いやしの道協会ブログ

いやしの道協会の最新情報をお届けします。

※当ホームページ、ブログに掲載する画像・文章の無断転載、転用はご遠慮ください。
3月 東洋医学と養生の会

3月26日(日)、京都の栖賢寺にて「東洋医学と養生の会」スペシャル編が開催されました。

 

鍼灸師6名。一般2名。

 

1)午前の部

午前10時に集まり、和尚様からまず坐禅についてご説明いただきました。

 

「無心になることが坐禅の目的ではありません」

「続けていくと、念が湧いてこない状態になるときもある、というだけです」

「耳を澄ましてください」

「電車の音、ストーブの音、鳥の鳴き声、色々聞こえます」

「しかし、何の音か分からなくても私達にはすべて聞こえている」

「もともと全てありのままに受け入れているのです」

「坐禅というのは人生のなかで最もリラックスしていい時間だと思ってみてください」

「赤ちゃんに還るのです」

 

これまで抱いていた「坐禅」のイメージと違っていて面食らった人。

何の話をしているのかピンと来なかった人。

結局坐ってみてやっぱり「坐禅」は難しいと感じた人。

 

色々おられたことでしょう。

暖房のない堂内での坐禅はまだ寒く、いささか身体にこたえました。

 

そのあと、経行。

一息半歩で歩きます。

 

「一歩一歩、本来の場所に帰り着いているのです」

「その一歩一歩を味わってください」

 

一体どこに帰り着いているんだ! と思った方もおられるでしょう。

 

それから、作務。

皆で草むしりをしました。

 

2)午後の部

堂内で昼食。

和尚様の用意してくださったお茶と茶菓子もいただきました。

 

食事を軽く済ませて、少しだけお勉強。

貝原益軒『養生訓』より、飲食に関わるところを抜粋して輪読しました。

 

体質に応じた米の炊き方がある、という記述が特に興味深かったです。

 

「たきぼし」(いわゆる普通のお米の炊き方)は、身体の丈夫な人むけ。

「ふたたびいい」(一度炊いて冷めたご飯を、もう一度炊きなおす)は、お腹に食べたものが滞っている人むけ。

「ゆとりいい」(お米を炊いて、沸騰したところでお米を取り出し、そのお米を蒸す)は、胃腸の弱い人むけ。

 

皆さん、ぜひ試してみてください。

 

それから外で少しだけ気功を。

お寺の庭は空気が澄んでいます。

最後に治療を行いました。

一般の方の治療。鍼灸師同士の稽古。

小さな気づきを大切に。

普段の臨床・試行錯誤の繰り返しの中で、熟していって、

気づきまであとほんの一押し、という所まで行っていたことだけが、

ちょっとしたきっかけで「あ、こういうことかも」と分かるのだと思います。

 

来月はお休み。

次回は5月28日(日)に開催予定です。

 

(文責:村田)

| 東洋医学と養生の会 | 00:11 | - | -
3月 福岡の勉強会

**名称が「福岡の勉強会」に変わりました。

 

---(今日の内容とメモ)-------------------

1、静座法

2、禿髪​の灸法について 養母

・禿髪発生のメカニズム

・禿髪に使われる薬方

・禿髪の養生法

・禿髪の灸法


3、鍼灸失伝論 徐霊胎

今月は清代の医家である徐霊胎の『医学源流論』を読みました。

宋代以降、哲学思想を医学に運用する傾向が強まるなか、

漢唐医学への復古運動を展開した人物の代表格の一人に、徐霊胎がいます。

 

当時の鍼灸の一体、何がどのように失伝してしまっていたのか。

その指摘には、現代にも通じるところがありました。

 

**訓読文は全文、資料として誠花堂HPにUPしています。

必要な方はご閲覧ください。ご意見、お待ちしています。鍼灸失伝論

 

4、実技稽古

 

 

 

------------------------------

 

【後記】来月は関西研修会に合流するためお休みです。

 

 

次回は5/28日です。文責:河原燈観

| 九州の勉強会 | 16:43 | - | -
3月杉山真伝流勉強会

杉山真伝流』勉強会 第137回 平成29318

              講師 大浦慈観先生

◆◆◆シリーズ:田中知新流と杉山真伝流(23)◆◆◆

今回のテーマ:「五蘊抄」南(五淋)了鍼術・漣漏術

このころの淋病は性病だけでなくたくさんの病症の総称です。

それを理解するために、まずは五淋について学びました。

五淋とは石淋・気淋・膏淋・労淋・熱淋のことを指します。

漢方用語大辞典から文章を紹介していただきましたが、よくイメージがわきません。

そこで、大浦先生がさらにわかりやすく解説をしていただきました。
病症の軽い順から、気淋とは神経性のもの・機能失調。石淋とは、結石。

血淋とは、結石や尿路感染、癌を含む血尿をともなうもの。膏淋は、

膿が出たりする感染症。労淋とは、病気が進み、慢性腎不全のような状態に

陥っていること、と解説をしていただきました。この方が、イメージしやすいですね。

病症のイメージができるかどうかで、治療方針が変わるので、ここはとても大事です。

各病症をみても、下腹の経穴と、下肢、背中と使っている経穴は似ています。

けれども、身体の中で何が起きているのかを把握することで、どの経穴に、

どんな意味で鍼をするのかが変わってきます。膀胱炎のように、もともと冷えが

原因のものは、邪熱を抜いた後には補う鍼をしたり、灸をする必要があります。
田中知新流に合わせて引き合いに出した、『杉山真伝流』中之巻第三より

血淋の治験例が、とてもおもしろい内容になっています。

血淋による痛みのため、気を失った患者に気付けの鍼をし、痛みを緩和・寛解させて

いく様子が書かれています。お手元に大浦先生の書いた『杉山真伝流 臨床指南』

をお持ちの方は、一読してみて下さい。
『端座流当流鍼書』の解読では、「針脈之事」「むねのわるき時の針」「痔のはり」

を読んでいきました。あまり初診では言ってきませんが、患者さんと信頼関係が

できると、痔の相談を受けることがあります。痔の施術には、骨盤の鬱血を

とるためにどうするのか、またお腹の施術をしっかりと行って、

門脈へ行く血行の改善が大事なんだと、大浦先生からアドバイスがありました。

今回の杉山真伝流のデモンストレーションは、「二十五術」から、了鍼術・漣漏術です。
了鍼術は、「随鍼術」のように呼吸に合わせて行う補法の針。デモでお腹を

貸していただいた聴講生の方によると、鍼の後、おなかが温かく感じられたそうです。
漣漏術は、交ショ管術のように管を用いて、鍼の周囲を振動させ、

得気を促したり、拘攣を緩める術です。

今回の講座には、遠くはカナダや広島からの受講生がいらっしゃいました。
会の後の食事会でも、大いに情報交換で盛り上がったようですよ。

次回は4月15日(土)です。

(林弘観)

平成29年3月19日杉山真伝流基本となる18術の臨床応用

杉山和一記念館開設記念学術講習会

診断から治療への一連の重要事項として脈診、舌診、腹診で何を

把握するか?を受講者に考え答えてもらい、実際にお互いに確認し

体全体の病態把握をする練習をし、また治療効果を出すための手技

雀啄術、両行術、熱行術、髄鍼術、爻ショ管術を実践しました。

分かりやすく良かったと好評でした。(市川友理)

 

 

| 杉山真伝流勉強会 | 23:54 | - | -
3月東京月例会

1.静坐

 

 
坐禅(静座)。当会の特徴的な部分のひとつ。肚を作る=治療家の体を作ること。

入門講座からの入会者が増えて会場がいっぱいに(^^)v

  

 

2.講話  舩坂樹観先生

 

 

[中庸]について

 

まずは、中庸の背景について。

四書五経のひとつ。四書は論語・孟子・中庸・大学、五経は易経・詩経・書経・春秋・礼記。

礼記にあった中庸と大学を朱子が編纂し、今の形に。科挙の必修科目だった。

禅僧の白隠慧鶴が若い頃、禅病(ノイローゼや肺患)を患った際、京都の白幽子の元で

「内観法」を授かり癒えた。その白幽子の机に「老子」「金剛経」「中庸」があったそう。

 

その「中庸」の意味を考えてみます。

「中」はバランスの意味がある。止まっているのではなくシーソーのように

微妙に揺らいでいる。

陰陽は物質的なものだけでなく動作も含まれる。

また、「当たる」意味もある。的に当たる、湯液が当たる(証に合う)、中毒(毒にあたる)など

水の波紋のように偏らず、よどまないきれいなエネルギーをいう。

「庸」は凡庸、当たり前、常にいい成績をキープしていること。

 

「中庸」について朱子が書いたことを舩坂先生が自身の経験を交えながら

解説してくださりました。

 

 

労うつもりで送った贈り物に対して、相手は見返りのような行動をとってきた話。

自分が純粋に労いたくてしたのか、得をしたいがためにしたのか?だんだんわからなくなってきた例。

自分たちに例えると、患者さんに優しく接することも、本当に憐れんでしていることなのか?

次にまた来院して欲しいがためなのか?

一つの事に対して真反対(理想と現実、メリット、デメリットなど)の意味を持つことがあるが、

どう問題なのか、ちゃんと見るということが「中」なのだそうです。

他にも舩坂先生が徒歩での日本一周の旅の途中で足を怪我しても「中」をとって無事に旅を終えられた話、

「観風先生に僧になりなさい」と言われ「鍼灸師」としての立場の間で揺れ動いた話などを例えに

「中庸」が語られました。

 

 他にも「命」や「道」の解説を加えながらお話しくださり、古典の奥深さを痛感した講義となりました。

 

 

3・症例検討会 牛尾宣子先生

 

 

「右顔面けいれんの鍼灸治療」

 

 このモデルさんとなった女性は牛尾先生が初めて鍼灸治療をした患者さんとのことで

3年間の長きにわたり、いろんな経過を経ながら学ぶことも多く、また治療へのアドバイスも

いただきたく症例として取り上げたそう。

 

 初診日 平成26年6月6日

 患者 72歳 女性 中肉中背 お寺の奥さん 心配症

 主訴 右顔面けいれん(眼瞼がけいれん(おさまっていることがない)し口角がひきつれる)

 

 平成20年ごろより多忙やストレスがたまるとけいれんが起こっていた。

 内科、心療内科受診するが改善みられず。

 平成22年脳外科受診。ボトックス注射7,8回受けるが改善せず。

 平成25年4月 神経減圧術手術するが改善みられず3か月ごとにボトックス注射を受けている。

 

 既往歴 右乳がん(49歳時 乳房全摘)高脂血症 高血圧 心臓弁膜症

 診察所見 【脈】 沈脈、右関脈弱。両尺ほとんどふれず。

      【舌】 舌尖紅 薄白苔 湿潤 歯根あり

      【腹診】胸熱 心下痞硬 右下肋部張り 腹部全体に冷えとガス 右胸鎖乳突筋のスジバリ

          右耳の後ろ手術創上に熱感 

      【背診】右側首から背中にスジバリ 右肩甲間部圧痛

      

       手足の冷え自覚的他覚的にもなし。飲酒喫煙(−)。長時間入浴不可。睡眠薬服用。口角ひきつれイライラ。  

 

 

 診断 腹部に水毒あり冷えてガスが発生。下腹部に力がないので邪の上衝がおこり

    けいれんが起きている。虚証。第四段階。

 

 治療方針 腹部の冷えの改善。右側の気血の巡りを良くする。

 

 治療 基本の型にて。

    両手に引く。胸の散鍼。右下腹、関元、中脘に単刺、灸。両下肢に鍼。

    背部、圧痛部に単刺、志室をゆるめ灸。首スジバリに鍼と点灸。

    右顔面、頭部に散鍼。右手に引き鍼。

    ※術後けいれんはおさまるが長続きせず。2週間に一回ペースで治療。

 

 経過

    27年度(35診)

    腹部の冷えは下腹部のみとなり改善はみられるものの、邪の上衝は変わらず。

    顔面への置鍼を加え、脾、胃経の下肢流中にそって数か所に単刺を追加。

    けいれんがおさまる時間が少しずつのびてきた。

 

    28年度(55診)

    ボトックス注射の神経伝達疎外作用により右目の開眼できず、目を開けようとすると

    口角がひどくひきつる。

    置鍼をやめて目の周囲、四白、巨髎、地倉、聴会、翳風などに刺鍼。響かす。

    下肢に強く引く。

    けいれんおさまり、目があくが長続きせず。 

 

 考察

   初年度は治療のポイントもわかり、置鍼や基本の型の逆をやってみたり工夫したが、効果はよくなかった。

   27年度はボトックス注射との兼ね合いで刺鍼への迷いがあり、上衝の抑制のため下肢への刺鍼、引き針など試すも

   効果は今ひとつ。

   28年度、ボトックスの影響で開眼できない右目周囲にしっかり鍼をうち響かすことで開眼し、良い効果を出せた。

   注射の副作用とけいれんとを捉え違いをしている患者の病識を正し、注射をやめたことが効果の向上につながった。

   最近では、けいれんは減少し、患者自身が納得できるようになってきた。

 

 初学者からの積極的な水毒への質問や、病気のメカニズムの確認、身体状況に適切な刺法がなされていたか、

 乳癌手術創の影響等、質問、討論は活気があり、有意義な討論会となりました。

   

 
 

 

 

4・実技稽古
 会場は熱気ムンムンです。暑いんじゃなくて参加者の熱意で。。

 

 

その他

 

 広島からいらしてくださった乙重先生が中伝終了試験を突破されて指導者になられました!!

 おめでとうございます!号は【潭観】だそうです。関西支部がますます安泰になりました。。

 感動してたら、お写真撮るのを忘れてしまいました(^^;すみません。

 

こぶしの花も満開です。

こぶし=辛夷(しんい)漢方薬には開花する前の蕾を使用します。

鎮痛、鎮静作用があります。

身近な所に漢方薬ってあるんですね。

 

(文責 伊籐)

 

 

 

| 例会 | 23:45 | - | -
3月関西支部研修会

3月12(日)大阪高槻市芥川東部会館にて関西支部研修会が行われました。

 

講義「傷寒論真髄」(村田先生)

 

傷寒論の条文のほとんどに発病後にどのような経過を経て現在に至ったのかが記されています。これらを学び様々な変転のパターンを知っておくことは生命状態をとらえるにあたって重要な指針となります。

 

首肩背中の上のほうに邪熱があってお腹に暴れている毒があるというときにどういう治療を組み立てるのか

 

表位である首肩背中の症状と裏位であるお腹の症状とどちらが緊急性が高いのか低いのかいろんなパターンがあるがその時に役に立つのが「先表後裏」「先急後緩」という考え方

 

先表後裏とは先に「表」を治療しその後に「裏」を治療すると言う原則である。相対的に陽位から治療を始め、その後に陰位を治療する。陽病を治療する際には、これに従うことが基本となる。

 

先急後緩とは先に「急」を治療し、その後に「緩」を治療するという原則である。「急」とは急性という意味でもあり、また急いで治療を施さなければならないという意味でもある。「緩」とは慢性化した病症、あるいは体内の沈静化している毒などと理解すればよい。古い病症より、新しい病症から治療するという意味でもある。

 

例えば糖尿病を基礎疾患として持ってる人が寝違えを訴えて来院した時などは寝違えの治療を優先する、寝違えが良くなってから糖尿病の治療をする。

風邪のひきはじめだけと腰痛を主訴として来られた患者さんにがっつりと腰痛治療をして後で風邪を悪化させたことがある

そういう時は風邪の治療をしっかりして腰の治療は軽めにする。

 

腹診の実技稽古

 

 

 

皆で腹診の稽古、患者役として触れられるのも勉強になります。強すぎず弱すぎず、丁度良い触診を心がけます。

いやしの道協会では腹診を重視していますのでみっちり稽古します。

 

昼食

 

石部先生が作って下さった「粕汁うどん」。

酒粕の効果なのか顔が熱くなって来たって人もちらほら。コショウをかけるとパスタっぽくなってこれまた美味しかったです。

 

 

石部先生ごちそうさまでした。

 

 

鍼道発秘講義」(井上先生)

 

鍼道発秘講義の余論を解説して下さいました。

『全ての病症は内なる臓腑の虚から始まる。腹は生あるの本。』

いやしの道協会ではお腹の毒をみて治療するので腹診は大切である。お腹が元気になれば色んな病気は治るといっても良いくらいである。

手足に気をひいたり、比較的安全な横腹を刺した後に臓腑を傷らぬように浅く、軽く刺すべし。

邪が実して病症盛んなる所は気を遠くに引いたり、左右逆方向の虚するところに集めて陰陽調和をはかる。

 

『真理は論理や学説の上ではなく、生命と鍼との微妙なかかわり合いの中にだけ存在している』

色んな書物を読んでも結局は自分が鍼をしなければ何の経験にもならないし確固たるものができない。色んな経験をする中で、本には載っていない色んな事を身につけていくようにすること、修行して、勉強もして、人の体も触って、自分の生身の体で覚えていくことをしっかりとやることが大切である。

 

坐禅

 

心を落ち着けて坐ります。坐る事で五感が磨かれ集中力が高まります。

 

型稽古

いやしの道の基本の型を指導者の先生に受けていただき、型通り正確に出来ているかチェックしていただきます。

実践稽古

実際の臨床だと思い、その時の患者役の訴えを聞き、型にとらわれずに治療していく稽古をします。

 

今月の漢方薬 

白虎加人参湯

効能:のどの渇きとほてりのあるもの

 

 

 

文責:山本

 

 

 

 

| 関西支部 | 21:45 | - | -
3月湘南研修会
3月9日木曜日、松原公民館にて湘南研修会を行われました。


まだまだ吹く風は冷たいですが、爽やかに晴れて春らしい一日です。
平塚駅前に、河津桜が綺麗に咲いていました。




○調和息

身体を揺れ動かしながら呼吸して、気を整えます。
腹式呼吸→逆腹式呼吸








「スマホをお腹において…」と…。
今日は何をするのかな?と思いましたが、呼吸しながらお腹をしっかり膨らませたり凹ませたり、できているかの目視確認。

お腹の上にモノを置くと、しっかり動かそうという意識が働いて、いつもより大きくお腹を動かせて、しっかり腹式呼吸が出来ました。







お腹に置くのはスマホでも、ガラケーでも(^^)


○総稽古

モデル患者さん、今日はだいぶ調子が悪く辛そうな様子です。
今以上に具合悪くならない為、下手にやり過ぎない方が良い場所や方法、要注意点のコツも交えて、治療法を教わりました。

治療が終わると顔色は良く、いつもの様にキレの良い太極拳姿が見られ、ホッとしました。



○組稽古

それぞれの課題に向き合い、細かな指導を受けさせてもらえる組稽古。
組み決めは、一期一会のあみだくじで。

○ブレイクタイム

季節らしい桜色の麩菓子や、中華菓子、生姜糖、珍しい山査子のお菓子など盛り沢山(^-^)




○講義「切脈一葦」木村先生

邪正一源の項、続きを解説していただきました。



陽脈が変化して陰脈になるのに理由は一つではない…と言う事を例題とし、意味が分かっていない者が、ただ文字を読んでも、古人の表す深い意味合いを得ることはできない。
文字に、読まれるのと読むのは違う…
と、書かれています。







○講義「傷寒論真髄」海野先生

351章 手足厥冷、脈細欲絶者、当帰四逆湯主之。
352章 若其人、内有久寒者、宜当帰四逆加呉茱茰生姜湯主之。
を、解説して頂きました。


当帰四逆湯と当帰四逆加呉茱茰生姜湯の違いを様々な点から細かく比較。
(傷寒論真髄、医聖方格、類聚方広義、漢方古方用方解説より)

一言で違いを表すと、当帰四逆湯は表の寒冷であり、当帰四逆加呉茱茰生姜湯は表の寒冷と下部の寒冷の両方を持つ。

また、手足の冷えと言っても、手足厥逆、手足厥冷、手足厥寒と、表現される言葉もいろいろ。
冷え方や冷える場所は様々で原因も違うし状況も違う。そして湯液も違い、治療法も違う。

先ずはよく観察するのが大事、そしてその違いを学んで知っておかなければ、良い治療は出来ないんだ…と、改めて思いました。


次回は、353章354章です。



来月は4月13日木曜日16:00〜20:00、松原公民館にて行われます。
どうぞご参加下さいませ。

尚、5月より開催場所が変更になります。また次回ブログにてご案内致します。
(文責:田原)


(松原公民館に飾れていたお雛様)
| 湘南研修会 | 11:40 | - | -
2月 東京接心会

東京接心会2月

日時:平成29年2月25日PM17:30〜21:30

場所:新築された勝林寺 染井(駒込)本堂で開催されました。

 

 

 

【実技】
今回も前回と同じように一般の患者さんに来て頂き、本堂で治療が行われました。患者さんの主訴を聞き、身体を診ていき治療方針を立ていきます。

またペアになり、お互いに患者役と施術役になり、それぞれの課題に取り組むことで毎回新しい発見があります。

 

 

 

 

また、今日も「5人通し治療」が行われてました。
1人13分という治療時間で主訴を取り除くのには、的確な診断力と集中力が
必要だと感じました。
 

 

<姿勢の解剖学とデスクワーカーにすすめるセルフケア>

講師:山野先生

 

 

頭部を前方に突き出し、背中が丸まった姿勢は上部交差症候群という。

 

 

このような姿勢が長時間続けば、首や肩の慢性的な痛みや機能低下を招く恐れがある。また呼吸運動にも影響を及ぼす。


腰部下肢への影響として下部交差症候群が考えられる。

 

 

これらの症状を緩和させるセルフケアの資料を配布して頂きました。
患者さんへのアドヴァイスに活用していきたいと思います!

 

【講義】鍼道発秘の『青筋』について解説して頂きました。

    講師 : 朽名 宗観先生

 

<青筋>
早打肩狭心症の類。または脳卒中
\莎涕經砲遼 
穴所に関わらず、悪血が充血して青筋がみられる所から血を漏らす。
A畭埜を起こす患者の傾向として、実証タイプで上腹部が膨満し、下腹は虚し、脈は力がある。

 手の陰経:心胸部の気の鬱滞を開く。
 手の陽経:頭にまで昇った気を引き下げる。
 足の陰経:下焦の虚を補う。
 足の陽経:昇った気を下げる。
づ以◆Р湿任竜と中焦の邪毒・邪熱の双方に作用する。
   章門:臓腑の状態を正常に戻す。
   気海:下焦の虚を補う。

 

狭心症:冠動脈の血流不足

    徐々に圧迫される胸の痛みが特徴——胸脾。

    放散痛

 

〈心臓を守ろう〉
心臓ノイローゼ(神経症)は、現在はパニック障害といわれている。

 

パニック発作の診断基準
1動悸・心悸亢進、または心拍数の増加
2発汗
3身震いまたは震え
4息切れ感または息苦しさ
5窒息感
6胸痛または胸部の不快感
7めまい感、ふらつく感じ、頭が軽くなる感じ又は気が遠くなる感じ
8現実感消失または離人症状
9コントロールを失うことに対する、または気が狂うことに対する恐怖
10死ぬことに対する恐怖
11異常感覚(感覚麻痺またはうずき感)
12冷感または熱感

 

奔豚気の診断基準は気逆の診断基準と等しい
1腹部からの心下あるいは胸内への突き上げ感
2発作性の顔面紅潮
3発作性の上熱下寒
4動悸発作
5臍上または臍下の悸
6不安感、焦燥感
7発作性の頭痛、咽喉閉塞感、あるいは胸内苦悶感

 

*パニック障害の人に「茯苓桂枝甘草大棗湯」を服用した症例。
太陰病・虚証の薬方で冷えて虚している人に用いる。

 

*隠れ実証のパニック障害の人に「桃核承気湯」を服用した症例。
陽明病・実証のパターンに気付く必要性があるとの事。周辺は虚しているが部分的に実した瘀血があり、強い精神症状が出ている場合。
なるほど…

 

*奔豚発作による動悸・めまいに「苓桂朮甘湯」「桂枝加竜骨牡蛎湯」を服用した症例。
奔豚気は多くの例で驚愕や恐怖を強く覚える出来事を契機に発症する。

 

「柴胡加竜骨牡蛎湯」を服用した症例。
少陽病・中間証
胸強苦満があり、胸郭内の熱を裁かないと治らない。

更に傷寒論真髄の107章にある「柴胡加竜骨牡蛎湯」の薬方および腹証の解説をして頂きました。

 

【座禅】

 

講義の後、住職がいらっしゃり座禅を行いました。
今日も本堂には静寂の中、鐘の音が響き渡り、姿勢、呼吸、心を整えました。
また座禅中に警策を頂き、身も心も引き締まりました。

 

 

その後、住職と一緒に般若心経を唱えました。

 

 

次回は、3月25日に開催される予定です。皆様ぜひご参加下さい!
一緒に勉強しましょう  *・゜゚・*:.。..。.:*・’(*゚▽゚*)’・*:.。. .。.:*・゜゚・*
文責   堀田弘子

| 東京接心 | 20:28 | - | -
2月 東洋医学と養生の会

2月26日、京都の心耳庵にて、東洋医学と養生の会が開催されました。

 

当日は近所の上賀茂神社で横綱白鵬が土俵入りを見せるとのことで、

上賀茂神社は大変な人でした。

 

養生の会のメンバーも上賀茂神社に行きましたが、

実際に白鵬を垣間見れたのは一人だけ。

 

上賀茂神社から戻って、今日は鍼の稽古を先に行いました。

今の自分に何ができて、何ができないか、

できることを組み合わせて何とかこの場で治療効果が出せないか。

 

患者役の人の何気ない一言が様々な応用の可能性を秘めたヒントだったりします。

 

稽古の場はいつも、予想もしなかった創造的な可能性に満ちています。

 

 

次回(3月26日)は、養生の会はスペシャル編です。

場所は、京都から大原に抜ける道の入口あたりにある、栖賢寺(せいけんじ)。

住所: 京都市左京区上高野水車町20

 

スケジュール予定は下記の通り

10:00 お経、坐禅、経行(和尚様のご指導)

11:30 作務

12:30 昼食

13:00 養生の話、気功

14:00 稽古、治療

16:00 終了

 

鍼灸師以外の方の参加も大歓迎です。

 

(文責:村田)

 

| 東洋医学と養生の会 | 22:47 | - | -
2月杉山真伝流勉強会

『杉山真伝流』勉強会 第136回 平成29218

              講師 大浦慈観先生

◆◆◆シリーズ:田中知新流と杉山真伝流(22)◆◆◆

今回のテーマ:「五蘊抄」南(瀉痢・手足麻木)、亨竜術・遠通術

まずは、大浦先生から今で言う「下痢」の病症について解説がありました。

下痢は、泄瀉や痢疾として記載されていますが、病態が異なっています。

泄瀉は、脾腎陽虚のような状態と考えてよい。水様性のものが多く、

身体が虚弱であったり、冷えている状態のことと考えられます。

痢疾は、細菌やウイルスによるものであると考えてよい。さらに下血が

混じれば赤痢、混じらなければ白痢と呼ばれていました。

この病態を頭に入れて、読んでいくことになります。

「久息痢甚だ渋り痛を作す」には、気海・天枢

(甚だしき則は、右二穴に灸すること可なり)とあり、とあります。

「久息痢」とは「休息痢」とも書き、『漢方用語大辞典』では

「下痢をしばしば発し、また止まり、これがしばらく癒えないものをいう」

とあります。「瀉利」には、注があり「初発に刺すこと無用」とあります。

これは先に述べた痢疾の状態で、細菌・ウイルスは下痢を止めようとせず、

まず腸内から排出させてから止めることを目的としていたようです。

これは現代も同じです。大浦先生の体験では、鍼による刺激よりも、

こうしたときは灸の方がよく効くとの

ことでした。白痢には大腸兪、赤痢には小腸兪となっています。

これは五臓の表裏関係を表している。大腸は肺だから白。

小腸は心だから赤なのだろうとのこと。

ちょっと安易な気もしますが、どうでしょう?「麻木」や「痺」について、

田中知新流では上肢の症状なら上肢、下肢の症状なら下肢の配穴となっている。

上肢なら頚椎も忘れずに施術をすること、またシビレには鍼よりも灸がよく効く、

瘀血がからむときは指先より刺絡もよいと解説がありました。今回は、

お灸について考えさせられる回となりました。

『端座流当流鍼書』は「寸白の鍼」「こわり腹の鍼」の読解を行いました。

寸白とは、寄生虫のこと。当時は薬方だけでなく、鍼も用いていたようです。

真伝流のデモンストレーションでは、「二十五術」より亨竜術と遠通術を行いました。

亨竜術とは、雀啄と交ショ管を合わせた手技です。ここでいう竜とは、

深く潜んだ気をたとえています。江ノ島には竜が住むとされていて、

江ノ島で管鍼術を得たとする杉山検校に関わる術式には竜を用いる術名が

他にも見られます。遠通術は、上下の二穴に鍼をし、両手で捻る術です。

捻る向きを上下で合わすのか、反対に向けるのかコツがあります

経絡の上下に気を通すには単刺よりも早く、強く通るのが印象的でした。

次回は318()28期の開講となります。

5回前納をされる方は、お忘れなく。(林 弘観)

杉山真伝流勉強会28期

【開催日】3月18日(土)PM:5:00〜8:00

【会場】 東京都・七倉会館2階 (台東区池之端2-5-47七倉神社境内)

     地下鉄千代田線・根津駅南口下車、徒歩2分

     JR上野駅・公園口下車、徒歩15分

【内容】 講義:杉山真伝流中之巻と田中知新流、実技:真伝流「鍼法96術」。

【連絡先】大浦慈観

TEL:028-621-7893

E-mail:robounokusa@mbk.ocn.ne.jp

◆杉山和一記念館開設記念学術講習会

【開催日】3月19日(日)PM1:00〜4:00

【会場】 東京都・杉山和一記念館 1階多目的室(墨田区千歳1-8-2江島杉山神社境内)

【内容】 第6回講習会。大浦慈観:講義と実技「杉山真伝流 基本となる18術の解説

【受講料】一般4000円、学生2000円、顕彰会会員3000円

【連絡先】(公財)杉山検校遺徳顕彰会 TEL: 03-5337-7866(桜雲会・甲賀)

| 杉山真伝流勉強会 | 00:01 | - | -
2月フォローアップ講座

2月フォローアップ講座

 

暖かい日もあり、だんだん春が近づいてきています。

まず、お詫びを!

春めいてきたせいか、講座中の写真を撮り忘れました。

大変申し訳ありません・・・

今回は文章のみでお伝えしたいと思います。

 

フォローアップ講座、第2期も今回が5回目となります。

 

そこで今回は、通し稽古です。

2人組となり、基本の型を初心者は20分で、ベテランは10分で行います。

診断から治療まで通しで行います。

緊張します。

通しで時間を気にしながら行うのはとても大変です。

順番はあっているか・・腹診はできているか・・生きたツボは取れているか・・

ハリをここに打てばよいのか・・・引き鍼はできているか・・・

スムーズに行うのは大変です。

 

本当に何回も何回も繰り返すことが、大切なのだと気づかされます。

そして

皆さんが稽古しているのを、写真も撮らずに見入っていましたが、

いろんな発見がありました。

自分はここができていないな、ここはこうすると良いのか・・・など

それに気づけたことは良かったと思います。

 

後半は引き鍼です。

 

葦原英俊は員利鍼を用いて”通身貫徹” 全身に届かせていた、と

引き鍼における3つの要素 「ひびき」「気が至る」「気の感得」ひびきが大切!!

 

引き鍼における補瀉・・補になっているのか、瀉になっているのか・・・

うーん、難しいです。

 

フォローアップ講座は去年の4月に第1期がはじまり、

10月から第2期が、そしてこの4月からは第3期が始まります。

基本の型の稽古が主となります。

繰り返すことの大切さを知る、分かる稽古だと思います。

 

基本の型を稽古したい方は、いつからいらしていただいても大丈夫です。

思い立ったが吉日です。

一緒に稽古しましょう。

 

申し訳ありませんが、3月は稽古がありません。

4月16日10時からが第3期の稽古はじめです。

よろしくお願いいたします。

 

文責:牛尾

 

| フォローアップ講座 | 22:58 | - | -
CALENDAR
S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< March 2017 >>
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
LINKS
PROFILE