウギュウ押すわけでもない、侵害刺激ではない「鍉鍼」での治療で効果が出ていることについて自分自身で確認するために、一人二役(治療者と患者)を演じ、鍉鍼でセルフケアをしてみることにしてみたのだそうです。

そのためにまず、鍉鍼の出来上がりイメージをスケッチした図を持って、御徒町の金物屋さんに赴き、金の鍉鍼、銀の鍉鍼を格安で準備されたとか。

 

 

セルフケアの具体例
下腹部の関元あたりのペコペコに虚したところに金の鍉鍼を当てておく
(治療者として)冷え→温まってくる
(患者として)頭の熱が取れ涼しくなってくる、翌日の疲れが全然違う

 

鍉鍼でのセルフケアの実演

 

画家のピカソを例にされ、毫鍼を扱えてこその鍉鍼だ。というお話が印象深かったです。
又、逆に、普段毫鍼を扱う際も、物理刺激としてでなく、気を扱っているという意識を強く持つ必要があるのだなと思いました。

 

 

3・症例検討会 木村 克彦先生
「高齢不妊治療」

 

【はじめに】平成29年2月より肩こり腰痛で治療していた患者さんの不妊治療症例です。未だ妊娠にはいたっていません。
初めての不妊治療であることや患者さんが高齢で時間がかかるとさらに妊娠が難しくなることから、今後の治療に関して皆様のご意見、ご助言を頂きたく発表いたします。

 

【患者】44歳 身長161cm 体重 49kg 色白細身 事務職
【初診】平成29年11月12日
【主訴】不妊
【現病歴】
平成26年5月 結婚。
平成27年5月 婦人科通院始める(排卵誘発剤使用)。タイミング法は行わず、人工授精を二か月行う。その後体外受精を六回行う。採卵するが空胞が多く、移植にはいたらず。移植一回のみ。
平成28年12月 漢方専門医院受診。その後、月一回定期的に通院。臍下硬さが顕著とのことで当帰四逆湯・折衝湯・八味地黄湯服薬を始める。
平成29年2月 婦人科変更(排卵誘発剤使用)。体外受精を六回行う。卵胞は採取できるが分割が悪く移植までいたらないことが多かった。移植は二回。
平成30年1月 婦人科変更。血液検査の結果、甲状腺機能が数値は正常範囲内だが、高めのため服薬をはじめる。
平成30年4月 当帰芍薬散に変方。舌下動脈怒張は減り、生理痛は楽になっている。*漢方薬服用前と比較して

【既往歴】子宮筋腫
【随伴症状】肩こり、腰重
【その他】月経周期 不順、長めのことが多い。

【診察所見】脈:沈弱 右〉左 
舌:薄白苔 歯痕ややあり 舌先紅  
腹診:胸 熱あり 左季肋部・季肋下硬い 左右下焦奥冷え 下焦虚冷え 腰殿仙骨 硬い(右〉左) 
足先冷
小便 一日に五、六回(黄色) 
大便 一日に一、二回(軟便)

【診断】下焦の寒による女子胞の機能低下。

【治療方針】よい卵子が採取できるようように卵巣機能を高めることや着床しやすいように子宮機能を高めることを目的に下焦の冷えを取り気血のめぐりをよくする。
【治療】下腹部 三、四か所補法。冷えなどの反応が強い部位に深めに刺鍼時間を長めにする。
左下焦の気血のめぐりを促進するために、左季肋部と季肋下を緩める。バネ式提鍼使用。 
下焦への気血のめぐりを促進目的に両仙骨腰部を緩める。 三陰交・補。 合谷・寫。

【治療経過】寸六一番使用 バネ式提針使用
初診 11月12日 
第二診 11月23日 下焦中央硬さあり。 *右下焦邪あり。 左下焦冷えなし。 仕事ストレス増える。 11月18日採卵。
第三診 12月16日 *下焦右圧痛あり。 *左腹直筋硬さあり。 左腹直筋刺鍼部位追加。前日採卵。
第四五六診 左下焦冷えなし。
第七診 1月26日 *右下焦圧痛あり。 *左下焦冷えなし。 1月17日採卵。
第八診 2月3日  月経五日目。 下焦中央と左の冷え。 下焦右圧痛あり。 *病院を変える。
第九診 2月10日 排卵直前。 *下焦中央及び右奥硬と圧痛。
第一〇診 2月17日 排卵なし。 下焦中央冷えあり。 *下焦左右圧痛あり。 右奥硬さあり。*右腹奥スジを緩めるような手技追加(スジにあてるか反応のある深さで微雀琢)。 
第一一診 3月10日 排卵なし。 *下焦中央虚あり。*下焦左右に邪あり。 *年度末の為、仕事によるストレスが増える。帰宅時間が遅くなる。
第一二診 3月17日 月経二日目 下焦中央冷えがいつもより少ない。*月経周期を意識(『機関誌第十五号』五四一ページ越籐先生症例参考に*古血排出意識(杉山真伝流「推指菅術」使用)
第一三診 4月8日 下焦中央右冷え *下焦右奥圧痛あり。 3月31日排卵後4月2日子宮内膜の厚さが足りなかった為移植はせず。

【考察】今回は長年の生活様式(ストレスの多い仕事・長時間の椅子での座位など)や体質によって下焦が虚して、卵巣や子宮の機能低下しているものと推測される。虚しているために、寒や邪、ストレスの影響をうけやすいという悪循環に陥っていると考えた。また、右側は周りが全体的(腰殿部・大腰筋)に硬いことや左側は季肋部・腹直筋が硬いことも気血がめぐらない原因となる。採卵後全身の筋緊張が高まることから女子胞にも影響を与えていると思われる。
今回女子胞の毒は漢方薬により排出されていると考え、今までは考慮していなかった。しかし、子宮筋腫がありいつも冷えている部位と関連しているようである。
治療は始めは下腹部を中心に施術。効果が感じられなかったため、他部位(左季肋部・季肋下や腹直筋や腰仙骨部)や月経周期を意識して行った。はじめより下腹部の温まりを実感できるようになった。しかし、工夫が足りず妊娠に至っていない。その原因とし下焦の虚、血毒や月経不順への考慮が足りなかったものと考える。さらに、局所的な冷えにとらわれ全体がみえていなかった。また、部品としての臓器にとらわれ気の流れを意識できていなかった。
全身的に上焦や四肢を使い、下焦の状態を改善すること、下焦の虚や月経不順の原因になりうる要素に対する生活指導や自宅施灸などを行う必要がある。
 

4・実技稽古
今月は中伝同士、初伝同士での稽古です。

 

 

 

5・連絡事項


・合宿の告知がありました。
(http://blog.iyashinomichikyokai.com/)
是非、是非、ご参加ください!

 

(文責:中川)

| ◇東京月例会 | 13:02 | - | -
2018年 第10回合宿研修会のお知らせ

     第10回 いやしの道協会・合宿のご案内

 

    鍼灸による<日本的ないやしの道>を学ぶ  

 横田観風・創始の「万病一風的治療」を集中的に習得できる公開講座

 

日時:平成30年9月16日(日)13:00 〜17日(月・祝)15:00 (1泊2日3食)

場所:茨城県守谷市 デュープレックスセミナーホテル

   *都内から約45分、セミナー専用の瀟洒な「知的創造の杜」。

主催:いやしの道協会

 

【今年の目玉】

・「〈万病一風的治療〉を手ほどきする」 横田観風(当会創始者)

  ★創始者から直接指導が受けられる、数少ないチャンス!!  

 

・「万病◎◎・・・なんて、やめておけ 

   〜100の苦しみに100の方便あり〜」 高木真観(師範)  
      
・「いやしの道協会で学んだ30年、

    いま振り返り伝えたいこと」 原田修観(准師範・顧問) 
    
・「形を作る 〜いつも同じでいられる為に」 前之園空観(正教授・副会長)
    
・座談会「<いやしの道>とは何か」 横田観風、大浦慈観(顧問)、朽名宗観(会長)
    
・「実技指導」  師範、准師範、正教授の指導者陣 ※少人数の指導体制。


◆参加費: 

  会  員 20,000円 (会員学生 18,000円)

  非会員 23,000円

   (本年前期「初伝・入門講座」の受講者は、会員料金にてご参加頂けます。)

  *1泊3食・講習会費全て込み。(2日目の昼食代含む。)

  *お支払いは、お振込のみになります。(当日払いは、ございません。)

  *宿泊・お料理のご用意がある関係上、キャンセル料が、1ヶ月前より

    発生致しますので、ご注意ください。

  *持ち物:筆記用具・鍼 (入浴用バスタオル・歯ブラシのご用意あります。)

    

◆お申し込み方法                           

 メールにて、下記内容を、ご連絡頂き、こちらからの確認メールを受け取ったら

参加費をお振込下さい。3日以上たってもメール返信の無い場合は、届いていな

い可能性がございますので、 お手数ですが、再送頂くか、 お電話にてご一報

願います。

 
―蚕蝓´∋疚勝´性別 し搬喩峭(緊急連絡用) 

コ慇犬両豺腓漏惺嗣勝鍼灸師の場合は、経験年数      
α畤欧魎望(部屋割の際、なるべく配慮します)  

Ш攷を希望(対応します) 
┨圓送迎バス利用要・不要    

本年前期「初伝・入門講座」の受講者はその旨をお申し出ください。
     

◆お問い合わせ・申し込みアドレス  メールアドレス:iyashinogashuku@gmail.com

                  電話:090−6103−2822 (坂井)

       

 メールにてお申し込み頂いた後、折り返し振込口座等ご連絡致します。送信

後1週間以上たっても返事が無い場合は、メールが届いて無い、あるいはこちらか

らの返信が迷惑メールBOXに振り分けられている可能性がありますので、改めてご

一報下さい。

          

◆お申込期限:7月29日(振込期限:8月17日) 

*入金後のご返金は致しかねますので、予めご了承下さい。 

 

《宿のご案内》

デュープレックス・セミナーホテル 〒302-0119 茨木県守谷市御所ケ丘4-3-1

HP:  http://www.duplex-g.co.jp

電話:0297-21-1200 フリーダイヤル0120-737-926

       

■電車の場合

・つくばエクスプレス「秋葉原」➡「守谷」快速32分、常総線「守谷」➡「新守谷」3分

・JR常磐線「上野」➡「取手」、常総線「取手」➡「新守谷」22分

・「新守谷」徒歩12分 *送迎バスがありますので、お申込みのあった方には、後

 ほどお知らせします。

■車の場合

  常磐自動車道・谷和原インターチェンジから5分     

 

★宿泊・研修等に関するご質問は、いやしの道協会(前記のお問い合わせ先/坂井)

  にご連絡下さい。

 

合宿担当 中川由紀
 

| ◇合宿研修会 | 11:26 | - | -
6月 初伝フォローアップ講座

「初伝フォローアップ講座」第三回目が6月17日(日)に開講されました。

(第一期は〜10月まで開講、毎月第三日曜日10時〜12時)

万病一風的治療に活かす西洋医学をテーマに開講。

 

1「静坐」

まずは、静かに5分ほど静坐します。

 

2「傷寒論真髄の素読」

万病一風的治療を学ぶ上で不可欠な基礎となる傷寒論真髄の素読。

本日は、12章 桂枝湯方を素読しました。文章も長く難しい漢字が多く登場しましたが、皆で読むことにより独学よりもはかどります。

 

 

3「万病一風的治療に生かす西洋医学」

堀雅観先生による、万病一風的治療に生かす西洋医学。今回のテーマは、頚肩部痛・上肢症状の講義、実技です。頸椎、及び頸椎周囲の障害、末梢神経絞扼障害、トリガーポイント、脳疾患、内科疾患の病態把握を各検査法を用いながら、ご説明頂きました。

鍼灸治療の際、患者さんにベッドに寝てもらう前に、まず立位での大まかな姿勢や骨格をチェックし、座位での前屈、後屈、後斜屈、側屈、回旋時でどこに痛みがでるのかの確認により、病態を絞り、さらに必要に応じて各検査法を実施していきます。

検査法であるスパーリングテストやモーリーテストなど、鍼灸学校在学中にも学びますが、教科書通りに実施すると、検査法で悪化させてしまうこともあるとのことで、臨床で実施する際の注意点も教わりながら、各検査法を参加者同志で練習。

仰臥位、横臥位で触れる場所が変わってくるので、実際に鍼を打つ際のポイントも実技を交えながら教えて頂きました。

また、一言に「痛み」と言っても性質があるので、コリなのか?しびれる感じなのか?(ズーズーするのか?)関節を動かした時に出るのか?動作によって憎悪しないのか?等、どんな痛みなのかをしっかり患者さんに問診することで、筋肉痛、神経痛、関節痛、内臓痛などおおまかに判別していく方法を表を交えながら説明して頂きました。

問診で聞くべきこと、検査法のやり方、検査所見など、最初は沢山あって混乱してしまいますが、これも慣れだと思うので、今回のポイントを踏まえて、地道に練習していこうと思います。

 

さて、次回の「初伝フォローアップ講座」は、7月15日(日)10時〜七倉会館です。テーマは「肩関節痛」です。

文責:堀麻里

| 初伝フォローアップ講座 | 23:50 | - | -
6月 関西支部研修会

610日(日)大阪府高槻市芥川東部会館にて関西支部研修会が行われました。

 

 

10:00 自由稽古・四部録基礎講座(石部先生)

各自で自主稽古をします。同時刻に初学者の方向けに四部録基礎講座(経絡流注講義)も開催されております。

 


11:00 腹診

腹診の稽古です。モデル患者のその日の主訴を聞き、腹の状態と照らし合わせてみます。


12:10 『傷寒論真髄』の講義(村田先生)

今回は212章から220章の和訓を読み「大承気湯証」「小承気湯証」「白虎湯証」について解説してくださいました。


 

13:10 昼食

玄米粥と参加者が持ち寄ったおかずでランチタイム。

 


14:00 基本の型・チェックシート

いやしの道の基本の型の稽古をします。


 

15:00『疾医の鍼』の講義(玉水先生)

 

「疾医」とは吉益東洞が中国の古典からとったもので、簡単にいえば理屈ではなく直接手で触れたり、目で見たり、感じたりするもので治療する医者のこと。

 

いやしの道協会では疾医の鍼を目指し、その為に四部録や基本の型がある、という事を資料を交えて講義して下さいました。

 

 

 


16:10 丹田呼吸と身体づくり

 

 

 

今月の漢方

 


16:40 治療と課題の発見

参加者同士で治療をし、指導者の先生からアドバイスをいただきます。

 


17:40 振り返りの会

皆で今日の研修を振り返って気になった点や、勉強になった点、反省点などを話し合いました。

 

文責 山本

 

 

| ◇関西支部 | 19:16 | - | -
6月湘南研修会

紫陽花のきれいな6月、今年も半分過ぎようとしています。

6月14日木曜日平塚市民センターにて湘南研修会が行われました。

1・調和息

腹式、逆腹式呼吸

横になり、お腹に物を載せて、腹式、逆腹式呼吸です。

手を合わせ気の操作

2・実技

モデルさんの治療をしていきます。

主訴:両小指の関節の痛み

現病歴:かなり前にどちらかの指を打撲した。片方の打撲であったが、両方の小指が痛む。自発痛はなく、運動痛。

朝方、手の強張りあり。口渇少しあり。小便不利は

腹診:それぞれホワイトボードに書いてみました。

邪を感じるところはどこか、どこの毒が問題なのか。どうして小指に痛みがあるのか?

これをふまえて治療していきます。

ー蠅飽く 

この時生きたツボがどこにでているか?

今日は、全員でツボを探してみました。

選ぶツボはそれぞれでしたが、そこで効果が出せればよいのですね。

胸の熱をさばく

壇中の辺りの圧痛点から邪を抜きます。

お腹の邪に対して(腹診でこれがわからないと治療になりません)

これは暴れてはいなので、しっかり抜きます。

圧痛のあるところに鍼をします。ここもしっかり邪を抜きます。

ゾ指の関節

どこが痛むか、ピンポイントで探し、そこに少し置鍼します。

首の散鍼をして終了。

今の時期は、この様に関節の痛みを訴える方が多いので、この治療はとても勉強になりました。

〇本日のモグモグタイム

3・切脈一葦  木村先生

p447

4・傷寒論真髄 海野先生

386章 霍乱、頭痛、発熱、身疼痛、熱多欲飲水者、五苓散主之、寒多不用水者、理中丸主之。

霍乱→陽証・・・五苓散

  →陰証・・・理中丸(人参湯)

五苓散のイメージ

身体の表面には熱気があり、身体の中には水毒がある。どこかに熱がある、寒はない?

五苓散を使う時のポイントは、口渇と小便不利

『鍼道発秘』小便より

小便繁き・・・気海、石門を深く刺して留める。

       深く刺して留めるのは寒の手法。

       お腹が冷えて、小便が多い場合と、膀胱炎などで炎症があり小便が多くなることがあります。

       という事は寒なのか?熱なのか?続きは来月です。

 

来月は7月12日(木)13時30分より平塚市民センター3階和室にて。

少人数ですが、細かいところまで質問ができ、何故そうなのか、どうしたらよいのか、など

自分の疑問に思うところを勉強することができます。

どうぞ奮ってご参加ください。

 

文責:牛尾    

| ◇湘南研修会 | 16:25 | - | -
5月 東洋医学と養生の会
5月27日(日)、京都の『心耳庵』にて、東洋医学と養生の会が行われました。

(心耳庵そばにある、上賀茂神社の摂社の大田神社)


・養生会前)傷寒論真髄」の素読
小倉先生
素読の後、原文と模式図を書写。
写すのに難しい漢字にじっくり目をこらしていると、文字を読むだけでは気づかない内容が見えてきます。





第一部)養生のお話
村田先生






貝原益軒『養生訓』より【体を動かす】

心は出来るだけ静かに、体は出来るだけ動かすが良い、と始まります。
飲食を滞らせる事が病の最大の原因と考えた江戸時代の養生の基本は、食後はじっとせず、せいぜい数分で良いので少しの運動する事、と。
また、それぞれの職業で出来る事、それぞれの立場で出来る事、いかにして忙しい日常の中に体を動かすタイミングを見出すかを示されている内容から、江戸時代の風景が浮かんできました。
昔に比べ現代はすっかり便利になり、生活は一変していますが、人間の体は同じです。
人々の基本的な悩みや困り事なども、たいして変わらない様な気がしてきます。


具体的に書かれた方法を皆で体験しました。
体を曲げたり伸ばしたり、撫でなり摩ったり、気持ちよく気血が巡る感覚を感じながら行ないました。


第ニ部)気功
玉水先生
大田神社の裏山へ各自のペースで登りました。
樹々や大地の気に溢れた丘陵での気功は、格別です。




掛けて頂く言葉に合わせ、呼吸に意識を向け、脊柱の一つ一つの関節に意識を向け、感じることに集中していると、頭が空っぽに、心と体が軽くなっていきます。


沢山の気をしっかり丹田に収められ、余分な力の抜けて心地良い気分で、また各自のペースで下山しました。


第三部)治療体験
一般の参加者の方に鍼灸治療をさせて頂きました。
鍼灸師同士の練習ではないので緊張がありますが、指導者の先生が近くに居て下さる安心感があります。
しかし、やはり必死で素の自分が出ます。
気づかなかったクセもたくさん見つけて頂き、指導して頂けました。
治療後、鍼灸師だけで集まる反省会では、今起こった問題点を、すぐに聞いて頂けて言葉を頂けます。

実際の治療の現場で学ぶ事ができるのも、この場で治療を受けて下さる方あってこそ、有難いです。


(夕暮れ時の上賀茂神社)



次回は、
6月24日(第四日曜日)心耳庵にて、開催予定です。
(文責:田原)

(上賀茂神社東側「社家」の町並み)
| 東洋医学と養生の会 | 15:10 | - | -
5月杉山真伝流勉強会

『杉山真伝流』勉強会 第151回 平成30519

              講師 大浦慈観先生

◆◆◆シリーズ:『杉山流三部書』から(10)◆◆◆

今回のテーマ:『療治大概書』(水腫・脹満・積聚)

『十四管術』より(内調管・遠覚管)

現在学んでいる「療治大概書」は杉山和一検校が京都在住の折「砭寿軒」よりこの書を

譲られ江戸に戻り鍼灸教育の塾を開くにあたりテキストとするため病名や穴名を漢字に

変えて編纂し直したものです。31期も引き続き「療治大概書」を学びます。

30616日より第31期開講 指導:大浦慈観先生

◆日時:毎月第3土曜日。PM5:00800

◆場所:(上野)七倉会館2階 (台東区池之端2547 七倉神社境内)

    地下鉄千代田線・根津駅南口下車、徒歩2分。

    JR上野駅・公園口下車、徒歩15分。

◆会費:3000円(但し、5回前納の場合は10000円)

◆主催:日本古医道研究所/主催:いやしの道協会

水腫 総身腫れての書き出しは全身に及んでいる水腫をいっているので時として重篤な

内臓からきている浮腫もあり、心性、腎性、肝性水腫(肝硬変がひどくなると)や栄養

不良の水腫などの疾患を含んでいる。実証の多くは外邪の侵入により肺が不調で汗を

かいて水分を巡らせられず、三焦の決続力がなくなり膀胱の気化が失調しておこる。

従って停滞している水を通利させ、入り込んだ風邪をどこかに散らせてしまう。肺の機能

を元気付ける。虚証は脾腎の陽虚(冷えてしまっている)により水湿を運化出来なくなって

いる腎を温め、脾を健やかに陽気を巡らす。ここでは慢性的な虚証の、脾腎の虚を考えた

方が良い。重篤な患者さんは治療院にはあまり来ませんが、このような患者さんは来ます。

心性浮腫の人です。心臓の機能が低下しているので左の肩甲骨周辺は異様に張っているので

緩め、基本的には心の働きを助けるため季肋部も緩めたり、手足の浮腫も出てくると多くは

膝の屈伸が出来なくなったりするので日常生活がしやすいようにしてやる。但し気を付ける

ことは、急に浮腫みを体幹部に押しあげない。心臓に負荷がかかり危険なこともあるので

注意が必要。肝硬変で昔は水を抜いたが極端に弱る。お腹がパンパンに張り邪熱に苦しんで

いるので、横隔膜や頸肩など接触鍼で楽にしてやるか、糸状灸をしても良い。また以上の

ようなことでなく、もっと体調不良からの脾腎の虚と言っても良いが水腫が出てきている

ことを考えると療治大概書では脾虚と書いている。脾が虚し水を運ぶことが出来なく、

皮膚の方に溢れてきて洩れて腫れる。中心的には脾と尿で出す腎の二つを助けると良く

なる。冬冷えると浮腫みが気になる。温める工夫をして解消する。大事なことは腎とか腰

ばかり考えないでお腹中の治療である。腸で水分を吸収始めると急に巡りだす。水分穴・

気海を使うと良い。本では水分・気海・百会・上脘・三陰交・足三里

穴の使い方で百会の使い方にどんな作用があるか、どんなタイミングで使うか、会場からは

知熱灸をよく使う。水の動きの失敗が無いように足の方からスタートさせ水分穴へそれから

腰を使う。またリンパの腫れや帝王切開の人への治療の仕方の質問があった。

脹満基本的にはガスのことを言っている。実満とは食べた物や便や瘀血など中身が物とし

いっぱい詰まっている状態をいう。虚満は押すと力なくぼよぼよしてガスが張っているよう

な状態なので腹脹と同じである。腹脹とか腹満蠕動運動が弱りあちこちでガスが張っている。

気海、足三里、三陰交、上脘、中脘 ガスが張っている状態で穴を使う。

ガスは「げっぷ」で出すか、「おなら」で出すかであるが浅めにやればよい。腸管内に

たまっているようなのは消化管の筋緊張があるので腹直筋ならそのガスの張っている

ところに突っ張りがでるので鍼をしてお灸をする。 

消化管の外にガスがある人もいる。消化管が弱ると張ったままで「げっぷ」や「おなら」

で出せずそのまま残ると体液に溶け込み、消化管の外側に行き腹腔内に風船のように張り

横隔膜を突き上げるように膨らむガスは動きだすと良い。お腹の張っている人は脊柱

起立筋も張っているので膈兪、肝兪あたりを緩めると噴門部も緩みガスが動く。逆流性

食道炎の人も大体胃下垂で噴門部の締まりがなくじりじりとしていてガスが張る人が

いる心窩部の邪熱を抜き少し深めに鍼をして膈兪肝兪も緩める。会場より2000年

腹腔内遊離ガス「気腹症」として消化管外にあるガスのことが証明されている。

積聚 五積定まるところあり(塊がある)六聚は定まるところも形もない(ガス)

陰は物 陽は発散して散らばるもの(陽の男はふわふわしていてよい?男性は浮気して

ふわふわしていくもの)会場の女性から一声にブーイング。(大笑い)撤回します。

でまた大笑。難経56難は臍を中心にして書かれている。

脾気の積は胃を中心に考えている。心積の伏梁は臍の上の横隔膜下が詰まっている。

肝臓の悪い人は右横隔膜下に積が硬くなり出たり少し調子が良いとま引っ込んだりする。

下降結腸からS状結腸に(鼠径部)瘀血の塊 これが足の内転筋の方まで攣り痛ませて

股関節痛まで起こしている。更年期以降起きてくることが多いので肝という見方もある。

脾の積は胃痙攣をおこすと塊が出来て苦しい。また臍回りのが硬くなる人、

水毒や瘀血が絡んでいる。冷たい塊になっている。この塊は消えにくい。くよくよ思う

性格的なこともありむずかしい。鍼と灸が良い。右お腹の積で右顔面麻痺の例 を聞く。

鍼道発秘講義書かれているが、いきなり積を刺すことは良くない。腹痛になり失敗する

ことあり。胃であれば先に三里を緩めるか背中を緩めたら積を刺す。足が冷えて

下腹部が攣って絞るように痛くなるのを奔豚という。暖めることが一番である。

江戸時代にはよく聞いた病。今は暖房があるのであまり聞かない。

端座流  喉の渇きの針(糖尿病) 小児のよつはりの針(夜尿症) とぎゃくをとむる針

次回は6月16日  (市川友理)

| 杉山真伝流勉強会 | 02:24 | - | -
5月東京接心会

☆5月26日(土)駒込勝林寺さんにて、東京接心会が、行われました。

まだ5月というのに、勝林寺さんではもう蓮の花がつぼみをつけていました。

 

でも本当は紫陽花の季節です。

 

〇実技と稽古

〇講義

1・風邪症候群の症例  朽名先生

 37歳の女性 8か月の乳児あり。

 週1回のペースで耳鳴りと産後の虚証の回復を主訴として来院していた。

 4月末、夫の風邪がうつり、40度の発熱と喉の痛みあり、救急外来を受診。

 点滴と抗生物質を処方されるが、授乳中のため内服せず、鍼灸の往診の要請をする。

 往診まで、漢方薬は、麻黄湯を1回に3袋の服用をアドバイス、内服後一端熱が上がるが翌日の

 往診時には、熱は下がっていた。喉の痛み、口渇、痰、咳あり。鍼灸治療。麻黄湯継続。

 翌日に再度往診、解熱していたが、咽の痛み、口渇、痰、咳はまだあり。麻黄湯をやめて、五虎湯をアドバイス。

 太陽病から少陽病へと経過し、初発から12日後に来院した時は、口渇無し、咽の痛みなし、難聴、咳と痰ありの状態。

 柴朴湯をアドバイス。主訴が耳鳴りであったことから、熱が耳に入っていくことを考え、耳回りの治療をした。

 19日後の来院時は、難聴はなし。(右耳から耳垂れが出た)柴朴湯継続。

 

2・『原初生命体としての人間』からの講義  山野先生

本の説明とイントロダクション

「体操は自分でやるマッサージ、マッサージは人にやってもらう体操」

・・・体操がからだの動きにおいて、筋肉と骨格(いわゆる運動器)によって起こる外側に現れた大雑把な形の変化のみ注意を

向けるのはおかしなことなのである。すなわち、人間の動きを問題にするときは、中身の状態こそ問題にすべきなのである。

・・・骨や筋肉の内部の微細な変化や、複雑でダイナミックな内臓の動き(脳の中身ももちろん内臓である)、神秘的で具体的でもある体液(血液、組織液、涙…)や体気(呼吸気・皮膚呼吸・発汗・げっぷ・おなら…)の変化・流動にこそ着眼しなければならない。それこそ人間の動きにとって本質的なものというべきであろう。・・・

野口晴哉先生、橋本敬三先生、増永静人先生たちは、言葉を変えて同じことを言っているのではないか。

観風先生とも同じである。

本題1:人間の体の捉え方

「生きている人間のからだ、それは皮膚という生きた袋の中に、液体的なものがいっぱい入っていて、その中に骨も内臓もうかんでいるのだ」

実技:二人組になって相手の足を持ちゆらしてみる。p−12

 

革袋の中の状態を変化させる。中が変化してその形が外へ現れる。

 

本題2:生きものはもともと眠っているときのほうが基本状態ではないのか

全身を次のようなイメージで感じとる方がよい場合も多い。

「全身が一本のまるい柔らかい管のようで、たてに太い・まるい空気の柱(真空の柱)が空いていて、

その中の圧力が自由に変化する・・・」

 

本題3:何かそこにある「もの」が主体ではなく、「こと」が主体であり存在である。p−81.82

  *卵をたてる  

卵が倒れずにたっていることは、坐禅の時の坐り方である。

ぶらあがり、ぶらさがり・・・

 

〇坐禅:本堂に移動し坐りました。

 坐禅後、般若心経を唱和しました。

 

〇次回は、6月23日(土)17:30より

 

文責:牛尾

| 東京接心 | 17:47 | - | -
5月 福岡の勉強会

5月 福岡の勉強会

 

---(今日の内容とメモ)-------------------

1、静座法

2、緑内障の治療について 養母

・緑内障発生のメカニズム

・緑内障の灸法


3、古典読解 通玄指要賦 河原

◇治法の実際について 

甲乙経などを参考にしながら位置と取穴法を再確認します。

・気の上衝―太白

・水道を開通(利水)―陰陵泉

・腹脹―内庭

・筋転而痛―承山

・脚腕痛―崑崙

・股膝痛―陰市

 

4、実技稽古

 

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文責:河原燈観

| ◇福岡の勉強会 | 13:43 | - | -
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